民主主義と資本主義の危機
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2024年3月号掲載

民主主義と資本主義の危機

民主主義と資本主義。冷戦後の世界を支えた2つの原理が今、岐路に立っている。それを示すのが、トランプ前大統領をはじめとした自由で民主的な価値観と相容れない指導者の台頭だ。背景に何があるのか? 格差の拡大やエリートへの不信…。本書は政治と経済が犯した失敗と人々の怒りを明らかにし、どう改革すべきかを論じる。

著 者:マーティン・ウルフ 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2024年1月
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特権と不安 ――グローバル資本主義と韓国の中間階層
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2024年3月号掲載

特権と不安 ――グローバル資本主義と韓国の中間階層

グローバル化に伴う、格差の拡大と中間階層の分裂。今日、多くの国で見られるが、韓国のそれは独特のものがある。上流中産層が密集する大都市「江南」、そこでの生活がもたらす経済的・社会的な“特権”、そして多数の一般中産層にもたらされる“不安”。韓国で進む新たな不平等構造の実相に、都市や消費の視点から切り込む。

著 者:ハーゲン・クー、松井理恵(編訳) 出版社:岩波書店 発行日:2023年12月
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未婚と少子化 この国で子どもを産みにくい理由
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2024年3月号掲載

未婚と少子化 この国で子どもを産みにくい理由

「少子化」が止まらない日本。政府は対策を講じているが、実を結んでいない。なぜか? 著者は、「少子化にまつわる誤解」が世間に浸透していることを理由の1つに挙げる。“少子化対策=子育て支援”とだけ考えるのは、その最たるものだ。こうした誤解を、各種データを基に検証。少子化対策を前に進めるための知識を提供する。

著 者:筒井淳也 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2023年12月
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2024年2月号掲載

なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか 〝ゆるい職場〟時代の人材育成の科学

今、多様な価値観をもつ若者、“Z世代”の育成に悩む企業は少なくない。残業しない、嫌になればすぐ辞める。そんな彼らを活躍させるための、新時代の若手育成論だ。独自調査を基に、Z世代の価値観や不安を明らかにし、職場に求められる要素を指摘。著者は言う。進行中の働き方改革に加えて、「『育て方改革』が必要だ」と。

著 者:古屋星斗 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2023年11月
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2024年2月号掲載

残酷すぎる 幸せとお金の経済学

“幸せ”の感じ方は人それぞれ。これを統計的に分析し、幸せの度合いを決める要因を明らかにするのが「幸福の経済学」だ。その最新の研究成果を、気鋭の経済学者が紹介する。お金持ちほど幸せになれる、弟がいる長女は年収が低い傾向にある等々。出世や結婚、家族構成にまつわる衝撃的事実を示し、“幸せの正体”を解き明かす。

著 者:佐藤一磨 出版社:プレジデント社 発行日:2023年11月
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2024年2月号掲載

歴史としての二十世紀

20世紀の戦争はなぜ起こり、なぜ各国に甚大な被害をもたらしたのか? 国際政治学者・高坂正堯が「戦争の世紀」を振り返った。その分析は、ロシアや中東など戦争の脅威が高まる今日の世界に、改めて政治と外交が果たすべき責任を突きつける。冷戦終結期の1990年に行われた氏の“幻の名講演”を、初めて書籍化したもの。

著 者:高坂正堯 出版社:新潮社(新潮選書) 発行日:2023年11月
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2024年2月号掲載

功利主義

人々の幸福を最大化することを目指す「功利主義」。経済学者ジェレミー・ベンサムが唱えたこの理論を、19世紀英国を代表する自由主義哲学者が発展させ提示した。「満足した豚であるよりも、満足しない人間である方がましである」。こう述べ、人間は下劣な快楽ではなく、知的で高級な快楽により望ましい幸福が得られると説く。

著 者:ジョン・スチュアート・ミル 出版社:日経BP(日経BPクラシックス) 発行日:2023年11月
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2024年1月号掲載

新しい封建制がやってくる グローバル中流階級への警告

著者は言う。「封建制が帰ってきた」と。今日、脱工業経済のもと、富がごく一部の人たちに集中している。そして階級や格差が固定化し、社会的上昇の機会が失われつつある。騎士も領主も登場しないが、世界には新しい「貴族階級」と「奴隷階級」が現れるであろうと指摘。現代の社会を徹底分析し、世界の中流階級に警鐘を鳴らす。

著 者:ジョエル・コトキン 出版社:東洋経済新報社 発行日:2023年11月
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2024年1月号掲載

寛容についての手紙

政治と宗教は、はっきり区別しないといけない ―― 。現世の利益は為政者に、魂の救済は宗教に任せよ、と説いた“政教分離論の原典”である。原著刊行は、宗教の名によって、ヨーロッパで迫害や殺戮が横行した17世紀。この時代を生きたイギリスの哲学者が、信仰が異なる人々への“寛容”はなぜ守られるべきなのかを論じる。

著 者:ジョン・ロック 出版社:岩波書店(岩波文庫) 発行日:2018年6月
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2023年12月号掲載

プア・ジャパン 気がつけば「貧困大国」

経済大国から貧困大国へ ―― 。かつて「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と称された日本経済も、今は昔。30年近く賃金は上がらず、購買力は先進国で最低レベルまで落ち込んだ。著者いわく、凋落の根本にあるのは経済政策の失敗だ。円安政策や補助金バラマキなど、政府の経済運営の問題点に、野口悠紀雄氏が鋭く切り込む。

