アメリカの新右翼 トランプを生み出した思想家たち
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2025年9月号掲載

アメリカの新右翼 トランプを生み出した思想家たち

今、アメリカで「新右翼」が頭をもたげつつある。従来の右派以上に、ナショナリズム、キリスト教的価値を重んじ、テクノロジーを積極的に受け入れる人たちだ。リベラルな価値観を批判する彼らは、社会をどう変えようとしているのか。アメリカ政治思想史の専門家が、トランプ政権の下、様変わりする右派の現状を読み解く。

著 者:井上弘貴 出版社:新潮社(新潮選書) 発行日:2025年6月
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新しいリベラル ――大規模調査から見えてきた「隠れた多数派」
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新しいリベラル ――大規模調査から見えてきた「隠れた多数派」

これまで「リベラル」は、外交・安全保障や憲法改正などを巡り、「保守」と対立してきた。だが今、重視する論点が変わりつつある。人々の成長、次世代への支援を望んでいるのだ。従来型ではない、「新しいリベラル」。社会で多数を占めるにもかかわらず、見落とされてきたこの層の実像を、大規模な社会調査から明らかにする。

著 者:橋本 努、金澤悠介 出版社:筑摩書房(ちくま新書) 発行日:2025年6月
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新しい階級社会 最新データが明かす〈格差拡大の果て〉
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新しい階級社会 最新データが明かす〈格差拡大の果て〉

「一億総中流」は、過去の話。日本はもはや、引き返せないまでに格差が広がった“新しい階級社会”だ! 日本の階級構造研究の第一人者が、今日の社会の実態を最新データに基づいて示した。非正規雇用で低賃金、結婚もできず社会的にも孤立…。そんな「アンダークラス」階級の存在など、危機的な現状を明らかにする。

著 者:橋本健二 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2025年6月
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となりの陰謀論
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2025年9月号掲載

となりの陰謀論

選挙で投票されたはずの票が消えた。欧米では大量の移民が、白人にとって代わろうとしている ―― 。近年、耳にすることが増えた陰謀論について、気鋭のメディア研究者が解説した。陰謀論はなぜ生まれるのか? 人はなぜ根拠のない話を信じるのか? 米国のトランプ大統領の事例などを引きつつ、社会を蝕む病の正体に迫る。

著 者:烏谷昌幸 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2025年6月
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テクノ専制とコモンへの道 民主主義の未来をひらく多元技術PLURALITY(プルラリティ)とは?
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テクノ専制とコモンへの道 民主主義の未来をひらく多元技術PLURALITY(プルラリティ)とは?

台湾の元デジタル大臣、オードリー・タンらが提唱する「デジタル民主主義」がもたらす未来を紹介。カギとなるのは、複数性や協働、デジタルなどを意味する「多元性(Plurality:プルラリティ)」だ。テクノロジーに支配されるのではなく、これを活用する。そうすれば、1人1人が自由に協働し自分の考えを存分に表明できる社会になるという。

著 者:李舜志 出版社:集英社(集英社新書) 発行日:2025年6月
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超新版 ティッピング・ポイント 世の中を動かす「裏の三原則」
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超新版 ティッピング・ポイント 世の中を動かす「裏の三原則」

マーケティングの口コミ理論を確立した名著が25年ぶりに生まれ変わった。小さな変化がウイルスのように広がり、やがて大きな流れに変わる「社会的伝染病」の原則を、時代に合わせ丸ごと書き直し! その場を覆う「空気感」、行動を意図的に操作する「ソーシャル・エンジニアリング」など、世の中を動かす仕組みが示される。

著 者:マルコム・グラッドウェル 出版社:飛鳥新社 発行日:2025年6月
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2025年8月号掲載

移動と階級

私たちの生活は、“移動”なしに成り立たない。社会は人・モノ・情報などが動くことで機能している。では、移動に、階級や居住地による“格差”があるとしたら? 社会学者が、独自の調査を基に実態を明らかにした。フードデリバリーから気候変動による移住まで、様々な問題を取り上げ、移動に伴う分断、不平等を考察する。

著 者:伊藤将人 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2025年5月
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2025年8月号掲載

新型インフレ 日本経済を蝕む「デフレ後遺症」

長年のデフレから脱却して、インフレに転じた日本経済。賃上げの報道も目にするが、生活の豊かさを実感している声はそう多く上がってこない。なぜか? 今のインフレは、通常とは異なる“歪なインフレ”だからだ。こう喝破するエコノミストが、物価、賃金、金利の関係が複雑に絡み合った、「新型インフレ」の正体を解き明かす。

著 者:永濱利廣 出版社:朝日新聞出版(朝日新書) 発行日:2025年5月
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2025年8月号掲載

アルゴリズム・AIを疑う 誰がブラックボックスをつくるのか

SNSや検索エンジンなど、あらゆるメディアで情報の選別に関わっている「アルゴリズム」。それなしで現代社会は成り立たないといえる。一方で、その仕組みはブラックボックス化し、利用者には見えづらい。そんなアルゴリズムの内部構造を、メディア論の専門家が分析。併せて、今日必要なメディア・リテラシーのあり方も示す。

著 者:宇田川敦史 出版社:集英社(集英社新書) 発行日:2025年5月
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2025年8月号掲載

奪われた集中力 ――もう一度“じっくり”考えるための方法

今日、多くの人が集中力の低下に悩んでいる。会社ではマルチタスクに追われ、家では漫然とSNSを見て過ごしてしまう。なぜか? 世界各地の専門家を取材した著者は言う。集中力は失われたのではなく「奪われた」と。その元凶である「監視資本主義」について解説し、豊かな時間を取り戻すため、私たちがなすべきことを語る。

