2009年9月号掲載

増税が国を滅ぼす 保守派が語るアメリカ経済史

著者の1人、アーサー・B・ラッファーは、「ラッファー・カーブ理論」の考案者として知られる。税率が高すぎると経済活動が弱まって税収が減る、というこの理論は、1980年代以降の米国の経済政策に取り入れられ、繁栄をもたらした。しかし今、オバマ政権は増税を行おうとしている。もし、それが現実のものとなれば、米国経済は混迷に陥る、と本書は警告する。

著 者:アーサー・B・ラッファー、ステファン・ムーア、ピーター・タナウス 出版社:日経BP社 発行日:2009年7月

2009年7月号掲載

ウォールストリート・ジャーナル発、米国金融危機の全貌

2008年、世界の金融界を牛耳ってきたウォール街は壊滅的なダメージを受け、米国と世界の金融システムは様変わりした。その原因となった今回の住宅バブルはなぜ発生し、崩壊したのか? なぜ、投資銀行を中心に金融業界が暴走を続けたのか? 長年ウォール街を見続けてきた『ウォールストリート・ジャーナル』の元記者が、米国金融危機を総括する。

著 者:デイブ・カンサス 出版社:翔泳社 発行日:2009年5月

2009年6月号掲載

新しい資本主義 希望の大国・日本の可能性

サブプライムローン問題に端を発する世界的な金融不況の中、それを招いた米国型資本主義への批判が強まっている。では、これからの資本主義はどうあるべきなのか? ベンチャーキャピタリストとして様々な活動を行う中で、市場万能・株主至上主義とは対極に位置する「新しい資本主義」を自ら実践する原丈人氏が、日本が今後進むべき方向を明確に指し示す。

著 者:原 丈人 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2009年5月

2008年12月号掲載

強欲資本主義 ウォール街の自爆

サブプライム問題を発端にした金融危機により、その栄華に終止符が打たれたウォール街。失敗の原因は、そこにはびこる「強欲資本主義」にある ―― 。前著『さらば、強欲資本主義』(亜紀書房)で、ただ利益だけを追い求める強欲資本主義を批判した著者が、欲にまみれたウォール街の実態を暴く。そして、大不況に向かいつつある世界経済に対し、処方箋を提示する。

著 者:神谷秀樹 出版社:文藝春秋(文春新書) 発行日:2008年10月

2008年9月号掲載

次のグローバル・バブルが始まった! 国際マネーはこう動く

サブプライム危機は終わった! 著者であるゴールドマン・サックス投信元社長・山﨑養世氏はこう断言する。そして、この問題は世界不況の引き金になるのではなく、実は、新興国を中心とした世界規模の「グローバル・バブル」を生み出すと指摘。世界経済がサブプライム・ショックを契機に再び成長を加速させ、バブルへと向かうそのメカニズムを詳しく解説する。

著 者:山﨑養世 出版社:朝日新聞出版 発行日:2008年7月

2008年7月号掲載

金融権力 グローバル経済とリスク・ビジネス

世界経済に激震を与えたサブプライムローン問題。その背後には、「金融複合体」とも呼ぶべき構造的権力の姿がある ―― 。金融の現状を憂える著者が、この権力の実態に迫るべく、1990年代に加速した「金融革命」を解剖し、そして金融の自由化が生んだ「リスク転売ビジネス」の根本的な欠陥を明らかにする。さらには、今後の国際金融の行方についても占う。

著 者:本山美彦 出版社:岩波書店(岩波新書) 発行日:2008年4月

2008年7月号掲載

カーライル 世界最大級プライベート・エクイティ投資会社の日本戦略

運用資産9兆円を誇る「カーライル・グループ」。世界3大ファンドの一角を占める企業でありながら、その実態は謎に包まれている。主力事業である「バイアウト・ファンド」とは何か? “物言う投資家”として知られる「アクティビスト・ファンド」とは、どこが違うのか? 彼らがいち早く参入した日本市場での投資事例を紹介しながら、その実態や狙いを明らかにする。

著 者:鈴木貴博 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2008年5月

2008年6月号掲載

デフレは終わらない 騙されないための裏読み経済学

「やがてインフレになる」「長期金利は上昇する」…。こうしたマスコミ情報を鵜呑みにするのは危険である! ――『日経公社債情報』エコノミストランキング6年連続第1位の著者が、脚色された経済報道に異議を唱える。依然デフレ基調にある日本経済の実態を描くとともに、景気の足元が固まらない段階で、利上げを繰り返す日銀の金融政策についても疑問を呈する。

