インド ―グローバル・サウスの超大国
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2023年12月号掲載

インド ―グローバル・サウスの超大国

近年、国際的に存在感を増す“新興国の盟主”、インド。人口は中国を抜いて世界一、GDPは英仏をしのぎ世界5位。そして、非同盟中立の外交。もはや、この国を抜きに国際政治は語れない。そんな“最注目国家”を、インド経済研究の第一人者が分析した。宗教や経済、外交、格差の問題等々、同国を知るための情報が満載だ。

著 者:近藤正規 出版社:中央公論新社(中公新書) 発行日:2023年9月
プア・ジャパン 気がつけば「貧困大国」
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プア・ジャパン 気がつけば「貧困大国」

経済大国から貧困大国へ ―― 。かつて「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と称された日本経済も、今は昔。30年近く賃金は上がらず、購買力は先進国で最低レベルまで落ち込んだ。著者いわく、凋落の根本にあるのは経済政策の失敗だ。円安政策や補助金バラマキなど、政府の経済運営の問題点に、野口悠紀雄氏が鋭く切り込む。

著 者:野口悠紀雄 出版社:朝日新聞出版(朝日新書) 発行日:2023年9月
国家は巨大ITに勝てるのか
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国家は巨大ITに勝てるのか

グローバルビジネスの覇者、GAFA。豊富な資金と人材を誇る彼らには、今や国家でさえ対抗できない!? 日本政府の規制案に公然と異を唱えるアップル、米国の軍事中枢に深く食い込むアマゾン、後の米独禁当局トップをロビイストとして抱えていたグーグル…。国を翻弄する巨大ITの手練手管を、日米で取材を続ける記者が暴く。

著 者:小林泰明 出版社:新潮社(新潮新書) 発行日:2023年9月
半導体ビジネスの覇者 TSMCはなぜ世界一になれたのか?
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半導体ビジネスの覇者 TSMCはなぜ世界一になれたのか?

TSMC(台湾積体電路製造)は、半導体の世界で“唯一無二”の存在だ。あらゆるテクノロジー製品に必要な半導体を世界中に供給し、圧倒的シェアを誇る。なぜ、こんなに強いのか? 2万人もの技術者チーム、歩留まり率99%以上の生産技術、技術力とコスト優位性の両立…。競合他社を寄せ付けない、その強さの秘密を明かす。

著 者:王百禄 出版社:日経BP 発行日:2023年10月
顧客の「買いたい」をつくる KPIマーケティング
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顧客の「買いたい」をつくる KPIマーケティング

顧客に“刺さる”マーケティング戦略は、どうすれば作れるのか? この問いに、コンサルタントが答えた。ポイントは、顧客に「あなたから買いたい」と思ってもらえる「強み」を作り、その強みを「伝え切る」こと。これを実行するためのノウハウと、売上につながるKPI(重要業績評価指標)の設定の仕方について詳述する。

著 者:佐藤義典 出版社:朝日新聞出版 発行日:2023年9月
恋愛結婚の終焉
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恋愛結婚の終焉

結婚に恋愛は必要ない! 近年、「恋愛と結婚は別」と考える若者が増えている。結婚相手に求める条件も、男性の約半数が妻に「経済力」を、女性の9割超が夫に「家事・育児能力」を求めるなど、従来とは様変わりしている。こうした若者の実態から、未婚化・少子化が進む原因、その解決策まで、各種調査をもとに平易に説く。

著 者:牛窪 恵 出版社:光文社(光文社新書) 発行日:2023年9月
[増補版] 神道はなぜ教えがないのか
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[増補版] 神道はなぜ教えがないのか

日本固有の宗教である「神道」。初詣で神社を訪れるなど現代の生活にも深く根付いているが、それがどういう宗教かを知る人は多くはないのではないか。開祖がおらず教義もない、そんな神道の成り立ちや特徴について、宗教学者が仏教などとの比較を交え解説。神道を理解することは、日本人の世界観を知ることにもつながるだろう。

著 者:島田裕巳 出版社:育鵬社 発行日:2023年9月
静寂の技法 最良の人生を導く「静けさ」の力
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静寂の技法 最良の人生を導く「静けさ」の力

かつて、ピタゴラスは言った。「黙すことを学べ」。古代ギリシアの哲学者は、“静寂”こそ物事の根源を見抜くカギだと見ていた。しかし今、私たちは様々な騒音や情報にまみれた世界で生きている。そんな中、いかにして静寂を育むかを説いた書。「静けさ」の力によって、自分を高め、より良い人生を築くための実践的な方法を示す。

著 者:ジャスティン・ゾルン、リー・マルツ 出版社:東洋経済新報社 発行日:2023年9月
アンガーマネジメント
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2023年12月号掲載

アンガーマネジメント

怒りとうまく付き合うための心理トレーニング、「アンガーマネジメント」。長年、その指導にあたる著者が、怒りについて説く。なぜキレるのか、怒りの「構造」から、怒りに流されないための「対処法」、怒りにくくなるための「体質改善」のスキルまでを披露。リーダーが怒りの感情をマネジメントできれば、職場の雰囲気は変わる!

