新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント)』
最新号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。
編集部が独自のテーマを設定し、5冊程度の良書を選出して紹介します。
編集部員が思わず読書メモを取った、良書の中の“一節”や“物語”を紹介します。
編集部員が「いま改めてお薦めしたい本」「再読したい名著」をPick Up!
各ジャンルにおける必読の名著10冊を編集部が選定。選書は随時更新します。
1万人以上の定期購読者を対象とした読者アンケートで決定された、半年ごとのベストビジネス書です。
2010年1月号掲載
国際弁護士として活躍する著者は、60歳の時にユダヤ教に改宗し、“ユダヤ人”となる。そのためには、3年に及ぶ学習や試験、割礼などの厳しい試練を乗り越えねばならなかった。本書では、そうした改宗の経緯とともに、ユダヤ教やヘブライ聖書(旧約聖書)とユダヤ人との関係、戒律に込められた意味、さらにはユダヤ人ならではの知恵、暮らしぶりが語られる。
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『荘子』は、様々な寓話を通して、世俗の価値観にとらわれない生き方を説いた中国の古典である。『老子』と並ぶ道家の代表的な思想書で、「道」という大いなるものの存在から人間の営みを見つめるのが特徴だ。この『荘子』の内容を、本書はわかりやすく解説する。ストレス社会を生きる我々に、視野を広げ、伸び伸びと生きるためのヒントを与えてくれる1冊。
組織をまとめ、組織目標を達成する。その役割を担う「将」と「参謀」、すなわちトップとブレーンの優劣が、いつの時代においても組織の盛衰のカギを握る。では、将たる器とは? 参謀たる器とは? 歴史を題材に、組織と人間の問題を描いてきた作家・童門冬二氏が、武田信玄や加藤清正など歴史上の人物に焦点を当て、将と参謀が備えるべき器量について論じる。
2009年10月号掲載
「余の辞書に不可能の文字はない」(ナポレオン)など、偉人たちの「名言」は様々なところで引用され、多くの人に影響を与えている。しかしそれらには、捏造されたものや発言の一部を切り取ったもの、誤って解釈されているものも多い。本書では、70余の名言を取り上げ、発言の背景や出典について解説。名言の裏に潜む意外な真実、偉人たちの素顔を明かす。
2009年9月号掲載
多くのブランドは、顧客に「楽しみ=うれしさ」を提供することを行動の原点とする。そして、そのために必要な知恵を、現場の試行錯誤の中で育んできた。能楽者・世阿弥の著作には、こうした頭と体に宿る知恵 ―― 企業が知るべき大切なことが数多く含まれる。そう指摘する著者が、「初心忘るべからず」等、数々の世阿弥の言葉から、ブランド作りの要諦を読み解く。
2009年8月号掲載
『菜根譚』は、中国5000年の人生訓を集大成した書である。日本では、江戸時代から今日まで、多くの人に処世修養の書として読み継がれてきた。本書は、この『菜根譚』に収められた人生訓の中から100の言葉を選び、中国史上の逸話等を引きつつ解説を加えたもの。紹介される言葉はどれも含蓄に富み、悩み多き現代人に、より良く生きるための智慧を授けてくれる。
2009年5月号掲載
今や世界の共通語となった「ZEN(禅)」。本書は、その全体像をわかりやすく解説したものである。まず、釈迦の教えに起源を持つ禅がいかに発展してきたか、歴史を概説。その上で、「只管打坐」などの禅語(禅の思想を象徴する言葉)、「隻手音声」などの公案(禅問答)を引きつつ、禅の教えの本質を示す。また、道元はじめ、主な禅師の生き方や言葉にも触れる。
5000年の長きにわたって読み継がれてきた東洋の古典、『易経』。元々は占いに関する書だが、これをよく学べば時代の変化を見抜く洞察力や直観力が身につくと、古代中国の君主らに好んで読まれた。この書の中から、現代に生きる我々に特に役立つ366の箴言を選び、簡潔に解説する。ビジネスをはじめ、人生に生かせる智恵が詰まった1冊である。
2009年4月号掲載
サムライとしてあるべき姿を求め続けた名将・上杉謙信。そして、その志を受け継いだ宰相・直江兼続。本書は、NHKの大河ドラマ『天地人』の原作者が、この2人に焦点を当て、名将の品格とは何かを論じたものである。多くの武将が「利」によって動いた戦国の世にあって、「義」の精神を唱え、品格ある生き方を貫いた謙信と兼続の姿が鮮やかに描き出される。
2009年3月号掲載
