2022年6月号掲載

人はどう死ぬのか

「死」は必ずやってくる。自分にも、家族にも。この時、悔いを残さないためには? 在宅診療医として様々な死を見届けてきた著者が、死の実際について語った。健康増進に努めた人ほど老いの苦しみを抱える。高度な治療は受けない方がいい…。上手な最期を迎えるために知っておくべきことが説かれた「死に方」の教科書だ。

著 者:久坂部 羊 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2022年3月

2022年5月号掲載

マインドフルネスストレス低減法

厄介事だらけの人生を、より良く生きるには? 様々なストレスとうまくつきあうためのプログラム「マインドフルネス瞑想法」を、開発者がわかりやすく紹介。リラクセーションや注意集中力をもたらす心の持ち方、癒しに欠かせない呼吸法など、著者の大学メディカル・センターで行われているエクササイズの数々が披露される。

著 者:J. カバットジン 出版社:北大路書房 発行日:2007年9月

2022年4月号掲載

生殖危機 化学物質がヒトの生殖能力を奪う

今、世界的にヒトの生殖能力が低下し続けている。原因は、「内分泌かく乱化学物質」である。どこにでも存在し、体内に長くとどまって、ひそかに害を及ぼす。いわゆる“環境ホルモン”問題の全貌を、環境医学・公衆衛生学教授が、最新の研究に基づき、明らかにする。地球規模で進む“生殖危機”に警鐘を鳴らす!

著 者:シャナ・H・スワン、ステイシー・コリーノ 出版社:原書房 発行日:2022年1月

2022年4月号掲載

HEALTH RULES ヘルス・ルールズ 病気のリスクを劇的に下げる健康習慣

医師にしてカリフォルニア大学准教授の著者が、エビデンス(科学的根拠)に基づいた健康情報を紹介する。健康維持には7時間以上の睡眠が必要、1時間ランニングすると7年寿命が延びる、健康にメリットがあるサプリメントは数少ない、等々。日々の生活を見直し、健康で幸せな人生を送るためのヒントが満載の1冊だ。

著 者:津川友介 出版社:集英社 発行日:2022年1月

2022年3月号掲載

脳メンテナンス大全 最高のパフォーマンスを発揮させる方法

記憶力や集中力の低下、不安や抑うつ、認知症…。今日、「脳」の問題に悩む人は多い。だが、心配は無用。あなたの脳の健康は、何歳になっても改善できる。しかも、手軽に。食事、運動、考え方など、生活習慣をちょっと変えるだけで、大きな効果が得られる! そのノウハウの数々を、全米トップクラスの脳研究者が伝授する。

著 者:クリステン・ウィルミア、サラ・トーランド 出版社:日経BP 発行日:2022年1月

2022年2月号掲載

医療崩壊 真犯人は誰だ

今回のコロナ禍で、日本は医療崩壊の危機に直面した。療養先が見つからない「医療難民」が溢れ、入院待機中に自宅で亡くなるコロナ患者も続出した。世界屈指の医療提供体制を誇るこの国で、なぜ? 病院間の不連携、政府のガバナンス不足…。医療体制の問題点を分析し、危機を招いた“真犯人”(原因)を明らかにする。

著 者:鈴木 亘 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2021年11月

2021年12月号掲載

「本当の自分」がわかる心理学 すべての悩みを解決する鍵は自分の中にある

「私は無力だ」「私は独りきり」「私は愛される価値がない」 ―― 。そう信じ込むと、人間関係に苦しみ、人生がつらくなる。なぜそう考えるのか? そこを抜け出すには? 解決のカギは、子ども時代の自分にある! 自分の「内なる子ども」と向き合い、思考や行動のパターンをリセットする方法を、ドイツ屈指の心理学者が示す。

著 者:シュテファニー・シュタール 出版社:大和書房 発行日:2021年10月

2021年9月号掲載

THE LONELY CENTURY なぜ私たちは「孤独」なのか

著者いわく、21世紀は「孤独の世紀」。世界中の人々が孤独を感じ、深刻な問題が生じているという。拍車をかけたのがコロナ禍だ。コンタクトレス化が進む買い物、スマホ中心の人との交流、リモートでの仕事…。身の回りには、孤独の原因があふれている。それらがもたらす“孤独危機”の実態と、その向き合い方を解説する。

著 者:ノリーナ・ハーツ 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2021年7月

2021年9月号掲載

精神科医がすすめる 疲れにくい生き方

十分休んだのに疲れが抜けない…。その原因は身体ではなく、脳にあるのかもしれない。チャットをしながら食事するなど“マルチタスク”だらけの日常を送ったり、ネガティブな感情を持ったりすると、「脳の疲れ」がたまりやすいのだ。精神科医で禅僧の著者が、そんな現代人ならではの疲れのメカニズムを説き、対処法を指南する。

著 者:川野泰周 出版社:クロスメディア・パブリッシング 発行日:2021年7月

2021年8月号掲載

ポジティブ心理学 科学的メンタル・ウェルネス入門

「不幸でない」ことと「幸福である」ことは違う。では、何が幸福をもたらすのか? それを探り、幸福な状態へと導くのが、“ポジティブ心理学”。20世紀末に生まれた、実践的な心の学問だ。この新しい学問の概要、個人・社会への活用法を、政治学者が解説。自分の人生を充実させ、より良い社会のあり方を考えるヒントを示す。

