2011年11月号掲載

ファイナル・クラッシュ 世界経済は大破局に向かっている!

2007年、『THE FINAL CRASH』という本が出版された。著者は、あるプライベートバンクのファンドマネジャーを務める英国人男性。一部の金融関係者に向けて書かれた将来予測の書だが、リーマン・ショックなど、指摘の数々が現実のものとなり話題を呼んだ。その主な内容を、同書の著者と親交のある国際弁護士・石角完爾氏が、日本人にわかりやすく紹介する。

著 者:石角完爾 出版社:朝日新聞出版 発行日:2011年9月
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2011年3月号掲載

お金の流れが変わった! 新興国が動かす世界経済の新ルール

世界には今、投資先を探してさまよっている余剰資金が約4000兆円もあるといわれる。その主な出所は、中東産油国のオイル・マネーや、中国が貿易で稼いだ大量の外貨などだ。大前氏は、こうした余剰資金が世界のカネの流れを変えた、と指摘。もはや、財政出動や金利の上げ下げなどの「マクロ経済政策」では、景気をコントロールすることはできない、と説く。

著 者:大前研一 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2011年1月
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2011年2月号掲載

みんなが知らないうちに買っている 日本国債 暴落のシナリオ

今や日本の債務残高は国内総生産(GDP)の約2.3倍と、世界の主要国の中で最悪の水準である。本書は、その債務の多くを占める日本国債がいずれ暴落すると予測。暴落のカギを握る海外投資家の動向や国債を買い支えてきた国内の金融機関の状況等を分析する。また、経済大国の没落の歴史を振り返り、今後、日本国債がたどるであろう暴落の道筋を予見する。

著 者:石角完爾、田代秀敏 出版社:中経出版 発行日:2010年12月
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2010年12月号掲載

ゴールドマン・サックス研究 世界経済崩壊の真相

世界経済に大きな傷跡を残した、2008年のリーマン・ショック。この人類史上最大のバブル崩壊を招いたのは、ゴールドマン・サックス(GS)をはじめとするウォール街の投資銀行だ。かつては理想的な投資銀行だったGSがなぜ、世界経済を混乱に陥れるような強欲な企業に変質したのか。元社員が、その足跡をたどりながら、今回のバブル崩壊を今一度振り返る。

著 者:神谷秀樹 出版社:文藝春秋(文春新書) 発行日:2010年10月
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2010年11月号掲載

百度式600万人中国観光客を呼び込む方法

「世界の工場」から「世界有数の消費大国」へ ―― 。中国では、経済の成長に伴い富裕層が増え、海外旅行に行く人も急増している。日本にとっては、まさに宝の山だ。中国人富裕層に旅行に来てもらえれば、大きな経済効果が望める。本書では、インターネットを使って効率的に中国人を誘客する方法を、中国の検索エンジン最大手「百度」の駐日首席代表が指南する。

著 者:陳 海騰 出版社:東洋経済新報社 発行日:2010年9月
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2010年10月号掲載

民の見えざる手 デフレ不況時代の新・国富論

かつて、経済学者アダム・スミスは、市場の働きを「神の見えざる手」と呼んだ。だが、今の経済の動きは、人々の心理、すなわち「民の見えざる手」が大きく影響しており、今後の経済動向は「心理経済学」を知らないと掴めない。このように指摘する大前研一氏が、企業も消費者も“縮み志向”が強まり停滞する日本経済の活性化策を、ビジネス、政策の両面から提示する。

著 者:大前研一 出版社:小学館 発行日:2010年7月
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2010年4月号掲載

新・マネー敗戦 ドル暴落後の日本

20世紀は、米国がドルの基軸通貨としての地位を確立し、一人勝ちを収めた時代といえる。金本位制を捨て、ペーパーマネー化することなどで築かれた“米国金融帝国”。その歩みを、かつて為替ディーラーを務めた著者が丹念にたどる。そして今、64兆ドルともいわれる巨額の債務を抱える米国が行う可能性がある、“究極の借金棒引き策”を提示する。

