2009年9月号掲載

世阿弥に学ぶ100年ブランドの本質

多くのブランドは、顧客に「楽しみ=うれしさ」を提供することを行動の原点とする。そして、そのために必要な知恵を、現場の試行錯誤の中で育んできた。能楽者・世阿弥の著作には、こうした頭と体に宿る知恵 ―― 企業が知るべき大切なことが数多く含まれる。そう指摘する著者が、「初心忘るべからず」等、数々の世阿弥の言葉から、ブランド作りの要諦を読み解く。

著 者:片平秀貴 出版社:ソフトバンク クリエイティブ 発行日:2009年7月

2009年7月号掲載

600万人の女性に支持される「クックパッド」というビジネス

料理サイト「クックパッド」は、月間600万人以上の女性が訪れる超人気サイトだ。その人気の秘密は、徹底した“ユーザー志向”のサイト作りにある。驚くほど早いクリックレスポンス、簡単かつ楽しんでできるレシピの投稿システム…。本書で紹介される、とことん使い手の側に立った工夫の数々、そして経営理念は、モノ作りや販売においても学ぶ点が多い。

著 者:上阪 徹 出版社:角川SSコミュニケーションズ(角川SSC新書) 発行日:2009年5月

2009年7月号掲載

ボルドー・バブル崩壊

ボルドーワイン。今や世界標準のブランド品、そして投機商品であるこの液体も、例外ではなかった。2008年のリーマンショックで、05年から続いていた価格の高騰、「ワイン・バブル」は弾けた ―― 。本書は、そんな投機性の強い、今のボルドーワイン産業の実態を明かすもの。「プリムール」と呼ばれるワインの先物取引の仕組みをはじめ、その独特の世界を解説する。

著 者:山本昭彦 出版社:講談社(講談社+α新書) 発行日:2009年5月

2009年3月号掲載

クオリア立国論

経済が成熟した今日、世界の人々は、より上質な「クオリア(質感)」を求めるようになった。これは日本にとり、チャンスと言える。四季が移ろう国土で、古より高度な美意識を培ってきた日本人には、クオリアに対する優れた感性があるからだ。本書は、この感性を商品・サービスの開発に生かす「クオリア立国」を提言、資源に乏しいわが国の1つの生き方を示す。

著 者:茂木健一郎 出版社:ウェッジ 発行日:2008年12月

2009年1月号掲載

ブランド戦略【実践】講座

自社のブランドをもっと魅力的にするにはどうすべきか ―― 。本書は、多くの企業が抱えるこの悩みにズバリ答える。「実践」の書名通り、ここで披露されるのはMBA的な机上の空論ではない。これまで100余のブランドに携わった著者が、現場での経験に基づき、効率的かつ効果的なブランディング手法の数々を説く。いずれも即、実践できそうなものばかりだ。

著 者:水野与志朗 出版社:日本実業出版社 発行日:2008年11月

2008年3月号掲載

超高級ブランドに学ぶ感動接客

顧客が感動するようなサービスを行い、「またこの店に来たい」と思ってもらう ―― 。そのためのテクニックを、販売のプロ中のプロとも言うべき、世界のラグジュアリー・ブランドのスタッフたちの行動から学ぼうという書。著者の1人は、カルティエの販売スタッフとしてトップレベルの成績を誇った人物であり、現場を知る者ならではの実践的な内容となっている。

著 者:ロビン・レント、ジュヌヴィエーヴ・トゥール 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2008年1月

2008年2月号掲載

プレミアム戦略

日本は今、大量生産、使い捨てといった未熟な生産・消費社会から、本当によい物を選び、大切に使い、生活を豊かにする生産・消費社会へと移行しつつある。こうした“成熟消費社会”において、カギとなるのは「プレミアム」だ。本書では、このプレミアムの本質を解明するとともに、それに則った企業戦略 ―― 同質競争から脱却するための1つの方向性を指し示す。

著 者:遠藤 功 出版社:東洋経済新報社 発行日:2007年12月

2008年1月号掲載

その1人が30万人を動かす!

かつて絶大な影響力を発揮していたマス広告。今、その力に翳りが見えている。そして新たに台頭しているのが、“インフルエンサー”という存在だ。本書は、消費者の消費行動に多大な影響を与える、このインフルエンサーを活用したインフルエンサー・マーケティングを紹介するもの。この手法を使えば、たった1人の発言をもとに何十万もの人々を動かすことができる!

著 者:本田哲也 出版社:東洋経済新報社 発行日:2007年11月

2006年12月号掲載

顧客ロイヤルティを知る「究極の質問」

顧客の本音を聞くため、企業は苦労しながら様々なアンケートを行っている。だが、本書はあっさり言う。顧客の本音を引き出すには、たった1つ「究極の質問」を行えばよいと。そして、その回答から導かれる顧客ロイヤルティの新指標「NPS」が、企業の成長のカギを握るという。ここで説かれる概念は極めてシンプルだが、それゆえ、あらゆる企業で実践可能だ!

