新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント)』
最新号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。
編集部が独自のテーマを設定し、5冊程度の良書を選出して紹介します。
編集部員が思わず読書メモを取った、良書の中の“一節”や“物語”を紹介します。
編集部員が「いま改めてお薦めしたい本」「再読したい名著」をPick Up!
各ジャンルにおける必読の名著10冊を編集部が選定。選書は随時更新します。
1万人以上の定期購読者を対象とした読者アンケートで決定された、半年ごとのベストビジネス書です。
2026年10月号掲載
今、アメリカでは民主主義の基盤が揺らいでいる。イデオロギーや経済格差の拡大などにより、社会の「分断」が深まっている。そして、専門家を信用せず、彼らが公共的な意思決定に関わることを疑問視する「反知性主義」が広がっている。なぜ、こうしたことが起きたのか。歴史を繙きつつ、その背後にあるロジックを明らかにする。
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近年、AIは文章や画像の生成はもちろん、車を運転し、人の相談に応じるなど、飛躍的に進化している。これからAIがさらに普及していくと、仕事や生活、社会はどのように変化するのか。ヒトはどんな役割を担うのか。この数年間で明らかになった事実を踏まえ、人間がAIと共に生きていく、新しい社会の“見取り図”を描く。
これまで、リタイア(仕事の引退)の時期は会社が決めていた。だが近年、人手不足を背景に、主導権は会社から会社員に移りつつある。自分で辞め時を決められる「リタイア・シフト」の時代に、いつまで働くか。老後の備えはどう準備するのか。ベストな引退戦略を導くための心構えや選択のコツを、リタイアの専門家が説く。
「多様な立場の人に配慮しろ」と主張しながら、他者を批判・否定する ―― 。上っ面の多様性を口にする、いわば「多様性バカ」が、SNSなどで跋扈している。何がこうした状況をもたらしているのか? テレビ、新聞などでおなじみの生物学者が、その原因を明らかにする。そして、理想的な多様性社会に必要なルールを説く。
2026年9月号掲載
地球は球体ではなく平らである。気候変動の原因は人間の活動ではない…。近年、科学の通説を否定する「科学否定論」、専門家の見解を疑う“陰謀論”が広がっている。でたらめに思えるが、こうした見方にハマる人も少なくない。なぜか? 科学否定論が生じる背景、実態を明らかにするとともに、専門家との望ましい向き合い方を説く。
2026年8月号掲載
半導体の原料となる「砂」、衛生や医療を支える「塩」、ものづくりに欠かせない「鉄」、そして野菜やプラスチックの源となる「石油」…。こうした資源を巡り、人類は過去幾度となく争いを繰り返してきた。本書は、経済や地政学が複雑に絡む資源の歴史や活用の実態を描き出し、現代の“複雑怪奇”な資源問題を浮き彫りにする。
今や、生活と仕事を大きく変えるAI。その技術進歩は、これまでの技術革新に比べ、桁違いに速い。チャットGPTの登場をはじめ、近年のAI革命はどんな未来をもたらすのか。仕事はどうなるのか? 経済を豊かにするのか? 格差を広げるのか? G7(主要7カ国)の専門家パネルに参加した経済学者が、AIと雇用の未来を見通す。
今、日本の医療は危機に瀕している。患者数の減少、医療製品の価格高騰、急増する病院の倒産…。なぜ、こうした事態に陥ったのか。その理由と現状を、国際診療の専門家が解説。また、苦境を脱するカギとなる「医療ツーリズム」の可能性や、外国人による健康保険のタダ乗りなど、医療制度が抱える課題についても掘り下げる。
今の日本は、ほめて育てることを是とする社会である。学校でも職場でも厳しく叱られることはなく、絶えずほめられる。だが、それは一見やさしいようで、実は非情な世界だ。きちんと鍛えてもらえず、逆境に直面すると心が折れてしまう。そんな「ほめ育て社会」に警鐘を鳴らし、ままならない人生を生き抜く力のつけ方を説く。
2026年7月号掲載