著 者:岩本沙弓 出版社:文藝春秋(文春新書) 発行日:2010年1月
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2010年2月号掲載

ウーマン・エコノミー 世界の消費は女性が支配する

2008年、ボストン コンサルティング グループは世界40地域、1万2000人の女性を調査した。その結果わかったのは、ビジネス、政治領域で女性の力が強まり、世界の消費の64%に女性が関与しているということだ。「ウーマン・エコノミー」ともいうべきものの台頭が判明したのである。本書では豊富なデータを基に、この新しい社会経済秩序の実態を描く。

著 者:マイケル・J・シルバースタイン、ケイト・セイヤー、津坂美樹(監訳)、森 健太郎(監訳) 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2009年12月
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2010年2月号掲載

強い者は生き残れない 環境から考える新しい進化論

生物の進化と絶滅の歴史を見ると、生き残るのは「強い者」ではなく、「環境の変化に対応できた者」である。では、どうすれば環境の変化に対応できるのか? 生物学者である著者が、渡り鳥をはじめ、様々な生き物の生態を例に挙げながら、そのカギとなる、他者との「共生」について説く。“一人勝ち”を避け、共生・協力することの大切さを教えてくれる1冊だ。

著 者:吉村 仁 出版社:新潮社(新潮選書) 発行日:2009年11月
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2010年2月号掲載

「年収6割でも週休4日」という生き方

日本で、IT企業の社長を務める著者は言う。「雇用を守ることが経営者の最大の責務」だと。今後、経済規模の縮小が予測される中、その理念を現実にするための方策が、「年収6割、週休4日」という労働モデルだ。すなわち、給料を減らす代わりに、休日を増やす。そうすることで、雇用が維持されるだけでなく、我々は今よりもずっと健康で幸福に暮らせるという。

著 者:ビル・トッテン 出版社:小学館 発行日:2009年11月
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2010年1月号掲載

会社のデスノート トヨタ、JAL、ヨーカ堂が、なぜ?

2008年のサブプライムショック以降、巨大企業が簡単に破綻している。世界的な景気後退が進む中、経営の舵取りを誤ると、事業縮小、リストラにとどまらず、「会社の死」をも招きかねない。生き残るには、何に気をつけるべきなのか。本書は「価格弾力性」「所得弾力性」など、今一度、経済学の基本に立ち戻り、そこから判断ミスを犯さないためのルールを抽出する。

著 者:鈴木貴博 出版社:朝日新聞出版 発行日:2009年11月
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2009年12月号掲載

ビジネス読解力を伸ばす未来経済入門

経済には「流れ」があり、その本質をつかめれば、次に何が起こりそうか、かなり高い確率で予測することができる ―― 。このように語る著者が、世界および日本の経済を分析し、その未来を読み解く。資源、環境、経済ブロック化、少子高齢社会、新興国市場等々の今後の行方をわかりやすく解説するとともに、国や企業がこれから何をなすべきかについても触れる。

著 者:小宮一慶 出版社:ビジネス社 発行日:2009年10月
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2009年12月号掲載

戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか

企業は様々な戦略を立て、事業開発や商品開発などを行う。だが、グローバル化が進んだ今日、“合理的な戦略”が通用しなくなってきた。例えば、安くて品質の良い製品を作るという、従来の経済学が合理的とする戦略をとっても、成功しないことがある。本書は、こうした現象、言わば「戦略の不条理」がなぜ起きるのか、また、どうすれば回避できるかについて詳述する。

著 者:菊澤研宗 出版社:光文社(光文社新書) 発行日:2009年10月
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2009年10月号掲載

