2007年2月号掲載

ラッセル 幸福論

いわゆる“世界三大幸福論”の1つ。アランの幸福論は文学的、ヒルティの幸福論は倫理的、道徳的という特徴を持つが、このラッセルの幸福論は実用主義的といえるだろう。英国の思想家ラッセルが、不幸の原因と、幸福になるための知恵を解き明かす。不幸の原因を分析した部分では身につまされ、後半では「それでも幸福になれる」と勇気を与えられる。

著 者:バートランド・ラッセル 出版社:岩波書店(岩波文庫) 発行日:1991年3月
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2007年1月号掲載

中国古典の名言・名句三百選

「合うは離れの始め、楽しみは憂いの伏す所」「一利を興すは一害を除くに若かず」…。『論語』や『荘子』など、中国古典の中に登場する名言は、千年、二千年という年月を経てもなお、我々の心に響き、人生の指針となるものも多い。本書は、そうした珠玉の言葉を凝縮した1冊。50音順に、1頁に1つの言葉が紹介されているので、辞書としても活用できる。

著 者:守屋 洋 出版社:プレジデント社 発行日:2006年11月
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2006年9月号掲載

日本史に刻まれた最期の言葉

名君、武将、名僧、学者…。わが国の歴史を彩ってきた偉人たちの“最期の言葉”を、古代から編年的に時代を追って紹介した書。苦難を乗り越え、生を燃焼し尽くした者たちの言葉が、童門冬二氏ならではの語り口で、味わい深く披露される。重く、力強いこれらの言葉は、様々な悩みを抱える現代人にとって、生きていく上での大きな励まし、ヒントになることだろう。

著 者:童門冬二 出版社:祥伝社(祥伝社新書) 発行日:2006年7月
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2006年8月号掲載

「中興の祖」の研究 組織をよみがえらせるリーダーの条件

ビジネスの世界だけでなく、政治の世界でも行政でも、「改革」が求められている。だが、一部の例外を除けば、お世辞にも改革がうまくいっているとは言い難い。なぜなのか? 改革を成し遂げるには、何が必要なのか? その答え、すなわち「組織をよみがえらせるリーダーの条件」を、「中興の祖」と呼ばれる歴史上の人物の言動から学ぼうというのが本書である。

著 者:童門冬二 出版社:PHP研究所 発行日:2006年6月
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2006年8月号掲載

30代未婚男

30歳を過ぎても結婚しない男たち。相手がいない、お金がない、自由な時間が大事…。彼らは結婚しないのか? できないのか? やがては「男性の3人に1人が一生独身」という時代がやってくる!? 数多くのインタビュー、アンケート調査のデータをもとに、「男性の未婚化」現象を探ると、その背景や構造のみならず、いくつかの「罠」も見えてきた ―― 。

著 者:大久保幸夫、畑谷圭子、大宮冬洋 出版社:NHK出版(生活人新書) 発行日:2006年6月
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2006年8月号掲載

安岡正篤一日一言 心を養い、生を養う

『人物を修める』『東洋人物学』『先哲講座』『日本精神の研究』『運命を創る』『佐藤一斎「重職心得箇条」を読む』…。東洋学の大家であり、日本人の精神のあり方を説き続けてきた故・安岡正篤氏の遺した数々の名著は、今も多くの人々に読み継がれている。本書は、そうした著作の中から琴線に響く言葉を抽出し、「一日一言」としてまとめたもの。

著 者:安岡正泰(監修) 出版社:致知出版社 発行日:2006年6月
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2006年7月号掲載

ユダの福音書を追え

1800年前、キリスト教の世界で「異端」のレッテルを貼られ、禁書とされた『ユダの福音書』。この幻の福音書の写本が、長い時を経て、1970年代半ばにエジプトの洞穴で見つかった。そして、その解読作業が進むにつれ、明らかになったのは、従来の常識を覆す、驚くべき事実だった。何と、ユダは“キリストを売った男”ではない、というのだ!

著 者:ハーバート・クロスニー 出版社:日経ナショナル ジオグラフィック社 発行日:2006年5月
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2006年6月号掲載

この国のけじめ

本書は、大ベストセラー『国家の品格』(新潮新書)の著者・藤原正彦教授が、03年からの3年間、新聞や雑誌に寄稿したエッセイを集めたもの。すなわち、『国家の品格』の母体となった論考集である。時事評論から教育論、私生活から作家批評まで、幅広い分野を網羅してあり、『国家の品格』への理解がさらにすすむ1冊。

著 者:藤原正彦 出版社:文藝春秋 発行日:2006年4月
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2006年5月号掲載

食がわかれば世界経済がわかる

今、マックやコーラの売上が低迷し、日本食が世界的ブームとなっている。こうした食の世界を見ることで、近代西欧文明の問題点が浮かび上がり、文明の西から東への動き、「リ・オリエント」現象が見える ―― 。“ミスター円”こと榊原英資氏が、「食」という視点から人類の歴史や文化、そして世界経済のパラダイムシフトを解き明かしたユニークな1冊。

著 者:榊原英資 出版社:文藝春秋 発行日:2006年2月
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2006年2月号掲載

使える 弁証法 ヘーゲルが分かればIT社会の未来が見える

世の中の変化の本質を鋭く洞察し、未来を予見した書を数多く世に送り出す田坂広志氏。そんな氏が、未来を予見する時に使うもの、それは驚くなかれ、「哲学的思索」だという。かつて、“複雑系の知”を見事なまでに平易に解説した氏が、今回は、ドイツの哲学者ヘーゲルの「弁証法」を紐解きながら、未来を読む、その技術を解き明かす。

