危険な脳はこうして作られる

エゴイスティックな独裁者や殺人者が現れるのはなぜか? また、逆に人生を謳歌し、充実して生きられる人がいるのはなぜか? 本書では、その答えを“脳”のありように求める。例えば、幼少期の放置や虐待は、被害者の脳に深刻なダメージを与え、後の人生に大きく影響する。犯罪事件から文学作品の登場人物まで、様々な事例を脳科学の視点から読み解く。

著 者:吉成真由美 出版社:新潮社 発行日:2005年11月

国家の品格

現在、わが国では、グローバル化は推進すべき、との論調が主流である。そんな中にあって、この趨勢に闘いを挑み、“孤高の日本”たれと説く、異色の日本論。欧米社会の根底にある「論理」、そして「自由」「平等」といった概念の限界を明らかにするとともに、わが国古来の「情緒と形」の大切さについて述べる。今日本に必要なものを示し、日本人に自信を与える1冊だ。

著 者:藤原正彦 出版社:新潮社(新潮新書) 発行日:2005年11月

闘え、日本人

本書の副題は「外交とは『見えない戦争』である」。その言葉通り、平和ボケした日本人の価値観に一石を投じる書である。「友好第一」をただ唱えるだけで、無策のわが国の外交。外交に関しては“思考停止”状態ともいえる日本が、国際社会の中で真に自立するには何が必要なのか。日下公人氏が、今の日本が考えなければならない大テーマについて考察する。

著 者:日下公人 出版社:集英社 発行日:2005年10月

男性的日本へ

これからは「男性的」日本へ ―― 。長らく、男は理知的・紳士的でなければならないとされてきたが、外交や経済が急激に変化する今、抜本的で革命的な姿勢、つまり男性的であることが欠かせない。それが、日本を頼りがいのある国にする。本書では、未来予測で定評のある著者が、今後ますます男性化していく日本を、根元から考えるためのヒントを指し示す。

著 者:日下公人 出版社:PHP研究所 発行日:2005年10月

プロファイリング・ビジネス

ワシントン・ポスト記者が、監視社会への道を突き進む米国情報社会の実相を描き、全米でベストセラーとなった書。個人情報をかき集め、分析し、商品化する「プロファイリング・ビジネス」によって、急成長を遂げる個人情報産業、それと連携を深める政府機関、プライバシーを侵害されていく市民…。その実態が詳細に紹介されている。

著 者:ロバート・オハロー 出版社:日経BP社 発行日:2005年9月

団塊世代を総括する

団塊世代の定年退職が間近に迫っている。戦後日本を担ってきた彼らの人生を総括すると、この世代が現代日本の姿にいかに多くの光と影を落としているかがわかる。本書はそうした団塊世代の半生を、懐かしい時代背景とともに振り返り、その上で彼らが定年後をどう生きるべきかについても言及する。そこで著者が提示する道とは ―― 何と「起業」である!

著 者:三浦 展 出版社:牧野出版 発行日:2005年7月

希望のニート

ニートを単なる「労働意欲のない甘えた若者」と片づけ、彼らの存在が社会に問いかけている問題を見落としてはならない ―― 本書は一貫してそう訴える。なぜ彼らが生まれたのか、その原因を探らなければ根本的な解決にはならない。誰もがニートになる社会環境になりつつある今、ニート対策の現場に立つ著者が、その実態を明らかにし、問題の本質に迫る。

著 者:二神能基 出版社:東洋経済新報社 発行日:2005年6月

拒否できない日本

「米国の日本改造が進んでいる」というサブタイトルがつけられた本書の強みは、あやふやな“陰謀説”ではなく、全て米国の公文書に記された「事実」に基づいて、理路整然と論旨が展開されている点だ。日本の一連の改革が、実は米国に操られたものだとしたら ―― 。米国が都合のいいように日本を作り替える「知られざるメカニズム」の実態を暴く!