著 者:ヨハン・ハリ 出版社:作品社 発行日:2025年6月
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2025年7月号掲載

スティグリッツ 資本主義と自由

「新自由主義」は破綻しつつある!? 市場は効率的だから、規制は不要。冷戦後、世界を席巻したこの経済システムに、ノーベル賞経済学者が異を唱えた。価格支配力を持つ企業が庶民を搾取している、超富裕層がメディアを支配し、自らに都合のよい世論を導いている…。規制なき社会の“失敗”を明かし、新たな枠組みを示す。

著 者:ジョセフ・E・スティグリッツ 出版社:東洋経済新報社 発行日:2025年6月
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2025年7月号掲載

カウンターエリート

今の体制に対立して、政府や官僚、マスコミなどを「既得権益化したエリート」だと批判する。こうした“カウンターエリート”が、今、世界中で支持を集めている。なぜか? 彼らが台頭した背景、世界観とは? シリコンバレーの大物投資家、米副大統領の思想に影響を与えたブロガーなどの声を基に、その思想を読み解く。

著 者:石田 健 出版社:文藝春秋(文春新書) 発行日:2025年4月
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2025年7月号掲載

なぜ日本のメディアはジャニーズ問題を報じられなかったのか 記者クラブという病理

世間を騒がせた、ジャニー喜多川氏による性加害問題。情報を掴んでいたにもかかわらず、日本の新聞社やテレビ局は、長年沈黙していた。記者クラブという「ぬるま湯」につかり、海外メディアからの「外圧」がなければ動かない…。その存在意義すら忘れつつある日本の大手メディアの問題点を、元新聞記者が鋭く指摘する。

著 者:柴山哲也 出版社:平凡社(平凡社新書) 発行日:2025年4月
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2025年7月号掲載

忙しいのに退化する人たち やってはいけない働き方

無意味で、成果を生まず、影響力もない。働いた分だけの成長が感じられない ―― 。今、世界で増えている「偽仕事」について、人類学者と哲学者が考察した。仕事の歴史を振り返り、偽仕事が生まれ、広がった経緯を語るとともに、生産性と充実度が高い働き方を実現するヒントを示す。各国語に訳され、広く読まれている話題作。

著 者:デニス・ノルマーク、アナス・フォウ・イェンスン 出版社:サンマーク出版 発行日:2025年5月
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2025年7月号掲載

多動脳 ADHDの真実

注意力散漫、衝動的、整理ができない…。ADHD(注意欠如・多動症)は発達障害の一種とされるが、プラス面もある。例えば、クリエイティブで、実行力があり、起業家精神に富むなど。そんな謎に満ちたADHDの特性を明らかにし、彼らが持つ〈強み〉を語る。著者は、ベストセラー『スマホ脳』で知られる、スウェーデンの精神科医。

著 者:アンデシュ・ハンセン 出版社:新潮社(新潮新書) 発行日:2025年4月
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2025年6月号掲載

西洋近代の罪 自由・平等・民主主義はこのまま敗北するのか

今、民主主義を押しのけ、排他的な権威主義が力を増している。アメリカで、ロシアで、西側諸国で。この現象の意味を、民主主義と資本主義の関係に着目して、分析した。ヨーロッパにおける右派勢力の躍進、トランプ大統領の再選と支持者の傾向など、個々の出来事を解釈しつつ、現在の政治的・経済的な状況を明らかにする。

著 者:大澤真幸 出版社:朝日新聞出版(朝日新書) 発行日:2025年4月
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2025年6月号掲載

秩序崩壊 21世紀という困難な時代

近年の世界の混乱を読み解くカギは“エネルギー”だ。石油や天然ガスなど、化石燃料は常に世界の政治経済を左右してきた。20世紀のアメリカの工業大国化しかり、2022年からのウクライナ・ロシア戦争しかり。歴史を繙きその影響力を明らかにしつつ、グリーンエネルギーなど、近年のエネルギー転換が及ぼす影響を考察する。

著 者:ヘレン・トンプソン 出版社:東洋経済新報社 発行日:2025年4月
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2025年6月号掲載

日本型組織のドミノ崩壊はなぜ始まったか

近頃、日本の組織がおかしい!? ダイハツの認証試験での不正、自民党の裏金づくり。その他、著名な組織が問題を起こしている。なぜか? それは、いずれも本来、「目的集団」である組織が、「共同体」でもあったからだと、本書はいう。この日本型組織を、組織論研究の第一人者が徹底分析。崩壊の原因を明らかにし、警鐘を鳴らす。

著 者:太田 肇 出版社:集英社(集英社新書) 発行日:2025年3月
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2025年6月号掲載

静かに分断する職場 なぜ、社員の心が離れていくのか

仕事は一生懸命やっている。だが、周囲の人と助け合うこともなければ、本音で語ることもない…。そんな「静かなる分断」が日本の会社に広がっている。背景には何があるのか? ベストセラー『不機嫌な職場』の著者が、バブルからコロナ禍に至る変化と、それによって職場に生じた問題を解説、分断を乗り越えるヒントを示す。

著 者:高橋克徳 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン(ディスカヴァー携書) 発行日:2025年3月
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2025年6月号掲載

菊と刀 日本文化の型

アメリカの文化人類学者が戦時中に執筆し、1946年に出版した第一級の日本文化論。美を愛し、菊作りに秘術を尽くす一方で、刀を崇拝し、武士に最高の栄誉を与える。どれほど不本意でも、義理は必ず返す…。他国の者には理解しがたい、日本人特有の行動と文化。その背景にあるものを、文献調査を通じて鮮やかに描き出す。

著 者:ルース・ベネディクト 出版社:講談社(講談社学術文庫) 発行日:2005年5月
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