2023年2月号掲載

ネットワーク・エフェクト 事業とプロダクトに欠かせない強力で重要なフレームワーク

今や巨大テック企業となったウーバーやインスタグラム。その成功の裏には、「ネットワーク効果」がある。多くの人が使えば使うほど製品の価値が高まり、急成長するという戦略だ。シリコンバレーの投資家が、その全貌を解説した。5つのステージからなるネットワーク効果のフレームワークは、様々な事業分野で活用可能だ。

著 者:アンドリュー・チェン 出版社:日経BP 発行日:2022年11月

2023年2月号掲載

クオンタムマーケティング 「プライスレス」で世界的ブランドを育てたCMOが教える最新マーケティング論

人工知能(AI)、拡張現実(AR)、5G接続…。今、先端テクノロジーが消費者の生活を一変させている。そうした環境下でマーケターに求められる新たな方策が「クオンタム・マーケティング」だ。従来のアプローチとは次元の異なるこの手法について、マスターカードCMO(最高マーケティング責任者)が豊富な事例を交え解説する。

著 者:ラジャ・ラジャマナー 出版社:日経BP 発行日:2022年12月

2023年1月号掲載

パーセプション 市場をつくる新発想

モノが溢れ、コモディティー化が進む今日、認知度が高いだけでは商品は売れない。重要なのは“みんなにどう思われているか”ということ。すなわち、商品やブランドに対する消費者の「パーセプション(認識)」が、次世代マーケティングのカギとなる。このパーセプションの要素、具体的な活用法についてPRのプロが指南する。

著 者:本田哲也 出版社:日経BP 発行日:2022年11月

2022年7月号掲載

ファンダメンタルズ×テクニカル マーケティング Webマーケティングの成果を最大化する83の方法

リアルの世界の延長線上でWebマーケティングを展開する会社は多い。だが、それでは不十分だと、経営者にして現役マーケッターの著者は指摘。成果を出すには、Webの世界の前提条件を理解した上で、適切なターゲットに効率的にアプローチすべきだと説く。そのためのノウハウを公開した、Webマーケティングの手引書である。

著 者:木下勝寿 出版社:実業之日本社 発行日:2022年5月

2022年7月号掲載

ナイキ 最強のDX戦略

未曾有のコロナ危機で多くの企業が苦しむ中、スポーツブランドのナイキは業績を伸ばし続けている。なぜ、それが可能なのか。強さのカギは、DX(デジタルトランスフォーメーション)の導入にある。スマートフォンアプリを使った取り組みなど、デジタルそのものをビジネスの核に据えた、独自のDX戦略について解説する。

著 者:白土 孝 出版社:祥伝社 発行日:2022年5月

2022年2月号掲載

コピーライティング技術大全 百年売れ続ける言葉の原則

商品・サービスが売れるコピーを書くには? コピーライティングを知り尽くした著者たちが、「インパクトのある見出し」「人を動かす文章の構造」等々、使いやすく、結果につながる技術、考え方を指南する。紹介されるコピーライティング技術は、総計100。まさに「大全」の名にふさわしい教科書であり、実践マニュアルだ。

著 者:神田昌典、衣田順一 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2021年11月

2022年1月号掲載

Product-Led Growth プロダクト・レッド・グロース 「セールスがプロダクトを売る時代」から「プロダクトでプロダクトを売る時代」へ

「プロダクト・レッド・グロース(PLG)」 ―― いち早く製品を届け、顧客にその価値を感じてもらうことで購入につなげる、製品主導型の成長戦略である。事前に製品を試すことが強く求められる今、ソフトウェア業界を中心に採用する企業が増えている。この戦略の取り入れ方やメリットなどを体系的にまとめた、実践的な1冊。

著 者:ウェス・ブッシュ、岩澤 脩(監訳)、高野泰樹(監訳) 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン 発行日:2021年10月

2021年12月号掲載

Z世代マーケティング 世界を激変させるニューノーマル

「Z世代」とは1996~2012年頃に生まれ、幼い時からスマホなどを使う世代のこと。彼らの“普通”は、上の世代と大きく異なる。買い物はアマゾンでワンクリック、宿泊はAirbnb(エアビーアンドビー)、お金は送金アプリでやり取り。そんな人たちの行動様式を、世代研究の専門家が徹底解剖した。綿密な調査に基づく、最前線のマーケティング書だ。

著 者:ジェイソン・ドーシー、デニス・ヴィラ 出版社:ハーパーコリンズ・ジャパン 発行日:2021年10月

2021年8月号掲載

売上最小化、利益最大化の法則 利益率29%経営の秘密

多くの経営者は、売上の最大化を目指そうとする。だが、売上が大きくなっても、利益が上がるとは限らない。従って、真に追求すべきは売上ではない、利益だ ―― 。驚異的な利益率を誇るEC企業の経営者が、「売上最小化、利益最大化」を軸とする経営の秘密を公開。その独自の利益管理手法は、他社も取り入れることが可能だ。

著 者:木下勝寿 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2021年6月

2021年7月号掲載

ナラティブカンパニー 企業を変革する「物語」の力

最近、ビジネスシーンで「ナラティブ」という言葉をよく耳にする。辞書によれば、意味は“物語”。では、従来からよく使われている「ストーリー」とは何が違うのか? また、なぜ今、注目されるのか? 戦略PRの第一人者が、パタゴニア、サンリオなど様々な事例を交えながら、企業を変革する“物語”のつくり方を解説する。

