揺れる大地を賢く生きる 京大地球科学教授の最終講義
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2022年12月号掲載

揺れる大地を賢く生きる 京大地球科学教授の最終講義

巨大なエネルギーが放出された東日本大震災によって、日本列島は地殻の変動期を迎えた。「南海トラフ巨大地震」は2035年前後の発生が予測され、富士山は「噴火スタンバイ」状態にある。刻々と迫る危機に私たちはどう備えればよいのか。地球科学の専門家が、巨大地震や火山噴火について詳述し、災害に対する心構えを説く。

著 者:鎌田浩毅 出版社:KADOKAWA(角川新書) 発行日:2022年10月
研究不正
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2022年12月号掲載

研究不正

ねつ造、改ざん、盗用…。正確さや客観性が求められる科学の世界で、“研究不正”が後を絶たない。2014年には「STAP細胞事件」「ノバルティス事件」が起こり、世間を騒がせた。研究不正は、なぜ行われるのか? 国内外の様々な事例を取り上げ、その原因や手口を分析。不正防止に向け、“不都合な真実”を明らかにする。

著 者:黒木登志夫 出版社:中央公論新社(中公新書) 発行日:2016年4月

2022年9月号掲載

テクノロジーが予測する未来 web3、メタバース、NFTで世界はこうなる

私たちの未来は、驚きに満ちたものとなる! 米MITのメディアラボ所長を経て、起業家として活躍する著者が、最先端のテクノロジーが社会や経済、文化、そして個人に及ぼす変化を予測した。「web3」「メタバース」「NFT」。この3つをキーワードに、様変わりする世界の姿を描く。大転換の時代を生きる上で、指針となる書だ。

著 者:伊藤穰一 出版社:SBクリエイティブ(SB新書) 発行日:2022年6月

2022年9月号掲載

仮想通貨とWeb3.0革命

インターネットは、ウェブサイトや電子メールの登場(Web1)から、スマホやSNSの隆盛(Web2)へと変遷してきた。そして今、Web3が世界を変えつつある。それは、GAFAなどの巨大な既得権益層から個人が権利を取り戻す動きのことだ。Web3の本質は何か、社会に与える影響とは…。米大手暗号資産取引所の日本代表が語る。

著 者:千野剛司 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2022年6月

2022年9月号掲載

ゼロからわかる量子コンピュータ

日本が誇るスーパーコンピュータ「富岳」。それをはるかに凌ぐのが「量子コンピュータ」だ。富岳でも数万~数億年かかる計算を、わずか数分でやり遂げるという。そんな「夢の超高速計算機」について平易に解説。基本的な原理から、自動車、金融など各産業に与える影響、社会・政治的インパクトに至るまで、多面的に伝える。

著 者:小林雅一 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2022年6月

2022年7月号掲載

新型コロナはどこから来たのか 国際情勢と科学的見地から探るウイルスの起源

世界中を震撼させた新型コロナウイルス。その起源を、ジャーナリストが感染症研究者や各国政府高官への取材から探った。一般に動物由来とされるが、中国の研究所からの流出を示唆する科学者は少なくない。にもかかわらず流出説が広まらないのは、中国共産党の戦略や、一部の科学者による利益相反などが背景にあるからだという。

著 者:シャーリ・マークソン 出版社:ハーパーコリンズ・ジャパン 発行日:2022年4月

2022年5月号掲載

気候変動の真実 科学は何を語り、何を語っていないか?

「気候危機説は捏造だ」と、本書は明言する。なぜなら、米国の最高気温は50年間上昇していない。気候モデルによる温暖化の将来予測も、確実なものではない。気候危機説の誤りを、科学的根拠を交えて指摘するとともに科学が正しく伝えられない原因を示す。著者は、オバマ政権でエネルギー省科学担当次官を務めた物理学者。

著 者:スティーブン E. クーニン 出版社:日経BP 発行日:2022年3月

2022年4月号掲載

AI監獄ウイグル

「脳からウイルスを取り除いて、正常な精神を回復させる」。中国の新疆ウイグル自治区では、中国政府がAIと監視テクノロジーを駆使し、少数民族を徹底的に弾圧している。スマホのハッキング、IDカードのスキャン、そして劣悪な強制収容所。世界が知らない、ウイグルの恐るべき実態を、調査報道ジャーナリストが報告する。

著 者:ジェフリー・ケイン 出版社:新潮社 発行日:2022年1月

2022年4月号掲載

生殖危機 化学物質がヒトの生殖能力を奪う

今、世界的にヒトの生殖能力が低下し続けている。原因は、「内分泌かく乱化学物質」である。どこにでも存在し、体内に長くとどまって、ひそかに害を及ぼす。いわゆる“環境ホルモン”問題の全貌を、環境医学・公衆衛生学教授が、最新の研究に基づき、明らかにする。地球規模で進む“生殖危機”に警鐘を鳴らす!