著 者:小林正弥 出版社:講談社(講談社選書メチエ) 発行日:2021年1月

2021年7月号掲載

診断名サイコパス 身近にひそむ異常人格者たち

サイコパス(精神病質者)―― 。良心がなく、極端に自己中心的。平気で社会の規範を犯し、思うままに人を操る。恐ろしいことに、そうした異常人格者の多くは我々の身近に潜んでいる。いったい彼らは何者なのか。米国の心理学者が、多数の実例をひきつつその特性や行動を詳述。サイコパスの本質に迫った精神分析の書である。

著 者:ロバート・D・ヘア 出版社:早川書房(ハヤカワ文庫) 発行日:2000年8月

2021年6月号掲載

新型コロナの科学 パンデミック、そして共生の未来へ

2019年末に姿を現し、今も猛威を振るい続ける新型コロナウイルス。当初は未知の存在だったが、徐々に実態が見えてきた。本書では、早期から新型コロナ関連の情報を発信してきた著者が、膨大な資料を基に感染症の基礎知識や研究開発の状況などを解説、その正体に迫る。2020年末時点での新型コロナ解析の集大成である。

著 者:黒木登志夫 出版社:中央公論新社(中公新書) 発行日:2020年12月

2021年4月号掲載

SWITCH オートファジーで手に入れる究極の健康長寿

近年、医学界で「オートファジー」が注目されている。これは、人の細胞に備わった、不要物を除去・再利用する機能のこと。健康長寿のカギといえるが、現代人のそれは、多くが眠ったまま! いかにしてオートファジーの「スイッチ」をオンにし、病気や不調を跳ね返すか。その方法を、長年、健康長寿を探究してきた著者が語る。

著 者:ジェームズ・W・クレメント、クリスティン・ロバーグ 出版社:日経BP 発行日:2021年1月

2021年4月号掲載

マインドセット 「やればできる!」の研究

人の能力や資質は、努力によって伸ばせるのか。それとも、どうにも変えようのないものなのか。本書は、その人がどちらの説を信じるか、心の持ちようによって変わるという。つまり、可能性を発揮できるか否かは「マインドセット」次第 ―― 。心理学の世界的権威が心のあり方の大切さを科学的に説いた、世界的ベストセラー。

著 者:キャロル・S・ドゥエック 出版社:草思社 発行日:2016年1月

2021年3月号掲載

良心をもたない人たちへの対処法

平気で嘘をつき、他人を傷つけ人生を破壊する。そんな良心をもたない人たち ―― 「ソシオパス」は、職場や家庭、ネット上など私たちの身近にひそんでいる。しかも、その正体を見抜くのは難しい。こう警鐘を鳴らす臨床心理学者が、豊富な実例をあげてソシオパスの特徴を明らかにし、彼らの支配から身を守る術を具体的に説く。

著 者:マーサ・スタウト 出版社:草思社 発行日:2020年12月

2021年3月号掲載

Sleep, Sleep, Sleep

睡眠研究に携わる科学者たちは、口を揃えて言う。「絶対寝た方がいい」と。彼らがそう唱える理由を、睡眠学の最新の知見をもとに明らかにした。体内時計の形成、認知症予防、免疫システムに与える影響など、睡眠について今わかっている事実の数々が集約されている。質の良い眠りがいかに大切か、改めて気づかせてくれる1冊。

著 者:クリスティアン・ベネディクト、ミンナ・トゥーンベリエル 出版社:サンマーク出版 発行日:2020年12月

2021年2月号掲載

スマホ脳

今、大人は1日4時間、10代の若者は4~5時間をスマホに費やす。だが、スティーブ・ジョブズはじめIT企業のトップには、わが子にデジタル・デバイスを与えない人が少なくない。それらが脳に与える影響を、彼らは見抜いているのだ。依存、学力低下、孤独感…。精神科医がスマホの弊害を明らかにし、デジタル社会に警鐘を鳴らす。

著 者:アンデシュ・ハンセン 出版社:新潮社(新潮新書) 発行日:2020年11月

2020年12月号掲載

未来の医療年表 10年後の病気と健康のこと

「人間が病気で簡単に死なない時代」は、すぐそこまで来ている ―― 。医学、社会学、経済学など様々な観点から未来の医療を研究する“医療未来学者”の著者はそう語る。がんや糖尿病が治癒可能になるのはいつ頃か? AI診察の実力は? 先端的な情報を交えつつ、医療と病気、健康にまつわる未来予想図を俯瞰的に描いた1冊。

著 者:奥 真也 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2020年9月

2020年11月号掲載

LIFESPAN 老いなき世界

人生の晩年を、老いからくる病気や身体の不自由に苦しみながら過ごす人は多い。だが、遺伝学の世界的権威である著者によれば、老化という「病」は治療可能である。しかも、その実現は近いというのだ。本書では、最先端の研究成果をもとに、老化のメカニズムや「長寿遺伝子」の存在を解明し、老いなき世界の姿を描きだす。

著 者:デビッド・A・シンクレア、マシュー・D・ラプラント 出版社:東洋経済新報社 発行日:2020年9月

2020年9月号掲載

自分を思いやる練習 ストレスに強くなり、やさしさに包まれる習慣

日本人は自らに厳しい。物事がうまくいかないと、つい自分を責めてしまう。しかし、穏やかに日々を過ごすには、厳しさではなく、「やさしさ」が必要。本書では、自分を思いやるための方法、「セルフ・コンパッション」を紹介。自分の気持ちや考えをやさしく受け入れ、自己と他者の共通性に気づくことで、幸福感を高める手法だ。

著 者:有光興記 出版社:朝日新聞出版 発行日:2020年6月