新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント)』
最新号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。
編集部が独自のテーマを設定し、5冊程度の良書を選出して紹介します。
編集部員が思わず読書メモを取った、良書の中の“一節”や“物語”を紹介します。
編集部員が「いま改めてお薦めしたい本」「再読したい名著」をPick Up!
各ジャンルにおける必読の名著10冊を編集部が選定。選書は随時更新します。
1万人以上の定期購読者を対象とした読者アンケートで決定された、半年ごとのベストビジネス書です。
2012年3月号掲載
時間をかけて話し合う割には、物事が決まらない ―― 。こうした会議は少なくない。だが、日産自動車で行われている会議は違う。同社独自の会議手法により、素早い意思決定が行われている。この「日産の会議」の特徴を、実際の会議への立ち合いなどを基に詳しく紹介。意思決定者が会議に出席しない、議事録を作らないなど、驚くべき会議手法が明かされる。
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2012年2月号掲載
グローバリゼーションが進む中、企業は従来の戦略を大胆に練り直さなければならないことも多い。だが、社内にはびこる過去のしがらみが、企業の大きな方向転換を阻む。本書は、そのしがらみを脱し、真に革新的な戦略を立案する方法を伝授する。
営業の仕事は、目標予算を達成させること。そして、目標を達成するには「絶対達成する」という気概が不可欠。そう語る著者が、結果を出すために何が必要か、答えを導き出した。それは、「目標予算に焦点を当て」、「行動量を圧倒的に増やす」ことだ。その具体的方法を解説するとともに、「最低でも目標予算を達成させるマネジメント」手法、「予材管理」を紹介する。
2012年1月号掲載
今日は、まさに「変化の時代」だ。企業が生き残るには、激変する環境への適応が欠かせない。この「変化」と「適応力」をテーマに、ボストン コンサルティング グループの日本代表・御立尚資氏が、縦横無尽に語った1冊である。将来“有り得る世界”を想定するためのシナリオプランニングや有事のリーダーの育成など、環境の変化に備えるためのヒントが満載!
誰もが情報を発信・共有できるソーシャルメディア。その普及によって、顧客の共感を得れば、それは波紋のように広がるようになった。一方で、不正な行為は社員の手で告発され、拡散されていく。本書は、こうした新しい時代の「あるべき企業像」を説くもの。ソーシャルメディア時代に即したマーケティングやマネジメントのあり方などを、事例を交え詳述する。
2人の著者によれば、多くの場合、危機は予測可能である。世界を震撼させた9・11テロ、あるいはエンロンの破綻にしてもそう。にもかかわらず、現実には、こうした「予見可能な危機」に対し、リーダーは効果的な対処ができない。なぜか? 本書では、その裏にある各種の要因を明らかにするとともに、危機を識別し、予防するのに役立つ枠組みを提供する。
「赤字の海の中に、利益の小島がいくつか頭を出している」。これが大半の企業の実態だと著者は言う。つまり、ほとんどの企業では、黒字の事業は2、3割しかなく、この黒字事業の利益が、4割もある不採算事業の赤字の穴埋めに使われている、と。こうした現状を、いかにして改善すべきか。本書は、既存事業からもっと利益を引き出すための具体策を提示する。
長らく絶版となっていた名著『人材を生かす企業』(1998年刊)の復刊! 企業が高収益を上げるためには、戦略よりも社員の能力形成に努力を払うべき。こう主張する著者が、「人材重視型経営」について説く。人材を活かすことの重要性、そして具体策。それを、サウスウエスト航空など、効果的な人材管理で好業績を上げている企業の事例を引きつつ述べる。
2011年12月号掲載
中国市場で苦戦する日本企業が多い。その背景には、中国に対する理解不足がある。日中両国は地理的に近く、文化的にも共通点が多いため、ビジネス環境も似ていると思いがちだが、実は大きく違う。このように指摘する著者が、日本と中国の根本的な違い、日本企業の過去の失敗・成功事例を分析した上で導き出した、複雑な中国市場で勝つための具体策を提示する。
2011年11月号掲載