経済が成熟した今日、世界の人々は、より上質な「クオリア(質感)」を求めるようになった。これは日本にとり、チャンスと言える。四季が移ろう国土で、古より高度な美意識を培ってきた日本人には、クオリアに対する優れた感性があるからだ。本書は、この感性を商品・サービスの開発に生かす「クオリア立国」を提言、資源に乏しいわが国の1つの生き方を示す。
企業の不祥事が後を絶たない。これは、本来「君子」たるべき企業のトップが、自らの利益しか考えない「小人」になってしまった結果と言える。乱れた社会秩序を建て直すためにも、人間として真の豊かさを手にするためにも、「小人の道を捨て、君子の道に生きる」べし。そう述べる著者が、『論語』をはじめとする中国古典を引きつつ、あるべき君子像を説く。
2009年2月号掲載
イラク情勢の泥沼化や世界金融危機により、米国は今、大きく国力を落としつつある。その結果、“唯一の超大国”米国を中心とした国際秩序は崩れ始め、世界は「多極化」へ向けて動き始めた。本書では、国際政治学者の著者が、先行き不透明な今日の世界情勢を見通し、もはや米国頼みでは立ち行かなくなった、わが国の国家戦略のあり方について論じる。
2008年9月号掲載
曹操、劉備、諸葛孔明…。数多の英雄の盛衰が描かれた『三国志』は、まさに人間学の宝庫だ。人材活用法、戦略と戦術のあり方等々、登場人物の行動に学ぶべき点は多い。本書はこの史書に現れる人物のエピソードを紹介しつつ、生き方の原理原則を説く。初版刊行から20余年経つが、今も色褪せない内容に、著者の見識の深さ、そして人間の普遍性が感じられる。
2008年8月号掲載
市民、労働者を軽んじる今の資本主義 ――「超資本主義」のあり方に、警鐘を鳴らした書である。経営者は絶えず競争に追い立てられ、労働者は失業の不安に怯えながら生きる。こうした弱肉強食の社会になったのは、資本主義が暴走し、民主主義を締め出しているからだ、と指摘。現在の資本主義のもたらす、社会的な負の側面を克服するにはどうすればよいのかを説く。
2008年6月号掲載
シカゴ学派の代表的な経済学者ミルトン・フリードマン。「国家の裁量による政策をできるだけ排除し、市場の自由な調節に任せよ」 ―― 。こう主張した彼の著書『資本主義と自由』は1962年の刊行後、長らく絶版となっていた。その書が新たな訳で蘇った。50年以上前の本だが、内容は全く古びておらず、まるで今日の経済問題を論じているかのようである。
2008年5月号掲載
『老子』は、全文5400字ほどの短い書である。凝縮した言葉で、とかく世間の価値観に振り回されがちな人々の生き方を戒め、人間本来の自然な生き方をしようと説く。そして、非常に難解な同書の思想を、たとえ話などで、わかりやすく面白く説いたのが『荘子』だ。本書は、この2つの思想書から各々50の言葉を選び出し、現代人の悩みに即した解説を加えて紹介する。
2008年1月号掲載
アインシュタイン、フロイトからファンドの皇帝ジョージ・ソロスまで、ユダヤ人の成功者を挙げればきりがない。なぜ彼らはこうも優秀なのか? その秘密は、子供の教育法や休日の過ごし方をはじめ、生活の細部にまで及ぶユダヤ教の訓えにある。度重なる迫害を受け、国を失いながらも守り続けた「5000年の叡智」。日本人にとっても、そこから学ぶべきことは多い。
2007年12月号掲載
最近、新聞等でよく目にするようになった「イスラム金融」。イスラム法に則ったこの金融取引は、今、急速にグローバル化が進んでおり、英国やシンガポールなど非イスラム圏の金融機関が積極的に関与し始めている。今や国際金融界で不可欠な存在ともいえるイスラム金融とは、いかなるものか。本書では、その基礎知識から実践的な知識までを平易に解説する。
2007年10月号掲載
アメリカ人の発言と行動は矛盾している。その象徴的な事例が、ベジタリアンだ。彼らは健康やダイエットに気を使う一方で、食に対する欲望や自由な生活を捨て去ることができない。ゆえに、その多くが太っているのである。では、なぜこうした矛盾が生じるのか。本書は、宗教、能力主義、格差など様々な事例について分析し、その理由を解き明かしていく。
増加する自殺、子供のいじめ、低年齢化する犯罪…。今、日本の社会は深刻な「病」に冒されている。そんな時代だからこそ、疲れた時には「群れ」から離れ、「ひとり」になって己の心と向き合うことが大切である。こう語る著者が、その最良の方法である坐禅の効用や、心身を健やかに保つのに役立つ散歩、姿勢、眠りなどの身体作法について実践的に説く。
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