更新日:2021.4.13
BEST 10
オールタイムベスト10 社会

2015年2月号掲載

21世紀の資本

フランスの経済学者トマ・ピケティは言う。「r>g ―― 資本収益率が産出と所得の成長率を上回る時、資本主義は持続不可能な格差を生み出す」。つまり、資産を持つ者はさらに豊かになり、持たざる者との格差は拡大する一方だ、と。詳細なデータと明晰な理論によって、地球規模の経済的、社会的変化を論じた、世界的ベストセラー。

著 者:トマ・ピケティ 出版社:みすず書房 発行日:2014年12月

2020年3月号掲載

スティグリッツ PROGRESSIVE CAPITALISM

万人を豊かにする“進歩的資本主義”を説いた書。著者は、ノーベル経済学賞受賞者で、世界銀行のチーフエコノミストを務めた経済学者だ。アダム・スミスの言う「見えざる手」が機能していない市場原理主義の現状を明らかにし、誰もが中流の暮らしをするために、政府がなすべきことを提言。正しい資本主義のあり方を示す。

著 者:ジョセフ・E・スティグリッツ 出版社:東洋経済新報社 発行日:2020年1月

2016年2月号掲載

私たちはどこまで資本主義に従うのか

“経営学の巨匠”が、資本主義の暴走に警鐘を鳴らす。今日の米国では、上位1%の富裕層に富が集中し、大企業は政治献金を通じて、自分たちに有利なように政治を動かしている。こうしたバランスを欠く社会を再生するには、企業、政府の他、NGOや社会事業などから成る「多元セクター」が、社会の柱として必要だという。

著 者:ヘンリー・ミンツバーグ 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2015年12月

2020年11月号掲載

ブルシット・ジョブ

過去数十年で労働生産性は大きく上がった。だが、労働時間は減らず、報酬も平行線をたどっている。なぜか。それは、「ブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事)」が増えたからだ! 生産性の向上に伴い社会に広がった無意味な仕事の実態と、それが増加した原因を明らかにする。仕事と価値の関係を見つめ直す、世界的話題の書。

著 者:デヴィッド・グレーバー 出版社:岩波書店 発行日:2020年7月

2016年12月号掲載

LIFE SHIFT

同じ会社でずっと働き、65歳で定年を迎える ―― 。こうした従来の常識は、人が100年以上生きる時代には通用しない! 長寿化の進行に合わせ、人々の働き方、考え方をどう変えるべきか。世界で活躍するビジネス思想家たちが、“100年時代”の新しい生き方を提示する。長寿化の先頭を歩む日本にとり、学ぶべきことは多い。

著 者:リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット 出版社:東洋経済新報社 発行日:2016年11月

2017年8月号掲載

未来の年表

人口の将来推計に基づき、日本の未来に起こり得る問題を年代順にまとめ、その対策を記した書である。2020年、女性の半数が50歳超に。2030年、百貨店や銀行、老人ホームが地方から消失。2042年、高齢者人口がピークを迎える…。こうした未曾有の事態を乗り越え、小さくとも豊かな国であり続けるための処方箋を示す。

著 者:河合雅司 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2017年6月

2018年4月号掲載

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

シンギュラリティは訪れない。つまりAI(人工知能)が自分より優れたAIを作ることはない。だが、人の仕事の多くを奪う ―― 。AIの研究開発を指揮する著者は、こう予測する。そして教科書もろくに読めない、読解力の低い今の子どもは、将来、AIにできない仕事を引き受けられない、行き着く先は「AI恐慌」だ、と警鐘を鳴らす。

著 者:新井紀子 出版社:東洋経済新報社 発行日:2018年2月

2020年5月号掲載

地球に住めなくなる日

気候変動による影響は、すでに危険域に入っている! 2018年夏、世界を殺人的な熱波が襲い、インドでは100年ぶりの大洪水が起きた。にもかかわらず、地球温暖化の問題については、どこか他人事。そんな現状に、一石を投じる書だ。大規模な気候難民、感染症のグローバル化等々、最悪の未来を具体的に示し、警鐘を鳴らす。

著 者:デイビッド・ウォレス・ウェルズ 出版社:NHK出版 発行日:2020年3月

2013年3月号掲載

2052

地球の物理的限界に人類はどう適応すべきかを問い、世界的なベストセラーとなった『成長の限界』。同書出版から40年たった今、著者の1人、ヨルゲン・ランダース氏が、今後40年の世界を展望した。この先、人口はどうなるのか、食料とエネルギーは足りるのか、資本主義の行方は…。過去40年に起きたことを基に、「最も実現確率の高い未来」を予測する。

著 者:ヨルゲン・ランダース 出版社:日経BP社 発行日:2013年1月

2019年5月号掲載

ビッグ・クエスチョン

「ビッグ・クエスチョン」 ―― 誰も解き明かしていない“究極の問い”に、車いすの天才として知られるホーキング博士が挑んだ。神は存在するのか? 人工知能は人間より賢くなるのか? 等々、多くの人が抱く10の疑問に、わかりやすく答える。理論物理学をはじめ深い知恵に裏打ちされた、刺激的で洞察に満ちた1冊である。

著 者:スティーヴン・ホーキング 出版社:NHK出版 発行日:2019年3月

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