グリーン・ニューディール グリーンカラー・ジョブが環境と経済を救う

温暖化をはじめとする地球環境の問題。そして、米国などで顕著な貧富の格差の問題。これらを同時に解決するカギは、環境負荷の少ないグリーン産業の発展を促しつつ、その経済的恩恵を全ての人が享受できるようにする「グリーンカラー・エコノミー」の実現にある。そう主張する著者が、この新しい経済システムの重要性、現状、未来に向けた動きについて熱く語る。

著 者:ヴァン・ジョーンズ 出版社:東洋経済新報社 発行日:2009年7月
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2009年10月号掲載

日経新聞の数字がわかる本 「景気指標」から経済が見える

毎週月曜日の日経新聞の朝刊。その真ん中辺りの紙面に、様々な景気指標が掲載されている。例えば、国内総生産(GDP)、完全失業率、企業倒産件数などだ。他にも、国内外の経済状況を分析する上で欠かせない指標が多数あり、まさに「宝の山」である。この景気指標欄を長年にわたりチェックし続けてきた著者が、景気指標から経済の動向を読み取るコツを伝授する。

著 者:小宮一慶 出版社:日経BP社 発行日:2009年8月
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2009年9月号掲載

目に見えない資本主義 貨幣を超えた新たな経済の誕生

今回の世界経済危機の中で、我々が深く考えるべきは“対症療法”でなく、「これから資本主義はどう変わっていくべきか」ということだ ―― 。資本主義の未来について、田坂広志氏が語る。その考察によれば、今後、経済原理に「5つのパラダイム転換」が生じ、貨幣という尺度で測れない、信頼、文化といった「目に見えない価値」を重視する社会が訪れるという。

著 者:田坂広志 出版社:東洋経済新報社 発行日:2009年8月
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2009年9月号掲載

増税が国を滅ぼす 保守派が語るアメリカ経済史

著者の1人、アーサー・B・ラッファーは、「ラッファー・カーブ理論」の考案者として知られる。税率が高すぎると経済活動が弱まって税収が減る、というこの理論は、1980年代以降の米国の経済政策に取り入れられ、繁栄をもたらした。しかし今、オバマ政権は増税を行おうとしている。もし、それが現実のものとなれば、米国経済は混迷に陥る、と本書は警告する。

著 者:アーサー・B・ラッファー、ステファン・ムーア、ピーター・タナウス 出版社:日経BP社 発行日:2009年7月
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2009年9月号掲載

実践 行動経済学 健康、富、幸福への聡明な選択

人間は、いつでも合理的な判断をするわけではない。しばしば、過去の記憶や他人の言動など、様々な要素の影響を受けて「不合理な判断」を下してしまう。本書では、こうした判断がどのようなメカニズムで生み出されるのかを、多数の例を挙げて解説。そして、我々が生活する上で判断に迷いがちな、医療、貯蓄、投資といった場面で、判断ミスを防ぐ方法を紹介する。

著 者:リチャード・セイラー、キャス・サンスティーン 出版社:日経BP社 発行日:2009年7月
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2009年7月号掲載

ウォールストリート・ジャーナル発、米国金融危機の全貌

2008年、世界の金融界を牛耳ってきたウォール街は壊滅的なダメージを受け、米国と世界の金融システムは様変わりした。その原因となった今回の住宅バブルはなぜ発生し、崩壊したのか? なぜ、投資銀行を中心に金融業界が暴走を続けたのか? 長年ウォール街を見続けてきた『ウォールストリート・ジャーナル』の元記者が、米国金融危機を総括する。

著 者:デイブ・カンサス 出版社:翔泳社 発行日:2009年5月
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2009年6月号掲載

新しい資本主義 希望の大国・日本の可能性

サブプライムローン問題に端を発する世界的な金融不況の中、それを招いた米国型資本主義への批判が強まっている。では、これからの資本主義はどうあるべきなのか? ベンチャーキャピタリストとして様々な活動を行う中で、市場万能・株主至上主義とは対極に位置する「新しい資本主義」を自ら実践する原丈人氏が、日本が今後進むべき方向を明確に指し示す。

著 者:原 丈人 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2009年5月
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