著 者:シャナ・H・スワン、ステイシー・コリーノ 出版社:原書房 発行日:2022年1月

2022年3月号掲載

脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか 脳AI融合の最前線

脳研究で、快感を人工的に生み出すことに成功。また、人工知能が中国の医師国家試験に合格するなど、近年、脳と人工知能の研究・開発が急速に進んでいる。では、脳と人工知能をつなぐと、何ができるのか? 「脳AI融合」の最先端の状況を、この新たな研究領域で活躍する著者たちが解説。想像を超える現実、可能性が示される。

著 者:紺野大地、池谷裕二 出版社:講談社 発行日:2021年12月

2022年3月号掲載

メタバースとは何か ネット上の「もう一つの世界」

「メタバース」とは、ゲームやアニメなどの世界観に基づく、リアルとは違う“もう1つの世界”のこと。インターネットにおいて、SNSの次のキラーサービスといわれる。うまく使えば自分の生活を良くし、ビジネスにも活かせる。そんなメタバースの全容を、情報技術、そしてサブカルチャーをよく知る著者がわかりやすく説く。

著 者:岡嶋裕史 出版社:光文社(光文社新書) 発行日:2022年1月

2022年2月号掲載

ロボットと人間 人とは何か

家庭での雑談相手や語学教師など、人と関わるロボットが身近になりつつある。ロボットが意図や欲求を持ち、自律的に動くようになるのも、そう遠い未来ではないだろう。そんな社会の到来を前に問うべきは、「人間の本質とは何か」ということ。世界的なロボット工学者が、自らの研究開発と、それを通じて思索してきたことを語る。

著 者:石黒 浩 出版社:岩波書店(岩波新書) 発行日:2021年11月

2022年1月号掲載

脱炭素で変わる世界経済 ゼロカーボノミクス

日本の脱炭素への意識は、欧米に比べるとまだまだ低い。だが、世界はすでにゼロカーボンへと移行しつつある。それは単に地球温暖化対策にとどまらない。“経済問題”であり“国家間の覇権闘争”でもあるのだ。再生可能エネルギー市場を席巻する中国、猛追する米国…。日本が直視すべきゼロカーボノミクスの実態が示される。

著 者:井熊 均、王婷、木通秀樹/瀧口信一郎 出版社:日経BP 発行日:2021年11月

2022年1月号掲載

教養としてのデジタル講義

今日、テレワーク、オンライン注文が当たり前になるなど、デジタル技術が急速に発展している。社会のデジタル化は、生活を便利にする反面、プライバシーやセキュリティにおける弊害も大きい。その危険性と可能性を、ハーバード大学の有名教授らが解説した。今、知っておきたい「デジタル社会」の基礎知識が学べる書だ。

著 者:ハル・アベルソン、ケン・リーディン、ハリー・ルイス/ウェンディ・セルツァー 出版社:日経BP 発行日:2021年11月

2021年12月号掲載

文学部の逆襲 人文知が紡ぎ出す人類の「大きな物語」

今日、資本主義は一部の者だけを潤し、多くの人は豊かになれない。民主主義も、資本の意向に左右され、機能不全に陥っている。こうした状況を打破するカギは、「物語」だ。歴史を振り返れば、感動を生む物語が世の中を新しい方向へ導いた。本書は、人々に共感される「大きな物語」、それを紡ぎ出す“人文の力”の重要性を説く。

著 者:波頭 亮 出版社:筑摩書房(ちくま新書) 発行日:2021年10月

2021年12月号掲載

盾と矛 2030年大失業時代に備える「学び直し」の新常識

2030年までに1600万人が職を失う…。そんな大失業時代の到来が囁かれている。こうした時代をどう生き抜くか。カギは、知識やスキルのアップデート、つまり「学び直し」にある。自分を守る「盾」にも、攻めるための「矛」にもなる学び直し。その実践のためのヒントが、DXなど現在進行中の技術や社会変化を示しつつ語られる。

著 者:ロバート・フェルドマン、加藤 晃 出版社:幻冬舎 発行日:2021年9月

2021年12月号掲載

ブレインテックの衝撃 脳×テクノロジーの最前線

念じるだけでスマホを操作する。脳に機械をつなぎ思考を読み取る…。まるでSFのようなこの技術、近い将来に現実のものになるかもしれない。フェイスブック等のIT企業が続々と脳に関わる技術開発に乗り出しているのだ。彼らの狙いは何か。懸念されるリスクは? 急ピッチで進められる「ブレインテック」開発の最前線に迫る。

著 者:小林雅一 出版社:祥伝社(祥伝社新書) 発行日:2021年10月

2021年8月号掲載

AIは人間を憎まない

プログラムに忠実なAI(人工知能)が、人間を滅ぼしかねない ―― 。AIに対し、こうした懸念を抱く人たちを「合理主義者」という。AIが人間並みの知能を得た時、何が起こるのか。もし暴走したら、人間はそれを止められるのか。合理主義者への取材を基に、AIの「可能性」と「リスク」を徹底検証、私たちの未来を見通す。

著 者:トム・チヴァース 出版社:飛鳥新社 発行日:2021年6月

2021年7月号掲載

どうせ死ぬから言わせてもらおう

かつて「世界第2位の経済大国」として栄華を極めた日本。だが近年は、様々なデータから明らかなように、国力を低下させ続けている。その要因はいったい何なのか? 生物学者であり、早稲田大学名誉教授の著者が、「どうせ死ぬから言わせてもらおう」と、科学者の冷徹な目で、縦横無尽に日本の政治、社会の課題を斬る!

著 者:池田清彦 出版社:KADOKAWA(角川新書) 発行日:2021年5月

2021年6月号掲載

未来探究2050 東大30人の知性が読み解く世界

2050年。今から30年先の世界は、どんな姿をしているのか? 知識の世紀ともいわれる21世紀、その問いに答えるには、「知の未来」を知る必要がある。脳神経科学、ロボット研究、リスク研究、精神保健・人権政策…。文系理系、東京大学の多彩な知性が、それぞれの研究分野の将来像を展望。未来社会を読み解くヒントを示す。

著 者:東京大学未来ビジョン研究センター(編) 出版社:日経BP・日本経済新聞出版本部 発行日:2021年3月