2022年3月号掲載

脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか 脳AI融合の最前線

脳研究で、快感を人工的に生み出すことに成功。また、人工知能が中国の医師国家試験に合格するなど、近年、脳と人工知能の研究・開発が急速に進んでいる。では、脳と人工知能をつなぐと、何ができるのか? 「脳AI融合」の最先端の状況を、この新たな研究領域で活躍する著者たちが解説。想像を超える現実、可能性が示される。

著 者:紺野大地、池谷裕二 出版社:講談社 発行日:2021年12月

2022年3月号掲載

メタバースとは何か ネット上の「もう一つの世界」

「メタバース」とは、ゲームやアニメなどの世界観に基づく、リアルとは違う“もう1つの世界”のこと。インターネットにおいて、SNSの次のキラーサービスといわれる。うまく使えば自分の生活を良くし、ビジネスにも活かせる。そんなメタバースの全容を、情報技術、そしてサブカルチャーをよく知る著者がわかりやすく説く。

著 者:岡嶋裕史 出版社:光文社(光文社新書) 発行日:2022年1月

2022年2月号掲載

ビッグテック5社を解体せよ

「人類史上、最も力を持つ企業」 ―― 。GAFA+Mの巨大IT企業5社は、今日、アメリカを実質的に支配している。彼ら「特権階級」は、独占的な地位を利用して情報を操作し、国民生活の隅々にまで影響を及ぼしているのだ。この国でいったい何が起きているのか。共和党上院議員である著者がその弊害を明らかにし、警鐘を鳴らす。

著 者:ジョシュ・ホウリー 出版社:徳間書店 発行日:2021年11月

2022年1月号掲載

教養としてのデジタル講義

今日、テレワーク、オンライン注文が当たり前になるなど、デジタル技術が急速に発展している。社会のデジタル化は、生活を便利にする反面、プライバシーやセキュリティにおける弊害も大きい。その危険性と可能性を、ハーバード大学の有名教授らが解説した。今、知っておきたい「デジタル社会」の基礎知識が学べる書だ。

著 者:ハル・アベルソン、ケン・リーディン、ハリー・ルイス/ウェンディ・セルツァー 出版社:日経BP 発行日:2021年11月

2021年12月号掲載

盾と矛 2030年大失業時代に備える「学び直し」の新常識

2030年までに1600万人が職を失う…。そんな大失業時代の到来が囁かれている。こうした時代をどう生き抜くか。カギは、知識やスキルのアップデート、つまり「学び直し」にある。自分を守る「盾」にも、攻めるための「矛」にもなる学び直し。その実践のためのヒントが、DXなど現在進行中の技術や社会変化を示しつつ語られる。

著 者:ロバート・フェルドマン、加藤 晃 出版社:幻冬舎 発行日:2021年9月

2021年12月号掲載

ブレインテックの衝撃 脳×テクノロジーの最前線

念じるだけでスマホを操作する。脳に機械をつなぎ思考を読み取る…。まるでSFのようなこの技術、近い将来に現実のものになるかもしれない。フェイスブック等のIT企業が続々と脳に関わる技術開発に乗り出しているのだ。彼らの狙いは何か。懸念されるリスクは? 急ピッチで進められる「ブレインテック」開発の最前線に迫る。

著 者:小林雅一 出版社:祥伝社(祥伝社新書) 発行日:2021年10月

2021年9月号掲載

監視資本主義 人類の未来を賭けた闘い

グーグルは、人間を操り人形にする ―― 。今日、生活に欠かせないデジタル機器は、あらゆる行動データを巨大IT企業にもたらす。そして、私たちの行動は監視され、操られてさえいる。これを「監視資本主義」と名付けた著者が、現状を説き、未来を見通した。ハーバード・ビジネススクール名誉教授の手になる世界的ベストセラー。

著 者:ショシャナ・ズボフ 出版社:東洋経済新報社 発行日:2021年7月

2021年9月号掲載

スタンフォード大学の共感の授業 人生を変える「思いやる力」の研究

都市化の進展やネットの普及は、生活を便利にした反面、人々から「共感する力」を高める機会を奪った。独居が増えて孤立が深まり、顔を合わせない人付き合いが増えたことが、その一因だ。分断や不寛容が広がる今日、相手を「思いやる力」を伸ばすことはできるのか。共感を研究する心理学者が、その成果をもとに解説する。

著 者:ジャミール・ザキ 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2021年7月

2021年8月号掲載

AIは人間を憎まない

プログラムに忠実なAI(人工知能)が、人間を滅ぼしかねない ―― 。AIに対し、こうした懸念を抱く人たちを「合理主義者」という。AIが人間並みの知能を得た時、何が起こるのか。もし暴走したら、人間はそれを止められるのか。合理主義者への取材を基に、AIの「可能性」と「リスク」を徹底検証、私たちの未来を見通す。

著 者:トム・チヴァース 出版社:飛鳥新社 発行日:2021年6月

2021年7月号掲載

いまこそ知りたいDX戦略 自社のコアを再定義し、デジタル化する

デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する企業が増えている。だが、成功例は少ない。その主な原因は2つ。企業がDXの本質を理解していないこと、そしてDXを阻む“壁”を超えられないことだ。こうした壁を超え、DXを進めるにはどうすればいいのか。日本企業のDX支援に携わる著者が、その方法を指南する。

