2022年12月号掲載

デザイン思考 マインドセット+スキルセット

デザイン思考とは、優れたデザイナーの思考・行動パターンを体系化したもの。特別なノウハウやセンスがなくとも、イノベーションの創造を可能にする思考法だ。その最前線を知る著者が、問題の発見から解決、プロトタイプの開発まで、一連のプロセスを解説。誰もが「デザイナーのように思考する」ためのテクニックを明かす。

著 者:廣田章光 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2022年10月

2022年6月号掲載

イノベーションの競争戦略 優れたイノベーターは0→1か? 横取りか?

最近、日本企業からイノベーションが生まれていない。なぜか? それは、「イノベーションの本質」がわかっていないからだ。技術革新=イノベーションではない。「顧客の暮らしを変えること」こそが、その本質だという。本書では、顧客の価値観を変え、行動を変えるためのメカニズムを、様々な企業事例を交えて解説する。

著 者:内田和成(編著) 出版社:東洋経済新報社 発行日:2022年4月

2021年11月号掲載

イノベーションの再現性を高める 新規事業開発マネジメント 不確実性をコントロールする戦略・組織・実行

近年、日本では新規事業開発に取り組む企業が増えつつある。ビジネス環境が厳しさを増す今、どんな企業も事業を創り続けなければ生き残っていけないのだ。だが、成果を上げる企業は極めて少ない。どうすれば成功確率を高められるのか。数々の新規事業を支援してきた著者が、その経験から得られた実践的な知見と手法を説く。

著 者:北嶋貴朗 出版社:日経BP・日本経済新聞出版本部 発行日:2021年9月

2021年11月号掲載

SF思考 ビジネスと自分の未来を考えるスキル

今、SFがビジネスで注目されている。読者の想像をはるかに超える未来社会や新技術、そこから生じる様々な課題とその解決策…。SFの世界は、「未来を生み出す」ヒントに満ちているのだ。そんなSF特有の思考法をいかにして身につけ、ビジネスに活用するか? その秘訣を、三菱総合研究所と筑波大学の共同研究者が語る。

著 者:藤本敦也(編著)、宮本道人(編著)、関根秀真/大澤博隆(編著/監修) 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2021年7月

2021年9月号掲載

Experimentation Works ビジネス実験の驚くべき威力

新商品の開発であれ、ビジネスモデルの変更であれ、革新的なアイデアの実現は難しい。だが、その成否を予測する方法はある。仮説を立て、テストし、洞察を得ることだ。企業の競争力をも左右する、このビジネス実験をどのように行い、意思決定に活かせばいいのか。多数の企業事例を引きつつ詳述し、実験の威力を解き明かす。

著 者:ステファン・H・トムキ 出版社:日経BP・日本経済新聞出版本部 発行日:2021年7月

2021年8月号掲載

超加速経済アフリカ LEAPFROGで変わる未来のビジネス地図

多くの人がスマホを持ち、モバイルマネーを使い、巨大ショッピングモールは大賑わい ―― 。これが、今のアフリカだ! アフリカと聞くと、スラムや飢餓、内戦などが思い浮かぶが、それは一部のこと。本書は、加速度的に発展しつつある当地の現状、日本人が知らない本当の姿を伝える。アフリカのイメージが変わる1冊だ。

著 者:椿 進 出版社:東洋経済新報社 発行日:2021年6月

2021年5月号掲載

チャイナ・イノベーション2 中国のデジタル強国戦略

新型コロナを封じ込め、いち早く経済成長をプラスに転じさせた中国。その原動力となったのは、デジタル技術だ。かつては科学技術面で“遅れた国”と見られていた中国が、今やデジタル大国に。背景にあるのは、1978年の改革開放以来の国家戦略だ。デジタルエコノミーが専門の著者が、中国のデジタル強国戦略の全容を明かす。

著 者:李 智慧 出版社:日経BP 発行日:2021年3月

2021年4月号掲載

妄想する頭 思考する手 想像を超えるアイデアのつくり方

アイデアは、自分の中の「妄想」から生まれる! 数々の画期的な発明を世に送り出した研究者が、妄想によって新しいアイデアを生み出す方法を解説する。「やりたいことを1行で言い切る」「既知の事柄をかけ算する」…。経験を踏まえつつ紹介される発想法やそのコツは、研究職のみならずビジネスパーソンにも参考になるはずだ。

著 者:暦本純一(編) 出版社:祥伝社 発行日:2021年2月

2021年3月号掲載

リ・イノベーション 視点転換の経営 知識・資源の再起動

既存の知識や資源を従来とは違う視点で読み替え、イノベーションをやり直す。この「リ・イノベーション」という新たな価値創造の概念を論じた書だ。オープン・イノベーションやダイバーシティ経営などを、知識・資源をとらえ直すための戦略活動と位置付け、眠っている価値を引き出し、リ・イノベーションを実現する道筋を示す。

著 者:米山茂美 出版社:日経BP・日本経済新聞出版本部 発行日:2020年12月

2020年12月号掲載

イノベーションはいかに起こすか AI・IoT時代の社会革新

イノベーションを起こすカギ。それは、「オープン」性だと著者はいう。だが、日本企業はクローズ志向。自社のノウハウの流出を恐れ、企業の枠を越えた製品やアプリの開発に及び腰だ。さらに、チャレンジの足を引っ張る、法制度の問題もある。そんな日本が、どうすればイノベーションを起こせる国に変わるのか、提言する。