AIは急速な発展を遂げた。未来を予測する「予測AI」は、今や企業や政府で広く利用されている。しかし、企業の宣伝通りに機能しない予測AIも少なくない。実際の性能は、どうなのか。本書は、人事採用や犯罪、病気のリスク予測など、様々な事例を紹介しながら、AIにできること・できないことを明らかにする。
個人や組織、国の間で生まれる“格差”。それをもたらすものとは? 「わずかな差が、結果の大きな差に結びつく」という著者が、国家や民族、企業など様々な事例を挙げ、格差の原因についてわかりやすく解説。従来の格差=差別という社会観を一蹴し、不平等な成果分布は、自然界でも人間社会でも一般的に見られると述べる。
現代資本主義の勝者であるGAFA。いまだ圧倒的な力を持ち続けている彼らの強みを、「欲望の経営史」という視点から読み解いた書だ。香辛料などの贅沢品はいかにして人々の欲望を刺激したのか。これらの品々は資本主義とどう関わってきたのか。その歴史を様々な事例を通して考察し、GAFAのビジネスモデルの核心に迫る。
1945年の終戦から80年。この間、日本は空前の高度成長を遂げた後、1995年を境に長期停滞に陥った。なぜ日本経済は失速したのか。アベノミクスや円安政策が経済成長につながらなかった理由とは。その原因を、隆盛と衰退を経験した経済学者・野口悠紀雄氏が探る。さらに“老いる日本”が、今後直面する課題についても論じる。
2026年6月号掲載
軍事と民生、その両方に利用できる技術を「デュアルユース技術」という。例えば、バイオテクノロジー。これは難病の治療に寄与する反面、生物兵器へ転用される恐れも。AIもまた、監視やテロ計画の立案に利用され得る。こうした恩恵と危害を与える科学技術の例を挙げ、それがもたらす難問、「デュアルユース問題」を論じる。
多くの犯罪を見逃す一方、無辜の民を犯罪者に仕立て上げる ―― 。冤罪で長期間にわたり勾留された著者は、刑事裁判の現実をこう表現する。「人質司法」により否認・黙秘する被疑者を拘束し続ける検察、彼らの言い分を鵜呑みにして保釈を認めない裁判所…。人権を軽視する日本の刑事司法、その驚くべき実態に迫った書である。
売上、KPI、上司の評価、さらには健康診断の数値まで。私たちは日々「数字」に追い立てられている。一方で、数値や指標を重視するがゆえに様々な問題が生じることも。人はなぜ、数値に依存してしまうのか。心理学者が、自身の知見と身近な事例を基に考察するとともに、数字に振り回されないための心構えと対策を伝える。
2019年に公開された「エプスタイン文書」。その中の裁判記録などから明らかとなった、米国の富豪ジェフリー・エプスタインの犯行の手口や交友関係は、世界に大きな衝撃を与えた。彼はいかにして未成年者の性的人身売買を行ったのか? イスラエルとの知られざる関係とは? 日本ではあまり報じられない、その深層に迫る。
2026年5月号掲載
近年、米政府は科学技術への関心を失い、シリコンバレーは消費者商品に力を注ぐ。敵対国とのイノベーション格差は開く一方だ。テクノロジカル・リパブリック(科学技術立国)の再建。それに必要なのは、国とハイテク産業の緊密な協力、皆が当事者意識を持つこと。「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた著者たちが、そう説く。
1989年、米ソ2大国の首脳が「冷戦の終結」を宣言。人々は、世界が平和になると喜んだ。だが2022年、ロシアがウクライナを侵略、25年には米国が保護主義的な相互関税政策を実施。なぜ、平和と国際協調ではなく、国際秩序の破綻に向かうのか。ユートピア主義とリアリズム。この2つの視点から、「危機の30年」を検証する。
戦後、国際社会は平和な世界の構築を目指してきた。その歩みが今、行き詰まっている。ロシアのウクライナ侵攻、深刻化するパレスチナ問題…。なぜ、争いは防げなかったのか。本書は、大戦後のドイツとイスラエルに着目し考察する。ホロコーストの「加害者」と「犠牲者」、その特殊な関係性が今日の機能不全を生み出した?!
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