著 者:戸田久実 出版社:日経BP・日本経済新聞出版本部(日経文庫) 発行日:2020年3月
本を読む本
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2023年12月号掲載

本を読む本

約80年前、1940年に米国で出版された書。以来、版を重ね、世界各国で翻訳され、多くの人に読書のあり方を示してきた。読み書きのできない子供の「初級読書」のレベルから、論点を明確にし、分析・整理する最終レベルまで。単に知識を得るのではない、自分の頭でものを考え、自らを高めるための読書法が、わかりやすく説かれる。

著 者:M. J. アドラー、C. V. ドーレン 出版社:講談社(講談社学術文庫) 発行日:1997年10月

2023年11月号掲載

資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか

パンデミック、異常気象、不安定な仕事…。今日、世界は様々な危機に直面している。それらの根源にあるのは、“カニバル(共喰い)資本主義”だ! 自然や社会、政治など、人間を支える土台を貪り喰い、その結果自身の存続まで危うくしている資本主義。世界に破局をもたらしかねないこの社会システムに、世界的政治学者が警鐘を鳴らす。

著 者:ナンシー・フレイザー 出版社:筑摩書房(ちくま新書) 発行日:2023年8月

2023年11月号掲載

クライメートテック

「クライメートテック」とは、再生可能エネルギーや電気自動車といった、気候変動に立ち向かうための技術的ソリューションのこと。今、世界が注目し、関連する分野には毎年数兆円規模のマネーが流れ込んでいるという。脱炭素の潮流が生んだこの新たな経済圏について、自らクライメートテック企業を興した著者が解説する。

著 者:宮脇良二 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2023年8月

2023年11月号掲載

ジェンダー格差

国連の「持続可能な開発目標」(SDGs)にも掲げられ、近年、注目を集めている“ジェンダー平等”。だが、男女間の格差は依然として大きい。労働、教育、育児…。様々な場面で顔をのぞかせる「ジェンダー格差」に、どう対処するか? 労働参加や教育機会、育児負担など、各種問題への解決策を、エビデンスをもとに考察する。

著 者:牧野百恵 出版社:中央公論新社(中公新書) 発行日:2023年8月

2023年11月号掲載

新規事業着工力を高める

日本企業は、新規事業に着工する力を強化すべき ―― 。ボストン コンサルティング グループの日本共同代表が、その力の高め方を説いた。新規事業に対する理解不足や共通認識の欠如など、着工を阻む原因は様々。これらを克服するための留意点を、新規事業の全体像と併せ提示する。自社の挑戦を加速させるヒントに満ちた1冊。

著 者:内田有希昌 出版社:東洋経済新報社 発行日:2023年9月

2023年11月号掲載

ディスカバリー・ドリブン戦略 かつてないほど不確実な世界で「成長を最大化」する方法

近年、世の中の不確実性が高まっている。科学技術の変化、政治的な変化…。これらがもたらす競争環境の激変 ――“戦略転換点”において、リーダーにとって重要なもの。それは「仮説指向(ディスカバリー・ドリブン)計画法」だ。綿密な計画ではなく、機敏な仮説検証を通じた学びが、予測がつかない時代の勝利のカギだと、世界的な経営思想家は言う。

著 者:リタ・マグレイス、入山章栄(監訳・解説) 出版社:東洋経済新報社 発行日:2023年9月

2023年11月号掲載

自分の能力が変わるカリフォルニア大学バークレー校超人気の授業

目まぐるしく移り変わる現代社会。今日、リーダーに欠かせないのが、「チェンジメーカー」としての資質である。起きつつある変化に主体的に関わり、望む方向へ導く。それが、不確実な時代における生存戦略だ。本書は、その考え方と方法をわかりやすく説く。伝授するのは、世界屈指の大学で“難局突破人材”を育てる、人気教授。

著 者:アレックス・ブダク 出版社:サンマーク出版 発行日:2023年9月

2023年11月号掲載

人口からみた宗教の世界史 ユダヤ教・キリスト教・イスラムの興亡

今世紀末に、人口規模で世界最大の宗教になるといわれるイスラム教。その背景に何があるのか、他宗教との関係や、世界の宗教人口の推移を見ながら探っていく。今後ムスリム(イスラム教徒)の増加が見込まれる日本にとって、様々な宗教が混在する欧州におけるムスリムとの関わりなど、教訓となる話題も盛り込まれている。

著 者:宮田 律 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2023年8月

2023年11月号掲載

首都防衛

首都直下地震、南海トラフ巨大地震、富士山噴火。これらの大災害は、ほぼ同時に起こるおそれがある! 東京都知事の特別秘書として都の防災施策を見てきた著者が「大連動」の可能性に言及。単体の災害を想定するだけでは不十分と警鐘を鳴らす。関東大震災から100年、最悪の事態を想定し、自分なりに備える一助となる1冊だ。

著 者:宮地美陽子 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2023年8月

2023年11月号掲載

Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

かつてマキャベリは言った。「愛されるよりも恐れられる方がはるかに安全だ」。だが、これは現代の職場には当てはまらない。無礼な態度を取れば、多くの人が仕事の質を意図的に落とす。本書では、仕事で成果を出すための礼儀のあり方を、事例を交えて解説。併せて、職場をより礼節ある場へと変える方法についても紹介する。

著 者:クリスティーン・ポラス 出版社:東洋経済新報社 発行日:2019年7月

2023年11月号掲載

東大教授が教える 知的に考える練習

大量の情報が飛び交う現代において、必要な「頭の使い方」を紹介する。著者は、まず頭の中に「考えるための土台」をつくり、考える「クセ」をつけることが大事だと言う。そのためには情報の本質をつかみ、共通点、相違点を探す。こうしたクセさえつけば、情報に流されることなく、自分ならではの豊かな発想を生み出せる!

著 者:柳川範之 出版社:草思社(草思社文庫) 発行日:2021年2月