著 者:坂村 健 出版社:NHK出版(NHK出版新書) 発行日:2020年10月

2020年10月号掲載

ニューノーマル時代のビジネス革命

今、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。今後、我々はこのウイルスと共生し、従来とは異なる新しい日常を生きていかねばならない。本書は、そんな「ニューノーマル」におけるビジネスコンセプトと事業機会を、4つのキーワードを軸に解説。不可逆な変化の中で戦略をどう最適化していくか、そのヒントが示された1冊だ。

著 者:日経クロストレンド、藤元健太郎 出版社:日経BP 発行日:2020年7月

2020年7月号掲載

業界破壊企業 第二のGAFAを狙う革新者たち

業界破壊企業とは、固定観念にとらわれず、斬新なアイデアや技術を武器に、業界を席巻する企業のこと。本書は、第2のGAFAを狙う新興企業の数々と、そのビジネスの特徴を徹底解説。さらに、足もとで懸念されるスタートアップ・バブル崩壊の可能性についても触れ、不穏な時代を乗り越える新しい起業のあり方を考察する。

著 者:斉藤 徹 出版社:光文社(光文社新書) 発行日:2020年5月

2020年7月号掲載

Creative Calling 創造力を呼び出す習慣

“創造力”とは、芸術家など、ごく一握りの人だけに与えられた才能 ―― 。こう思われがちだが、本来、人は誰もが創造的。常に自己表現を心がければ、クリエイティブになり、自分が望む人生を歩める! 本書では、この創造性を育む作業を習慣化する方法を紹介する。自分のポテンシャルを花開かせる上で、有用な1冊だ。

著 者:チェイス・ジャービス 出版社:CCCメディアハウス 発行日:2020年4月

2020年5月号掲載

タルピオット イスラエル式エリート養成プログラム

近年、“起業国家”として世界の注目を集め、豊富なハイテク人材を輩出しているイスラエル。同国の躍進を支えているのが、スタートアップを取り巻く独自のエコシステム(生態系)だ。その中核を成す、国防軍のテクノロジーリーダー育成プログラム「タルピオット」に焦点を当て、イノベーションが生まれる秘密に迫る。

著 者:石倉洋子、ナアマ・ルベンチック、トメル・シュスマン(監修) 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2020年3月

2020年5月号掲載

Unlocking Creativity チームの創造力を解き放つ最強の戦略

組織が創造的なアイデアを生むには、何をすべきか? まず必要なのは、創造力を阻害する6つの「思い込み」を取り除くこと。社内に蔓延するこの思い込みを排除し、皆が思ったことを言える環境をつくれば、大胆な発想は生まれる。そのための方策を、経営学教授が具体例を基に示す。イノベーションを求めるリーダー必読の1冊。

著 者:マイケル・A・ロベルト 出版社:東洋経済新報社 発行日:2020年3月

2020年3月号掲載

クリーンミート 培養肉が世界を変える

「クリーンミート」とは、細胞から人工培養で作る食肉のこと。動物を殺さず、資源を節約でき、地球環境にも優しい。近年登場したこの手法は、「細胞農業」と呼ばれ、酵母で作る牛乳や鶏卵などの開発も進む。本書は、そんな食の最前線をリポート。さらに、遺伝子組み換え食品を怖がる消費者との向き合い方にも触れる。

著 者:ポール・シャピロ 出版社:日経BP 発行日:2020年1月

2020年3月号掲載

ひとりの妄想で未来は変わる VISION DRIVEN INNOVATION

今のやり方では、未来はない。新たなモデルが必要では…。1人の人間が抱く、こうしたモヤモヤした気持ちが“妄想”へ発展することからイノベーションは始まる! 戦略デザイナーが、個人の想いを起点に、創造と革新を行うための智慧をまとめた。「場と間をつくり出せ」「独創を最大化する共創を仕込め」等々、変革のヒントが満載だ。

著 者:佐宗邦威 出版社:日経BP 発行日:2019年12月

2020年3月号掲載

ビジョナリー・カンパニー 弾み車の法則

「弾み車の法則」とは、前著『ビジョナリー・カンパニー2』で著者が示した、偉大な会社に飛躍するためのロジックだ。強い会社は、勢いを生み出す弾み車を構築し、それを回し続けることで大きな成功を収めているという。本書では、アマゾンなどの事例紹介を通じて、この法則の基本的な考え方、弾み車を作る手順を簡潔に説く。

著 者:ジム・コリンズ 出版社:日経BP 発行日:2020年1月

2020年3月号掲載

アイデアのつくり方

アイデアとは、「既存の要素の新しい組み合わせ」である ―― 。米国の広告マンが、自らの経験から導き出したアイデアづくりの要諦を伝授。既存の物事の関連性を見いだし、アイデアを生み出す方法を単純明快にまとめている。1940年の初版刊行(原著)以来、多くのビジネスパーソンに読み継がれてきた、バイブルと言える書だ。

著 者:ジェームス・W・ヤング 出版社:CCCメディアハウス 発行日:1988年4月

2019年11月号掲載

最強の縄文型ビジネス イノベーションを生み出す4つの原則

新しい価値観でビジネスを創造するイノベーターたちが増えている。彼らの躍進の秘密はどこにあるのか? それを解くカギは“縄文時代”にある。縄文時代の暮らしから導き出された経営モデル「縄文経営」をもとに、太古の人々の叡智を生かし、ブレークスルーをもたらすための原則を説いた、ユニークな書である。

著 者:谷中修吾 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2019年8月
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