新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント)』
2023年12月号掲載
TSMC(台湾積体電路製造)は、半導体の世界で“唯一無二”の存在だ。あらゆるテクノロジー製品に必要な半導体を世界中に供給し、圧倒的シェアを誇る。なぜ、こんなに強いのか? 2万人もの技術者チーム、歩留まり率99%以上の生産技術、技術力とコスト優位性の両立…。競合他社を寄せ付けない、その強さの秘密を明かす。
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2023年11月号掲載
「クライメートテック」とは、再生可能エネルギーや電気自動車といった、気候変動に立ち向かうための技術的ソリューションのこと。今、世界が注目し、関連する分野には毎年数兆円規模のマネーが流れ込んでいるという。脱炭素の潮流が生んだこの新たな経済圏について、自らクライメートテック企業を興した著者が解説する。
首都直下地震、南海トラフ巨大地震、富士山噴火。これらの大災害は、ほぼ同時に起こるおそれがある! 東京都知事の特別秘書として都の防災施策を見てきた著者が「大連動」の可能性に言及。単体の災害を想定するだけでは不十分と警鐘を鳴らす。関東大震災から100年、最悪の事態を想定し、自分なりに備える一助となる1冊だ。
2023年10月号掲載
今、世間を賑わせているChatGPT。対話型のAI(人工知能)はこれまでにも存在していたのに、なぜこれほど注目を集めているのか? その秘密に、情報技術の専門家が迫った。ChatGPTのすごさ、社会にもたらす危険性など、メリットとデメリットの両面から解説。この新技術と上手に付き合っていく上で、助けとなる1冊だ。
2023年9月号掲載
ChatGPTの登場以降、注目を浴びている「生成AI」。言葉でリクエストすれば、文章や画像などのコンテンツを瞬時に生み出す、新種のAIだ。そんな「言葉を理解して操る人工知能」について、その進化を長年追い続けてきた著者が平易に解説。基本的な原理から、ビジネスに与える影響、予想されるリスクまで、多面的に伝える。
2023年8月号掲載
日本の土地が、脱炭素の美名の下に外資に買い進められている! 太陽光や風力発電の開発用地として国土を切り売りし、エネルギーインフラの外国依存を強める日本。用地買収は離島や安全保障上の要衝にまで及ぶ。にもかかわらず、政府はその全貌を掴めていない…。静かに迫る亡国の危機を訴え、取るべき規制のあり方を示す。
2023年7月号掲載
“限りない成長”と“持続可能性”。今、私たちの社会は、両者の間で揺れている。これから進むべきは、どちらの道か? 著者の答えは、後者だ。そして、科学と資本主義は“車の両輪”のような形で歩んできたとし、その過去・現在・未来を俯瞰。目指すべき、環境・福祉・経済が調和した、「持続可能な福祉社会」の像を示す。
欧州連合(EU)は、環境規制を通じて世界に覇を唱えようとしている。独自の厳しい規制、環境対策の緩い国の製品への関税、持続可能な経済活動の基準づくり…。他国から反発の声も上がる中、激化する主導権争いはどこに向かうのか。欧州で長年このテーマを取材してきた日経記者が、EU発の“パワーゲーム”の実相を描き出す。
2023年5月号掲載
パソコンやスマホ、自動車など身近な製品からロケットまで。「半導体」の用途は広がる一方だが、生産できる企業は一握り。製造工程は複雑、コストは膨大で、今や石油をしのぐ「戦略的資源」ともいわれる。そんな世界最重要テクノロジーについて、いびつな業界構造、グローバル化、米中対立の新側面など、全体像を解き明かす。
AIは、人間の未来をより良いものにしてくれるのか? 多くの「楽観論者」の主張を検討した著者は、全面的な楽観はできないと言う。そう考える原因は、テクノロジー自体にあるのではない。AIを都合よく利用する“人間”の側にある。自動化が進む世界で人はいかにあるべきか。『ニューヨーク・タイムズ』紙の記者が問い直す。