著 者:関岡英之 出版社:文藝春秋 発行日:2004年4月

そして日本が勝つ

「日本の未来」がいかに明るいかを、日本文化と日本の精神性への洞察に基づいて、歯切れのいいテンポで力説する。それに勇気づけられる人も多いだろう。そしてそこにこそ、本書が今読まれる意味がある。なぜなら、日本には世界に類例のない底力があり、後は「意」の力、つまりその気になりさえすれば復活することができる、というのだから。

著 者:日下公人 出版社:PHP研究所 発行日:2004年4月

福祉を変える経営

日本の障害者が共同作業所などで働いて得る月給はたった1万円。これでは自立など夢のまた夢だ。こんな現状が放置されているのは、日本が市場経済の国だという認識が福祉の現場にないからだ ── 。ヤマト運輸会長退任後、ヤマト福祉財団の職に専念する小倉昌男氏が、「経営」という視点から福祉を見つめ、障害がある人もない人も共に生きる未来への展望を開く。

著 者:小倉昌男 出版社:日経BP社 発行日:2003年10月

ネクスト・ソサエティ

「次の社会=ネクスト・ソサエティ」はもう始まっている。だがそれは、一般に予想されているものではなく、これまでとは異質のものである ―― 巨人、ドラッカー教授が、予想外のネクスト・ソサエティの姿を、明確に描き出す。そしてその変化を脅威ではなく好機にするためには、自らが「チェンジ・エージェント(変革機関)」になる必要があると説く。

著 者:P・F.・ドラッカー 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2002年5月

日本の「敵」

十年一日のごとく「改革」が論じられるも、前に進まない日本の政治。一方、日本人の間には「人に迷惑をかけなければ何をしてもいい」という履き違えた自由が蔓延し、若者のモラルの崩壊も見られる。日本は、こうした危機をどう克服していけばよいのか? 政治学者・中西輝政氏が、日本の「内なる敵」、戦後民主主義の弊害を論じつつ、日本再生への道を説く。

著 者:中西輝政 出版社:文藝春秋 発行日:2001年9月

大使館なんかいらない

世界各地にある日本大使館。一般にあまり知られることがない、その実態を、大使館に約9年勤務していた元外務省医務官が詳細にリポートした。新聞やテレビに頼った現地情報の収集、仕事より外務省とのパイプ作りを目的に送られてくる出向者、高額の無税所得や2カ月もの長期休暇…。驚くべき大使館の仕事ぶり、暮らしぶりが明かされる。

著 者:久家義之 出版社:幻冬舎 発行日:2001年3月

だれが「本」を殺すのか

毎日180点もの新刊が並ぶのに、本が売れない。魅力ある書店はなくなり、読みたい本ほど手に入らない。そして相次ぐ出版社の倒産と書店の閉店――。こうした、「本」を取り巻く危機的状況を描いた、ノンフィクション作家・佐野眞一氏の渾身のルポルタージュ。書店、流通、版元、編集者等々への幅広い取材を基に、本をめぐる世界の危機が浮き彫りにされる。

著 者:佐野眞一 出版社:プレジデント社 発行日:2001年2月

[日本発]繁栄の発想

グローバルスタンダードという言葉に怯え、自信喪失に陥っている日本。だが、日本が世界をリードする分野は、実は数多く存在する。日本型経営、顧客に合わせてサービスを提供する不定型サービス、「清潔好き」や「こだわり」といった日本人の気質…。日下公人氏が、ともすれば日本人が気づいていない、世界に誇れる日本の優れた点を紹介する。

著 者:日下公人、ソフト化経済センターグループ001 出版社:徳間書店 発行日:2000年3月

断絶の時代 [新版]

1969年刊の同名書の新版。かつてドラッカー教授が指摘した、社会の根源的な変化、すなわち「断絶」の進行は、今日、現実のものとなった。情報化の進展しかり、グローバル経済の出現しかり、知識社会の興隆しかり。その慧眼には、ただ驚くばかりだ。ちなみに英国のサッチャー元首相は、民営化の考えを本書に学び、国営事業の数々を民営化していったという。

著 者:P・F・ドラッカー 出版社:ダイヤモンド社 発行日:1999年9月