最新号 ファクトで読む米中新冷戦とアフター・コロナ

2021年4月号掲載

ファクトで読む米中新冷戦とアフター・コロナ

巨大化する中国、迎え撃つ米国 ―― 。近年の両国の動きは、「米中新冷戦」の様相を呈している。そんな中、新型コロナ感染症が発生。日本は対応を誤り、東アジアで“一人負け”の状態にある。今回、危機管理能力の無さを露呈したわが国が、米中の狭間で生き残るには? ファクトを基に現状を分析、克服すべき課題を明らかにする。

著 者:近藤大介 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2021年1月
最新号 パンデミック後の世界 10の教訓

2021年4月号掲載

パンデミック後の世界 10の教訓

今、新型コロナウイルスが猛威を振るっている。本書は、このパンデミックが今後、世界にもたらす変化を読み解く。国や企業のあり方、個人の生活、不平等の行方は? 「何らかのショックを受けた時、耐えるだけでなく、そこから学ばねばならない」と言う米国の著名コラムニストが、2021年以降を見通すためのヒントを示す。

著 者:ファリード・ザカリア 出版社:日経BP・日本経済新聞出版本部 発行日:2021年1月
最新号 教養としてのAI講義

2021年4月号掲載

教養としてのAI講義

音声認識、自動翻訳、自動運転…。2000年代半ば以降、人工知能(AI)は急速に進歩し、研究開発に大金を投じる企業も多い。だが、これまでAIは、ブームになっては成果を生まず、というサイクルの繰り返し。今回の“AIの春”に際し、本書は、現況、見通し、道徳的な問題など、知っておきたいことを多面的かつやさしく説く。

著 者:メラニー・ミッチェル 出版社:日経BP 発行日:2021年2月

2021年3月号掲載

ビジネスの未来

「エコノミーにヒューマニティを取り戻す」。副題が示す通り、人が人らしく生きられる社会システムについて考察した書だ。低成長=社会の成熟であり、悲しむべきことではない。経済成長を追い求める従来のビジネスは、歴史的使命を終えたと指摘。資本主義の現状を分析した上で、未来への方向性、今後すべきことが示される。

著 者:山口 周 出版社:プレジデント社 発行日:2020年12月

2021年3月号掲載

2021年以後の世界秩序

2016年の大統領選に勝利し、20年に敗れたトランプ。彼を巡る混乱は、米国の衰退を示すものといえるが、世界もまた、混沌へと向かいつつある。「力の均衡点はアジアにシフト」「『より巧妙なポピュリスト』を警戒せよ」「コロナで国際問題が先鋭化」…。従来のパラダイムでは計り得ない世界の動きを、様々な視点から見通す。

著 者:渡部恒雄 出版社:新潮社(新潮新書) 発行日:2020年12月

2021年3月号掲載

見えない手

副題「中国共産党は世界をどう作り変えるか」。習近平政権下の中国共産党の世界観、同党による影響工作を体系的に説く。「一帯一路」構想を通じた中国中心の世界秩序の構築。その実現のために用いられている、味方と敵を心理的に操るテクニックなど、巧妙な手口を暴露。2020年刊の原著は世界的なベストセラーになっている。

著 者:クライブ・ハミルトン、マレイケ・オールバーグ、奥山真司(監訳) 出版社:飛鳥新社 発行日:2020年12月

2021年3月号掲載

良心をもたない人たちへの対処法

平気で嘘をつき、他人を傷つけ人生を破壊する。そんな良心をもたない人たち ―― 「ソシオパス」は、職場や家庭、ネット上など私たちの身近にひそんでいる。しかも、その正体を見抜くのは難しい。こう警鐘を鳴らす臨床心理学者が、豊富な実例をあげてソシオパスの特徴を明らかにし、彼らの支配から身を守る術を具体的に説く。

著 者:マーサ・スタウト 出版社:草思社 発行日:2020年12月

2021年2月号掲載

オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る

著者は1981年、台北市生まれ。IQ180。新型コロナを早々に封じ込めた台湾で、デジタル担当の閣僚として、感染防止の中心的役割を担った。そんな“テクノロジー界の異才”の、世界初の自著だ。コロナ対策成功の秘密から、デジタル・AIが開く新たな社会像まで。トランスジェンダーである自身の生い立ちも交え、大いに語る。

著 者:オードリー・タン 出版社:プレジデント社 発行日:2020年12月

2021年2月号掲載

スマホ脳

今、大人は1日4時間、10代の若者は4~5時間をスマホに費やす。だが、スティーブ・ジョブズはじめIT企業のトップには、わが子にデジタル・デバイスを与えない人が少なくない。それらが脳に与える影響を、彼らは見抜いているのだ。依存、学力低下、孤独感…。精神科医がスマホの弊害を明らかにし、デジタル社会に警鐘を鳴らす。

著 者:アンデシュ・ハンセン 出版社:新潮社(新潮新書) 発行日:2020年11月

2021年2月号掲載

RAGE 怒り

本能で動き、衝動で決断を下した、異形の大統領ドナルド・トランプ。彼が舵取りをしたアメリカは今、混乱状態にある。コロナ禍、対中・対イラン問題、人種差別…。問題が次々と現れる中、大統領執務室で起こっていたこととは? 調査報道の名手が、トランプ政権の4年間を総括した。全米150万部突破のベストセラー。

