現場力を鍛える

結果が出せる企業、出せない企業の差とは?それは「現場力」にある、と著者は言う。書かれている事柄は、一見、当たり前のことのようにも感じられる。だが、それができていない企業がどれほど多いことか! 本書は早稲田大学ビジネススクールの人気講座「現場学」の内容をベースに体系化したものだが、理論だけでなく事例も豊富に盛り込まれている。

著 者:遠藤 功 出版社:東洋経済新報社 発行日:2004年2月

イノベーションへの解

株式市場で“ソニー・ショック”という言葉が踊り、「ソニーよ、どうしたのだ?」と市場関係者は戸惑った。だが、本書の答えは明確である。1981年以降、破壊的イノベーションを全く生み出していないからだ。本書の内容を端的に紹介するのは難しいが、敢えて言えば、「新規事業を絶対に成功させる方法、教えます」「ライバル企業の潰し方、教えます」―― だ。

著 者:クレイトン・クリステンセン、マイケル・レイナー、玉田俊平太(監修) 出版社:翔泳社 発行日:2003年12月

早朝会議革命

低迷していた会社が、毎朝、会議を開くようになってから、不死鳥のように蘇った。“平成不況”もどこ吹く風、会議を始めて以来現在まで、16年間増収増益を続けているのだ。作り話ではない。婦人下着メーカーのトリンプのことである。幹部から若手まで大勢の社員が、経営に関わる全てをオープンに話し合う、異色会議の全貌を明かす!

著 者:大久保隆弘 出版社:日経BP社 発行日:2003年11月

福祉を変える経営

日本の障害者が共同作業所などで働いて得る月給はたった1万円。これでは自立など夢のまた夢だ。こんな現状が放置されているのは、日本が市場経済の国だという認識が福祉の現場にないからだ ── 。ヤマト運輸会長退任後、ヤマト福祉財団の職に専念する小倉昌男氏が、「経営」という視点から福祉を見つめ、障害がある人もない人も共に生きる未来への展望を開く。

著 者:小倉昌男 出版社:日経BP社 発行日:2003年10月

小さな実践の一歩から

名著『凡事徹底』(致知出版社刊)の著者・鍵山秀三郎氏の講演録。“流されない生き方”とは何か、自分を鍛えるにはどうすればいいのか…。本書の“オビ”に、「十年偉大なり。二十年おそるべし。三十年にして歴史なる」とある通り、誰にでもできる簡単なことを、誰にもできないほど続けていく中で生まれてくる人生哲学、経営哲学が語られている。

著 者:鍵山秀三郎 出版社:致知出版社 発行日:2002年11月

顧客第2主義

「顧客第1主義を信じる企業は思い違いをしている。人はもともと顧客を第一に考えるようにはできていない…」―― 。「社員第1主義」を唱える著者の経営するローゼンブルース社は、“アメリカで働きたい会社ベスト100”のトップテンに選ばれている。それだけではなく、20年以上にわたって高い成長を続けている。その秘訣をトップ自らが語る。

著 者:ハル・ローゼンブルース、ダイアン・M・ピータース 出版社:翔泳社 発行日:2003年8月

GE式ワークアウト

賛否両論はあるものの、間違いなく20世紀を代表する経営者の1人、ジャック・ウェルチ。氏の「ナンバー1、ナンバー2戦略」の経営法はつとに有名だが、伝統ある巨大組織GEの変革のカギとなった「ワークアウト」もまた、すばらしい経営手法だ。本書は、組織の壁を打ち破り、組織に革命を起こす手法「ワークアウト」の本邦初・完全解説版である。

著 者:デーブ・ウルリヒ、スティーブ・カー、ロン・アシュケナス 出版社:日経BP社 発行日:2003年4月

社長が戦わなければ、会社は変わらない

「景気が悪いから、うまくいかない」。こんな言い訳は社長には許されない!と一喝するのが、著者の金川千尋氏。たとえ景気が悪くとも、チャンスは必ずある。それが見えないのは、普段から目の前の課題を寝ても冷めても考え抜いていないからだと氏は言う。7期連続で最高益を記録した信越化学工業の社長が語る、不況に打ち勝つ経営学。

著 者:金川千尋 出版社:東洋経済新報社 発行日:2002年12月

鈴木敏文の「統計心理学」

「一人勝ち」状態にあるセブン-イレブンの総帥、鈴木敏文会長の成功の秘密を解き明かす。「今は多様化の時代ではなく、画一化の時代だ」「現場主義には“本当のようなウソ”がある」など、氏の、独自の発想法と思考法が「55の金言」にまとめられている。いずれもビジネスの最も根本的な部分に関わるもので、幅広く応用できる。

著 者:勝見 明 出版社:プレジデント社 発行日:2002年11月

企業変革力

なぜ、大規模な企業変革は成功しないのか? ―― 本書は企業変革の多数の失敗事例を分析し、そこから導き出された「8段階の変革プロセス」を、論理的かつ明確に解説する。グローバルな競争に勝つには持続的な改善に加え、大規模な変革が必要だが、そのための「バイブル」ともなりそうな1冊。300頁を超える大著だが、苦労して読むだけの価値はある。

