BCGが読む経営の論点2020

マネジメント企業戦略・戦略論
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著者紹介

概要

2020年代の10年は、過去10年とは大きく異なる! AIなどの技術進化、生産年齢人口の減少…。世界的な構造変化が進む中、何を目指すべきか。今後の企業基盤進化の5つの方向性と、10の経営テーマを解説した。業界の垣根を越えたエコシステム戦略、変化に柔軟に対応するアジャイル型組織など、勝ち抜くためのヒントを示す。

要約

2020年代を勝ち抜くために

 2020年代 ―― 。日本企業は、次の10年をどのように位置づけ、何を目指せばよいのか。

 世界経済が直面する変化は、過去10年とは比較にならないほど大きいだろう。AIなどの技術進化、主要経済圏における生産年齢人口の伸びの減速、中国の台頭に伴う世界経済秩序の揺らぎ…。

 日本企業が輝きを取り戻すには、構造変化の本質を理解し、企業基盤の進化の方向を定めることが大切だ。こうした問題意識に基づき、我々は、企業基盤進化の方向性として、次の5つを示す。

①新しい競争ロジックをマスターする

 これまで企業は静的な競争環境の下で、規模拡大を図り、「エコノミー・オブ・スケール(規模の経済性)」を通じ、競争優位性を構築してきた。

 今後は、競争環境が動的な変化を強める中で、データに基づき顧客の理解を深め、継続的な発展を実現する「エコノミー・オブ・ラーニング(組織の継続学習能力の経済性)」が重要性を増す。

②変化に柔軟に対応する組織を構築する

 従来の組織は、効率を重視し、必要な機能ごとに細分化されていた。しかし、硬直的な組織は機能不全に陥る。予測不能な変化に対応する、新たな組織のあり方を構築することが急務である。

③ダイナミックな全社変革を実現する

 構造変化に直面する中、多くの大企業が機能不全に苦しんでいる。大企業は、「生まれ変わる」覚悟で全社変革に取り組む必要がある。

④先が見えない時代に経営手法を進化させる

 企業は、将来が不確実で、予想不可能なことを前提にした経営手法を確立する必要がある。

 例えば、「シナリオプランニング」。この手法によって、不確実で予測不可能な将来を見える化し、今、何をなすべきかを明らかにする。

⑤企業の「あるべき姿」を再定義する

 急速な変化に直面する企業の中では、根源的な存在意義や社会との関係性を再定義し、構成員に浸透させ、それらに合致する形で、構成員の自律的な判断・行動を促す動きが強まっている。

 これら5つの方向性に基づき、我々は、10の注目すべき経営テーマを厳選した。その中からいくつか紹介しよう。

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