著 者:田坂広志 出版社:東洋経済新報社 発行日:2005年12月
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2006年2月号掲載

「貞観政要」のリーダー学 守成は創業より難し

中国の長い歴史の中でも、屈指の名君として知られる唐の太宗・李世民。その太宗と重臣たちとの問答を通じて、政治の要諦をまとめた『貞観政要』は、北条政子や徳川家康も愛読し、多くの歴代天皇がその御進講を受けたという“帝王学の原典”である。全10巻40篇から、さわりを抽出し、現代語訳を付した上で、わかりやすく解説する。

著 者:守屋 洋 出版社:プレジデント社 発行日:2005年12月
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2006年1月号掲載

国家の品格

現在、わが国では、グローバル化は推進すべき、との論調が主流である。そんな中にあって、この趨勢に闘いを挑み、“孤高の日本”たれと説く、異色の日本論。欧米社会の根底にある「論理」、そして「自由」「平等」といった概念の限界を明らかにするとともに、わが国古来の「情緒と形」の大切さについて述べる。今日本に必要なものを示し、日本人に自信を与える1冊だ。

著 者:藤原正彦 出版社:新潮社(新潮新書) 発行日:2005年11月
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2006年1月号掲載

禅語遊心

生きていく上で身につけてきた常識を脱ぎ、精神をより自由にしてみたい ―― 。本書では、そうした生き方・暮らし方のヒントとなる禅語の数々を、季節の移ろいに沿った章立てで紹介。それぞれの文章には老師直筆の墨跡が添えられ、それが言葉に一層の存在感、現実味をもたらしている。夜の長いこの季節、禅と自然との親和性を感じつつ、じっくり味わいたい1冊。

著 者:玄侑宗久 出版社:筑摩書房 発行日:2005年11月
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2005年12月号掲載

何のために生きるのか

作家の五木寛之氏と京セラ創業者の稲盛和夫氏。これまで、文学界と経済界という全く異なる分野で時代をリードし続けてきた2人が、初めて対談を行った ―― 。本書は、その内容を余すところなく収録したもの。「今の日本人に、何が失われてしまったのか」「自力か他力か」「人生の目的は何か」…。現代人が今、再認識しなければならないテーマについて語られる。

著 者:五木寛之、稲盛和夫 出版社:致知出版社 発行日:2005年11月
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2005年12月号掲載

中国人の愛国心 日本人とは違う5つの思考回路

世界とのつながりを急速に強めつつある中国。それに伴い、グローバル化の波が否応なく彼らに打ち寄せている。それは、中国人のアイデンティティをかたち作る「愛国心」「歴史観」「徳」「中華意識」「受容と抵抗」にも、大きな影響を及ぼしている。彼らが抱える 藤、小さな変化の兆し。日中双方の異質性に目を向ける著者が、その知られざる心を解明する。

著 者:王 敏 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2005年10月
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2005年9月号掲載

中国古典からもらった「不思議な力」

ライブドアとフジテレビが死闘を繰り広げていた時、突如、彗星の如く現れ、記者会見をした北尾吉孝氏。その強烈なインパクトのある会見の模様が、何度もテレビで放映されたのは、周知の通り。その後、氏の元には、「どうしたら、そんなに自信を持つことができるのですか?」といった質問の手紙が届くという。本書で、その秘密が明かされる!

著 者:北尾吉孝 出版社:三笠書房 発行日:2005年7月
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2005年8月号掲載

最高の自分を生きる 達人たちに学ぶ「zoneに入る」生き方

本書の副題は、「達人たちに学ぶ『zoneに入る』生き方」。スポーツであれ、技芸であれ、達人と呼ばれる人々は、ただ多くの練習をしたから一流になれたのではない。では、いかにしてそこに至ったのか? 本書は、「ゾーンに入る」という現象を手がかりに、その秘密に迫る。それを知ることで、我々凡人もまた、自らを輝かせ、よりよく生きる道が開ける!

著 者:丸山敏秋 出版社:致知出版社 発行日:2005年7月
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2005年7月号掲載

大英帝国衰亡史

小さな島国であるイギリスは、かつて7つの海を支配し、長期にわたって世界の政治・経済を支配し続けた。この巨大な力を持った「大英帝国」は、なぜ衰退したのか ―― 。本書は、帝国史の全体像を概観しながら、大英帝国の本質とその衰亡の原因について、対外政策や戦略、経済力などの面から解き明かした衰亡史である。

著 者:中西輝政 出版社:PHP研究所(PHP文庫) 発行日:2004年4月
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2005年5月号掲載

できる人になる生き方の習慣 スイスの哲人ヒルティが教える97の処世訓

約100年前にスイスの思想家ヒルティによって書かれた『幸福論』。その中には、仕事の仕方や習慣について、今も変わらない洞察と教訓が数多く残されている。本書では、ヒルティを恩人、『幸福論』を恩書だという著者が、自らの体験や感想を交えながらそれらを解説する。実践的な仕事術だけでなく、生活の心得などにも触れ、含蓄に富む内容となっている。

著 者:渡部昇一 出版社:致知出版社 発行日:2005年3月
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2005年1月号掲載

ジハードとテロリズム 日本人が知らないイスラムの掟

9・11同時多発テロ以降、イスラム世界に関する本が多数出版されている。だが、それら一般的な紹介本とは、少々趣を異にするのが本書だ。イスラム世界で長く当地の人々と本音で接してきた著者が、いわば“皮膚感覚”で、イスラムの人々の考え、世界を描き出す。イスラム原理主義者によるテロリズムの背景にあるものを、一歩突っ込んだ形で教えてくれる1冊だ。

著 者:佐々木良昭 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2004年11月
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