検証 政治とカネ
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2024年10月号掲載

検証 政治とカネ

自民党の派閥による「政治資金パーティー裏金事件」。その発覚以降、「政治とカネ」問題への関心が高まっている。自民党の政治団体はどのように裏金をつくったのか? なぜそれを防げなかったのか? 長年、この問題を告発し続けてきた憲法学者が、現行法の抜け穴や1994年の政治改革の誤りなどについて検証、問題の本質を抉り出す。

著 者:上脇博之 出版社:岩波書店(岩波新書) 発行日:2024年7月
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教養としての世界の政党
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2024年10月号掲載

教養としての世界の政党

私たちは国際政治について語る時、1つの国を一枚岩で捉えがちだ。「米国はこう」「イスラエルはユダヤの国だ」…。だが、それは単純化しすぎ。各国には、保守やリベラルなど、主張を異にする多様な「政党」が存在する。そうした実情を元外交官がわかりやすく解説。世界の現状と未来を読み解く上で、政党の知識は欠かせない!

著 者:山中俊之 出版社:かんき出版 発行日:2024年7月
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カウンターインテリジェンス ――防諜論
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2024年10月号掲載

カウンターインテリジェンス ――防諜論

日本は“スパイ天国”!? 大手自動車部品メーカーの最先端技術、国立研究開発法人の技術情報をはじめ、外国のスパイによる情報流出が後を絶たない。これを阻止し、日本が国際社会で生き抜くには、「カウンターインテリジェンス=防諜」が欠かせない。その理論と日本における課題を、「情報」と「諜報」のプロが徹底解説する。

著 者:上田篤盛、稲村 悠 出版社:育鵬社 発行日:2024年8月
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データでわかる2030年 雇用の未来
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データでわかる2030年 雇用の未来

今後、気候変動対策や循環型経済などが進めば、産業構造が劇的に変わる。その時、雇用はどうなるのか? 社会が抱える問題を踏まえ、これから先細りする雇用、生まれてくる雇用について語った。自動車産業の雇用は世界全体で600万人減る、農法研究などの雇用は430万人増える…。データを基に、近未来の社会の姿を示す。

著 者:夫馬賢治 出版社:日経BP・日本経済新聞出版(日経プレミアシリーズ) 発行日:2024年7月
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弱い円の正体 仮面の黒字国・日本
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弱い円の正体 仮面の黒字国・日本

円安が止まらない。2024年4月には1ドル160円台と、約34年ぶりの安値を更新。なぜか。弱い円の正体は統計上の数字だけでは見えない。こう指摘するエコノミストが、為替市場の「需給」を分析し、円安の真因に迫った。経常収支の分析から、インバウンド需要の黒字を上回る「新時代の赤字」、「仮面の黒字国」の姿が見えてくる。

著 者:唐鎌大輔 出版社:日経BP・日本経済新聞出版(日経プレミアシリーズ) 発行日:2024年7月
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進撃のドンキ 知られざる巨大企業の深淵なる経営
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進撃のドンキ 知られざる巨大企業の深淵なる経営

売上高2兆円超、34期連続で増収増益。今や日本の小売りグループで売上高4位となった「ドン・キホーテ」。この快進撃を可能にしたものとは? 変幻自在の店づくり、現場への徹底した権限委譲、仕事を「労働」(ワーク)ではなく「競争」(ゲーム)にするなど、業界の常識を打ち破った“異端企業”ならではの経営戦略に迫る。

著 者:酒井大輔 出版社:日経BP 発行日:2024年8月
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買い物の科学 消費者行動と広告をめぐる心理学
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2024年10月号掲載

買い物の科学 消費者行動と広告をめぐる心理学

人は日々、様々な買い物をする。その消費行動の裏で働く“心理”を、社会心理学の観点から解説した書。値下げは顧客獲得に効果的か、自社ブランドのファンを増やす有効な策とは…。多数の研究と事例を基に、消費行動を巡る疑問の数々を解き明かす。賢く買い物したい人、販促に関わる人、双方に役立つエッセンスが満載だ。

