2019年1月号掲載

炎上しない企業情報発信

近年、一流企業のCMがインターネットで「女性差別」だと批判され、「炎上」する例が相次ぐ。その原因は「ジェンダー視点」の欠如にある、と著者は指摘。ジェンダーとは何か。炎上することなく、消費者に共感してもらえる情報発信をするには何に気をつければよいか。資生堂やサントリーなどのCM炎上事例を引き、考察する。

著 者:治部れんげ 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2018年10月

2018年5月号掲載

ブランディング22の法則

優れたブランドを築くカギは何か。商品ラインを増やす? 高品質を追求する? 2人の著者は、拡張主義や品質主義などの“常識”は、逆にブランドを傷つけかねないという。本書では、豊富な事例を挙げて、これら常識の問題点を示し、ブランド構築の基本原則を説く。1999年の刊行以来、多くのマーケターに読み継がれる1冊。

著 者:アル・ライズ、ローラ・ライズ、片平秀貴(監訳) 出版社:東急エージェンシー出版部 発行日:1999年10月

2018年4月号掲載

ファンベース

副題は、「支持され、愛され、長く売れ続けるために」。人口急減や情報過多などで、新規顧客の獲得が難しい今日、売上を伸ばすカギは「ファンベース」だという。これは、自社の商品やブランドのファンをベース(土台)にして、中長期的に売上や価値を上げる、という考え方。その重要性と具体策を、多様な事例を交えて説く。

著 者:佐藤尚之 出版社:筑摩書房(ちくま新書) 発行日:2018年2月

2017年3月号掲載

共感PR

Twitter、Facebookなどが普及した今日、誰もが主役となり、自分の五感で受け取った情報の発信者になることを楽しむ。そんな時代ならではの新しいPRのあり方、仕掛け方を、事例を挙げて解説した書だ。予算がなくても、無名でも、人の「共感」を呼ぶ魅力的な情報を生み出せば、「クチコミ」の力でブームは起こせると説く。

著 者:上岡正明 出版社:朝日新聞出版 発行日:2017年1月

2017年2月号掲載

小さな会社を強くする ブランドづくりの教科書

ブランド構築の重要性はわかる。だが規模が小さく、人手が足りない! 予算もない! そんな悩める中小企業や地域産業のために、“強いブランド”のつくり方を説いた書だ。特定エリアにフォーカスする、「ひき算の発想」を持つ…。自社商品が消費者に選ばれるための具体策を、調査結果や企業事例を交え、わかりやすく指南する。

著 者:岩崎邦彦 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2013年9月

2016年8月号掲載

ウソはバレる

「『定説』が通用しない時代の新しいマーケティング」が副題。ソーシャル・メディアが発達し、消費者が色々な情報を握る今日、ブランディング、ロイヤルティなど、従来のマーケティング手法の重要性は低下していると指摘。消費者の意思決定の仕方の変化、これからマーケターに必要な新しいフレームワークについて詳述する。

著 者:イタマール・サイモンソン、エマニュエル・ローゼン 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2016年6月

2015年5月号掲載

100%確実に売上がアップする最強の仕組み

「この本の目的はたった1つ。あなたのネット通販事業を『大成功』させること」。冒頭、かく語る著者は長年、様々なネット広告キャンペーンを手がけてきた。本書では味の素、花王など大手から中小まで、多くの会社で実績を上げた手法を初公開! ネット広告のレスポンス率、申込率を上げる方法等、費用対効果を確実に上げるノウハウを惜しみなく披露する。

著 者:加藤公一レオ 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2015年3月

2015年3月号掲載

売れるロジックの見つけ方

今日、値引きや広告宣伝をしても、商品は売れない。必要なのは、意図的に「衝動買い」を生み出すこと ―― 。マーケティングとデータ分析の専門家が、人々が衝動買いをするメカニズムを解き明かし、売れる仕組み作りに結びつける方法を指南。メディア、店頭、通販、あらゆる販売シーンで有用な、「売れる!」を実現する販売ロジックの見つけ方が披露される。

著 者:後藤一喜、山本 覚 出版社:宣伝会議 発行日:2014年12月

2015年1月号掲載

今治タオル 奇跡の復活

今や全国的に知られるブランド、今治タオル。だが、かつては輸入品に押され、生産数量が激減、存亡の危機にあった。それを乗り越え、復活するカギとなったのが、著者・佐藤可士和氏の主導の下で行われたブランド戦略だ。その詳細を解説。本質的価値の見極め、ロゴマークの扱い…。復活への歩みは、衰退した産地・企業が再生する上で、良きヒントとなるだろう。

著 者:佐藤可士和、四国タオル工業組合 出版社:朝日新聞出版 発行日:2014年11月

2014年12月号掲載

ブランド論

「ブランド論」の第一人者として知られる、デービッド・アーカー。本書は、氏の代表作『ブランド・エクイティ戦略』をはじめ、過去に発表されたブランディングの考え方と実践方法を、コンパクトにまとめた“決定版”だ。ブランドを築く際に不可欠なもの、ブランド構築の着想をどこから得るか…。ブランディングの基本原則が、具体的にわかりやすく説かれる。

著 者:デービッド・アーカー 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2014年9月

2013年12月号掲載

アンバサダー・マーケティング

「アンバサダー」とは、ある企業を熱烈に支持し、見返りを求めることなく、ソーシャル・メディアなどで商品の魅力を訴えてくれる顧客のこと。アマゾンをはじめ、彼らの力を借りて有力ブランドに成長した企業は少なくない。本書では、この熱き人々を戦力に変えるマーケティング手法を紹介。アンバサダーをいかにして探し出し、どう関係を築けばよいか解説する。

