2018年1月号掲載

日本人の人生観

日本人は「画一的だ」とよく言われる。例えば、いまだに多くの人が、良い学校を出て良い会社に就職することを目指す。この画一的な行動様式の背景には、何があるのか。山本七平氏が、日本人ならではの“伝統的な人生観”について、わかりやすく説く。人の生き方というものを考える上で、貴重な示唆を与えてくれる1冊だ。

著 者:山本七平 出版社:講談社(講談社学術文庫) 発行日:1978年7月
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2017年12月号掲載

「韓非子」を見よ!

人間は利益によって動く動物である ―― 。中国戦国時代の思想家・韓非子は性悪説に立ち、人間の本性をこう分析した。そうした視点の下、人間関係における誤りのない対応の仕方を説く『韓非子』。この中国古典のエッセンスを紹介する。組織掌握術、上司への進言の仕方など、現代のビジネスパーソンに役立つ金言も満載だ。

著 者:守屋 洋 出版社:三笠書房(知的生きかた文庫) 発行日:2009年5月
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2017年9月号掲載

「西洋」の終わり 世界の繁栄を取り戻すために

戦後、日米欧の西側諸国は、開かれた社会、権利の平等などを背景に繁栄を謳歌してきた。だがグローバル化に伴う不平等を背景に、世界中で移民排斥、孤立主義を訴える政党が支持を集めるなど、繁栄をもたらした「西洋の理念」が危機に瀕している。その復活のために、何をすべきなのか。元・英エコノミスト誌編集長が提言する。

著 者:ビル・エモット 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2017年7月
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2017年9月号掲載

反脆弱性 [上] 不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

リーマン・ショック、アラブの春、原発事故…。予測不能、不確実な世界を私たちは生きている。その不確実性を味方につけ、したたかに生き抜くためのカギが「反脆弱性」だ。「現代の予測、予知、リスク管理のアプローチを根底からひっくり返したい」という著者が、混迷を極める今こそ必要な、新たな“思考のものさし”を示す。

著 者:ナシーム・ニコラス・タレブ、望月 衛(監訳) 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2017年6月
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2017年7月号掲載

エマニュエル・トッドで読み解く世界史の深層

エマニュエル・トッド。識者の多くが見抜けなかった英国のEU離脱、トランプの米大統領当選などを的中させたフランスの人類学者である。なぜ、その読みは当たるのか。彼の大胆な発言を支える、家族人類学・人口動態学の理論をわかりやすく解説した。さらに、トッドの理論を援用しつつ、世界の国々の歴史と今を読み解く。

著 者:鹿島 茂 出版社:KKベストセラーズ(ベスト新書) 発行日:2017年5月
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2017年2月号掲載

日本文化のゆくえ

人間が本当に自由を望むなら、家族などむしろ邪魔になるのでは。家族の意味はどこにあるのか ―― 。臨床心理学者の河合隼雄氏が、家族をはじめ、社会や個人にまつわる様々な問題を考察した。十数年前に刊行された書の文庫版だが、独自の視点で現代日本の問題を深部から分析し、やさしく示したその内容は、今も示唆に富む。

著 者:河合隼雄 出版社:岩波書店(岩波現代文庫) 発行日:2013年1月
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2017年1月号掲載

酒池肉林 中国の贅沢三昧

世にいう「酒池肉林」のルーツは、中国4000年の壮麗な贅沢三昧の歴史にあった!食に女性に宮殿にと、権勢欲のままにひたすら消費の限りを尽くした歴代の為政者たちとその成れの果て、量より質を重んじた貴族たちの華麗な世界…。本書は、皇帝、貴族、商人たちの贅沢のありようを通して眺めた、もう1つの「中国史」である。

著 者:井波律子 出版社:講談社(講談社学術文庫) 発行日:2003年1月
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2016年12月号掲載

ユダヤ式エッセンシャル学習法 一流の知性をつくる最強のサバイバル戦略

「学びの民」。こう称されるユダヤ人は、独特の“学びの習慣”により高い知的生産性を有する。現に、Googleなど世界的企業の創立者の半分以上、ノーベル賞受賞者の3割をユダヤ人が占める。成功をもたらす、物事の本質をつかむための学び。彼らが続けてきた、独創性あふれる学習法を、ユダヤ教に改宗した国際弁護士が説く。

著 者:石角完爾 出版社:日本能率協会マネジメントセンター 発行日:2016年9月
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2016年12月号掲載

フランス人は10着しか服を持たない パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣

間食はせず、食事を存分に楽しむ。上質な物を少しだけ持ち、大切に使う…。物質主義の米国からフランスに留学した著者が、パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣を明かす。興味深いエピソードとともに語られる、日常の中にささやかな喜びを見つける生き方。それは、本当の意味で「生きる」ということを教えてくれる。

著 者:ジェニファー・L・スコット 出版社:大和書房 発行日:2014年10月
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2016年12月号掲載

帝王学 「貞観政要」の読み方

副題は「『貞観政要』の読み方」。中国・唐代に編纂されて以来、多くのリーダーに読み継がれてきた名著の成り立ち、そして示唆に富む内容を、評論家の山本七平氏が解説する。敵の忠臣を登用せよ、部下の諌言を聞き入れよ…。指導者のあるべき姿、組織の活性化の仕方などが学べる、1983年刊のベストセラーの文庫版である。

