「TOPPOINTライブラリー」における前月1カ月間の閲覧ランキングのトップ10冊を紹介します。

1

2024年12月号掲載
コモングッド 暴走する資本主義社会で倫理を語る

互いに信頼し、国や社会のために行動をする。そんな「コモングッド」(共益、公共善、良識)が、アメリカ社会から失われつつある。顧客をだます経営者、勝つためには手段を選ばぬ政治家、権力者の不正を見て見ぬふりする関係者…。オバマ大統領の元アドバイザーである経済学者がコモングッド衰退の原因を述べ、回復を促す。

著 者:ロバート・B・ライシュ 出版社:東洋経済新報社 発行日:2024年10月
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2

2024年12月号掲載
「組織と人数」の絶対法則 人間関係を支配する「ダンバー数」のすごい力

健全な組織運営のカギは、“規模”にあり! 5人までならリーダー不要、50人ならリーダーを置き、150人ならサブリーダーなど階層化が不可欠。進化心理学の権威ロビン・ダンバーによれば、人が関係を維持できるのは「150人」まで。そんな数字に基づく科学的組織論だ。組織の規模に応じたあり方、リーダーの職責が説かれる。

著 者:トレイシー・カミレッリ、サマンサ・ロッキー、ロビン・ダンバー 出版社:東洋経済新報社 発行日:2024年10月
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3

2024年11月号掲載
THE COMING WAVE AIを封じ込めよ DeepMind創業者の警告

“人工知能(AI)”と“バイオテクノロジー”。今や私たちの生活に欠かせない2つの技術について、本書はこう警告する。これらを「封じ込め」なければ、世界は大惨事に見舞われる、と ―― 。進化のスピードを上げ続け、人間の制御が及ばない領域に踏み込みつつある最先端テクノロジー。その脅威を詳細に示した1冊である。

著 者:ムスタファ・スレイマン、マイケル・バスカー 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2024年9月
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4

2024年12月号掲載
ユーモアは最強の武器である スタンフォード大学ビジネススクール人気講義

ユーモアが職場にもたらす効用は様々だ。知的に見えたり、メンバーの間に信頼感が生まれたり…。にもかかわらず、多くの職場でなされるのは無味乾燥な会話ばかり。なぜそうなるのか? 膨大な調査と科学研究からその原因を解明、仕事にユーモアを取り入れるヒントを示す。読み終えたら、同僚にジョークを言いたくなる1冊だ。

著 者:ジェニファー・アーカー、ナオミ・バグドナス 出版社:東洋経済新報社 発行日:2022年9月
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5

2024年12月号掲載
異次元緩和の罪と罰

2013年、「これまでとは全く次元の違う金融緩和」として始まった“異次元緩和”。2024年3月、日銀はこれに終止符を打つ。財政規律の弛緩、膨れ上がった日銀の国債保有残高、メディアや国民の不信…。類例がないこの政策は、日本経済の姿を変えた。元日銀理事が異次元緩和の11年間を総括し、問題点の数々を明らかにする。

著 者:山本謙三 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2024年9月
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6

2024年11月号掲載
Z世代の社員マネジメント 深層心理を捉えて心離れを抑止するメソドロジー

楽しそうに働いていた若手社員が、突然退職。そんな事態に茫然とする管理職は少なくないだろう。なぜ、こんなことになるのか。早期離職を防ぐには何をすべきか? 採用支援業務などに長年従事する著者が、人が働く上での本質や、若手を惹きつけ成長させる具体策などを詳述。離職問題に悩むすべての人に解決のヒントを与える。

著 者:小栗隆志 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2024年9月
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7

2024年11月号掲載
「ネット世論」の社会学 データ分析が解き明かす「偏り」の正体

ネットでは、多数派の意見に見える。しかし、実際はそうではない!? ネット上で、批判されることの多い政党が選挙で勝利したり、不支持派が多い人物が首長選挙で圧勝したり。なぜ、こうした乖離が起こるのか? メディア・コミュニケーションの研究者が、客観的なデータや学術的な理論をもとに「ネット世論」を徹底解剖する。

著 者:谷原つかさ 出版社:NHK出版(NHK出版新書) 発行日:2024年8月
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8

2024年12月号掲載
プーチンの帝国論 何がロシアを軍事侵攻に駆り立てたのか

2022年2月に始まった、ロシアによるウクライナ侵略。2年半たった今も、終戦の兆しは見えないままだ。かつて共にソビエト連邦(ソ連)を構成する共和国だった兄弟民族が、なぜ争うことになったのか。日経新聞の元モスクワ支局長が、ロシアという国の歴史を繙きつつ、侵略に踏み切ったプーチン大統領の思想を読み解く。

著 者:石川陽平 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2024年9月
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9

2024年12月号掲載
破壊なき市場創造の時代 ――これからのイノベーションを実現する

近年、ビジネスで“ディスラプション”がもてはやされている。ネットフリックス、アマゾン、ウーバーなどは、それで躍進した。だが、企業の破綻や雇用の喪失などマイナス面も大きい。破壊を伴わない手法はないのか? 「ブルー・オーシャン戦略」で知られる世界的経営思想家2人が、敗者を生まない新たな市場創造の道を示す。

著 者:W・チャン・キム、レネ・モボルニュ 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2024年10月
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10

2024年11月号掲載
経験バイアス ときに経験は意思決定の敵となる

「人生経験が豊かな人ほど、より優れた意思決定ができる」。そう思う人は多いのでは。しかし、経験に頼りすぎると、誤った教訓を引き出し、重要な情報に目が向かず、悲惨な結果を招きかねない、と指摘。経験の罠にはまるのはなぜか。では、どうすべきか。過去から正しく学び、より良い意思決定を行うための方法を指南する。

著 者:エムレ・ソイヤー、ロビン・M・ホガース 出版社:白揚社 発行日:2024年8月
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