近年、日本企業、特に製造業に精彩がない。とはいえ、日本企業は優れた技術、人材を有する。これらを活かし、革新的なテクノロジー・サービスを創出できれば、再び世界のリーダーとなるのも夢ではない。そのための具体策を、本書は示す。各種調査を基に2015年の世界のビジネス、社会、個人の生活を予測、日本企業が再起する上での課題と打ち手を提起する。
先の見えない不況の中、プレイングマネジャーとして自身の成果目標を課せられ、部下を指導する時間の少ない上司が多い。本書は、こんな現状に即した、効率的なマネジメント手法、「マネジメント・バイ・クエスチョン」を紹介するものだ。「質問」することで、部下が自ら考えて動き、成果が生まれる ―― 問いが持つ力を活かした、短時間でできる管理手法を説く。
「マネジャーの仕事は誰かに“教え授かる”ものではない」。かく語る世界的経営学者、ヘンリー・ミンツバーグ教授を義父に持つフィル・レニール氏が、教授の助言を得て考案した、マネジャー同士による“勉強会”を紹介。マネジャーとして存分に力をふるい、職場や会社を変えていく。それを可能にするプログラムの全容を、物語仕立てでわかりやすく解説する。
2011年10月号掲載
バブル経済の崩壊、リーマン・ショック、そして東日本大震災…。企業を襲う突然の危機に、経営者はいかに対処すればよいのか。信越化学工業を優良企業に育て上げた著者が、自社で実践してきたことを例に、危機に対する心構え、企業の体質を強化するための具体策を語る。『社長が戦わなければ、会社は変わらない』(2002年刊)を大幅に加筆修正したもの。
モノ・サービスが溢れ、それらがすぐ陳腐化する今日、新たなものを次々に生み出さない限り、企業が収益を上げるのは難しい。こうしたビジネス環境の中、新規事業を創出する上で有効なのが、本書で紹介する「マーケットアウト」という発想だ。顧客をビジネスの起点に置き、顧客の視点からモノやサービスを生み出していく、この発想のポイントを説く。
屁理屈ばかりで行動しない、あるいは、頭が固く今までのやり方に固執する…。どの組織にも生息する、こうした「困った人」を掌握し、使いこなすノウハウを紹介した書である。理不尽、不遜な振る舞いをする彼ら彼女らの心理や行動のメカニズムを分析して「評論家型」「職人型」「思考停止型」「現実逃避型」「近視眼型」の5つに分類、それぞれに適した対策を示す。
創造的な仕事をするには、失敗に学ぶべし!「失敗学」の提唱者である畑村洋太郎氏が、ともすると失敗を直視せず、隠そうとしがちな私たち日本人に向け、「失敗学の真髄」を伝授する。どうして失敗は起こるのか。失敗はいかに生かすべきか。失敗学の基礎知識から具体的な失敗の活用の仕方まで、実際の仕事に役立つ失敗学の知識がわかりやすく語られる。
2011年9月号掲載
ドラッカーを敬愛し、全著作を読破した経営コンサルタントが、“マネジメントの父”の教えの真髄をやさしく説いた書である。どこもかしこも重要に見える『マネジメント』。同書で、読者に最も伝えたかったことは何かが、端的に示される。ドラッカーのいうマネジメントの本質、それは経営者ばかりか、多くのビジネスパーソンにとっても貴重な指針となるはずだ。
グローバル競争、そしてビジネス環境の急速な変化に伴い、今後、経営の悪化に苦しむ企業が増えると思われる。では、経営不振に陥った企業は、どうすれば健全な企業に生まれ変わることができるのか。その具体策を提示するのが本書だ。世界最大の企業再生専門ファームのプロが、日米の業績不振企業の分析を基に、企業再生のための“7つの鉄則”を解き明かす。
座席指定なし、機内食なし、航空機は1機種のみ…。“とっぴな経営戦略”でありながら顧客の支持を得、業績好調なサウスウエスト航空。同社は利益を徹底的に追求しつつも、職場の明るさを大切にする。従業員採用で重視するのはユーモア。客室乗務員は、様々な仕掛けで乗客を楽しませる。本書は、“楽しみながら成長する”、このユニークな組織の全貌を描き出す。
2011年7月号掲載
人間が生きる上で、最も大切なのは「人の役に立つ」こと ―― 。ひょんなきっかけで知的障害者を雇い、今や社員の7割が知的障害者。そして、チョーク製造で国内シェアNo.1。そんな企業の会長が、知的障害者と働く中で学んだ、幸せに生きるための根本原理、「利他の心」を説く。「自分が、自分が」となりがちな現代人に、貴重な気づきを与えてくれる1冊である。
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