脱炭素で変わる世界経済 ゼロカーボノミクス 最新号
最新号

2022年1月号掲載

脱炭素で変わる世界経済 ゼロカーボノミクス

日本の脱炭素への意識は、欧米に比べるとまだまだ低い。だが、世界はすでにゼロカーボンへと移行しつつある。それは単に地球温暖化対策にとどまらない。“経済問題”であり“国家間の覇権闘争”でもあるのだ。再生可能エネルギー市場を席巻する中国、猛追する米国…。日本が直視すべきゼロカーボノミクスの実態が示される。

著 者:井熊 均、王婷、木通秀樹/瀧口信一郎 出版社:日経BP 発行日:2021年11月
推しエコノミー 最新号
最新号

2022年1月号掲載

推しエコノミー

一昔前、オタクは「萌え」という言葉で、キャラクターやタレントへの愛を表した。しかし、今は「推し」。萌えのように、内的な感情で対するより、一緒に何かすることに重きを置く。なぜ、ファン心理は変化したのか? この変化が経済に及ぼす影響とは? エンタメ業界に地殻変動を起こす「推し」について、社会学者が解説する。

著 者:中山淳雄 出版社:日経BP 発行日:2021年10月

2021年12月号掲載

データエコノミー入門

これまでの世界をコントロールしてきたのは、資金力や権力だった。今、それが変わりつつある。今後、重要になるのはデータだ。とりわけ、「マネーのデータ」に注目すべきだと本書は指摘。データを制する者が世界を制する ―― 。そんな「データ資本主義」と呼ぶべき新たな経済の仕組みを、野口悠紀雄氏が平易に解説する。

著 者:野口悠紀雄 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2021年10月

2021年12月号掲載

文学部の逆襲

今日、資本主義は一部の者だけを潤し、多くの人は豊かになれない。民主主義も、資本の意向に左右され、機能不全に陥っている。こうした状況を打破するカギは、「物語」だ。歴史を振り返れば、感動を生む物語が世の中を新しい方向へ導いた。本書は、人々に共感される「大きな物語」、それを紡ぎ出す“人文の力”の重要性を説く。

著 者:波頭 亮 出版社:筑摩書房(ちくま新書) 発行日:2021年10月

2021年12月号掲載

「不確実性」超入門

「不確実性」が今、世界を覆っている。新型コロナのパンデミック、株式相場の乱高下…。複雑化する現代社会では、思いもよらぬ出来事が起こる。これらに対処するには、不確実性を理解し、それがもたらすリスクを制御する必要がある。そんな「想定外の時代」の必須教養を、常にリスクと向き合う金融市場のプロが解説する。

著 者:田渕直也 出版社:日経BP・日本経済新聞出版本部(日経ビジネス人文庫) 発行日:2021年10月

2021年11月号掲載

決定版 デジタル人民元

2022年2月、北京五輪での披露が見込まれるデジタル人民元。だが、その仕組みや発行の狙いはいまだ謎に包まれたまま。それは、デジタル人民元が中国の国家戦略と深く関わっているからに他ならない。米国の通貨・金融覇権に挑戦し、「人民元通貨圏」を形づくる ―― 。そうした中国の目論見を、元日銀審議委員が徹底解説する。

著 者:木内登英 出版社:東洋経済新報社 発行日:2021年9月

2021年10月号掲載

ナラティブ経済学

経済の変化は、「ナラティブ」の理解なくして語れない ―― 。“物語”と同義ともされるナラティブは、時に人々の決断を左右し、流行や狂乱を生む。例えば、ビットコイン。その熱狂をもたらした一因はナラティブだったと、ノーベル経済学賞受賞者の著者は指摘。これら様々な実例を交え、経済を動かす物語の力を読み解いていく。

著 者:ロバート・J・シラー 出版社:東洋経済新報社 発行日:2021年8月

2021年9月号掲載

監視資本主義

グーグルは、人間を操り人形にする ―― 。今日、生活に欠かせないデジタル機器は、あらゆる行動データを巨大IT企業にもたらす。そして、私たちの行動は監視され、操られてさえいる。これを「監視資本主義」と名付けた著者が、現状を説き、未来を見通した。ハーバード・ビジネススクール名誉教授の手になる世界的ベストセラー。

著 者:ショシャナ・ズボフ 出版社:東洋経済新報社 発行日:2021年7月

2021年8月号掲載

超加速経済アフリカ

多くの人がスマホを持ち、モバイルマネーを使い、巨大ショッピングモールは大賑わい ―― 。これが、今のアフリカだ! アフリカと聞くと、スラムや飢餓、内戦などが思い浮かぶが、それは一部のこと。本書は、加速度的に発展しつつある当地の現状、日本人が知らない本当の姿を伝える。アフリカのイメージが変わる1冊だ。

著 者:椿 進 出版社:東洋経済新報社 発行日:2021年6月

2021年7月号掲載

パーパス経営

今後、世界を動かすのは「カネ」ではない。「志(パーパス)」である ―― 。資本主義が綻びを見せる中、近年、ESG(環境・社会・統治)やSDGs(持続可能な開発目標)が注目されている。だが、これらは経営戦略としては不十分だと指摘。高い志に基づく「志本主義」と、21世紀型の成長を実現する「新SDGs」の考え方を説く。

