2006年2月号掲載

「貞観政要」のリーダー学 守成は創業より難し

中国の長い歴史の中でも、屈指の名君として知られる唐の太宗・李世民。その太宗と重臣たちとの問答を通じて、政治の要諦をまとめた『貞観政要』は、北条政子や徳川家康も愛読し、多くの歴代天皇がその御進講を受けたという“帝王学の原典”である。全10巻40篇から、さわりを抽出し、現代語訳を付した上で、わかりやすく解説する。

著 者:守屋 洋 出版社:プレジデント社 発行日:2005年12月
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2006年2月号掲載

なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?

「名選手は名監督にあらず」という言葉の通り、仕事の「できる人」が、部下を「できる人」に育てることが上手かといえば、意外に、そうではない。なぜ、優秀な人は優秀な部下を育てられないのか? リーダーシップ開発やチーム作りの現場に携わる著者が、その理由を明らかにしながら、「できる人を育てる人」になるためのコーチング・ノウハウを公開する。

著 者:吉田典生 出版社:日本実業出版社 発行日:2005年12月
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2005年11月号掲載

リーダーシップに「心理学」を生かす

欧米では、複雑なビジネス上の問題解決に、心理学が積極的に応用されている。それは、組織というものが、不可解な人の「心」の集合体だからだ。組織内の齟齬をなくし、物事をスムーズに行うには、人の心を理解しなければならない。本書では、リーダーシップに関して、著名人を例に挙げて解説するなど、非常に興味深くリーダーの心理学を教えてくれる。

著 者:DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー編集部(編訳) 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2005年9月
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2005年10月号掲載

経営者の条件 ドラッカー名著集1

本書は、“マネジメントの父”ピーター・F・ドラッカーの三大古典の1冊『The Effective Executive』の新訳である。知識労働者が成果を上げるためには、いかなる行動を取るべきか。それを、時間管理、貢献、強み、集中、意思決定という、5つの視点から説く。経営者のみならず、全てのビジネスパーソンにとっての必読書といえる1冊。

著 者:P・F・ドラッカー 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2006年11月
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2005年9月号掲載

なぜ、この人に部下は従うのか 「人を動かす」心理法則48

社会心理学者の著者が、ピグマリオン効果、ブーメラン効果といった「心理法則」を活用して、部下を思い通りに動かす方法を説く。部下のやる気を高めたい時、規律を守らない部下の勤務態度を改善したい時、失敗した部下を前向きにさせたい時、チームの士気を高めたい時…。様々なシチュエーションにおける「部下操縦法」が示された、実用的な1冊である。

著 者:渋谷昌三 出版社:東洋経済新報社 発行日:1999年6月
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2005年8月号掲載

BCG流 経営者はこう育てる

経営者に必要なものは、先天的な「資質」ではなく、「後天的に訓練によって習得できる能力や技能」である ―― 。経営コンサルタントの著者が、優れた経営者になる上で必要なスキルを説く。金川千尋氏、鈴木敏文氏、稲盛和夫氏ら名経営者たちの、含蓄に富むコメントも多数紹介。『経営者になる 経営者を育てる』(ダイヤモンド社刊)を改題、加筆修正したもの。

著 者:菅野 寛 出版社:日本経済新聞出版社(日経ビジネス人文庫) 発行日:2011年2月
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2005年3月号掲載

いかに「問題社員」を管理するか

「あなたの組織にも必ずいる“困った社員”を矯正する技法」── 。本書の帯に書かれたこのコピーを見て、興味を示さない経営者はいないのではないか。仕事はできるが自己中心的な社員、いくら指導しても改善されない「Cクラス社員」…。こうした問題社員を変身させなければならないが、大切なのは、目立たないが地道な努力を続ける「Bクラス社員」の扱いだ!

著 者:DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部(編訳) 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2005年1月
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2004年11月号掲載

駆け出しマネジャー アレックス リーダーシップを学ぶ

世界14カ国でヒットしている「駆け出しマネジャー アレックス」シリーズの第1弾。主人公のアレックスが、奮闘しながらリーダーに必要なスキルを身に付けていく物語だ。最近増えている「物語仕立て」のビジネス書と少し異なるのは、学ぶべきポイントがしっかり解説されているので、理解しやすい点である。その意味で、研修用のテキストにも適しているだろう。

著 者:マックス・ランズバーグ 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2004年9月
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2004年8月号掲載

名経営者が、なぜ失敗するのか?

本書には、世界的な大企業、一流企業がなんと単純な理由で大失敗をしでかすのかという事例が、これでもかといわんばかりに登場する。これだけ多くの失敗事例を類型化されると、確かに失敗しやすい局面、共通する“失敗の本質”のようなものがあることが見えてくる。経営者だけでなく、マネジメントに携わる人全ての必読書だろう。自戒のために。

著 者:シドニー・フィンケルシュタイン、橋口 寛(監訳) 出版社:日経BP社 発行日:2004年6月
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2003年12月号掲載

「情」の管理・「知」の管理 組織を率いる二大原則

「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される」と言われるように、組織を管理する人々にとって「知」と「情」は厄介な問題である。本書は、徳川家康や豊臣秀吉、上杉鷹山など、先人の言動から、職場における「知と情の管理学」を学ぼうとするもの。歴史から現代への教訓を読み取る著者の具体的な考察は、組織を率いる、新時代の管理者像を浮かび上がらせる。

著 者:童門冬二 出版社:PHP研究所(PHP文庫) 発行日:1987年4月
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2003年4月号掲載

