新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント)』
最新号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。
編集部が独自のテーマを設定し、5冊程度の良書を選出して紹介します。
編集部員が思わず読書メモを取った、良書の中の“一節”や“物語”を紹介します。
編集部員が「いま改めてお薦めしたい本」「再読したい名著」をPick Up!
各ジャンルにおける必読の名著10冊を編集部が選定。選書は随時更新します。
1万人以上の定期購読者を対象とした読者アンケートで決定された、半年ごとのベストビジネス書です。
2013年6月号掲載
「ホスピタリティ」は、単なる“おもてなしの心”にあらず。著者によれば、互いの立場の違いを認め、相互発展を遂げるのが本来の概念で、様々な業種・業界に適用可能だ。成果主義の導入などで職場がギスギスしがちな昨今、健全な職場環境をつくる上で欠かせない概念といえる。本書では、ホスピタリティの正しい考え方、経営への活かし方を、事例を交え紹介する。
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2013年5月号掲載
近年、脳科学が進歩し、無意識下の意思決定や行動等、これまで明確でなかった脳の働きが明らかになってきた。こうした中、様々な企業が脳科学の研究に取り組み、その成果を活用しつつある。マーケティング、組織設計、グローバル化…。企業活動に脳科学をどう組み込めば成功につながるか、興味深い事例も交えつつ、ビジネスの視点から脳科学の知見を紹介する。
書名の「未来企業」とは、共通の価値観のもとに、働く人や顧客を集め、人々の共感を原動力に、ビジネスの常識、社会を変えていく企業のこと。例えば、「WOW(驚嘆)のサービス」で急成長した、靴のネット通販会社「ザッポス」などがそう。本書では、社員が皆、自信と誇りを持って楽しそうに働き、そして長く繁栄する、そんな未来企業になるための秘訣を指南する。
チームのやる気を引き出し、最高のパフォーマンスを発揮させるためのカギ。それは上司が“鬼”になることでも、“仏”になることでもないと言う著者が、人・組織を動かすための方法、「マネジメントコントロール」を伝授する。人を動かす力を科学的に解明し構築された、欧米のMBAではポピュラーなこの手法は、部下の指導に悩む全てのリーダーの参考になるだろう。
2013年4月号掲載
全く人の手を借りずに走行する「完全自動運転車」が登場するなど、今日のテクノロジーの進歩は凄まじい。このままいけば、これまで人間にしかできなかった仕事が機械でもできるようになる ―― すなわち、人間の仕事が機械に奪われかねない!? デジタル技術の急速な進歩が、どのような影響を雇用と経済に及ぼすのか、2人の研究者が見通す。
2010年1月、JALは2兆円以上もの負債を抱えて破綻、会社更生手続きを申請した。会社更生手続きを採用しても再建できなかった企業は数多い。だが、同社は申請からわずか2年8カ月という、過去最短の記録で再上場を果たす。いかにして、誰もが驚くようなV字回復を成し遂げたのか。稲盛和夫名誉会長はじめ多くの関係者への取材を基に、JAL復活の秘密を探る。
約860あった商品アイテムを300以下に削減、年間約60種類も出していた新商品を1つに絞り込む、全社の反対を押し切って発売した「消臭ポット」を大ヒットさせる…。バブル崩壊後、“独裁的”ともいうべきリーダーシップを発揮し、低迷するエステーを見事復活させた鈴木喬氏が、自らの経験に根差すユニークな経営論を述べる。腹に響く、本物の言葉が満載!
