新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント)』
最新号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。
編集部が独自のテーマを設定し、5冊程度の良書を選出して紹介します。
編集部員が思わず読書メモを取った、良書の中の“一節”や“物語”を紹介します。
編集部員が「いま改めてお薦めしたい本」「再読したい名著」をPick Up!
各ジャンルにおける必読の名著10冊を編集部が選定。選書は随時更新します。
1万人以上の定期購読者を対象とした読者アンケートで決定された、半年ごとのベストビジネス書です。
2019年12月号掲載
人の成長の7割は“経験”によって決まるという。著者の調査によれば、育て上手といわれる人は、部下の「経験から学ぶ力」を高めることで、成長を促す。振り返る力、やりがいを感じる力などから成る、経験から学ぶ力。その向上を効果的に支援する3つの指導法を、本書は詳説。部下育成に悩むマネジャーにお勧めの1冊だ。
ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。
2019年11月号掲載
調査によれば、経営戦略に携わった人の8割近くが“失敗”を経験している。そして、失敗の原因は、戦略そのものではなく、「実行上の問題」にあった。例えば、組織体制の不備、不十分なアクションプラン、あるいは社員のモチベーション低下など。本書では、代表的な6つの問題点を取り上げ、成功に転じるための方策を指南する。
組織が改革に取り組む時、どんなアプローチや方策が有効か? 『ハーバード・ビジネス・レビュー』誌に掲載された「企業変革」に関する論文の中から、えりすぐった10本の論文を紹介する。成功事例を分析したものや、変革の主導者に焦点を当てたもの…。いずれの論考も実践的な示唆に富み、まさに“教科書”といえる。
2019年10月号掲載
イノベーションを、「野生化」=ヒト・モノ・カネの流動化の観点から考察したものだ。イノベーションを組織内で管理すると、アイデアが色褪せる。流動性が高まるとイノベーションが生まれやすいが、失業者の増加や格差の拡大など、破壊的な側面も強まるという。イノベーションの今を知り、これからを考える上で示唆に富む書。
今、デジタルによる創造的破壊の波が、様々な業界に押し寄せている。企業がこの流れに対処し、デジタルで稼ぐ組織を作るにはどうすべきか。カギは、組織リソースの協働にあり。本書はこう指摘し、社内に分散する人やデータ、インフラを集め、連携させることで新たな顧客価値を生む手法、「オーケストレーション」を提示する。
「フルキャリ」とは、妊娠・出産後に職場に戻り、育児にも仕事にも前向きに取り組む女性のこと。その名付け親である著者が、フルキャリの特徴を述べ、彼女らの力を組織のパフォーマンス向上につなげるヒントを示す。労働力不足が叫ばれる今日、女性の活躍に期待する管理職や人事担当者に、実践的な知恵を与えてくれる1冊だ。
2019年8月号掲載
「幸福学」をご存じだろうか。幸せとは何かを科学的に検証し、実践に生かすための学問だ。その第一人者が従業員を幸せにする職場づくりを説く。今後求められるのは、「個人の幸せ」と「皆の幸せ」の両方を大切にする「ウェルビーイングな組織」。社員1人1人が輝きつつ協力し、社長と同じ気持ちで仕事をする組織が強いという。
「欲求階層説」を説いた、米国の心理学者A・H・マズローの名著。著者いわく、人には「生理的欲求」に始まる5段階の「基本的欲求」があり、最上層に「自己実現の欲求」がある。欲求階層説は人間のモチベーションを説明する理論的なフレームとなり、「自己実現」は多くの経営書で取り上げられるなど、不朽の概念となった。
2019年7月号掲載
無料のネットサービスを武器に巨利を得る、GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)。だが、これらプラットフォーマーの強さに陰りも見える。プライバシー侵害、フェイク(偽)ニュースの拡散などを懸念する各国政府が、規制を強めているのだ。このビジネスモデルの抱える課題について、トップエコノミストが読み解く。
長時間労働、上司の過剰な要求…。今日、過酷な労働条件が当たり前の職場は少なくない。仕事量は多く、人手は足りず、上司から急かされ続けて、心を病む。この種の話は枚挙にいとまがない。こうした「ブラック職場」で働く人の命を守るには、何をすべきか? 組織行動論の大御所が、職場環境を改善するための5原則を示す。
