2008年12月号掲載

新興国発 超優良企業

Original Title :GLOBALITY

新興国発 超優良企業 ネット書店で購入
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

※『TOPPOINT』にお申し込みいただき「月刊誌会員」にご登録いただくと、ご利用いただけます。

※最新号以前に掲載の要約をご覧いただくには、別途「月刊誌プラス会員」のお申し込みが必要です。

著者紹介

概要

ブラジル、インド、中国、メキシコ…。今、新興国で生まれた企業が急成長を遂げ、新興国はもちろん、先進国の市場をも獲得しつつある。本書は、こうした数々の新興国発の「超優良企業」を取り上げ、その急成長の秘密を解き明かす。ここで紹介される彼らの強み、それは先進国の既存企業にとっても、グローバリティの時代を生き抜く上で不可欠なものと言えよう。

要約

新興国から超優良企業が生まれている!

 国際情勢が未曾有の変貌を遂げる中、今後我々は、あらゆる国々の、あらゆる人々と、あらゆるものを競い合っていくことになる。

 この新たな現実を指す言葉が、「グローバリティ」だ。

 グローバリティの時代には、「異国」という概念がもはや異端になる。取引が複雑化し、市場シェアは目まぐるしく移り変わる。

 この時代の新興勢力を代表する企業の1つが、インド最大の多国籍企業、タタ・グループだ。

 この企業は、以前は国内企業の寄せ集めに過ぎなかったが、今は情報通信、ホテル、鉄鋼など7部門に分かれ、各部門が自律的な、緩やかな集合体として成り立っている。2007年にはイギリス=オランダ系の鉄鋼メーカー、コーラス・グループを131億ドルで買収し、世界の注目を集めた。

 タタ・グループはほんの一例に過ぎない。同じような企業、いわば「グローバル・チャレンジャー」は、他にも数百、数千と存在する。

 彼らの特徴は、その多くが新興国で産声をあげたという点だ。ブラジル、中国、ハンガリー、インド、トルコなどの新興国で誕生し、凄まじい速度で世界経済の大舞台に上ろうとしている。

 すでに十分な成功を収めているチャレンジャーは、少なくとも3000社ある。ボストンコンサルティンググループでは、その中でも特に大きな影響力を持つ企業を100社選び、分析した。

 成長の速度も目覚ましく、売上合計は04年から06年の間に、年30%伸びている。これは米国のS&P500社やフォーチュン500社に比べ3倍の伸び率だ。その上、これらの企業の収益率は高い。06年の営業利益は17%。一方、S&P500社は14%だ。

 先進国企業にとって、今の彼らは、明らかにあなどりがたい競争相手になったと言えるだろう。

この本の要約を読んだ方は、
他にこんな本にも興味を持たれています。

脱ガラパゴス戦略 台頭する新興国市場の攻略法

北川史和 東洋経済新報社