「モディ化」するインド ――大国幻想が生み出した権威主義
最新号掲載
最新号掲載

2024年8月号掲載

「モディ化」するインド ――大国幻想が生み出した権威主義

近年、国際社会で存在感が高まる、インド。多くの人がこの大国に抱くイメージは、「世界最大の民主主義国」「経済が急成長を続ける国」などだろう。だが、インドの政治経済を研究する著者によれば、それは実態とかけ離れている。政治・経済・外交…。モディ政権下で急速に変質するインドの“真の姿”を、様々な角度から示す。

著 者:湊 一樹 出版社:中央公論新社(中公選書) 発行日:2024年5月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

世界は見ている、 ここが日本の弱点
最新号掲載
最新号掲載

2024年8月号掲載

世界は見ている、 ここが日本の弱点

今日、世界は「戦争」の時代に突入したといえる。ウクライナしかり、ガザしかり。日本も安穏とはしていられない。実は、この国には“弱点”が山積みだ。資質なき指導者、輸入頼みの食料や医薬品、自滅をもたらす専守防衛など、他国がつけ込む余地は多い。自国を守るために、私たちが知っておくべき問題の数々を元外交官が示す。

著 者:中川浩一 出版社:育鵬社 発行日:2024年5月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2024年7月号掲載

民間軍事会社 「戦争サービス業」の変遷と現在地

政府、軍などから要請を受け、紛争地やリスクの高い国で活動する「民間軍事会社」。彼らはどんな業務を行っているのか? 軍隊や警備会社と異なる点は? 長年、民間軍事会社を取材している危機管理の専門家が、その全貌を提示。「有事」における警備業務、政府の代理人としての活動など、謎に満ちた業界の実態が明かされる。

著 者:菅原 出 出版社:平凡社(平凡社新書) 発行日:2024年4月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2024年6月号掲載

ガザ紛争の正体 暴走するイスラエル極右思想と修正シオニズム

2023年10月7日、イスラーム主義組織ハマスがイスラエルを奇襲攻撃した。それは一見、パレスチナ側の暴挙にも思えるが、中東問題に詳しい著者は「起こるべくして起きた」と指摘。パレスチナ人に対する差別・虐待、暴走するイスラエル政権…。泥沼化するガザ紛争の実態と、背景にある歴史的、思想的要因を描き出す。

著 者:宮田 律 出版社:平凡社(平凡社新書) 発行日:2024年4月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2024年5月号掲載

武器化する経済 アメリカはいかにして世界経済を脅しの道具にしたのか

米国の凄さは軍事力や経済力だけではない。インターネットや金融インフラなど、「目に見えない」ところも支配しているところにある。本書は、世界にまたがるこれらのシステムがいかに生まれ、米国の覇権を支えているのか、事例を交えて解説。「見えない力」を武器に、敵国だけでなく同盟国をも服従させる米国の実態を描く。

著 者:ヘンリー・ファレル、アブラハム・ニューマン 出版社:日経BP 発行日:2024年3月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2024年4月号掲載

人口は未来を語る 「10の数字」で知る経済、少子化、環境問題

アフリカの人口爆発、移民の増加、高齢者の急増による経済成長の鈍化…。今後の世界のあり方は、「人口動態」がカギを握っている。人口学者の著者は、今日、人口動態は経済発展ではなく、文化や価値観で決まると指摘。データを基に、人口の変動、未来を語る。少子高齢化に拍車がかかる日本の将来を考える上で、示唆に富む書だ。

著 者:ポール・モーランド 出版社:NHK出版 発行日:2024年1月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2024年4月号掲載

アメリカのイスラーム観 変わるイスラエル支持路線

戦後アメリカは、アフガン戦争やイラク戦争など、イスラーム世界への軍事介入を続けてきた。一方で、エルサレムをイスラエルの首都と認めるなど、親ユダヤの姿勢を取る。だが今、アメリカの対イスラーム観は若者を中心に変容しつつある。本書は、その背景にあるものを明らかにし、アメリカとイスラームの関係性を考察する。

著 者:宮田 律 出版社:平凡社(平凡社新書) 発行日:2024年1月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2024年4月号掲載

新・宇宙戦争 ミサイル迎撃から人工衛星攻撃まで

宇宙を制する者、戦争を制す ―― 。カーナビやATM、電車の運行まで、我々の生活はGPS(測位衛星システム)などの「宇宙資産」に大きく依存している。それが害されれば影響は甚大だが、今、宇宙攻撃の危険が高まっている。各国は宇宙空間での覇権確立のため、どんな戦略を立てているのか。元自衛隊空将が読み解く。

著 者:長島 純 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2024年1月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2024年3月号掲載

民主主義と資本主義の危機

民主主義と資本主義。冷戦後の世界を支えた2つの原理が今、岐路に立っている。それを示すのが、トランプ前大統領をはじめとした自由で民主的な価値観と相容れない指導者の台頭だ。背景に何があるのか? 格差の拡大やエリートへの不信…。本書は政治と経済が犯した失敗と人々の怒りを明らかにし、どう改革すべきかを論じる。

著 者:マーティン・ウルフ 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2024年1月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2024年3月号掲載

ガザ 日本人外交官が見たイスラエルとパレスチナ

ハマスによるイスラエル急襲と、それに対するイスラエルの地上侵攻。両者の衝突が続くガザの地は、パレスチナ問題の根深さを改めて見せつけている。だが、この70年の間には、イスラエルとパレスチナが和平に近づいた瞬間もあった。当時、現地で活動した元外交官が、両者の和平交渉の歩みと、その崩壊の原因を記す。

著 者:中川浩一 出版社:幻冬舎(幻冬舎新書) 発行日:2023年12月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2024年3月号掲載