著 者:ロブ・フュジェッタ、藤崎 実(監修) 出版社:日経BP社 発行日:2013年10月

2013年4月号掲載

ネット・プロモーター経営

今日、経営者の多くは「顧客ロイヤルティ」の重要性を認識している。だが、ロイヤルティはつかみどころがなく、測定や管理などおぼつかないのが実情だ。そこで、著者たちが開発したのが、「推奨者の正味比率(NPS)」という指標。これにより、顧客ロイヤルティをうまく生み出せているかが測れるという。この指標について、実際の活用例を交え、詳しく解説する。

著 者:フレッド・ライクヘルド、ロブ・マーキー、森光威文(監訳)、大越一樹(監訳) 出版社:プレジデント社 発行日:2013年1月

2013年3月号掲載

本当のブランド理念について語ろう

紙オムツのパンパースをはじめ、有名ブランドを数多く抱えるP&G。この“ブランド王国”の礎を築いた伝説的マーケター、ジム・ステンゲル氏が、企業の成長にとって不可欠な「ブランド理念」について述べた書である。アップル、グーグル、ザッポス…。世界の50のトップブランドを分析して導き出した、ビジネスで成果を出すための理念の法則を提言する。

著 者:ジム・ステンゲル 出版社:阪急コミュニケーションズ 発行日:2013年1月

2012年3月号掲載

「評判」はマネジメントせよ

約30年前、鎮痛剤「タイレノール」に薬物が混入され、服用した7人が死亡する事件が起きた。その時、発売元のジョンソン・エンド・ジョンソンが取った対応は高く評価され、今も同社のブランド価値を高め続けている。このように、事故・不祥事で評判を落とすも高めるも、やりよう次第。本書では、危機に対処し、評判を立て直す上で効果的な戦略を紹介する。

著 者:ダニエル・ディアマイアー 出版社:阪急コミュニケーションズ 発行日:2011年12月

2011年5月号掲載

リッツ・カールトン 超一流サービスの教科書

卓越したサービスで知られる名門ホテル、ザ・リッツ・カールトン。その人材教育を担ったトレーニングのプロが、リッツ流のサービスの真髄を説いた。真に顧客の心をつかむサービスとはどのようなものか。それをスタッフに実行させるには、どんな組織を作ればよいか…。全ての業界に通用するサービスに対する考え方、そしてテクニックが披露される。

著 者:レオナルド・インギレアリー、ミカ・ソロモン 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2011年2月

2011年5月号掲載

なぜ「高くても売れる」のか

200円台の牛丼、850円のジーンズ等、デフレ時代の今日、安売り一辺倒の傾向が続く。そんな中、高価格帯の商品展開で、多くのお客に支持される会社がある。“日本一高い豚肉”を売る「平田牧場」と、老舗バッグメーカーの「吉田(吉田カバン)」だ。なぜ高くても売れるのか? 本書は、両社の活動を掘り下げ、売れない時代にお客を呼び込むための秘訣を探る。

著 者:高井尚之 出版社:文藝春秋 発行日:2011年3月

2010年11月号掲載

ビジネスで一番、大切なこと

原著のタイトルは「DIFFERENT」。商品やサービスの「差別化」とは何かについて説いた書である。多くの企業は、市場調査の分析や競合他社との比較を行い、自社の商品・サービスの弱点を見つけ、改善する。だがこの努力は、他社と似た商品を生み出すだけで、差別化には結びつかない ―― 。本書はこう指摘し、消費者の心をとらえる差別化の方法を示す。

著 者:ヤンミ・ムン 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2010年8月

2010年9月号掲載

リ・ポジショニング戦略

グローバル化が進み、今や企業は世界中のライバルを相手に戦わねばならなくなった。「リ・ポジショニング」は、そうした激しい競争が行われる中で有効なマーケティング戦略である。消費者が自社やライバルに対して抱くイメージを変化させることで、自社の独自性を際立たせる ―― この戦略について、コダック、ナイキ等、様々な企業の事例を挙げて解説する。

著 者:ジャック・トラウト、スティーブ・リブキン 出版社:翔泳社 発行日:2010年7月

2010年9月号掲載

トレードオフ

お洒落なレストランで食事をするか、ファストフードにするか…。このように、人は商品やサービスを購入する際、「上質さ」と「手軽さ」のどちらかを選んでおり、ビジネスの成否はこの“二者択一”にかかっている。すなわち中途半端はダメ、という著者が、上質さと手軽さの両方を追って失敗したスターバックスの例など、様々な事例を引きつつ二者択一の概念を説く。

著 者:ケビン・メイニー 出版社:プレジデント社 発行日:2010年7月

2010年5月号掲載

商品よりも、ニュースを売れ!

話題にならず姿を消す商品がある一方、メディアに取り上げられてヒットする商品がある。両者の違い、それは後者には顧客の心をつかむ「ニュース」があることだ。しかもそれは一過性のものに終わらず、ニュースがニュースを呼ぶ「情報連鎖」を起こし、話題に上り続ける。こうした動きはどうすれば起こせるのか、情報連鎖の概要、およびその仕掛け方を紹介する。

著 者:酒井光雄 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2010年3月