2011年4月号掲載

世界を変える、クール・ソリューション 低炭素社会の新しい競争と選択

近年、日本では低炭素社会を実現するための手段として電気自動車、太陽光発電、スマートグリッド等が注目されている。だが著者は、各国の資源覇権戦略、コストなどを考えると、これら新規の技術だけに頼るのは危険だと指摘。内燃機関、コージェネ(熱電併給)等、今も有効な古い技術に光を当て、資源の乏しい日本にとっての“ベストソリューション”を導き出す。

著 者:金谷年展 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2011年2月
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2011年3月号掲載

シェア 〈共有〉からビジネスを生みだす新戦略

次から次にモノを買い、溜め込むことが幸せ…。消費社会に暮らす私たちは、そんな考えの下、モノの「所有」にこだわってきた。だがこの数年、インターネットやソーシャルネットワーク等の進歩とともに、例えばカーシェアのように、モノを他者と共有して利用する動きが広がりつつある。この新たな動き、「シェア」について、様々な事例を引きつつ紹介する。

著 者:レイチェル・ボッツマン、ルー・ロジャース、小林弘人(監修) 出版社:日本放送出版協会 発行日:2010年12月
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2011年3月号掲載

無縁社会の正体 血縁・地縁・社縁はいかに崩壊したか

近年、誰にも看取られずに死亡する「孤独死」が増えている。その要因として、1人で生活する人の激増が挙げられる。本書は、こうした一人ぼっちで暮らす社会、すなわち「無縁社会」について考察したもの。子どもと別居する高齢者の増加、生涯に一度も結婚しない人々の増加…。各種統計に基づき、家族の絆が失われつつある今の社会の実態を明らかにする。

著 者:橘木俊詔 出版社:PHP研究所 発行日:2011年1月
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2011年3月号掲載

中国を拒否できない日本

2010年、日本に代わってGDP世界第2位の座についた中国。強大な軍事力に加え、強大な経済力を同国が手中にした今日、日中関係が緊張緩和に向かう可能性は低く、むしろ対立に向かう。こう述べる著者が、尖閣諸島の漁船衝突事件での中国の対応、中国資本が日本企業や不動産を買い漁る動きなど、様々な事象を踏まえて、中国の“新国家戦略”を読み解く。

著 者:関岡英之 出版社:筑摩書房(ちくま新書) 発行日:2011年1月
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2011年2月号掲載

消費税25%で世界一幸せな国デンマークの暮らし

デンマークは「高福祉・高負担」で知られる。医療費や教育費は無料。育児支援や障害者支援も手厚い。その代わり税金は高く、総所得の3割しか手元に残らない。にもかかわらず、国民は高負担とは思わず、幸せに暮らす。それはなぜか。日本から同国に移り住んで40年超の著者が、税金の無駄遣いを防ぐ社会システム等々、「高負担でも幸せ」な国の実態を報告する。

著 者:ケンジ・ステファン・スズキ 出版社:角川SSコミュニケーションズ (角川SSC新書) 発行日:2010年11月
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2011年1月号掲載

携帯電磁波の人体影響

携帯電話の発する電磁波が、脳腫瘍などの病気になるリスクを高める ―― 。近年、そんな研究結果が、欧州の研究者により発表された。米国では、実際に脳腫瘍を発症したとして、携帯電話会社を訴える人が現れており、欧州では、携帯電話の使用を規制する動きも出始めている。本書では、こうした携帯電磁波の健康被害を巡る最新事情をレポートする。

著 者:矢部 武 出版社:集英社(集英社新書) 発行日:2010年11月
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2011年1月号掲載

弁護士に依頼する前に読む本

何か法的な問題が起きて弁護士に依頼した場合、ともすると全てお任せとなりがちである。しかし、満足できる結果を得るためには、それではいけない。たとえ素人でも、その問題についてある程度は理解し、納得した上で結論を出すことが大切だ。本書は、そのための「心得」を説いた1冊。弁護士の見極め方、関わり方など、ぜひ知っておくべきことを具体的に示す。