著 者:本田哲也 出版社:東洋経済新報社 発行日:2021年5月

2021年3月号掲載

アフターコロナのマーケティング戦略 最重要ポイント40

コロナ禍の後、マーケティングや経営が変わるとの見方がある。だが、日本屈指のマーケター2人は言う。「コロナがあろうがなかろうが、顧客の心理は日々変わる」。顧客を起点にビジネスを行う必要があるのは、どんな状況でも変わらない。本書ではコロナの影響をはじめ、誤解されがちな各種論点を挙げ、それに対する見解を語る。

著 者:足立 光、西口一希 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2020年12月

2020年9月号掲載

ワークマンは商品を変えずに売り方を変えただけでなぜ2倍売れたのか

作業服専門店「ワークマン」。2019年の消費増税後も、新型コロナ禍の中にあっても右肩上がりに成長し、国内の店舗数はユニクロを超えた。その強さを支えるビジネスモデルに迫った書だ。在庫リスクを恐れず新商品を生み出す、データを見ながら何でも変える…。同社の改革の数々、それは激動の時代を生き抜くヒントでもある。

著 者:酒井大輔 出版社:日経BP 発行日:2020年6月

2020年6月号掲載

グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ

グレイトフル・デッド。1960~90年代、このロックバンドは、他のバンドとは真逆のやり方で人気を博した。アルバムの販売ではなく、ライブを重視。同じ曲でもアレンジし、聴衆を飽きさせない。ライブ録音OKなど、フリーミアムの先駆けのようなことも。そんな彼らの活動から、今日のマーケティングに応用できる教訓を引き出す。

著 者:ブライアン・ハリガン、デイヴィッド・ミーアマン・スコット、糸井重里(監修) 出版社:日経BP(日経ビジネス人文庫) 発行日:2020年4月

2020年2月号掲載

影響力の武器実践編[第二版] 「イエス!」を引き出す60の秘訣

社会心理学のベストセラー『影響力の武器 実践編』に、最新の研究成果を盛り込んだ第2版の邦訳である。「説得は科学」だとする著者たちが、社会的影響力の原理に基づく説得術を公開。「競争入札で売値を上げるには、低めの価格から始めよ」など、興味深い事例を交えながら、人々に働きかけ、望ましい行動を引き出す秘訣を語る。

著 者:N・J・ゴールドスタイン、S・マーティン、R・B・チャルディーニ、安藤清志(監訳) 出版社:誠信書房 発行日:2019年12月

2019年11月号掲載

中国「草食セレブ」はなぜ日本が好きか

年間1000万人に迫る勢いで急増する訪日中国人。その半分以上は20~30代の若者で、高級ホテルに出入りしたり、ブランドの限定品を買ったりしている。彼らは何者? 金銭的余裕と旺盛な物欲を兼ね備えた「プチ富裕層」の消費性向を、中国人実業家が分析した。迎える側、日本のインバウンドの可能性、課題についても触れる。

著 者:袁 静 出版社:日本経済新聞出版社(日経プレミアシリーズ) 発行日:2019年9月

2019年10月号掲載

バズる動画・ライブ配信 確実に拡散するしくみ インフルエンサーマーケティングの基本がわかる本

通勤・通学中にネット動画を見る。そんな光景が日常となった今日、企業のマーケティングでも、動画やライブ配信が活用されつつある。これらのコンテンツを“バズらせる”―― 爆発的に拡散させるには何をすべきか? ライブ配信者の先駆けとして人気を集めた著者が、「つくって、届けて、広げていく」ためのノウハウを公開!

著 者:飯田祐基 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2019年8月

2019年9月号掲載

カスタマーサクセスとは何か 日本企業にこそ必要な「これからの顧客との付き合い方」

「カスタマーサクセス」は、米国生まれの新たな概念。顧客にモノではなく、“成功”を届けるというもので、デジタル時代に主流となるお得意様戦略だ。だが、日本企業の対応は鈍い。従来のモノ売り切りモデルが行き詰まる中、日本企業にこそ必須の重要概念だと言う著者が、具体例を挙げつつ、その本質、成功要因を説く。

著 者:弘子ラザヴィ 出版社:英治出版 発行日:2019年7月

2019年8月号掲載

「つながり」の創りかた 新時代の収益化戦略 リカーリングモデル

売って儲ける「売り切りモデル」から、課金などで継続的に収益を得る「リカーリングモデル」へ ―― 。近年、広がりを見せる、新たなビジネスモデルを紹介。今話題のサブスクリプションをはじめ、様々なリカーリングモデルの特徴を述べ、この方式に転換する上で欠かせない、顧客との「つながり」の創りかたを提案する。

著 者:川上昌直 出版社:東洋経済新報社 発行日:2019年6月

2019年8月号掲載

サブスクリプション2.0 衣食住すべてを飲み込む最新ビジネスモデル

定額で、かけ放題。電話通話料などで設定されていた「サブスクリプション」型のサービスが、今、進化を遂げつつある。高級バッグ借り放題、月額制飲み放題など、画期的なサービスが続々と登場しているのだ。本書は、このビジネスモデルの最新事情を徹底取材。数々の企業の取り組みから、サブスクビジネスの勘所を学べる。

著 者:日経クロストレンド(編) 出版社:日経BP 発行日:2019年6月

2019年7月号掲載

たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング

強いマーケティング戦略を作るには、大勢ではなく、たった1人を深掘りせよ ―― 。こう語る著者が、1人の顧客の分析を基に、潜在顧客を顧客化、ロイヤル顧客化する「顧客起点マーケティング」の理論と実践を公開。P&G、ロート製薬、スマートニュースなどで豊富な実績を上げてきたマーケターによる、説得力ある“使える”1冊だ。

著 者:西口一希 出版社:翔泳社(MarkeZineBOOKS) 発行日:2019年4月