著 者:ボブ・ウッドワード 出版社:日経BP・日本経済新聞出版本部 発行日:2020年12月

2021年2月号掲載

アンダークラス2030

2030年に日本で起こること。それは“格差社会化”の完成だ。非正規雇用で、低所得の「アンダークラス」が巨大化する。バブル期に現れたフリーター、就職氷河期に社会に出た若者が中高年となり、社会の中心を占めるようになるからだ。格差拡大、貧困の増大は、社会をどう変えるのか。日本の階級構造研究の第一人者が見通す。

著 者:橋本健二 出版社:毎日新聞出版 発行日:2020年10月

2021年2月号掲載

パーソナル・トランスフォーメーション

コロナを機に社会は一変した。この危機は、従来の考え方やライフスタイルをリセットするチャンスでもある。変革のカギは、アクションを起こし、どんどん「実験」を繰り出すこと ―― 。世界を旅しながら仕事をするノマドライフの実践など、自ら様々な実験をしてきた著者が、正解のない時代を生き抜くヒントを提示する。

著 者:本田直之 出版社:KADOKAWA 発行日:2020年12月

2021年2月号掲載

ゲノム編集とは何か

「ゲノム編集」とは、生物の設計図であるDNAを自由自在に書き換える技術のこと。中でも、汎用性に富み、扱いやすいのが「クリスパー」と呼ばれる技術だ。すでに肉量を大幅に増やした家畜などが開発され、近い将来、人間の治療にも適用されるという。この技術の詳細、そして、暮らしや社会に与える影響などが説かれる。

著 者:小林雅一 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2016年8月

2021年2月号掲載

統計はこうしてウソをつく

「嘘には3つある。普通の嘘と、真っ赤な嘘と、統計だ」。この言葉が示す通り、世間にはインチキな数字が溢れている。そして、多くの人はそのことに気づかず、間違った統計を鵜呑みにしがちだ。そんな数字の落とし穴に警告を発した、統計学の入門書。おかしい統計が生まれる原因、騙されないためのノウハウを平易に説く。

著 者:ジョエル・ベスト 出版社:白揚社 発行日:2002年11月

2021年1月号掲載

経験なき経済危機

新型コロナウイルスの感染拡大により、世界が、いまだ経験したことのない経済危機に陥っている。そんな中、迷走を続けた日本政府の対応。第2波、第3波に備えるためにも、政策の検証が必要だ。補償なき営業自粛要請、一律10万円給付、GoToトラベル…。本書はデータを基に、実行された対策の是非を問い、提言を行う。

著 者:野口悠紀雄 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2020年10月

2021年1月号掲載

グレート・リセット

歴史的に見て、感染症は「グレート・リセット」 ―― これまでの経済や社会のあり方を覆す引き金となった。今回の新型コロナもそのようだ。では、成長率重視の経済のゆくえは。気候変動など環境問題はどうなるのか。人と人との絆、行動に及ぼす影響とは。世界経済フォーラム創設者らが、次に訪れる新たな世界を読み解いた。

著 者:クラウス・シュワブ、ティエリ・マルレ 出版社:日経ナショナル ジオグラフィック社 発行日:2020年10月

2021年1月号掲載

アメリカは正気を取り戻せるか

ドナルド・トランプの台頭は、アメリカ社会のクレイジーな精神を映し出したもの ―― 。環境問題や格差などの社会問題に対する彼の態度は国際社会を翻弄し、世界の政治経済に混乱を生じさせた。このような人物が大統領に選ばれた背景には何があるのか。アメリカ社会に潜む病理とは? 精神医療の世界的権威が鋭く分析する。

著 者:アレン・フランセス、大野 裕(監修) 出版社:創元社 発行日:2020年10月

2021年1月号掲載

ポストトゥルース

「ポストトゥルース」。これは、客観的事実より感情に訴える方が影響力のある状況のこと。2016年の米大統領選でのトランプの勝利等を機に、急速に広まった語だが、現象そのものは古くからある。科学の否定、認知バイアス、メディアの変容…。様々な角度から、“真実が輝きを失う”プロセスを、科学哲学の専門家が明らかにする。

著 者:リー・マッキンタイア、大橋完太郎(監訳) 出版社:人文書院 発行日:2020年9月

2021年1月号掲載

未来を見る力

少子高齢化と人口減少。国家を消滅させかねないこの問題に、これまで日本は有効な対策を講じてこなかった。もはや猶予はない。「戦略的に縮む」発想で、人口減を前提とした社会に転換することが必要だ。人口問題の専門家が、コロナ禍が突き付けた課題も踏まえ、今後、社会に訪れる変化をチャンスに変えるための思考法を説く。

著 者:河合雅司 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2020年9月

2021年1月号掲載

アマゾン化する未来

ベゾノミクス ―― コロナ禍で一人勝ちするアマゾンのビジネスモデルを表す言葉である。ジェフ・ベゾスが築いたこのモデルは、今後、企業の枠を超えて世界に普及する。だが、それが広がった未来は必ずしも明るいものではない。ベゾノミクスとは何か。それがもたらす影響とは? ジャーナリストがアマゾン化する世界を読み解く。

著 者:ブライアン・デュメイン 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2020年10月