著 者:名和高司 出版社:東洋経済新報社 発行日:2021年5月

2021年5月号掲載

日本化におびえる世界

経済、財政が悪化。金融政策で打つ手は限られる…。1990年代以降、日本は長期停滞に苦しんでいる。そして今、新型コロナの感染拡大で、海外も同じような局面を迎えた。本書は、コロナ対策の景気刺激策による財政悪化など、世界が直面する「日本化」の正体を明らかにするとともに、いまだ脱却できない日本の実態を解説する。

著 者:太田康夫 出版社:日経BP・日本経済新聞出版本部 発行日:2021年2月

2021年5月号掲載

まちづくり幻想

多額の財源を投じているにもかかわらず、地方の衰退が止まらない。なぜ、うまくいかないのか。それは、多くの人が「幻想」に囚われているからだ。予算があればどうにかなる、成功事例をマネすればよい…。本書は、多くの事例を挙げて幻想がもたらす弊害を指摘するとともに、これを振り払い、再生を果たすヒントを提示する。

著 者:木下 斉 出版社:SBクリエイティブ(SB新書) 発行日:2021年3月

2021年4月号掲載

日本企業の復活力

コロナショックが、経営を進化させる! コロナ禍による経済危機は、バブル崩壊に次ぐ深刻さだという。しかし、物事には陰陽両面がある。本書は、今回の世界的危機が与える影響を“プラス思考”で考察、ポストコロナ時代の企業のあるべき姿を示す。日本企業研究の第一人者が送る、日本企業へのエールとなる1冊である。

著 者:伊丹敬之 出版社:文藝春秋(文春新書) 発行日:2021年1月

2021年3月号掲載

ビジネスの未来

「エコノミーにヒューマニティを取り戻す」。副題が示す通り、人が人らしく生きられる社会システムについて考察した書だ。低成長=社会の成熟であり、悲しむべきことではない。経済成長を追い求める従来のビジネスは、歴史的使命を終えたと指摘。資本主義の現状を分析した上で、未来への方向性、今後すべきことが示される。

著 者:山口 周 出版社:プレジデント社 発行日:2020年12月

2021年2月号掲載

アンダークラス2030

2030年に日本で起こること。それは“格差社会化”の完成だ。非正規雇用で、低所得の「アンダークラス」が巨大化する。バブル期に現れたフリーター、就職氷河期に社会に出た若者が中高年となり、社会の中心を占めるようになるからだ。格差拡大、貧困の増大は、社会をどう変えるのか。日本の階級構造研究の第一人者が見通す。

著 者:橋本健二 出版社:毎日新聞出版 発行日:2020年10月

2021年1月号掲載

経験なき経済危機

新型コロナウイルスの感染拡大により、世界が、いまだ経験したことのない経済危機に陥っている。そんな中、迷走を続けた日本政府の対応。第2波、第3波に備えるためにも、政策の検証が必要だ。補償なき営業自粛要請、一律10万円給付、GoToトラベル…。本書はデータを基に、実行された対策の是非を問い、提言を行う。

著 者:野口悠紀雄 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2020年10月

2021年1月号掲載

グレート・リセット

歴史的に見て、感染症は「グレート・リセット」 ―― これまでの経済や社会のあり方を覆す引き金となった。今回の新型コロナもそのようだ。では、成長率重視の経済のゆくえは。気候変動など環境問題はどうなるのか。人と人との絆、行動に及ぼす影響とは。世界経済フォーラム創設者らが、次に訪れる新たな世界を読み解いた。

著 者:クラウス・シュワブ、ティエリ・マルレ 出版社:日経ナショナル ジオグラフィック社 発行日:2020年10月

2021年1月号掲載

アマゾン化する未来

ベゾノミクス ―― コロナ禍で一人勝ちするアマゾンのビジネスモデルを表す言葉である。ジェフ・ベゾスが築いたこのモデルは、今後、企業の枠を超えて世界に普及する。だが、それが広がった未来は必ずしも明るいものではない。ベゾノミクスとは何か。それがもたらす影響とは? ジャーナリストがアマゾン化する世界を読み解く。

著 者:ブライアン・デュメイン 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2020年10月

2020年12月号掲載

人新世の「資本論」

「人新世」とは、人間の経済活動が地球を破壊する、新たな時代のこと。実際、「100年に一度」級の異常気象が毎年、世界中で起きている。地球環境を守るには、経済成長優先の資本主義を改めねばならない。そのためのカギとなる、晩期マルクスの思想 ―― 平等で持続可能な社会を目指す「脱成長型経済」の考え方を読み説く。

著 者:斎藤幸平 出版社:集英社(集英社新書) 発行日:2020年9月

2020年12月号掲載

経済危機はいつまで続くか

コロナ・ショックは人と物の動きを止め、リーマン・ショック以上の危機を世界にもたらした。今後、世界、日本の経済はどうなるのか? コロナは抑えたものの、過剰債務を抱える中国は、企業倒産が増えかねない。感染被害の対策を巡り足並みが乱れたEUは、崩壊のリスクが高まる…。事例やデータを基に、先を見通す。

著 者:永濱利廣 出版社:平凡社(平凡社新書) 発行日:2020年10月