「TOPPOINTライブラリー」における前月1カ月間の閲覧ランキングのトップ10冊を紹介します。

1

2025年8月号掲載
移動と階級

私たちの生活は、“移動”なしに成り立たない。社会は人・モノ・情報などが動くことで機能している。では、移動に、階級や居住地による“格差”があるとしたら? 社会学者が、独自の調査を基に実態を明らかにした。フードデリバリーから気候変動による移住まで、様々な問題を取り上げ、移動に伴う分断、不平等を考察する。

著 者:伊藤将人 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2025年5月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2

2025年8月号掲載
奪われた集中力 ――もう一度“じっくり”考えるための方法

今日、多くの人が集中力の低下に悩んでいる。会社ではマルチタスクに追われ、家では漫然とSNSを見て過ごしてしまう。なぜか? 世界各地の専門家を取材した著者は言う。集中力は失われたのではなく「奪われた」と。その元凶である「監視資本主義」について解説し、豊かな時間を取り戻すため、私たちがなすべきことを語る。

著 者:ヨハン・ハリ 出版社:作品社 発行日:2025年6月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

3

2025年8月号掲載
一生健康に働くための心とカラダの守り方

年齢を重ねても、健康で働き続ける。そのための秘訣を、元戦略コンサルタントの産業医が説いた。肌の状態を気にかける、ストレスを感じたら笑顔になれる動画や写真を見る、心身が不調でも挨拶は欠かさない、等々。紹介される内容はいずれも医学的根拠に基づくものばかり。生活に取り入れたくなる、実践的なヒントが満載の1冊。

著 者:吉田英司 出版社:かんき出版 発行日:2025年5月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

4

2025年8月号掲載
ドラッカーに学ぶ 中小モノづくり企業のためのニッチトップ戦略

他社が対応したがらないニーズに応え、ニッチな市場で独自の製品を提供する ―― 。中小モノづくり企業がその強みを活かす、「ニッチトップ戦略」について解説した書だ。経験豊富なコンサルタントが、ドラッカーの教えをもとに市場でオンリーワンの地位を築く方法を明かす。中小のメーカーには、中小ならではの戦い方がある!

著 者:藤屋伸二 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2025年5月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

5

2025年9月号掲載
アメリカの新右翼 トランプを生み出した思想家たち

今、アメリカで「新右翼」が頭をもたげつつある。従来の右派以上に、ナショナリズム、キリスト教的価値を重んじ、テクノロジーを積極的に受け入れる人たちだ。リベラルな価値観を批判する彼らは、社会をどう変えようとしているのか。アメリカ政治思想史の専門家が、トランプ政権の下、様変わりする右派の現状を読み解く。

著 者:井上弘貴 出版社:新潮社(新潮選書) 発行日:2025年6月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

6

2025年8月号掲載
新型インフレ 日本経済を蝕む「デフレ後遺症」

長年のデフレから脱却して、インフレに転じた日本経済。賃上げの報道も目にするが、生活の豊かさを実感している声はそう多く上がってこない。なぜか? 今のインフレは、通常とは異なる“歪なインフレ”だからだ。こう喝破するエコノミストが、物価、賃金、金利の関係が複雑に絡み合った、「新型インフレ」の正体を解き明かす。

著 者:永濱利廣 出版社:朝日新聞出版(朝日新書) 発行日:2025年5月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

7

2025年9月号掲載
新しい階級社会 最新データが明かす〈格差拡大の果て〉

「一億総中流」は、過去の話。日本はもはや、引き返せないまでに格差が広がった“新しい階級社会”だ! 日本の階級構造研究の第一人者が、今日の社会の実態を最新データに基づいて示した。非正規雇用で低賃金、結婚もできず社会的にも孤立…。そんな「アンダークラス」階級の存在など、危機的な現状を明らかにする。

著 者:橋本健二 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2025年6月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

8

2025年8月号掲載
スタートアップの技法 新規ビジネスをスケールさせる「7つの視点」

スタートアップや新規事業を、大きく育てるための技法を説く。数々の事業立ち上げに携わった、元ボストン コンサルティング グループ日本代表の著者いわく、カギは「サイエンス」。すなわち「勝てるポジショニング、儲けのメカニズム、持続的成長のシナリオ」を徹底的に分析する。そのために必要な視点を、具体例とともに示す。

著 者:杉田浩章 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2025年5月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

9

2025年8月号掲載
なぜデジタル社会は「持続不可能」なのか ネットの進化と環境破壊の未来

インターネットやスマホなど、デジタル技術は暮らしを便利にした。しかし、その裏には“不都合な真実”も。例えば、重さ2kgのパソコンを作るには、化学物質22kg、燃料240kg、水1.5tが必要だ。膨大な資源を使い、環境への負荷も大きい。世界各地を取材してわかった、こうしたデジタル社会の暗部をジャーナリストが抉り出す。

著 者:ギヨーム・ピトロン 出版社:原書房 発行日:2022年6月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

10

2025年9月号掲載
THIRD MILLENNIUM THINKING アメリカ最高峰大学の人気講義 1000年古びない思考が身につく

哲学者、社会心理学者、そしてノーベル賞受賞物理学者。米国の名門大学で教鞭を執る3名が、人類が長い歴史の中で編み出した「科学的思考」を伝授する。不確実な状況を巧みに切り抜ける「蓋然的思考」、長期プロジェクトの推進に役立つ「科学的楽観主義」…。情報が溢れる現代を、賢く生き抜くための知恵が詰まった1冊だ。

著 者:ソール・パールマッター、ジョン・キャンベル、ロバート・マクーン 出版社:日経BP 発行日:2025年6月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。