著 者:上野泰也 出版社:東洋経済新報社 発行日:2008年5月

2008年5月号掲載

会計不正 会社の「常識」  監査人の「論理」

カネボウ事件、ライブドア事件、日興コーディアル・グループ事件…。相変わらず会計不正が続発している。会計不正はなぜ起こるのか、監査法人はなぜそれをチェックできないのか。かつて中央青山監査法人の代表社員だった著者が、同社消滅のきっかけとなったカネボウ・山一證券などの粉飾事件を例に取りながら、会計不正が起こる要因や背景を分析する。

著 者:浜田 康 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2008年3月

2007年12月号掲載

イスラム金融入門

最近、新聞等でよく目にするようになった「イスラム金融」。イスラム法に則ったこの金融取引は、今、急速にグローバル化が進んでおり、英国やシンガポールなど非イスラム圏の金融機関が積極的に関与し始めている。今や国際金融界で不可欠な存在ともいえるイスラム金融とは、いかなるものか。本書では、その基礎知識から実践的な知識までを平易に解説する。

著 者:吉田悦章 出版社:東洋経済新報社 発行日:2007年10月

2006年11月号掲載

マネー ロンダリング 汚れたお金がキレイになるカラクリ

近年、マネーロンダリング(資金洗浄)の問題が注目を集めている。IMFの推計によると、その規模は、世界のGDPの2~5%の範囲にあり、各国政府が効力のある対策を打ち出さなければ、今後さらに増えていく恐れがある。本書では、このマネーロンダリングによる巧妙な錬金術のカラクリや様々な事件、私たちの生活への影響など、その実態を詳細に解説する。

著 者:門倉貴史 出版社:青春出版社(青春新書) 発行日:2006年9月

2006年7月号掲載

投資銀行 日本に大変化が起こる

「投資銀行」とは、一体どんな組織なのか? 本書は、この疑問に総合的に答えてくれる。業務内容、働く人の実態、求められる人材、日本の銀行との違い、投資銀行との付き合い方…。J.P.モルガン証券などの外資系投資銀行で、多くの企業合併・買収の最前線に立ってきた著者が、その実態を明らかにするとともに、日本の銀行の甘さ、問題点をも鋭く指摘する。

著 者:岩崎日出俊 出版社:PHP研究所 発行日:2006年5月

2005年12月号掲載

外資ファンド 利回り20%超のからくり

最近、日本のマスコミでは、“ファンド”という言葉がおよそ登場しない日はない。投資ファンド抜きには、経済も産業も語れないほど、その存在感は大きくなっている。投資ファンドはなぜ大きな利益を上げられるのか? 本書では、プロの金融マンがその実態と手口を明かす。併せて、ファンドがもたらす“新たな資本主義”が日本に与える影響についても言及する。

著 者:北村 慶 出版社:PHP研究所 発行日:2005年10月

2005年5月号掲載

小富豪のための上海〈人民元〉不思議旅行

今、世界中の投資家が、高度成長を続ける中国に注目している。本書も中国への投資を勧めるものだが、単なる金儲けの勧めに非ず。人民元に投資し、為替自由化など今後中国で起こる“歴史的イベント”を楽しもうという、遊び心に満ちた書だ。著者が中国の銀行で体験したやりとりなどもリアルに描かれ、中国の金融事業がよくわかるとともに、読み物としても面白い。

著 者:海外投資を楽しむ会 出版社:東洋経済新報社 発行日:2005年3月

2003年3月号掲載

会計トリックはこう見抜け

本書は多数の会計粉飾の実例を取り上げ、その“会計トリック”の方法を分析・分類したものである。これらの粉飾事例を見ると、あの手この手の粉飾テクニックのオンパレードに、妙な“感動”すら覚えてしまう。もちろん、不幸にしてこれらの企業に関わった投資家や金融機関にすれば怒り心頭だろう。そんな思いをしないためにも、本書は必読だ。

著 者:ハワード・M・シリット 出版社:日経BP社 発行日:2002年12月

1998年12月号掲載

稲盛和夫の実学 経営と会計

ビジネス環境が激変する今日、経営者に求められるのは、自社の経営の実態を正しく把握した上で、的確な判断を下すこと。そのためには、会計に精通していることが不可欠だが、これほど重要な会計が日本では軽視されている――。このように述べる稲盛和夫氏が、自らの経営哲学、そしてそれをベースにつくり上げた会計学の原則をわかりやすく解説する。

著 者:稲盛和夫 出版社:日本経済新聞社 発行日:1998年10月