著 者:石角友愛 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン 発行日:2021年4月

2021年6月号掲載

なぜ、DXは失敗するのか? 「破壊的な変革」を成功に導く5段階モデル

今、多くの企業にとってDXは最優先事項だ。世界がデジタル化で激変する中、変革は待ったなし。だが、その多くは失敗している。では、どうすれば成功させられるのか。本書は、そのために踏まえるべき5段階の「ロードマップ」を提供。各段階ですべきこと、リスクへの対処法などが示され、DXを成功に導く上で参考になる。

著 者:トニー・サルダナ、EYストラテジー・アンド・コンサルティング(監修) 出版社:東洋経済新報社 発行日:2021年4月

2021年5月号掲載

マイクロソフトCTOが語る新AI時代

AI(人工知能)については、明暗、2つの見方がある。人々の仕事を奪う。いや、仕事の生産性を高め、バラ色の未来をもたらす。だが、どちらも「AIの全体像を捉えていない」とマイクロソフトCTO(チーフ・テクノロジー・オフィサー)は指摘。AIの“正体”を明かし、人間とAIの能力を生かした、希望に満ちた未来を語る。

著 者:ケヴィン・スコット、グレッグ・ショー 出版社:ハーパーコリンズ・ジャパン 発行日:2021年2月

2021年5月号掲載

思考からの逃走

AIが正解を与えてくれる ―― 。就職や結婚をはじめ、意思決定をAIに任せる若者が増えている。社会が複雑になった今日、自分で考えるよりも確かで、失敗のリスクを減らせるからだ。今後も意思決定の外部化は進むだろう。では、その行き着く先は? 急速に進む社会のAI化について述べ、「考えを手放すこと」について考察する。

著 者:岡嶋裕史 出版社:日経BP・日本経済新聞出版本部 発行日:2021年2月

2021年5月号掲載

プライバシーという権利 個人情報はなぜ守られるべきか

フェイスブックの個人データが選挙活動に悪用されるなど、近年、個人情報がリスクにさらされることが増えた。そんなリスクから情報を守り、個が尊重される社会をつくるには、権利としてのプライバシーを問い直すことが欠かせない。そう語る法学者が、プライバシーの本質を明らかにし、この権利を取り巻く法制度について論じる。

著 者:宮下 紘 出版社:岩波書店(岩波新書) 発行日:2021年2月

2021年5月号掲載

チャイナ・イノベーション2 中国のデジタル強国戦略

新型コロナを封じ込め、いち早く経済成長をプラスに転じさせた中国。その原動力となったのは、デジタル技術だ。かつては科学技術面で“遅れた国”と見られていた中国が、今やデジタル大国に。背景にあるのは、1978年の改革開放以来の国家戦略だ。デジタルエコノミーが専門の著者が、中国のデジタル強国戦略の全容を明かす。

著 者:李 智慧 出版社:日経BP 発行日:2021年3月

2021年5月号掲載

ハイブリッド戦争 ロシアの新しい国家戦略

戦争は、もはや戦場にとどまらない! SNSによるプロパガンダ、重要インフラへのサイバー攻撃など、様々な手段を組み合わせた「ハイブリッド戦争」の脅威が近年高まっている。低コストで効果大。この新たな戦争に、特に力を注ぐのがロシアだ。本書は同国に焦点を当て、その実態を解説。危機意識の薄い日本人に警鐘を鳴らす。

著 者:廣瀬陽子 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2021年2月

2021年4月号掲載

教養としてのAI講義 ビジネスパーソンも知っておくべき「人工知能」の基礎知識

音声認識、自動翻訳、自動運転…。2000年代半ば以降、人工知能(AI)は急速に進歩し、研究開発に大金を投じる企業も多い。だが、これまでAIは、ブームになっては成果を生まず、というサイクルの繰り返し。今回の“AIの春”に際し、本書は、現況、見通し、道徳的な問題など、知っておきたいことを多面的かつやさしく説く。

著 者:メラニー・ミッチェル 出版社:日経BP 発行日:2021年2月

2021年2月号掲載

オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る

著者は1981年、台北市生まれ。IQ180。新型コロナを早々に封じ込めた台湾で、デジタル担当の閣僚として、感染防止の中心的役割を担った。そんな“テクノロジー界の異才”の、世界初の自著だ。コロナ対策成功の秘密から、デジタル・AIが開く新たな社会像まで。トランスジェンダーである自身の生い立ちも交え、大いに語る。

著 者:オードリー・タン 出版社:プレジデント社 発行日:2020年12月

2020年12月号掲載

マインドハッキング あなたの感情を支配し行動を操るソーシャルメディア

副題は「あなたの感情を支配し行動を操るソーシャルメディア」。フェイスブックの膨大な個人情報を利用し、トランプ政権の誕生や英国のEU離脱を裏で操った組織、ケンブリッジ・アナリティカ。同社で一連の情報操作を担った元社員が、人々を洗脳し、世論を誘導する手口を明かす。ソーシャルメディアのリスクがわかる1冊だ。

著 者:クリストファー・ワイリー 出版社:新潮社 発行日:2020年9月

2020年10月号掲載

アフターデジタル2 UXと自由

今、世の中は、デジタルが隅々まで浸透した「アフターデジタル」社会へと突き進んでいる。あらゆることがオンライン化されれば、産業構造も大きく変わる。企業は、どう対応すべきか? アフターデジタルの概要や、デジタルトランスフォーメーションで陥りがちな罠等々を、この分野で先を行く中国企業の事例などを交え、解説する。

著 者:藤井保文 出版社:日経BP 発行日:2020年7月