著 者:越智啓太 出版社:実務教育出版 発行日:2024年8月
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世界のトップリーダーが話す1分前までに行っていること 口下手な人が伝わる人に変わる心理メソッド43
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世界のトップリーダーが話す1分前までに行っていること 口下手な人が伝わる人に変わる心理メソッド43

話のうまさは才能ではない。必ず習得できる訓練可能なスキルだ! そう語るスピーチコンサルタントが、世界のトップリーダーが行う事前準備や話し方を説く。メインメッセージは「13文字」、話す場所までゆっくり歩く、沈黙を作る、等々。披露されるテクニックは具体的で、即、実践可能。プレゼンの際、大いに役立つだろう。

著 者:矢野 香 出版社:PHP研究所 発行日:2024年8月
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老いに歎異抄
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2024年10月号掲載

老いに歎異抄

“老い”は誰にでも訪れる。そして、歳を重ねるほどに私たちは悩み、迷う。「あの時、ああしていれば」「これから自分はどうなるのか」…。こうした葛藤とどう向き合えばいいのか? そのヒントは、『歎異抄』が授けてくれる。私たちの「生き方」を問い直すこの書の教えを、作家にして僧侶である著者が多面的に読み解く。

著 者:向谷匡史 出版社:青志社 発行日:2024年6月
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アメリカはいかにして日本を追い詰めたか
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2024年10月号掲載

アメリカはいかにして日本を追い詰めたか

1941年の真珠湾攻撃。日本に、この勝算なき戦いを決断させたのは、ルーズベルト大統領の外交だった! 米国陸軍戦略研究所によれば、石油の全面禁輸などの経済制裁で“隷属か戦争か”と究極の選択を迫った結果、戦争に至った。本書は、当時の米国外交を分析し、教訓を引き出す。“勝者”側から開戦の真相に迫る、新視点の書だ。

著 者:ジェフリー・レコード 出版社:草思社(草思社文庫) 発行日:2017年2月
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2024年9月号掲載

グリーン戦争 ――気候変動の国際政治

気候変動は今や、世界全体の課題だ。解決に向け、それぞれの国が協調して対策を講じてきた。しかし近年、足並みが乱れつつある。米国、欧州、新興国の利害が複雑に絡み合い、武器なき環境闘争と化しているのだ。著者いわく「グリーン戦争」の実態を、産業や貿易、エネルギーの脱炭素化などの諸相から考察し、提示する。

著 者:上野貴弘 出版社:中央公論新社(中公新書) 発行日:2024年6月
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2024年9月号掲載

イスラム世界に平和は来るか? 抗争するアラブとユダヤ、そしてイラン

イスラエルと衝突するハマス、西側と対立するイラン…。数々の紛争が、現在進行形で起きている中東地域。根源には何があるのか? この地の歴史的・民族的背景、紛争の背後に潜む一神教の思考などを踏まえ読み解く。文化や慣習など、日本とはまるで異なる世界観を持つイスラム世界。その実像を浮き彫りにした1冊だ。

著 者:小滝 透 出版社:春秋社 発行日:2024年6月
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2024年9月号掲載

経営理念が現場の心に火をつける

「いい経営」を「すばらしい経営」に進化させるカギは“経営理念”にある ―― 。一橋大学名誉教授の伊丹敬之氏が、経営理念を育み、社内に浸透させることの大切さを、グーグル等の事例を挙げて明快に解説。氏は言う。経営理念を組織内で共有し、人心が統一されると、現場は驚くような行動を自発的に取るようになる、と。

著 者:伊丹敬之 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2024年7月
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2024年9月号掲載