特権と不安 ――グローバル資本主義と韓国の中間階層

グローバル化に伴う、格差の拡大と中間階層の分裂。今日、多くの国で見られるが、韓国のそれは独特のものがある。上流中産層が密集する大都市「江南」、そこでの生活がもたらす経済的・社会的な“特権”、そして多数の一般中産層にもたらされる“不安”。韓国で進む新たな不平等構造の実相に、都市や消費の視点から切り込む。

著 者:ハーゲン・クー、松井理恵(編訳) 出版社:岩波書店 発行日:2023年12月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2024年2月号掲載

歴史としての二十世紀

20世紀の戦争はなぜ起こり、なぜ各国に甚大な被害をもたらしたのか? 国際政治学者・高坂正堯が「戦争の世紀」を振り返った。その分析は、ロシアや中東など戦争の脅威が高まる今日の世界に、改めて政治と外交が果たすべき責任を突きつける。冷戦終結期の1990年に行われた氏の“幻の名講演”を、初めて書籍化したもの。

著 者:高坂正堯 出版社:新潮社(新潮選書) 発行日:2023年11月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2024年1月号掲載

この一冊でわかる世界経済の新常識2024

様々なリスクを抱え、先が見えにくい今日の世界経済。2024年はどんな局面を迎えるのか、大和総研のエコノミストたちが見通す。米国は堅調な景気を維持できるのか、EU各国の財政は大丈夫か、日本の景気は今後どうなるのか…。ビジネスパーソンが知っておきたい世界経済の行方を多面的に展望し、1冊にまとめた。

著 者:熊谷亮丸(監修)、大和総研(編著) 出版社:日経BP 発行日:2023年11月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2024年1月号掲載

世界史の中のパレスチナ問題

アラブとユダヤの「民族」的対立が続くパレスチナ。両者の争いを生じさせたものは何か? アラブ世界の多様な言語と宗教、近代の「国民国家」システム、第一次世界大戦以降の国際政治…。この地の歴史を辿り、問題の構造を解き明かす。イスラエルとハマスの対立が先鋭化する今日、中東問題の背景を知る上で好適な書である。

著 者:臼杵 陽 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2013年1月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2024年1月号掲載

イスラムがヨーロッパ世界を創造した 歴史に探る「共存の道」

「ヨーロッパの発展は、イスラム文明抜きではあり得なかった」。そう指摘する著者が、文化や芸術、食などの分野でイスラムがいかに貢献してきたかを語る。欧州を代表するワインや大聖堂の建築様式に見られるその足跡。そして、イスラム教徒とキリスト・ユダヤ教徒が長きにわたって共存してきたという意外な歴史が紹介される。

著 者:宮田 律 出版社:光文社(光文社新書) 発行日:2022年5月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2023年12月号掲載

インド ―グローバル・サウスの超大国

近年、国際的に存在感を増す“新興国の盟主”、インド。人口は中国を抜いて世界一、GDPは英仏をしのぎ世界5位。そして、非同盟中立の外交。もはや、この国を抜きに国際政治は語れない。そんな“最注目国家”を、インド経済研究の第一人者が分析した。宗教や経済、外交、格差の問題等々、同国を知るための情報が満載だ。

著 者:近藤正規 出版社:中央公論新社(中公新書) 発行日:2023年9月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2023年11月号掲載

人口からみた宗教の世界史 ユダヤ教・キリスト教・イスラムの興亡

今世紀末に、人口規模で世界最大の宗教になるといわれるイスラム教。その背景に何があるのか、他宗教との関係や、世界の宗教人口の推移を見ながら探っていく。今後ムスリム(イスラム教徒)の増加が見込まれる日本にとって、様々な宗教が混在する欧州におけるムスリムとの関わりなど、教訓となる話題も盛り込まれている。

著 者:宮田 律 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2023年8月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2023年10月号掲載

2050年の世界 ――見えない未来の考え方

人口、エネルギー、世界秩序、貿易…。世界は、これからどうなるのか? 英国屈指のジャーナリストが、30年後を見通した。化石燃料への依存は縮小し、米中関係は悪化、国際貿易の拡大に歯止めがかかるなど、「2050年の世界」を大胆に予測。1世代後の世界経済を、膨大なファクトと豊富な知見に基づき、照らし出す。

著 者:ヘイミシュ・マクレイ 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2023年7月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2023年10月号掲載

Z世代のアメリカ

“強いアメリカ”が過去のものになりつつある。泥沼化するテロとの戦い、コロナ禍で露呈した社会保障の脆弱さ…。こうした綻びを見て育った若者たちが今、新しいアメリカを模索し、様々なアクションを起こしている。社会正義と国際協調を求めて声をあげ、自ら行動する。そんなZ世代の姿と、変わりゆくアメリカ社会を描き出す。

著 者:三牧聖子 出版社:NHK出版(NHK出版新書) 発行日:2023年7月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2023年10月号掲載

習近平政権の権力構造 1人が14億人を統べる理由

「2期10年」を超える異例の3期目、そして終身の指導者へ ―― 。軍や政府を掌握し、あらゆる権力を一身に集める習近平総書記。本書は、彼がその地位を得るまでの歩みと、長期政権の今後を描いたものだ。米中対立の激化やグローバルサウスの台頭など、自国が抱える難題に習氏はどう向き合うのか、詳細なデータを基に解説する。

著 者:桃井裕理、日本経済新聞社データビジュアルセンター 出版社:日経BP 発行日:2023年8月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

TOPPOINT編集部厳選「必須のビジネス名著100選 2024年選書版 オールタイムベスト10ジャンル×10冊」を1部無料謹呈! TOPPOINT編集部厳選「必須のビジネス名著100選 2024年選書版 オールタイムベスト10ジャンル×10冊」を1部無料謹呈!