経営者が語るべき「言霊」とは何か リーダーの「言葉の力」が企業を変える

ビジョンや理念、戦略などを熱く語っているが、どうも社員の心に届かない…。そう感じている経営者の方は必読。言葉が相手の“腹”に響かない理由、そしてどうすれば、「力に満ちた言葉=言霊」とすることができるかを指し示す。なお、本書は語り口調を生かした「書籍講演」とも呼べるユニークなスタイルで、話を聞くように内容がすんなり頭に入る。

著 者:田坂広志 出版社:東洋経済新報社 発行日:2003年2月
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2003年2月号掲載

社長が戦わなければ、会社は変わらない 不況を言い訳にしない実践経営学

「景気が悪いから、うまくいかない」。こんな言い訳は社長には許されない!と一喝するのが、著者の金川千尋氏。たとえ景気が悪くとも、チャンスは必ずある。それが見えないのは、普段から目の前の課題を寝ても冷めても考え抜いていないからだと氏は言う。7期連続で最高益を記録した信越化学工業の社長が語る、不況に打ち勝つ経営学。

著 者:金川千尋 出版社:東洋経済新報社 発行日:2002年12月
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2002年9月号掲載

企業変革力

なぜ、リストラクチャリングや戦略転換、合併などの大規模な企業変革は成功しないのか? ―― 本書は、企業変革に関する多数の失敗事例を分析し、それらの失敗から導き出された「8段階の変革プロセス」を、論理的かつ明確に解説する。グローバルな競争に勝つには持続的な改善・改編に加え、大規模な変革が必要だが、そのための「バイブル」となる1冊。

著 者:ジョン・P・コッター 出版社:日経BP社 発行日:2002年4月
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2002年8月号掲載

ウォー・フォー・タレント “マッキンゼー式”人材獲得・育成競争

本書は、経営コンサルティング会社のマッキンゼーが導き出した「人材獲得・育成競争に勝つための法則」を紹介したもの。米主要企業の綿密な調査・研究から、特に経営に大きな影響を与えるマネジメント層の人材強化法がまとめられている。工業社会から情報社会への移行とともに、「人材育成競争(ウォー・フォー・タレント)」が雌雄を決すると主張する。

著 者:エド・マイケルズ、ヘレン・ハンドフィールド-ジョーンズ、ベス・アクセルロッド、マッキンゼー・アンド・カンパニー(監訳) 出版社:翔泳社 発行日:2002年5月
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2002年7月号掲載

ウエストポイント式 仕事の法則

パットン将軍はじめ、著名な指導者を輩出してきたウエストポイント(米国陸軍士官学校)。この名門校の卒業生が、戦場でリーダーを務めた退役軍人への調査を基に、ウエストポイント式リーダーシップを説いた書である。戦場という過酷な状況で、部下を率いて任務を果たす。そのために必要なノウハウは、いわば究極の人材活用術であり、あらゆる組織で応用可能だ。

著 者:ウィリアム・A・コーヘン 出版社:日経BP社 発行日:2002年5月
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2002年7月号掲載

名将に学ぶ人間学 この「人間力」を盗んでみよ!

全てが大きく変わる「乱世」の今、歴史上の乱世を生き抜いた名将たちの知恵が、ビジネスの世界にも大いなる示唆を与えてくれる。本書は豊臣秀吉、前田利家、西郷隆盛ら名将のエピソードを豊富に紹介し、そこから現代のリーダーや管理職が学ぶべき哲学や知恵を導き出す。歴史読み物としても楽しめる内容となっている。

著 者:童門冬二  出版社:三笠書房(知的生きかた文庫) 発行日:2001年7月
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2000年2月号掲載

君主論

言わずと知れた、近代政治学の古典である。「マキアヴェリズム」(権謀術数主義)の語源となった著者は、ルネサンス末期のイタリアの人。共和政のフィレンツェ市政府の書記官として外交・軍事面で活躍したが、共和政の崩壊に伴い、職を追われた。『君主論』では、その実体験を生かして、政治の現実を踏まえた統治術、人間操縦術を詳しく説いている。

著 者:ニッコロ・マキアヴェッリ 出版社:講談社(講談社学術文庫) 発行日:2004年12月
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1999年6月号掲載

明日を支配するもの 21世紀のマネジメント革命

「21世紀のマネジメント革命」が副題。「これから起こる変化は、19世紀半ばの第2次産業革命や、大恐慌や、第2次大戦後の構造変化よりも急激である」という著者が、21世紀のマネジメントを見通す。破局的な少子化等、今後の経営で前提とすべき変化を挙げ、具体的になすべきことを提示。これからは労働者が自らをマネジメントする必要があると説く。

著 者:P・F・ドラッカー 出版社:ダイヤモンド社 発行日:1999年3月
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1999年5月号掲載

意思決定12の心得

社会や市場が激変する今の時代、マネジャーの意思決定は、企業の将来を大きく左右する。だが、意思決定の大半は「正解」がなく難しいものであるため、つい意思決定を躊躇してしまうことも少なくない。本書では、多くのマネジャーを悩ますこの問題について、田坂広志氏が考察。意思決定に求められる能力と、その能力を身につけるための心得を、様々なエピソードを交えつつ語る。

著 者:田坂広志 出版社:生産性出版 発行日:1999年2月
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1997年10月号掲載

創発型ミドルの時代 複雑系のマネジメント10の発想転換

今後、企業は「複雑系」としての性質を強めていくことを予見し、そうした時代の新しいマネジメントを論じた『複雑系の経営』。その著者・田坂広志氏が、中間管理職に向けて発想の転換を問う1冊。企業が複雑系としての性質を強めていくと、「創発」や「自己組織化」というプロセスが重要になる。このプロセスを重視したマネジメント・スタイルへの転換を説く。

著 者:田坂広志 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:1997年7月
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