著 者:山﨑武也 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2010年11月
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2010年12月号掲載

情報亡国の危機 インテリジェンス・リテラシーのすすめ

今日、国際社会において、軍事力、経済力と並んで重要なのが「情報」だ。国家として情報をいかに収集し、活用するかで、国益も左右される。本書は、そうした国策に役立てるための情報および情報活動 ―― 「インテリジェンス」について詳述する。国家的な情報機関を持たず、国家機密や先端技術情報の漏洩も後を絶たない、そんな今の日本に警鐘を鳴らす1冊。

著 者:中西輝政 出版社:東洋経済新報社 発行日:2010年10月
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2010年12月号掲載

改訂版 アメリカのスーパーエリート教育 独創力とリーダーシップを育てる全寮制学校

米国には、政財界、あるいは科学、芸術など各界の著名人を輩出する、「ボーディングスクール(全寮制学校)」という中等教育機関がある。そこでは、世界中から集めた優秀な生徒が、個々の得意分野を伸ばし、その分野における指導者となれるような、徹底したエリート教育が行われている。その全容を、約200校のボーディングスクールを訪問した著者が紹介する。

著 者:石角完爾 出版社:ジャパン タイムズ 発行日:2010年10月
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2010年10月号掲載

アメリカの不運、日本の不幸 民意と政権交代が国を滅ぼす

日米両国の衰退について考察した書である。著者は、2009年の政権獲得後、迷走続きの民主党は、1920年代、何の準備もないまま政権を獲得して挫折し、国力を衰えさせた英国の労働党に似ているという。そして、不法移民に悩む米国は、ゲルマン人の侵入で衰退したローマ帝国と共通点があると指摘。“2つの衰退”の実相を明らかにし、事の重大性を訴える。

著 者:中西輝政 出版社:幻冬舎 発行日:2010年7月
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2010年10月号掲載

民の見えざる手 デフレ不況時代の新・国富論

かつて、経済学者アダム・スミスは、市場の働きを「神の見えざる手」と呼んだ。だが、今の経済の動きは、人々の心理、すなわち「民の見えざる手」が大きく影響しており、今後の経済動向は「心理経済学」を知らないと掴めない。このように指摘する大前研一氏が、企業も消費者も“縮み志向”が強まり停滞する日本経済の活性化策を、ビジネス、政策の両面から提示する。

著 者:大前研一 出版社:小学館 発行日:2010年7月
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2010年10月号掲載

食の堕落と日本人 新版 伝統的な日本食がニッポンを救う!

戦後、日本人の食生活は大きく変化してきた。洋食やファストフード、冷凍食品等を食べる機会が増え、伝統的な日本食が忘れられつつある。著者はこうした傾向を、食に対する「堕落」だと述べ、米、納豆、干物、漬け物など、日本古来の食べ物に込められた知恵や工夫、健康への効果を示す。さらに、「食の堕落」は「国の堕落」にもつながる、と警鐘を鳴らす。

著 者:小泉武夫 出版社:東洋経済新報社(プレミア健康選書) 発行日:2010年8月
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2010年8月号掲載

「婚活」現象の社会学 日本の配偶者選択のいま

「婚活」とは、結婚を目標として積極的に活動する「結婚活動」を縮めた言葉。2008年、09年の流行語大賞にノミネートされ、NHKでテレビドラマ化(『コンカツ・リカツ』)されるなど、今や婚活は1つの社会現象となった感がある。この婚活ブームの裏側で今起きていること ―― 格差社会に生きる若者の意識、そして結婚行動の実態を専門家らが分析・検証する。

著 者:山田昌弘(編著) 出版社:東洋経済新報社 発行日:2010年6月
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2010年5月号掲載

