新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント)』
最新号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。
編集部が独自のテーマを設定し、5冊程度の良書を選出して紹介します。
編集部員が思わず読書メモを取った、良書の中の“一節”や“物語”を紹介します。
編集部員が「いま改めてお薦めしたい本」「再読したい名著」をPick Up!
各ジャンルにおける必読の名著10冊を編集部が選定。選書は随時更新します。
1万人以上の定期購読者を対象とした読者アンケートで決定された、半年ごとのベストビジネス書です。
2013年1月号掲載
「賢明な組織」と「健全な組織」。どちらが成果を上げられるか? 本書の答えは後者。健全な組織は、社内政治や混乱が最小限で、勤労意欲や生産性が高く、優秀な社員の離職率が低く、最終的に優位に立つ。こう指摘し、健全な組織になる上で必要な4つのプロセス ―― 経営陣の団結力、組織の透明性創出、透明性の浸透、透明性の向上を、詳しく解説する。
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「経営の神様」松下幸之助氏が、商売や経営について折に触れ話し、書いてきたことをまとめたもの。「正しい仕事をしておれば悩みは起こらない。悩みがあれば自分のやり方を変えればよい」「不景気もまたよし、不景気だからこそオモシロイんだ」…。自らの経験に裏打ちされた金言の数々は、今も色褪せることなく、ビジネスの基本、本質を私たちに教えてくれる。
2012年12月号掲載
著者の原田泳幸氏は、アップルジャパン社長から日本マクドナルド社長へ転身し、大きな話題を呼んだ人物。100円マック、24時間営業など、業界初の施策を次々に打ち出し、低迷していた日本マクドナルドをV字回復させた。本書では、常にチャレンジし、数々の困難を乗り越えてきた氏が、ビジネスで成功するための実践的な考え方、自らとった行動について語る。
製造コストに基づく価格設定、効率に注目した業績評価、金銭的報奨による動機づけ…。ビジネスの世界には、常識と見なされている前提がいくつもある。だが、その多くは間違いだと著者は指摘。価格設定や業績評価、動機づけなど、様々な領域に目を向けて、間違った定説から生じる失敗を明らかにするとともに、変化の時代に即した新しい思考法を伝授する。
2012年11月号掲載
「ビジョナリー・カンパニー」シリーズの第4弾である。今回、スポットを当てるのは、厳しい経営環境の中で、自ら何かを創造し、躍進する「10X(10倍)型企業」 ―― 所属業界の株価指数を10倍以上上回る株価パフォーマンスを上げている企業。徹底した分析により、同業他社にはない、10X型企業ならではのリーダーの特質、経営概念・手法を明らかにする。
新幹線の車両清掃を行う鉄道整備株式会社、通称「テッセイ」が、今注目を集めている。手際よく清掃する、プロの技だけではない。礼儀正しさや乗客への気配り、四季を感じられるよう夏は浴衣姿で接客するなど、数々の心遣いが乗客を感動させている。「お掃除の天使たち」。こう呼ばれる、輝きに満ちたスタッフはいかにして誕生したか、本書はその取り組みを追う。
今いる女性社員を戦力化したい。でも女性の部下の扱いは難しい…。そんな悩める管理職のための、いわば処方箋。かつてマイクロソフトの日本法人で、女性営業部長として活躍した著者が、自身の体験も交え、女性の部下を活かす上で必要な心構えと具体策を指南する。女性に限らず、若手やベテラン社員など、価値観の全く違う人たちのマネジメントにも役立つ。
2012年10月号掲載
上司への「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」は禁止。残業も原則禁止で、休暇は年間140日。それでいて、1965年の創業以来47年間赤字なしという未来工業の創業者が、同社の成功の秘訣を語った。製品開発の権限や責任は担当者に与える、ヒット製品でも毎年何らかの改善を行う、等々の事例を挙げつつ、全社員が実践する「常に考える」仕事術を披露する。
2012年9月号掲載
“戦略の戦略家”と称されるリチャード・P・ルメルトが、「良い戦略」を立てるための手がかりを示した書。世にはびこる諸々の「悪い戦略」を徹底分析する中で、良い戦略とはいかなるものかを明確にする。「戦略策定の要諦はカーネル(診断、基本方針、行動)にあり」とする著者の戦略論は、簡潔にして普遍性があり、あらゆる組織において役立つだろう。
