2009年5月号掲載

一からはじめる禅

今や世界の共通語となった「ZEN(禅)」。本書は、その全体像をわかりやすく解説したものである。まず、釈迦の教えに起源を持つ禅がいかに発展してきたか、歴史を概説。その上で、「只管打坐」などの禅語(禅の思想を象徴する言葉)、「隻手音声」などの公案(禅問答)を引きつつ、禅の教えの本質を示す。また、道元はじめ、主な禅師の生き方や言葉にも触れる。

著 者:星野和子、安永祖堂 (監修) 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2009年2月
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2009年5月号掲載

「易経」一日一言 人生の大則を知る

5000年の長きにわたって読み継がれてきた東洋の古典、『易経』。元々は占いに関する書だが、これをよく学べば時代の変化を見抜く洞察力や直観力が身につくと、古代中国の君主らに好んで読まれた。この書の中から、現代に生きる我々に特に役立つ366の箴言を選び、簡潔に解説する。ビジネスをはじめ、人生に生かせる智恵が詰まった1冊である。

著 者:竹村亞希子(編) 出版社:致知出版社 発行日:2009年2月
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2009年4月号掲載

名将の品格

サムライとしてあるべき姿を求め続けた名将・上杉謙信。そして、その志を受け継いだ宰相・直江兼続。本書は、NHKの大河ドラマ『天地人』の原作者が、この2人に焦点を当て、名将の品格とは何かを論じたものである。多くの武将が「利」によって動いた戦国の世にあって、「義」の精神を唱え、品格ある生き方を貫いた謙信と兼続の姿が鮮やかに描き出される。

著 者:火坂雅志 出版社:日本放送出版協会(生活人新書) 発行日:2009年2月
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2009年3月号掲載

クオリア立国論

経済が成熟した今日、世界の人々は、より上質な「クオリア(質感)」を求めるようになった。これは日本にとり、チャンスと言える。四季が移ろう国土で、古より高度な美意識を培ってきた日本人には、クオリアに対する優れた感性があるからだ。本書は、この感性を商品・サービスの開発に生かす「クオリア立国」を提言、資源に乏しいわが国の1つの生き方を示す。

著 者:茂木健一郎 出版社:ウェッジ 発行日:2008年12月
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2009年3月号掲載

君子を目指せ小人になるな 私の古典ノート

企業の不祥事が後を絶たない。これは、本来「君子」たるべき企業のトップが、自らの利益しか考えない「小人」になってしまった結果と言える。乱れた社会秩序を建て直すためにも、人間として真の豊かさを手にするためにも、「小人の道を捨て、君子の道に生きる」べし。そう述べる著者が、『論語』をはじめとする中国古典を引きつつ、あるべき君子像を説く。

著 者:北尾吉孝 出版社:致知出版社 発行日:2008年1月
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2009年2月号掲載

覇権の終焉 アメリカ衰退後の世界情勢を読み解く

イラク情勢の泥沼化や世界金融危機により、米国は今、大きく国力を落としつつある。その結果、“唯一の超大国”米国を中心とした国際秩序は崩れ始め、世界は「多極化」へ向けて動き始めた。本書では、国際政治学者の著者が、先行き不透明な今日の世界情勢を見通し、もはや米国頼みでは立ち行かなくなった、わが国の国家戦略のあり方について論じる。

著 者:中西輝政 出版社:PHP研究所(Voice select) 発行日:2008年12月
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2008年9月号掲載

三国志の人間学 新装改訂版

曹操、劉備、諸葛孔明…。数多の英雄の盛衰が描かれた『三国志』は、まさに人間学の宝庫だ。人材活用法、戦略と戦術のあり方等々、登場人物の行動に学ぶべき点は多い。本書はこの史書に現れる人物のエピソードを紹介しつつ、生き方の原理原則を説く。初版刊行から20余年経つが、今も色褪せない内容に、著者の見識の深さ、そして人間の普遍性が感じられる。

著 者:城野 宏 出版社:致知出版社 発行日:2007年5月
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2008年8月号掲載

暴走する資本主義

市民、労働者を軽んじる今の資本主義 ――「超資本主義」のあり方に、警鐘を鳴らした書である。経営者は絶えず競争に追い立てられ、労働者は失業の不安に怯えながら生きる。こうした弱肉強食の社会になったのは、資本主義が暴走し、民主主義を締め出しているからだ、と指摘。現在の資本主義のもたらす、社会的な負の側面を克服するにはどうすればよいのかを説く。

著 者:ロバート・B・ライシュ 出版社:東洋経済新報社 発行日:2008年6月
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2008年6月号掲載

資本主義と自由

シカゴ学派の代表的な経済学者ミルトン・フリードマン。「国家の裁量による政策をできるだけ排除し、市場の自由な調節に任せよ」 ―― 。こう主張した彼の著書『資本主義と自由』は1962年の刊行後、長らく絶版となっていた。その書が新たな訳で蘇った。50年以上前の本だが、内容は全く古びておらず、まるで今日の経済問題を論じているかのようである。

著 者:ミルトン・フリードマン 出版社:日経BP社(日経BPクラシックス) 発行日:2008年4月
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2008年5月号掲載

老子・荘子の言葉100選 心がほっとするヒント

『老子』は、全文5400字ほどの短い書である。凝縮した言葉で、とかく世間の価値観に振り回されがちな人々の生き方を戒め、人間本来の自然な生き方をしようと説く。そして、非常に難解な同書の思想を、たとえ話などで、わかりやすく面白く説いたのが『荘子』だ。本書は、この2つの思想書から各々50の言葉を選び出し、現代人の悩みに即した解説を加えて紹介する。

著 者:境野勝悟 出版社:三笠書房(知的生きかた文庫) 発行日:2008年3月
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2008年1月号掲載