著 者:野口悠紀雄 出版社:朝日新聞出版(朝日新書) 発行日:2023年9月
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2023年12月号掲載

国家は巨大ITに勝てるのか

グローバルビジネスの覇者、GAFA。豊富な資金と人材を誇る彼らには、今や国家でさえ対抗できない!? 日本政府の規制案に公然と異を唱えるアップル、米国の軍事中枢に深く食い込むアマゾン、後の米独禁当局トップをロビイストとして抱えていたグーグル…。国を翻弄する巨大ITの手練手管を、日米で取材を続ける記者が暴く。

著 者:小林泰明 出版社:新潮社(新潮新書) 発行日:2023年9月
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2023年12月号掲載

恋愛結婚の終焉

結婚に恋愛は必要ない! 近年、「恋愛と結婚は別」と考える若者が増えている。結婚相手に求める条件も、男性の約半数が妻に「経済力」を、女性の9割超が夫に「家事・育児能力」を求めるなど、従来とは様変わりしている。こうした若者の実態から、未婚化・少子化が進む原因、その解決策まで、各種調査をもとに平易に説く。

著 者:牛窪 恵 出版社:光文社(光文社新書) 発行日:2023年9月
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2023年11月号掲載

資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか

パンデミック、異常気象、不安定な仕事…。今日、世界は様々な危機に直面している。それらの根源にあるのは、“カニバル(共喰い)資本主義”だ! 自然や社会、政治など、人間を支える土台を貪り喰い、その結果自身の存続まで危うくしている資本主義。世界に破局をもたらしかねないこの社会システムに、世界的政治学者が警鐘を鳴らす。

著 者:ナンシー・フレイザー 出版社:筑摩書房(ちくま新書) 発行日:2023年8月
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2023年11月号掲載

クライメートテック

「クライメートテック」とは、再生可能エネルギーや電気自動車といった、気候変動に立ち向かうための技術的ソリューションのこと。今、世界が注目し、関連する分野には毎年数兆円規模のマネーが流れ込んでいるという。脱炭素の潮流が生んだこの新たな経済圏について、自らクライメートテック企業を興した著者が解説する。

著 者:宮脇良二 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2023年8月
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2023年11月号掲載

ジェンダー格差

国連の「持続可能な開発目標」(SDGs)にも掲げられ、近年、注目を集めている“ジェンダー平等”。だが、男女間の格差は依然として大きい。労働、教育、育児…。様々な場面で顔をのぞかせる「ジェンダー格差」に、どう対処するか? 労働参加や教育機会、育児負担など、各種問題への解決策を、エビデンスをもとに考察する。

著 者:牧野百恵 出版社:中央公論新社(中公新書) 発行日:2023年8月
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2023年11月号掲載

首都防衛

首都直下地震、南海トラフ巨大地震、富士山噴火。これらの大災害は、ほぼ同時に起こるおそれがある! 東京都知事の特別秘書として都の防災施策を見てきた著者が「大連動」の可能性に言及。単体の災害を想定するだけでは不十分と警鐘を鳴らす。関東大震災から100年、最悪の事態を想定し、自分なりに備える一助となる1冊だ。

著 者:宮地美陽子 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2023年8月
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2023年10月号掲載

2050年の世界 ――見えない未来の考え方

人口、エネルギー、世界秩序、貿易…。世界は、これからどうなるのか? 英国屈指のジャーナリストが、30年後を見通した。化石燃料への依存は縮小し、米中関係は悪化、国際貿易の拡大に歯止めがかかるなど、「2050年の世界」を大胆に予測。1世代後の世界経済を、膨大なファクトと豊富な知見に基づき、照らし出す。

著 者:ヘイミシュ・マクレイ 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2023年7月
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2023年10月号掲載

Z世代のアメリカ

“強いアメリカ”が過去のものになりつつある。泥沼化するテロとの戦い、コロナ禍で露呈した社会保障の脆弱さ…。こうした綻びを見て育った若者たちが今、新しいアメリカを模索し、様々なアクションを起こしている。社会正義と国際協調を求めて声をあげ、自ら行動する。そんなZ世代の姿と、変わりゆくアメリカ社会を描き出す。

著 者:三牧聖子 出版社:NHK出版(NHK出版新書) 発行日:2023年7月
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2023年10月号掲載

消齢化社会 年齢による違いが消えていく! 生き方、社会、ビジネスの未来予測

今や若者と高齢者の意識や価値観はそれほど変わらない!?  博報堂生活総合研究所の30年におよぶ調査で、年齢による違いが小さくなること、すなわち「消齢化」の傾向が確認された。生き方しかり、家族観しかり、消費意識しかり。本書はこうした変化の背景を分析するとともに、消齢化がさらに進んだ未来の社会を予測する。

著 者:博報堂生活総合研究所 出版社:集英社インターナショナル(インターナショナル新書) 発行日:2023年8月
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2023年10月号掲載

堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法

テロや災害といった惨事の裏で、儲ける奴らがいる! 2007年、その手口を示す『ショック・ドクトリン』(ナオミ・クライン著)が世に出た。そして今、政府や巨大資本によるショック・ドクトリンはより大掛かりなものに。日本も例外ではない。コロナ禍の裏で政府が巧妙に進めた政策とは ―― 。国際ジャーナリストが実態を暴く。

著 者:堤 未果 出版社:幻冬舎(幻冬舎新書) 発行日:2023年5月
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