2005年8月号掲載

BCG流 経営者はこう育てる

リーダーシップ組織・人事
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著者紹介

概要

経営者に必要なものは、先天的な「資質」ではなく、「後天的に訓練によって習得できる能力や技能」である ―― 。経営コンサルタントの著者が、優れた経営者になる上で必要なスキルを説く。金川千尋氏、鈴木敏文氏、稲盛和夫氏ら名経営者たちの、含蓄に富むコメントも多数紹介。『経営者になる 経営者を育てる』(ダイヤモンド社刊)を改題、加筆修正したもの。

要約

経営者には「アート系スキル」が必要

 優れた経営者は、一連のスキルを共通して持っている。そして、それは「科学」系スキルと、「アート」系スキルに大別することができる。

 科学系スキルは、マネジメント知識と論理的思考(ロジカル・シンキング)の2つからなる。

 マネジメント知識は、経営に関する基礎知識で、戦略、マーケティング、会計などの理論がそうだ。論理的思考は、自分が知識を持たない事象に遭遇した時、論理的に考え、意思決定する能力である。

 一方、アート系スキルとは、後述するようなリーダーシップ・スキルのことである。

 経営を科学的に実践することは重要である。だが、あえて序列をつけるとすれば、科学系スキルよりもアート系スキルの方が重要だ。なぜか。

 科学は形式知化されたものであり、定石に落とし込める。だとすれば、競合する2社が同じ定石で戦えばどうなるか。差別化どころか、同質競争になり、利益なき泥沼の戦いに陥ってしまう。

 また、科学系スキルは形式知として学べるので、経営スタッフにかなりの部分を任せられる。その結果、科学系スキルで解けない経営課題だけが経営者のところにくる。そうした課題に対して意思決定し、方向を示すのが、経営者の仕事だ。

 軍隊でいえば、科学のスキルを問われるのは“参謀”で、意思決定者の“指揮官”は、科学系スキル以上にアート系スキルが問われるのである。

*  *  *

 では、アート系スキルとは、具体的にどのようなものなのか? それは、次の5つである。

①「強烈な意志」

 第1に挙げられるのは、「何が何でも結果を出す」という強烈な意志である。

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