世界では今、「第4次産業革命」が進行中だ。過去3度の産業革命の原動力は、第1次が蒸気機関、第2次が電力、第3次がコンピューター。今回は「デジタル」である。これは生産性の向上だけでなく、ビジネスモデルや産業構造、社会のあり方まで変えうる。その可能性を生かす上で知っておきたいデジタルの本質、考え方を説く。
2019年6月号掲載
顧客同士を結び付け、互いに取引させる、新しいビジネスモデル。それがプラットフォームである。例えばウーバー(交通)、エアビーアンドビー(宿泊)などがそう。自身は生産も販売もしないが、生み出す価値は大きい。本書は、そんなプラットフォームを構築し、成功させるための戦略から、未来のありようまで、その全体像を示す。
ホットケーキには、ビジネスで成功するための大切なヒントが隠されている ―― 。美味しいホットケーキを求め、食べ歩いてきた経営コンサルタントが、繁盛店の秘密に迫った。成功の背景にある「ビジネスの本質」を突く考え方や取り組みを、店主らの声を交えて紹介し、競争戦略、現場力などの経営学的視点から平易に解説する。
債務超過の“崖っぷち会社”が、25年連続黒字の会社に! 倒産寸前の(株)日本レーザーを甦らせた同社会長が、自らの歩みを振り返り、経営手法を全面公開。「『売価』は現場の社員が決める」「粗利益額の3%を成果賞与として支給」…。「人を大切にする経営」という原則の下、修羅場で用いたノウハウの数々が披露される。
2019年4月号掲載
バブル崩壊、金融危機、リーマンショック、中国の台頭…。日本企業にとって平成は“激動の時代”だった。逆境の中、企業はどう動いたのか? また、経営のあり方はどう変わっていったのか? 経営学者が、平成30年間の経営を概観する。来るべき新しい時代の企業の姿を考える上で、平成時代の経営は良い教訓になるはずだ。
「両利きの経営」。日本ではクリステンセン教授の「イノベーションのジレンマ」ほど知られていないが、世界では主流のイノベーション理論だ。既存の資産と組織能力を「深化・有効活用」しつつ、新規事業を「探索・開拓」する。すなわち、二兎を追うことで未来を切り拓く、この理論と実践のポイントを、各種事例を挙げて説く。
2019年2月号掲載
デジタル化の進展で、これから何が起こるのか? 企業はどう備えるべきか? 今後の経営を考える上で欠かせない10の論点を、BCG(ボストン コンサルティング グループ)のコンサルタントが徹底解説。AI、アジャイル、自動運転車…。デジタルとのつながりが深い重要なテーマを掘り下げ、その特徴や可能性、留意点を示す。
今日、「サイバー攻撃」が日常化している。国家規模のサイバー戦争、クレジットカード詐欺、なりすましメール…。そんな脅威の数々を示し、警鐘を鳴らす、サイバーセキュリティの入門書だ。中国や米国によるサイバー攻撃の実態や、スマートウォッチなどIoTデバイスに潜む危険性について、誰にでもわかるよう解説する。
“ギグ・エコノミー”とは、「期間が不確かな臨時の仕事=ギグ」を支えるビジネスの仕組みのこと。米国では今、約4000万人がギグを行い、総額1兆1000万ドル超を稼いでいるという。本書は、この新しいビジネスモデルの全体像を描くもの。ギグ・エコノミーの定義から、現状、企業と労働者にとっての未来までをわかりやすく説く。
2019年1月号掲載
自動運転など新しいテクノロジーやアマゾンなど既存業界に参入する新しいプレーヤーが、従来のビジネスモデルを変え、業界ルールを壊しつつある。こうした変化は、企業にとってリスクになりかねない。だが、逆手にとればチャンスにできる。本書では、日経BP総研が、2019年以降注意すべきリスクを100件選び、解説する。
初めての方はこちら
『TOPPOINT』ってどんなサービス?
推薦の声
著名な経営者をはじめ、様々な方から数多くの推薦の言葉をいただいています。
定期購読者専用WEBサービス TOPPOINTライブラリー
パスワードをお忘れの方はこちら
『TOPPOINT』を購読されている方は、「月刊誌会員」のご登録で、本誌の最新号に掲載した要約をオンラインでもご覧いただけます。別途「月刊誌プラス会員」のお申し込みで、最新号の要約だけでなく過去に掲載した2,000冊以上の要約もご覧いただけます。
定期購読者専用 各種お手続き
スマホやタブレットでご利用の場合にはより便利に利用できるアプリもございます。
『TOPPOINT』公式アプリのダウンロードはこちら