かつてインスタント写真業界を支配していた米国のポラロイドは、新技術であったデジタル写真に対応せずに破綻した。ビジネス環境が猛スピードで移り変わる今日、こうした事例は枚挙に暇がない。変化の激しい時代にあっては、企業は環境の変化に合わせ、現在のビジネスモデルを“進化”させる必要がある。そのためには何をなすべきか、11の法則にまとめ提示する。
2012年8月号掲載
「グローバル化」の必要性が叫ばれて久しい。だが、十分に変革ができている日本企業は多くない。新興国の存在感が高まる中、グローバル化において一歩先んじている諸外国の企業に対抗するには、いかなる変革を進めればよいのか。今後、日本企業が目指すべきグローバル化の方向性を示し、組織のグローバル化の必要性、グローバル人材の育成について詳述する。
本田宗一郎は戦後、瓦礫の中から“世界のホンダ”を築いた。人々を引っ張り、前へ進む。その生き様を見る時、東日本大震災で傷ついた今の日本に、最も必要なタイプの人物のようにも思える。「我々は、日本にも宗一郎のようなリーダーシップに溢れる、エネルギーに溢れる、人間の達人がいたことをもっと理解した方がいい」。こう語る著者が、彼の魅力に今、改めて迫る。
我々は日々の暮らしの中で、災害や事故、電車の遅れなど様々なリスクに直面する。会社にしてもそう。情報漏洩や不祥事の発生等々のリスクを常に抱えている。本書は、こうしたリスクとともに生きるための材料や考え方を提供するものである。歴史の事象から最近の事件・事故まで、豊富な事例を交え、リスクとは何か、それをどう管理すべきかを平易に説明する。
2012年7月号掲載
今日、日本の製造業は危機的な状況にある。なぜ、こんなことになったのか。ものづくりの世界を熟知する2人の著者は、苦境の根本的な原因は、技術力ではなく、グローバル化に対応するための「戦略」の欠如にあるという。いいものを作るだけでは、もはや通用しない。こうした日本の製造業を取り巻く現実、問題点を明らかにした上で、日本企業復活の道筋を示す。
2012年6月号掲載
グローバル化が進む中、日本企業はその対応に苦しんでいる。成長著しい新興国市場での展開に立ち遅れ、先進国市場では、韓国など新興国企業に市場を奪われつつある。なぜか。スイスの世界的ビジネススクールIMDの学長とIMD日本代表が、日本企業のつまずきの要因を指摘し、グローバルな事業展開を担う人材の育て方を、先進企業の事例を交えつつ説く。
2012年5月号掲載
著者の渡邉氏が経営する(株)アイエスエフネットは、障がい者、引きこもりなどの「就労弱者」の雇用に積極的に取り組む。2010年には、20年までに1000名の障がい者を雇用すると宣言した。「事業を通して社会に役立って初めて経営者として一人前」。このように語る氏が、自社の取り組みを紹介しつつ、社会のあるべき姿、企業の責任など、その思いを綴る。
2012年4月号掲載
企業の成功法則については、これまでにも『エクセレント・カンパニー』『ビジョナリーカンパニー』等で説かれてきた。だが、これらは厳密な経営学の研究手法に依らず正確性を欠く、と著者は言う。実際、賞賛された企業の中には、後に没落したものもある。本書では、真に経営学的な手法を基に調査を行い、そこから導き出した、勝ち続ける企業の法則を示す。
2012年3月号掲載
約30年前、鎮痛剤「タイレノール」に薬物が混入され、服用した7人が死亡する事件が起きた。その時、発売元のジョンソン・エンド・ジョンソンが取った対応は高く評価され、今も同社のブランド価値を高め続けている。このように、事故・不祥事で評判を落とすも高めるも、やりよう次第。本書では、危機に対処し、評判を立て直す上で効果的な戦略を紹介する。
著者の原田泳幸氏は、2004年、アップル社の日本法人の社長から日本マクドナルドのCEOに転じ、低迷する同社を徹底した改革でV字成長に導いた。本書は、その7年間の経営改革について語ったもの。「コストを減らすとは、投資をすること」「コモディティかつ独自性のある商品が成功する」等々、改革の根幹にある著者のビジネス理念もたっぷりと披露される。
多くのマネジャーは、次々と押し寄せてくる仕事に追われ、日々多忙を極めている。そうした中で、優れたマネジャーは、部下をはじめ周囲の人を動かして結果を出している。その秘訣は何か? ハーバード・ビジネススクールのリーダーシップ部門の主任教授ら、2人の著者が、30年以上に及ぶ研究によって解明した、できるマネジャーの3要素を示す。
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