ユダヤの訓え 「大物」になる勉強法

アインシュタイン、フロイトからファンドの皇帝ジョージ・ソロスまで、ユダヤ人の成功者を挙げればきりがない。なぜ彼らはこうも優秀なのか? その秘密は、子供の教育法や休日の過ごし方をはじめ、生活の細部にまで及ぶユダヤ教の訓えにある。度重なる迫害を受け、国を失いながらも守り続けた「5000年の叡智」。日本人にとっても、そこから学ぶべきことは多い。

著 者:加瀬英明 出版社:三笠書房 発行日:2007年11月
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2007年12月号掲載

イスラム金融入門

最近、新聞等でよく目にするようになった「イスラム金融」。イスラム法に則ったこの金融取引は、今、急速にグローバル化が進んでおり、英国やシンガポールなど非イスラム圏の金融機関が積極的に関与し始めている。今や国際金融界で不可欠な存在ともいえるイスラム金融とは、いかなるものか。本書では、その基礎知識から実践的な知識までを平易に解説する。

著 者:吉田悦章 出版社:東洋経済新報社 発行日:2007年10月
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2007年10月号掲載

アメリカのベジタリアンはなぜ太っているのか?

アメリカ人の発言と行動は矛盾している。その象徴的な事例が、ベジタリアンだ。彼らは健康やダイエットに気を使う一方で、食に対する欲望や自由な生活を捨て去ることができない。ゆえに、その多くが太っているのである。では、なぜこうした矛盾が生じるのか。本書は、宗教、能力主義、格差など様々な事例について分析し、その理由を解き明かしていく。

著 者:矢部 武 出版社:あさ出版 発行日:2007年7月
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2007年10月号掲載

早朝坐禅 凛とした生活のすすめ

増加する自殺、子供のいじめ、低年齢化する犯罪…。今、日本の社会は深刻な「病」に冒されている。そんな時代だからこそ、疲れた時には「群れ」から離れ、「ひとり」になって己の心と向き合うことが大切である。こう語る著者が、その最良の方法である坐禅の効用や、心身を健やかに保つのに役立つ散歩、姿勢、眠りなどの身体作法について実践的に説く。

著 者:山折哲雄 出版社:祥伝社(祥伝社新書) 発行日:2007年8月
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2007年7月号掲載

武士道 いかに生き、いかに死ぬか

日本独自の精神文化である「武士道」。だがそれを、我々は正しく理解しているだろうか。例えば、「武士は二君に見えず」という言葉。これは江戸時代の武家道徳で、それ以前に自然発生した本来の武士道とは似て非なるものだ。本書ではこうした武士道精神の変遷、そしてその真髄ともいえる武士の死生観などを、作家・津本陽氏が豊富なエピソードを交えつつ語る。

著 者:津本 陽 出版社:三笠書房 発行日:2007年6月
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2007年6月号掲載

クリエイティブ・クラスの世紀 新時代の国、都市、人材の条件

大ヒット映画『ロード・オブ・ザ・リング』は、ハリウッドでなくウェリントンで作られた ―― 。この例が示す通り、これまで経済、文化等の面で世界一だった米国の座が揺らいでいる。原因は、創造的な才能を持つ“クリエイティブ・クラス”の大移動にある。こうした現象を、産業革命以来の大変化という著者が、彼らを軸とする新たな競争、経済等について語る。

著 者:リチャード・フロリダ 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2007年4月
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2007年5月号掲載

〈スピリチュアル〉はなぜ流行るのか

今、スピリチュアル・ヒーリングやスピリチュアル・ケアなど、“スピリチュアル”が流行っている。これは、宗教の枠に収まりきらない宗教的なるものと言え、最近、日本の社会で、重要な役割を担いつつある。本書では、ヒット曲やベストセラー、ブログなど身近な社会現象を素材に、スピリチュアルとは何かを紹介し、我々はそれとどう向き合うべきかを考える。

著 者:磯村健太郎 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2007年3月
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2007年4月号掲載

「人望力」の条件 歴史人物に学ぶ「なぜ、人がついていくか」

人望のある人の周りには、自然と人が集まってくる。そして、その人のために、と皆、誠意を持って働く。どうすれば、そうなれるのか。加藤清正は人使いの名人として人望があった。豊臣秀吉は斬新な経済感覚で人を惹きつけた。吉田松陰の先見力に人々は魅了された…。数々の歴史上の人物を例に挙げながら、童門冬二氏が、人望力の要諦を解き明かす。

著 者:童門冬二 出版社:講談社(講談社+α文庫) 発行日:2002年7月
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2007年3月号掲載

いい茶坊主 悪い茶坊主 強い組織とは何か

ゴマすり、おべっかつかいなど「茶坊主」には悪いイメージが先行する。だが、江戸幕府内の特殊な職業集団であった茶坊主は、協調性、情報収集力、調整力などに優れた、「江戸城内のコンサルタント」として諸大名に重用されていた。このような茶坊主の特性は、現代の厳しい雇用環境の中で生き残り、そして昇進していくために、学ぶに値する能力である。

著 者:立石 優 出版社:祥伝社(祥伝社新書) 発行日:2007年1月
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2007年3月号掲載

人生の問題がすっと解決する 名僧の一言

人間関係で悩んだり、仕事がうまくいかず落ち込んだり…。そんな悩み多き我々に、問題解決のヒントを与えてくれる書。「けんかしないでくらそじゃないか。末はたがいにこの姿」「人の心もとより善悪なし」等、一休、道元ら日本の名僧が残した数々の名言を、わかりやすい解説とともに紹介する。考え方一つで人の心は楽になり、幸せになれることがわかるだろう。

著 者:中野東禅 出版社:三笠書房(知的生きかた文庫) 発行日:2007年1月
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