改訂 新版 人間性の心理学

Original Title :MOTIVATION AND PERSONALITY(Second Edition)

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著者紹介

概要

「欲求階層説」を説いた、米国の心理学者A・H・マズローの名著。著者いわく、人には「生理的欲求」に始まる5段階の「基本的欲求」があり、最上層に「自己実現の欲求」がある。欲求階層説は人間のモチベーションを説明する理論的なフレームとなり、「自己実現」は多くの経営書で取り上げられるなど、不朽の概念となった。

要約

「動機づけ理論」序説

 1942年、私は「動機理論」を初めて精神分析学会へ提出した。これは、フロイトやアドラー、ユング、フロムらの言う、いくつかの真理を体系化したものである。

 米国では、この動機理論が臨床面に取り入れられ、人間の内面生活を理解するのに役立ってきた。

 この研究から私は、次のような教訓を得た。

 「人間の欲求について語ることは、人生の本質について語ることである」

 それでは、まず、動機づけについての前提となるものを、いくつかあげてみよう。

手段と目的

 人間の日常生活における願望について調べてみると、1つの重要な特性があることがわかる。すなわち、その願望は、通常「それ自体が目的なのではなく、むしろ目的に至る手段」なのである。

 我々は自動車を手に入れたいために、お金が欲しいのである。それも結局は、近隣の者が車を持っており、彼らに劣等感を感じたくないために車が欲しいのであり、自尊心を保持し続け、人に愛され、尊敬されるためなのだ。

 意識された願望を分析すると、その背後にはさらにその個人にとって基本的な目的が存在することがわかる。個々の願望、それ自体が重要なのではなく、重要なのは、それが何を代弁しているのか、どこにつながるのか、究極的に何を意味しているのかを示唆している点なのだ。

 深く掘り下げて分析すると必ず、背後にある目的や欲求に究極的に行きつくことができる。

多様性を持つ動機づけ

 意識的な願望や動機づけられた行動は、別の目的がそれを通して表現されているという特徴も持っている。

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