ネオ・デジタルネイティブの誕生 日本独自の進化を遂げるネット世代

子供の頃からパソコンやインターネットを自在に使いこなす。こうした人々のことを「デジタルネイティブ」と呼ぶが、日本では今、その進化形といえる「ネオ・デジタルネイティブ」が誕生しつつある。本書では、先行世代よりもさらにモバイル機器へのこだわりが強い、この新世代の意識と行動を詳細に分析。そして、彼らとうまく付き合うための“ツボ”を提示する。

著 者:橋元良明、奥 律哉、長尾嘉英/庄野 徹 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2010年3月
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2010年5月号掲載

日本人として知っておきたい近代史(明治篇)

幕末から明治にかけ、日本には大人物が多数現れた。松下村塾で若者たちを教育した吉田松陰、明治維新で中心的な働きをした岩倉具視、近代日本の基礎固めをした伊藤博文…。「人間が歴史を動かす主人公である」との視点の下、本書は、これら明治を築き上げた人物の考え方、行動を明らかにする。そして、そのことを通じ、「日本とは」「日本人とは」何かを考えていく。

著 者:中西輝政 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2010年4月
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2010年3月号掲載

米中軍事同盟が始まる アメリカはいつまで日本を守るか

日米安全保障条約では、中国は仮想敵国とされている。つまり、軍事的には、米国と中国は対立していることになっている。だが、米国の経済にとって、中国がなくてはならない国となった現在、オバマ政権は中国との関係を急速に深めつつある。今後の米中関係、そして日米関係はどうなるのか。日高義樹氏が、最新の日米、米中の関係を解き明かす。

著 者:日高義樹 出版社:PHP研究所 発行日:2010年1月
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2010年3月号掲載

不幸な国の幸福論

先進国の中では低水準の社会保障、勝ち組・負け組と格差をあおる社会…。今の日本は幸せに生きるのが難しい。だが、人が幸福と感じるか不幸と感じるかは、本人の考え方次第。作家にして精神科医の著者はこう述べ、幸せになれない日本人の特性を明かし、不幸を幸福に変える心の技術を伝授する。「不幸な時代」を生きる我々に、貴重な気付きを与えてくれる1冊だ。

著 者:加賀乙彦 出版社:集英社(集英社新書) 発行日:2009年12月
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2010年2月号掲載

フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略

近年、オンラインの世界では、デジタル・コンテンツを「無料」で提供して新たな顧客を獲得し、ビジネスに成功する企業が増えてきた。この無料に基づくビジネスモデルは、今後、オンラインの世界にとどまらず、全ての業界に波及する、と本書は予言。21世紀の経済モデルともなり得る「無料経済」の世界 ―― 無料からお金を生み出す方法について詳述する。

著 者:クリス・アンダーソン、小林弘人(監修) 出版社:日本放送出版協会 発行日:2009年11月
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2010年2月号掲載

ウーマン・エコノミー 世界の消費は女性が支配する

2008年、ボストン コンサルティング グループは世界40地域、1万2000人の女性を調査した。その結果わかったのは、ビジネス、政治領域で女性の力が強まり、世界の消費の64%に女性が関与しているということだ。「ウーマン・エコノミー」ともいうべきものの台頭が判明したのである。本書では豊富なデータを基に、この新しい社会経済秩序の実態を描く。

著 者:マイケル・J・シルバースタイン、ケイト・セイヤー、津坂美樹(監訳)、森 健太郎(監訳) 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2009年12月
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2010年2月号掲載

強い者は生き残れない 環境から考える新しい進化論

生物の進化と絶滅の歴史を見ると、生き残るのは「強い者」ではなく、「環境の変化に対応できた者」である。では、どうすれば環境の変化に対応できるのか? 生物学者である著者が、渡り鳥をはじめ、様々な生き物の生態を例に挙げながら、そのカギとなる、他者との「共生」について説く。“一人勝ち”を避け、共生・協力することの大切さを教えてくれる1冊だ。

著 者:吉村 仁 出版社:新潮社(新潮選書) 発行日:2009年11月
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