かつて日本には、どの会社にも「鬼の上司」がいた。彼らは自ら先頭に立って働き、部下を厳しく育てた。そして部下は猛烈社員となり、日本は奇跡の復興を遂げた。しかし不況の今、鬼は消え、優しい上司が指導者の鑑に ―― 。こうした現状を嘆き、“鬼の復権”を訴えた1冊。強い組織を作る上で、鬼の上司がいかに大切かが、わかりやすい例を挙げて説かれる。
2013年3月号掲載
「お客さま第一」を謳う会社は多い。だが、理念が社員に浸透せず、悩む経営者も少なくない。どうすればうまくいくのか。多くの企業を知る経営コンサルタントが、お客さま第一の正しい考え方、実際に経営に反映させる方法を説く。お客さまの視点になりきる、「小さな行動」が社員の意識を高める等々、真のお客さま第一を実現する上で大切にすべきことが示される。
2013年2月号掲載
シャープ、パナソニック、ソニーなど、日本の家電メーカーが未曾有の赤字に直面している。それとは対照的に、アップルは高収益を上げ、時価総額が世界一の企業となった。この差は一体、何によるものなのか。世界経済の新しい潮流を読み解き、日本の製造業が苦境に陥った根本的な原因を指摘するとともに、日本企業のビジネスモデル再構築の可能性を探る。
企業が“持続的成長”を遂げるためのカギとは? 著者たちが、世界12カ国、約2000社を対象に行った調査、25年に及ぶ研究によれば、それは新しいものへの挑戦にあらず。自社の成功パターンの中から再現可能なものを抽出し、徹底的に単純化することにある。この「再現可能な不朽のビジネスモデル」の全容について、イケアなど多数の事例を挙げ解説する。
東日本大震災の後、様々な企業が利益を度外視した復興支援を行った。自衛隊に代わり現地社員が救援物資センターを陣頭指揮したヤマトホールディングス、津波を被った写真を洗浄し、被災者の思い出を救った富士フイルム…。いわば、「無私の支援」を行った企業にスポットを当て、それぞれの具体的な活動を紹介するとともに、そうした行動を生んだ土壌に迫る。
新たなマネジメントの形を示した、P・M・センゲの名著の増補改訂・完訳版。ビジネスが複雑になった今日、経営者1人が組織のために学習し、戦略を考え、他の人全てをその命令に従わせるようなやり方はもう通用しない。組織としての「学習能力」が欠かせない。このように述べ、環境変化に適応し、学習し、進化し続ける組織を築くための考え方と手法を提示する。
2013年1月号掲載
経営学者というと、マイケル・ポーターやヘンリー・ミンツバーグといった大御所の名前が浮かぶ。だが、今や世界の経営学は、彼らの研究のさらに先へと進んでいる。競争戦略、イノベーション、組織学習…。ビジネス界の重大な「問い」はどこまで解明されているのか、米国ビジネススクールで活躍する若手経営学者が、世界レベルの最新の研究の数々を紹介する。
顧客満足を向上させるために、まず従業員満足の向上に努める企業は少なくない。しかし著者たちは、より大切なのは従業員の「オーナーシップ」―― 当事者意識だという。事実、ユニクロなど、業績が良く顧客満足度の高い企業はオーナーシップを促進している。本書では、こうした企業を分析、そこから導き出したオーナーシップおよび顧客満足向上の仕組みを示す。
「賢明な組織」と「健全な組織」。どちらが成果を上げられるか? 本書の答えは後者。健全な組織は、社内政治や混乱が最小限で、勤労意欲や生産性が高く、優秀な社員の離職率が低く、最終的に優位に立つ。こう指摘し、健全な組織になる上で必要な4つのプロセス ―― 経営陣の団結力、組織の透明性創出、透明性の浸透、透明性の向上を、詳しく解説する。
「経営の神様」松下幸之助氏が、商売や経営について折に触れ話し、書いてきたことをまとめたもの。「正しい仕事をしておれば悩みは起こらない。悩みがあれば自分のやり方を変えればよい」「不景気もまたよし、不景気だからこそオモシロイんだ」…。自らの経験に裏打ちされた金言の数々は、今も色褪せることなく、ビジネスの基本、本質を私たちに教えてくれる。
2012年12月号掲載
著者の原田泳幸氏は、アップルジャパン社長から日本マクドナルド社長へ転身し、大きな話題を呼んだ人物。100円マック、24時間営業など、業界初の施策を次々に打ち出し、低迷していた日本マクドナルドをV字回復させた。本書では、常にチャレンジし、数々の困難を乗り越えてきた氏が、ビジネスで成功するための実践的な考え方、自らとった行動について語る。
製造コストに基づく価格設定、効率に注目した業績評価、金銭的報奨による動機づけ…。ビジネスの世界には、常識と見なされている前提がいくつもある。だが、その多くは間違いだと著者は指摘。価格設定や業績評価、動機づけなど、様々な領域に目を向けて、間違った定説から生じる失敗を明らかにするとともに、変化の時代に即した新しい思考法を伝授する。
2012年11月号掲載
「ビジョナリー・カンパニー」シリーズの第4弾である。今回、スポットを当てるのは、厳しい経営環境の中で、自ら何かを創造し、躍進する「10X(10倍)型企業」 ―― 所属業界の株価指数を10倍以上上回る株価パフォーマンスを上げている企業。徹底した分析により、同業他社にはない、10X型企業ならではのリーダーの特質、経営概念・手法を明らかにする。
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