著 者:ジョン・P・コッター 出版社:日経BP社 発行日:2002年4月

本業再強化の戦略

企業が長期にわたって利益を確保し、持続的に成長する ―― 。全ての経営者の願い、そして悩みの種でもあるだろう、この命題に対する実践的な戦略を、本書は説く。800社以上もの企業を分析した著者は、「コア事業」を明確に定義し、その成長余地を追求することが最も重要であると指摘。コア事業の定義の仕方、周辺領域へのアプローチ法などを、事例を交えて具体的に示す。

著 者:クリス・ズック、ジェームズ・アレン、須藤実和(監訳) 出版社:日経BP社 発行日:2002年2月

マネジメント【エッセンシャル版】

本書は、ドラッカー経営学のエッセンスを1冊にまとめたもの。1973年に書かれた名著『マネジメント』から重要部分を抽出しているが、改めて読み直してみると、その新鮮さに驚く。「基本と原則に反するものは、例外なく破綻する」―― 多くの企業の破綻原因を見ると、このドラッカーの言葉がいかに正しいかがよくわかる。

著 者:P・F・ドラッカー、上田惇生(編訳) 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2001年12月

ビジョナリー カンパニー② 飛躍の法則

単に「良い(good)企業」と「偉大な(great)企業」はどこが違うのか。そして偉大な企業へと飛躍するために、企業は何をすればよいのか?…。本書は実際に飛躍を遂げた11社を徹底調査し、その要因、すなわち「飛躍の法則」を明らかにする。それは意外とシンプルな6項目からなっており、企業の飛躍に秘策はないことがよくわかる。

著 者:ジェームズ・C・コリンズ 出版社:日経BP社 発行日:2001年12月

スローなビジネスに帰れ

「スローなビジネス」とは、「ゆっくり、地に足をつけて製品・サービスを創り、育て上げていく」ということ。アメリカ式の「スピード経営」の対極に位置するコンセプトである。ニューヨーク在住のマーケティングコンサルタントが、マーケティング偏重のアメリカ式ビジネスの問題点を指摘し、日本企業が同様の問題に陥らないための処方箋を示す。

著 者:阪本啓一 出版社:インプレス 発行日:2001年10月

チェンジ・リーダーの条件

ドラッカーの過去の著作から、選りすぐりのマネジメント論を紹介したもの。マネジメントの定義、課題、責任、基礎知識とともに、今日不可欠な、変化の時代のマネジメントに関する論考も収録されている。変化をチャンスに変え、未来を築くための様々な具体策が提示される。“マネジメントの父”の深い知恵が凝縮された1冊だ。

著 者:P・F・ドラッカー、上田惇生(編訳) 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2000年9月

小倉昌男 経営学

今日、すっかり私たちの暮らしに定着した感のある「クロネコヤマトの宅急便」。事業を立ち上げた頃、郵便小包の独壇場だった個人宅配市場への挑戦は無謀とされたが、今や宅急便の取扱個数は、郵便小包を大きく上回る。その成功のカギとは?宅急便の生みの親である小倉昌男氏自らが、宅急便事業の歩み、そして成功の背後にある自身の経営哲学を語る。

著 者:小倉昌男 出版社:日経BP社 発行日:1999年10月

ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則

時の試練を乗り越えてきた、真に卓越した企業を、著者は「ビジョナリー・カンパニー」と命名する。そうした企業の中から3M、ウォルマート、ウォルト・ディズニーなど18社を選び、競合企業とどこに違いがあるのかを分析した。企業が永続する上で最も大切なもの。それは、カリスマ的な指導者や優れた製品アイデアなどではなく、「基本理念」であることが、徹底的な調査を基に解き明かされる。

著 者:ジェームズ・C・コリンズ、ジェリー・I・ポラス 出版社:日経BP社 発行日:1995年9月

明日を支配するもの

「21世紀のマネジメント革命」が副題。「これから起こる変化は、19世紀半ばの第2次産業革命や、大恐慌や、第2次大戦後の構造変化よりも急激である」という著者が、21世紀のマネジメントを見通す。破局的な少子化等、今後の経営で前提とすべき変化を挙げ、具体的になすべきことを提示。これからは労働者が自らをマネジメントする必要があると説く。

著 者:P・F・ドラッカー 出版社:ダイヤモンド社 発行日:1999年3月

稲盛和夫の実学

ビジネス環境が激変する今日、経営者に求められるのは、自社の経営の実態を正しく把握した上で、的確な判断を下すこと。そのためには、会計に精通していることが不可欠だが、これほど重要な会計が日本では軽視されている――。このように述べる稲盛和夫氏が、自らの経営哲学、そしてそれをベースにつくり上げた会計学の原則をわかりやすく解説する。

著 者:稲盛和夫 出版社:日本経済新聞社 発行日:1998年10月

「暗黙知」の経営

我々は、語ることができるより、多くのことを知ることができる――。かつて科学哲学者マイケル・ポランニーがこのように表現した「暗黙知」。本書では、田坂広志氏がマネジメントにおける暗黙知の世界について考察。企業における様々な問題が、暗黙知の欠如によって生じていることを示しつつ、直観や洞察力、大局観といった暗黙知の世界に迫る。

著 者:田坂広志 出版社:徳間書店 発行日:1998年9月