2017年2月号掲載

小さな会社を強くする ブランドづくりの教科書

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著者紹介

概要

ブランド構築の重要性はわかる。だが規模が小さく、人手が足りない! 予算もない! そんな悩める中小企業や地域産業のために、“強いブランド”のつくり方を説いた書だ。特定エリアにフォーカスする、「ひき算の発想」を持つ…。自社商品が消費者に選ばれるための具体策を、調査結果や企業事例を交え、わかりやすく指南する。

要約

ブランドづくりのファースト・ステップ

 21世紀は、ブランドづくりの時代だ。

 「よいモノをつくれば売れる」という時代は、もはや過ぎ去った。成熟社会の今日、自社商品が消費者に選ばれるためには、モノづくり志向からブランドづくり志向へ発想を転換し、モノを超えた「何か」を創造することが不可欠になっている。

 では、強いブランドは、どうすれば生み出すことができるのだろうか?

ブランドの「ありたい姿」を明確にする

 強いブランドをつくるためには、どのようなブランドになりたいのか、ブランドの「ありたい姿」、すなわち「ブランド・アイデンティティ」を明確にすることが必要である。

 そして、それを明文化し、組織全体に浸透させる。その上で、メンバーが共有したブランド・アイデンティティを軸に実際の活動を遂行していく。

 ブランド・アイデンティティが明確に定義されていると、「何をすべきか」「何をすべきでないか」が明確になる。つまり、ブレることがない。

 ブランドづくりの道は平坦ではない。困難なこと、予想できないことが起こり、時には道に迷うことも、道から外れそうになることもある。

 このような時にも、ブランドのあるべき方向性が明確になっていれば、正しい道に戻ることができる。一貫性をもって前に進むことは、強いブランドに欠かせない条件だ。

ブランド・アイデンティティ「3つの条件」

①価値性

 消費者が求めるのは商品そのものではなく、商品がもたらす「価値」だ。ブランド・アイデンティティは、売り手の視点ではなく、買い手の視点から考えることが大切だ。

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