資本主義再興 危機の解決策と新しいかたち
最新号掲載
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2025年2月号掲載

資本主義再興 危機の解決策と新しいかたち

世界は今、異常気象や社会の分断など、数々の問題を抱えている。その根源は、利益のためなら、他者や環境、社会を顧みない「資本主義」システムだ。これを、いかに修正すればよいか、世界的経済学者が答えを出した。ビジネスの「目的(パーパス)」「道徳律」「利益」といった観点から、資本主義の望ましいあり方を明らかにする。

著 者:コリン・メイヤー、宮島英昭(監訳) 出版社:日経BP 発行日:2024年12月
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2025年1月号掲載

この一冊でわかる世界経済の新常識2025

2025年、世界の経済・社会はどうなるのか? 激しく流動する世界の行方を、大和総研のエコノミストたちが見通した。トランプ新政権下の米国、不動産不況や人口減少問題に直面する中国、緩やかな成長が見込まれるも下振れリスクに注意を要する日本…。ビジネスパーソンなら知っておきたい情報を広範に把握できる1冊だ。

著 者:熊谷亮丸(監修)、大和総研(編著) 出版社:日経BP 発行日:2024年11月
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2025年1月号掲載

バブルと資本主義が日本をつぶす ――人口減と貧困の資本論

日本は今、衰退の一途をたどっている。歯止めのかからない“異次元”の少子化、バブルともいうべき株高、“中間層”の分解、等々。これら、すべての背景にあるのは「貧困」であり、そして「資本主義」である。マルクス経済学者が、社会に貧困をもたらす原因 ―― 資本主義が成立して以来の根本的な問題を指摘し、警鐘を鳴らす。

著 者:大西 広 出版社:筑摩書房(ちくま新書) 発行日:2024年10月
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2025年1月号掲載

ほんとうの日本経済 データが示す「これから起こること」

人口が減り続けてやまない日本。今後、この国の経済・社会がどこへ向かうのか、各種データを基にアナリストが明らかにした。生産性は堅調だが、経済成長率は低迷。賃金は上昇基調に転じる。人手不足はますます深刻に…。先が見えにくい今だからこそ、知っておきたい“人口減少経済”における「変化」と「未来予測」を提示する。

著 者:坂本貴志 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2024年10月
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2024年12月号掲載

異次元緩和の罪と罰

2013年、「これまでとは全く次元の違う金融緩和」として始まった“異次元緩和”。2024年3月、日銀はこれに終止符を打つ。財政規律の弛緩、膨れ上がった日銀の国債保有残高、メディアや国民の不信…。類例がないこの政策は、日本経済の姿を変えた。元日銀理事が異次元緩和の11年間を総括し、問題点の数々を明らかにする。

著 者:山本謙三 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2024年9月
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2024年10月号掲載

データでわかる2030年 雇用の未来

今後、気候変動対策や循環型経済などが進めば、産業構造が劇的に変わる。その時、雇用はどうなるのか? 社会が抱える問題を踏まえ、これから先細りする雇用、生まれてくる雇用について語った。自動車産業の雇用は世界全体で600万人減る、農法研究などの雇用は430万人増える…。データを基に、近未来の社会の姿を示す。

著 者:夫馬賢治 出版社:日経BP・日本経済新聞出版(日経プレミアシリーズ) 発行日:2024年7月
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2024年10月号掲載

弱い円の正体 仮面の黒字国・日本

円安が止まらない。2024年4月には1ドル160円台と、約34年ぶりの安値を更新。なぜか。弱い円の正体は統計上の数字だけでは見えない。こう指摘するエコノミストが、為替市場の「需給」を分析し、円安の真因に迫った。経常収支の分析から、インバウンド需要の黒字を上回る「新時代の赤字」、「仮面の黒字国」の姿が見えてくる。

著 者:唐鎌大輔 出版社:日経BP・日本経済新聞出版(日経プレミアシリーズ) 発行日:2024年7月
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2024年8月号掲載

20世紀経済史 上・下 ユートピアへの緩慢な歩み

市場経済・近代的企業・技術が牽引した「長い20世紀」は終わった ―― 。1870年から2010年まで、人類史上初めて「経済」が主役となった世紀を克明に描き出す。「長い20世紀」の始まり、この世紀が人々や社会にもたらしたもの、そして迎えた終焉。大局的な視点から「経済成長は人類を幸福にしたか?」を問う1冊だ。

著 者:ブラッドフォード・デロング 出版社:日経BP 発行日:2024年6月
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2024年8月号掲載

新自由主義 ――その歴史的展開と現在

1970年代以降、英米から世界に広がった“新自由主義”。自由市場を信奉し、小さな政府や規制緩和を掲げるそれは、今、社会の格差を増大させる一因となっている。なぜ、このような思想が世界に浸透したのか? 政治経済の中枢を占める人々の思惑、そして新自由主義を各国に受け入れさせた手練手管を、歴史を辿り明らかにする。

著 者:デヴィッド・ハーヴェイ、渡辺 治(監訳) 出版社:作品社 発行日:2007年3月
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2024年6月号掲載

世界を変えた8つの企業

「企業」という存在は、常に世界の行方を左右してきた。古代ではローマを戦争の勝利に導き、20世紀にはフォードが米国民に夢を与えた。そして今、フェイスブックが民主主義の形を変えつつある。彼らの姿から見えてくるのは、単なる利益追求に終わらない企業のあり方だ。歴史を振り返り、改めてその“存在意義”を検証する。

著 者:ウィリアム・マグヌソン 出版社:東洋経済新報社 発行日:2024年4月
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2024年5月号掲載