2023年4月号掲載
10年後、20年後の日本の姿とは? 長年、日本の未来を考え続けてきた野口悠紀雄氏が、この国の将来を予測。経済、安全保障、医療・福祉など、様々な角度から、激変する社会の姿を描く。氏は言う。「未来は与えられるものではなく、主体的に作っていくもの」。そのためには、未来を正しく理解し、変化に備えねばならない。
2023年2月号掲載
エネルギーの枯渇、金融システムの破綻、気候変動問題…。今、人類は様々な脅威に直面している。このままでは、私たちの社会は“崩壊”しかねない ―― 。現代文明の脆さを喝破した、警世の書である。これから起きることは何か? 多方面で指数関数的に増加する“危機要因”を明らかにし、地球的規模の崩壊の道筋を予測する。
2023年1月号掲載
地球温暖化対策は、猛烈なスピード(速度)と途方もないスケール(規模)で取り組むことが必要 ―― 。既得権益層の抵抗に打ち克ち、企業や株主を巻き込んでムーブメント(社会運動)を起こし、クリーンテクノロジーへの投資を加速する…。世界的ベンチャー・キャピタルの会長が、破滅的な未来を回避するための具体策を示す。
著者は、福島原発「国会事故調」委員長を務めた黒川清氏。氏は言う。「この30年間、日本は世界の変化に対応することができていない」と。世界の経済や科学研究が激変する一方、日本の大学の国際競争力や、科学技術力は凋落の一途を辿る。本書では、こうした低迷の背景にあるものを考察、日本が変わるための処方箋を示す。
SNSや人工知能(AI)など、「デジタル・テクノロジー」は、人々の生活を豊かにした。だが一方で、それが民主主義と社会秩序を壊している、とデータテクノロジーの専門家は言う。自分で考えず機械に判断を委ねる、技術の有無が所得格差を拡大する、といった事態が生じているのだ。未来の社会はどうなるのか、本書は展望する。
2022年12月号掲載
巨大なエネルギーが放出された東日本大震災によって、日本列島は地殻の変動期を迎えた。「南海トラフ巨大地震」は2035年前後の発生が予測され、富士山は「噴火スタンバイ」状態にある。刻々と迫る危機に私たちはどう備えればよいのか。地球科学の専門家が、巨大地震や火山噴火について詳述し、災害に対する心構えを説く。
ねつ造、改ざん、盗用…。正確さや客観性が求められる科学の世界で、“研究不正”が後を絶たない。2014年には「STAP細胞事件」「ノバルティス事件」が起こり、世間を騒がせた。研究不正は、なぜ行われるのか? 国内外の様々な事例を取り上げ、その原因や手口を分析。不正防止に向け、“不都合な真実”を明らかにする。
2022年9月号掲載
私たちの未来は、驚きに満ちたものとなる! 米MITのメディアラボ所長を経て、起業家として活躍する著者が、最先端のテクノロジーが社会や経済、文化、そして個人に及ぼす変化を予測した。「web3」「メタバース」「NFT」。この3つをキーワードに、様変わりする世界の姿を描く。大転換の時代を生きる上で、指針となる書だ。
インターネットは、ウェブサイトや電子メールの登場(Web1)から、スマホやSNSの隆盛(Web2)へと変遷してきた。そして今、Web3が世界を変えつつある。それは、GAFAなどの巨大な既得権益層から個人が権利を取り戻す動きのことだ。Web3の本質は何か、社会に与える影響とは…。米大手暗号資産取引所の日本代表が語る。
日本が誇るスーパーコンピュータ「富岳」。それをはるかに凌ぐのが「量子コンピュータ」だ。富岳でも数万~数億年かかる計算を、わずか数分でやり遂げるという。そんな「夢の超高速計算機」について平易に解説。基本的な原理から、自動車、金融など各産業に与える影響、社会・政治的インパクトに至るまで、多面的に伝える。
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