新しい現場力 最強の現場力にアップデートする実践的方法論

「現場力は死んだ」。ロングセラー『現場力を鍛える』の著者・遠藤功氏はこう嘆く。日本企業の現場は競争力の柱になるどころか、現場を取り巻く環境は悪化し、不正・不祥事が続発している。その原因とは? 強い組織を再び作るには? 現状を読み解き、未来を創造する「新しい現場力」にアップデートするための方策を示す。

著 者:遠藤 功 出版社:東洋経済新報社 発行日:2024年7月
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2024年9月号掲載

企業変革のジレンマ ――「構造的無能化」はなぜ起きるのか

必要な変化が生まれず、利益率は下がる一方…。今日、多くの日本企業が抱える問題を掘り下げ、状況を打開するための道筋を示す。キーワードは、「構造的無能化」。組織が考え、実行する能力を喪失し、環境変化に対応できなくなる、というものだ。そのメカニズムを解き明かし、問題を乗り越えるための“対話”の考え方を説く。

著 者:宇田川元一 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2024年6月
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2024年9月号掲載

部下のポテンシャルに疑問を持ったら読む本 ――高業績者が持つダーク・パワーの秘密

職場に「問題あり」の人はいないだろうか。出世のため嘘をつく、特別扱いされたがる、自分のことしか考えない…。上司は、こうした人を「ダメな部下」と決めつけがち。だが実は、彼らには高いポテンシャルがある。その秘められた力、「ダーク・パワー」を徹底解説。“外れた”社員も、きっかけと心構えを整えれば、きっと輝く!

著 者:鈴木智之、須古勝志 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2024年6月
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2024年9月号掲載

数字まみれ 「なんでも数値化」がもたらす残念な人生

今日、歩数や睡眠時間などを記録するアプリは無数にある。それらは様々な活動の実績を数値化し、明確に示してくれる。だが一方で、楽しい活動をつまらなくし、不幸な人間を生み出してしまう恐れも。本書は、そんな過剰な数値化が人々にもたらす影響を明らかにするとともに、数字に支配され、騙されないための心構えを説く。

著 者:ミカエル・ダレーン、ヘルゲ・トルビョルンセン 出版社:東洋経済新報社 発行日:2024年7月
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2024年9月号掲載

FRIENDSHIP フレンドシップ 友情のためにすることは体にも心にもいい

友情は心身の健康に多大な影響を与える! そう語る心理学者が、最新の研究成果をもとに、人生を豊かにする友情の力を解き明かす。友達を持つことは「最強のうつ予防策」「死亡リスクが45%低減する」「恋人と過ごすより大きな幸せにつながる」…。大人になってから友達をつくる方法など、良き人間関係を築くヒントを提供する。

著 者:マリサ・G・フランコ 出版社:日経BP 発行日:2024年7月
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2024年9月号掲載

ポスト・ヒューマニズム テクノロジー時代の哲学入門

「人間」。それは、14世紀のルネサンス以来、“万物の尺度”とされてきた。だが今日、「人間主義(ヒューマニズム)」が揺らぎ始めている。ゲノム編集技術や人工知能の発展により、「ポスト・ヒューマン(人間以後)」への道が開かれつつあるのだ。この「人間の消滅」と哲学や思想、さらには資本主義とのかかわりなどについて、わかりやすく述べる。

著 者:岡本裕一朗 出版社:NHK出版(NHK出版新書) 発行日:2021年10月
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2024年9月号掲載

新版 小さいことにくよくよするな!

ちょっとしたことでも“一大事”と思い、大騒ぎしてますます泥沼にはまり込む ―― 。そんな私たちに、穏やかで優雅に生きるコツを説いた世界的ベストセラーである。「今、この瞬間を生きる」「モア・イズ・ベターという考えを捨てる」「今日が人生最後の日だと思って暮らそう」など、“くよくよしない”ための知恵が満載だ。

著 者:リチャード・カールソン 出版社:サンマーク出版 発行日:2024年1月
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