著 者:山本七平 出版社:日本経済新聞出版社(日経ビジネス人文庫) 発行日:2001年3月
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2016年11月号掲載

人生を照らす禅の言葉

臨済宗円覚寺派管長の横田南嶺氏が、禅の極意、人生の知恵について語ったもの。「何のために生まれてきたのか」「真理は当たり前のことにある」…。達磨大師や臨済禅師の故事、あるいは哲学者・森信三氏の言葉、恩師の松原泰道氏とのエピソードなどを交えながら、禅語に込められた普遍的なテーマを、やさしい語り口で説く。

著 者:横田南嶺 出版社:致知出版社 発行日:2016年9月
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2016年10月号掲載

組織サバイバルの教科書 韓非子

中国の春秋戦国時代の書、『韓非子』。全編を性悪説の哲学が貫き、きれいごとだけではない、卓越した権力論が説かれる。それゆえ「経営者が愛読しているにもかかわらず、それがほとんど口外されない名著」と評される。本書では、同時代の孔子の『論語』と対比しつつ、現代にも通じる『韓非子』の人間観、組織観を解説する。

著 者:守屋 淳 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2016年8月
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2016年9月号掲載

スタンフォード大学 マインドフルネス教室

古来、仏教修行の1つだった「マインドフルネス」は今日、ビジネス、医療、教育など、様々な分野で利用されている。集中力を高める、対人関係を改善する、生活の質を向上させる…。効果が科学的に実証され、世界的に注目される、このマインドフルネスの真髄を、日本生まれ米国育ちのスタンフォード大学の心理学者が語る。

著 者:スティーヴン・マーフィ重松 出版社:講談社 発行日:2016年7月
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2016年9月号掲載

禅がわかる本

禅の教えは、日々の暮らしの中で活かされてこそ意味がある ―― 。そう言う著者が、禅とは何かを一般の人に向け平易に説く。「禅の悟りとは、“わからない”ことが“わからないことだとわかる”こと」など、まさに目から鱗の話がぎっしり。禅の世界が見えてくるのはもちろん、人が生きる上でのヒントに満ちあふれた1冊だ。

著 者:ひろ さちや 出版社:新潮社(新潮選書) 発行日:1996年7月
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2016年8月号掲載

スイス人が教えてくれた「がらくた」ではなく「ヴィンテージ」になれる生き方

9年間のジュネーブ赴任生活を通じ、著者が学んだスイス人の生き方について語る。必要なものにだけお金をかける暮らし方、将来を見据えた公共投資、国民の政治への主体的な関わり方…。ともすると「今さえよければ」「自分さえよければ」と考えがちな日本人に、「人生における本当の豊かさ」というものを教えてくれる1冊だ。

著 者:多根幹雄 出版社:主婦の友社 発行日:2016年6月
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2016年7月号掲載

努力論

努力こそ人を幸福にする最善の道 ―― 。明治の文豪・幸田露伴が、幸福についての自らの理論を大成した『努力論』の現代語訳である。「幸福三説」(惜福、分福、植福)をはじめ、人が幸せになる上で必要な努力がわかりやすく語られる。仕事や人生に悩む現代人に貴重な気づきを与えてくれる、含蓄に富んだ生き方論だ。

著 者:幸田露伴 出版社:致知出版社 発行日:2016年4月
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2016年6月号掲載

地政学リスク 歴史をつくり相場と経済を攪乱する震源の正体

クルド人問題、キリスト教とイスラム教の対立、地球温暖化…。こうした地政学上の出来事は、世界経済にどんな影響を及ぼすのか? 多様化する地政学リスクを「宗教対立、民族意識、イデオロギー闘争、民主化運動、環境破壊」の5つに類型化して解説する。グローバルな経済を見る目を養える、世界鳥瞰図といえる書だ。

著 者:倉都康行 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2016年4月
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2016年6月号掲載

世界中のトップエリートが集う禅の教室

世界中から年間5000人が訪れる禅寺・春光院。そこで禅を教える僧侶が、禅の考え方や座禅の方法・効用を、最先端の科学的知見を交えつつ説く。自分を見つめ、ポテンシャルを引き出す。グローバル企業のCEOや、ハーバード、スタンフォードなど名門大学のビジネススクールに通う学生らも学んだ、禅の叡智が明かされる。

著 者:川上全龍 出版社:KADOKAWA 発行日:2016年3月
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2016年5月号掲載

考える前に動く習慣

「禅即行動」 ―― 。禅は、何より行動することを重視する。動くことで、悩みが消え、自信がつき、成果が上がるからだ。こうした禅の知恵を、禅僧の枡野俊明氏が解説した。「『いい』とか『悪い』とか、こだわりすぎない」「ふさぎ込んだ時こそ『忙しくする』」等々、行動力を鍛え、前向きに生きるためのヒントが詰まった1冊。

著 者:枡野俊明 出版社:三笠書房 発行日:2016年3月
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2016年5月号掲載

スミス先生の道徳の授業 アダム・スミスが経済学よりも伝えたかったこと

アダム・スミスといえば、『国富論』。だが、実は『道徳感情論』という本の著者でもある。経済学と道徳。意外な取り合わせにも思えるが、今日の行動経済学は経済学と心理学の境界を研究している。いわば、彼はその先駆者だ。人間の本性とは。幸福になるには。同書が説く良き人生を送るための教えを、わかりやすく紹介する。

著 者:ラス・ロバーツ 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2016年2月
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