著 者:フレッド・ライクヘルド、堀 新太郎(監訳) 出版社:ランダムハウス講談社 発行日:2006年9月

2006年5月号掲載

1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方

ヤフーやGoogleなどの検索エンジンで検索をすると、検索結果の上に、入力したキーワードに関連した商品やサービスの広告が表示されるのはご存知だろう。著者は、この「キーワード広告」によってネットビジネスを成功させ、年商1億円以上の事業を、無借金かつ1人で経営する人物。そんな著者が、お金になる「検索キーワード」の秘密を明らかにする!

著 者:滝井秀典 出版社:PHP研究所 発行日:2006年4月

2005年12月号掲載

CM化するニッポン

「タイアップ広告」「番組内広告」「バーター取引」「記事体広告」「戦略的PR」…。マスコミの裏側を知り尽くしたプロが、メディアの新常識を明かす。本書を読むと、公正中立であるはずのマスコミやジャーナリズムは全く頼りにならない、という事実に嫌というほど気づかされるだろう。見る目の肥えた賢い読者・消費者になるために必読の1冊!

著 者:谷村智康 出版社:WAVE出版 発行日:2005年10月

2005年11月号掲載

ブランド・ハイジャック

「ブランド・ハイジャック」とは、消費者がある商品やサービスに惚れ込み、その存在や魅力を口コミなどで勝手に広げて、ヒット商品にしていくこと。企業にとっては非常にありがたいことだ。では、どうすれば消費者にハイジャックしてもらえるのか、ハイジャックされた時どう対応するのか等々、この消費者主導型マーケティングについて豊富な事例をもとに解説する。

著 者:アレックス・ウィッパーファース 出版社:日経BP社 発行日:2005年10月

2005年8月号掲載

「ブランディング」は組織力である

「社員に自社の経営戦略やビジョン、方向性を知らしめる重要性を理解している経営陣は多いのですが、ブランドを知らしめる重要性を理解している経営陣は皆無に近いと言っても過言ではありません」。本書はこのように述べるが、その通りだろう。“ブランド”は、日本の経営者が最も苦手とする分野かもしれない。そんな経営者にお薦めの1冊。

著 者:DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部(編訳) 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2005年6月

2004年4月号掲載

なぜ高くても買ってしまうのか

従来なら高額所得者のためだけにあったような高価な商品やサービスを、今ではごく普通の消費者が購入するようになっている。一見、分不相応に見える高額商品でも、消費者が「思わず買ってしまう」のはなぜか? 本書は、ボストン・コンサルティング・グループが、2000 人以上の消費者を調査・研究して導き出した、社会トレンド論、消費者心理論である。

著 者:マイケル・J・シルバースタイン、ニール・フィスク、ジョン・ブットマン 、杉田浩章 (監訳) 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2004年1月

2003年8月号掲載

コトラーのマーケティング・コンセプト

「近代マーケティングの父」と称されるフィリップ・コトラー教授が、マーケティングの最重要コンセプトを80項目にまとめて簡潔に解説した。ブランド、競合他社、差別化、販売促進…。どの項目からでも読み始められる構成になっている。マーケティングの全てを知るコトラー教授の思考法が凝縮された1冊だ。

著 者:フィリップ・コトラー、恩藏直人(監訳) 出版社:東洋経済新報社 発行日:2003年5月

2003年6月号掲載

マーケティングに何ができるかとことん語ろう!

携帯電話のように常に身につけて、ビジネスの現場で使いこなすべきもの ── それがマーケティングだと著者は言う。本書は、「ビジネスの現場で効くマーケティングの知恵」を、「座布団」「とんがり」などのユニークなキーワードを用いて論じるもの。著者の営業職体験談や、起業にまつわるエピソードも盛り込まれ、肩の凝らない文章で一気に読ませてくれる。

著 者:阪本啓一 出版社:日本実業出版社 発行日:2003年4月

2003年1月号掲載

顧客サービス 7つの法則

ネットビジネスにおいて競合他社との違いを打ち出せるのは、値段ではなくサービスである ――。「ネットの世界では、最高の評価以外は意味を持たない」と語る著者が、アマゾン・コム、ランズエンド・コム、REI・コムなど、ネットビジネスの勝ち組を多数事例に挙げながら、顧客を引き付けるサービスはどのように構築すべきなのかを説く。

著 者:トム・コネラン、ロン・ゼンケ 出版社:日経BP社 発行日:2002年10月