2005年3月号掲載

アメリカ 最強のエリート教育

アメリカでは、リーダー不在の日本とは違い、ごくひと握りの少数エリート層によって社会が動かされている――。では、そんなエリートたちはどのようにして育成されるのか? 本書は、日米の教育事情の違い、アメリカのエリート教育、才能教育を紹介しながら、アメリカの強さの一因が徹底したエリート教育にあることを明らかにする。

著 者:釣島平三郎 出版社:講談社(講談社+α新書) 発行日:2004年12月

2005年1月号掲載

ジハードとテロリズム 日本人が知らないイスラムの掟

9・11同時多発テロ以降、イスラム世界に関する本が多数出版されている。だが、それら一般的な紹介本とは、少々趣を異にするのが本書だ。イスラム世界で長く当地の人々と本音で接してきた著者が、いわば“皮膚感覚”で、イスラムの人々の考え、世界を描き出す。イスラム原理主義者によるテロリズムの背景にあるものを、一歩突っ込んだ形で教えてくれる1冊だ。

著 者:佐々木良昭 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2004年11月

2004年7月号掲載

拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる

「米国の日本改造が進んでいる」というサブタイトルがつけられた本書の強みは、あやふやな“陰謀説”ではなく、全て米国の公文書に記された「事実」に基づいて、理路整然と論旨が展開されている点だ。日本の一連の改革が、実は米国に操られたものだとしたら ―― 。米国が都合のいいように日本を作り替える「知られざるメカニズム」の実態を暴く!

著 者:関岡英之 出版社:文藝春秋 発行日:2004年4月

2004年7月号掲載

予防戦争という論理 アメリカはなぜテロとの戦いで苦戦するのか

テロリストの殲滅という当初の目的を、いつの間にか対イラク戦争へとすりかえてしまったブッシュ政権の論理と行動には、世界の多くの人々が危惧を抱いている。本書では、なぜそのような「すりかえ」が起きるのかを考察、そして真にテロを予防するためにアメリカがとるべき道を提示する。様々な意味で「アメリカの良識」の有り様を知ることのできる1冊。

著 者:ベンジャミン・R・バーバー 出版社:阪急コミュニケーションズ 発行日:2004年4月