僕たちはまだ、インフレのことを何も知らない ――デフレしか経験していない人のための物価上昇2000年史

数十年ぶりに、世界中で「インフレーション」(物価上昇)が、冬眠から目覚めつつある。なぜか? これからどうなるのか? 取るべき対策とは? 欧州最大の銀行HSBCの上級経済顧問が、歴史を振り返りながら、インフレについて述べる。デフレしか経験していない世代にとり、インフレにまつわる謎が解ける良きガイドである。

著 者:スティーヴン・D・キング 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2024年3月
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2024年5月号掲載

武器化する経済 アメリカはいかにして世界経済を脅しの道具にしたのか

米国の凄さは軍事力や経済力だけではない。インターネットや金融インフラなど、「目に見えない」ところも支配しているところにある。本書は、世界にまたがるこれらのシステムがいかに生まれ、米国の覇権を支えているのか、事例を交えて解説。「見えない力」を武器に、敵国だけでなく同盟国をも服従させる米国の実態を描く。

著 者:ヘンリー・ファレル、アブラハム・ニューマン 出版社:日経BP 発行日:2024年3月
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2024年3月号掲載

民主主義と資本主義の危機

民主主義と資本主義。冷戦後の世界を支えた2つの原理が今、岐路に立っている。それを示すのが、トランプ前大統領をはじめとした自由で民主的な価値観と相容れない指導者の台頭だ。背景に何があるのか? 格差の拡大やエリートへの不信…。本書は政治と経済が犯した失敗と人々の怒りを明らかにし、どう改革すべきかを論じる。

著 者:マーティン・ウルフ 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2024年1月
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2024年3月号掲載

漂流する日本企業 どこで、なにを、間違え、迷走したのか?

「失われた30年」の間、日本企業は伸び悩んでいる。原因は、戦後の成長を支えた“経営の原理”を忘れたこと! すなわち、積極的な設備投資や人材投資で企業を成長させ、結果的に株主にも報いる、という姿勢が失われた。この「従業員主権経営」の復権を、日本企業研究の第一人者が説き、株主偏重の今の経営に警鐘を鳴らす。

著 者:伊丹敬之 出版社:東洋経済新報社 発行日:2024年1月
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2024年2月号掲載

残酷すぎる 幸せとお金の経済学

“幸せ”の感じ方は人それぞれ。これを統計的に分析し、幸せの度合いを決める要因を明らかにするのが「幸福の経済学」だ。その最新の研究成果を、気鋭の経済学者が紹介する。お金持ちほど幸せになれる、弟がいる長女は年収が低い傾向にある等々。出世や結婚、家族構成にまつわる衝撃的事実を示し、“幸せの正体”を解き明かす。

著 者:佐藤一磨 出版社:プレジデント社 発行日:2023年11月
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2024年1月号掲載

この一冊でわかる世界経済の新常識2024

様々なリスクを抱え、先が見えにくい今日の世界経済。2024年はどんな局面を迎えるのか、大和総研のエコノミストたちが見通す。米国は堅調な景気を維持できるのか、EU各国の財政は大丈夫か、日本の景気は今後どうなるのか…。ビジネスパーソンが知っておきたい世界経済の行方を多面的に展望し、1冊にまとめた。

著 者:熊谷亮丸(監修)、大和総研(編著) 出版社:日経BP 発行日:2023年11月
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2023年12月号掲載

プア・ジャパン 気がつけば「貧困大国」

経済大国から貧困大国へ ―― 。かつて「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と称された日本経済も、今は昔。30年近く賃金は上がらず、購買力は先進国で最低レベルまで落ち込んだ。著者いわく、凋落の根本にあるのは経済政策の失敗だ。円安政策や補助金バラマキなど、政府の経済運営の問題点に、野口悠紀雄氏が鋭く切り込む。

著 者:野口悠紀雄 出版社:朝日新聞出版(朝日新書) 発行日:2023年9月
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2023年11月号掲載

資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか

パンデミック、異常気象、不安定な仕事…。今日、世界は様々な危機に直面している。それらの根源にあるのは、“カニバル(共喰い)資本主義”だ! 自然や社会、政治など、人間を支える土台を貪り喰い、その結果自身の存続まで危うくしている資本主義。世界に破局をもたらしかねないこの社会システムに、世界的政治学者が警鐘を鳴らす。

著 者:ナンシー・フレイザー 出版社:筑摩書房(ちくま新書) 発行日:2023年8月
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2023年11月号掲載

ジェンダー格差

国連の「持続可能な開発目標」(SDGs)にも掲げられ、近年、注目を集めている“ジェンダー平等”。だが、男女間の格差は依然として大きい。労働、教育、育児…。様々な場面で顔をのぞかせる「ジェンダー格差」に、どう対処するか? 労働参加や教育機会、育児負担など、各種問題への解決策を、エビデンスをもとに考察する。

著 者:牧野百恵 出版社:中央公論新社(中公新書) 発行日:2023年8月
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2023年9月号掲載

無形資産経済 見えてきた5つの壁

経済は停滞し、格差は拡大、そして競争は機能不全…。今日の世界経済は、様々な「壁」に直面している。これらの問題はなぜ生じているのか? 根本にあるのは、研究開発やブランド、ソフトウェアなどの「無形資産」が価値を持つ経済の台頭だ。“無形経済”が抱える課題の全貌を、金融・経済政策の専門家らが解説する。

著 者:ジョナサン・ハスケル、スティアン・ウェストレイク 出版社:東洋経済新報社 発行日:2023年7月
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