新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント)』
最新号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。
編集部が独自のテーマを設定し、5冊程度の良書を選出して紹介します。
編集部員が思わず読書メモを取った、良書の中の“一節”や“物語”を紹介します。
編集部員が「いま改めてお薦めしたい本」「再読したい名著」をPick Up!
各ジャンルにおける必読の名著10冊を編集部が選定。選書は随時更新します。
1万人以上の定期購読者を対象とした読者アンケートで決定された、半年ごとのベストビジネス書です。
2012年3月号掲載
原著は、米国で四半世紀以上読み継がれているロングセラー。タイム・マネジメント(時間管理)の権威が、時間を有効に使うためのコツを指南した書である。自分の時間の使い方を調べる「時間日誌」のつけ方、現実的な予定の立て方、大事な仕事をついつい後回しにしてしまう「引き延ばし癖」の克服法など、様々な時間管理のテクニックが示される。
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2012年2月号掲載
日本では当たり前かもしれないが、国際的に見ればおかしい。そんな日本人ならではの問題点を、ユダヤ教に改宗しユダヤ人となった国際弁護士、石角完爾氏がズバリと指摘。「すぐに諦めてしまう」「『普通はそうしない』とずるい理屈をこねる」…。欧米人からバカにされ、国際的な場で損をすることになる日本人の特徴を、世界の常識と対比しつつ浮き彫りにする。
志を抱いて生きる。そのことの重要性は、古今東西、多くの人が説いている。だが、そもそも志は何が契機で生まれ、どうすれば育むことができるのか、といったことに関する研究は少ない。本書は、こうした現状に一石を投じるもの。グロービス経営大学院の研究チームが、多くの経営者のヒアリングや事例調査を基に、志を醸成するためのプロセスを解き明かす。
『武士道』の著者として知られる新渡戸稲造は、他にも多くの名著を残している。それらのうち、『修養』『世渡りの道』『人生読本』の3冊を再編集、自ら運命を切り拓き、真の幸福をつかむ上で心がけるべきことを抽出して紹介する。教育者として、明治・大正の人々に大きな感化を与えた著者の言葉は、今も色褪せることなく、貴重な気づきを私たちに与えてくれる。
中村天風氏は30代の時、結核を患ったのを機に宗教、哲学等の本を読み漁る。その後、米国で医学を学び、帰国の途上、知り合ったヨガの聖人に師事し悟りを開いた。こうした特異な体験から生まれた「天風哲学」の本質を、渡部昇一氏が豊かな知見を基に説く。マーフィーの成功法則、幸田露伴の言葉との類似点等、その指摘、解説は興味深く、そしてわかりやすい。
2012年1月号掲載
困難なプロジェクトに参加する、できの悪い部下を持つ…。こうした経験は、人が成長するきっかけになる。だが、同じ経験をしても、成長する人と、そうでない人がいる。その差をもたらすのが「経験から学ぶ力」だ。本書では、成長する上で欠かせないこの力がどのようなものかを、優れたマネジャーへの聞き取り調査等によって明らかにし、その育み方を解説する。
政財界の有力者をはじめ多くのファンを持つ哲人、中村天風氏の講演録。「人間は、この世に煩悶しに来たり、病を患いに来たりしたのではない。心を積極化して、幸福を嘆美する人間になれ!」 ―― 。人生の3大不幸である、病、煩悶、貧乏。それらに苦しむことなく、幸福に生きるための方法、「心身統一法」の基本、そして具体的にすべきことを伝授する。
世論調査で世界的に有名なギャラップ社は、1950年代から50年以上にわたり、「幸福」に関する調査を行ってきた。本書は、言わばその集大成。世界150カ国に及ぶ調査から導き出した、人の幸福を決める「5つの要素」を、豊富な事例とともに紹介する。この幸福の条件は、どんな国の人にも当てはまり、それを踏まえて暮らせば、人生はより幸福な方向へと向かう!
2011年12月号掲載
組織には、チャンスを与えられ、ステップアップしていく人がいる。その一方、チャンスや抜擢という言葉とは無縁の人も…。その違いは何なのか。キャリアカウンセラーの著者が、組織の中で「選ばれる人」になるための秘訣を伝授。「リアクション上手になる」「自分のココロと向き合う」等々、選ばれる人になるために必要な能力が身につく、34の習慣を披露する。
最近、すっかり定着した感のある「上から目線」という言葉。上司の指導に対し「上から目線は嫌」と拒絶反応を示す部下、やたら威張って部下に煙たがられる上司など、その事例には事欠かない。なぜ、人の言葉を「上から」と感じるのか。なぜ、「上から」の態度になるのか。本書は、心理学の観点からそのメカニズムを分析、現代人の抱える心の問題を解き明かす。
1975年に刊行された、大前研一氏の原点ともいえる1冊。企業が生き抜くためのカギは「企業参謀」集団にあるという氏が、そうした集団に欠かせない「戦略的思考」について解説する。石油危機後の苦難の時代の中で紡がれた、思考法を巡るこの論考は、時代こそ違え、同じく厳しい環境の下で奮闘する今日の企業人に、多くの示唆を与えてくれるだろう。
2011年11月号掲載
カチンときて暴言を吐き後悔する、苛々して仕事が手につかない…。人はつまらぬことで怒り、そして、大切なものを失ったりする。厄介な、怒りという感情。本書は、これをコントロールする術を説く。披露される、瞬間の怒りを抑える「対症療法」と、怒りっぽい体質を変える「体質改善」は、誰もが行えるものばかり。実践すれば、ムダな怒りをぐっと減らせる!
仕事で忙しい若い時は時間が足りず、定年後は時間を持て余す…。時間に関する悩みが尽きない現代人に向け、人生を豊かに生きるためのタイムマネジメント術を説いた書である。人生をヒンドゥー教の「四住期」の考え方に倣って独自に4つの時期に分け、効率的に時間を使う技術からゆったりと時間を楽しむ方法まで、各時期をより良く過ごすための方法を考察する。
仕事や家庭、あるいは人間関係の問題など、人生に悩みは付き物だ。また、もっと自分らしく生きたい、安らかに生きたいと誰もが願う。そんな私たちに、貴重な気づきを与えてくれるのが「禅語」だ。この短い言葉には、明日をより良く生きるための知恵が凝縮されている。いわば“人生の特効薬”。そう呼べる禅語の数々を、コンパクトかつわかりやすく解説する。
『論語』をはじめとする中国古典には、人間の営みに関する様々な知恵が説かれている。本書では、この中国古典の名言のうち、特に経営に参考になりそうなものを中心に紹介する。「窮すれば則ち変ず、変ずれば則ち通ず」「百里を行く者は九十を半ばとす」…。時代を超えた“原理原則”の数々は、先見力を磨き、逆境を乗り切る上で、大きな力となるだろう。
2011年10月号掲載
著者は、かつてブリタニカ百科事典のセールスマンとして活躍した人物。完全歩合制、経費は全て自己負担という、売らなければ生き残れない世界でビジネスの基礎を学び、仕事を始めて2年目には売上高世界1位を達成した。そんな著者が、“圧倒的な成果”を上げるためのノウハウを説く。業種に関係なく、結果を求められる全てのビジネスパーソンに役立つ1冊だ。
日本ホスピス界の先達である著者は言う。「人が生きてきた『生きざま』が『死にざま』に凝縮される」と。不平不満を言って生きてきた人は不平不満を言いつつ、周りに感謝して生きてきた人は感謝しながら逝く。誰もがいつか迎える旅立ちの日。本書では、その時を幸せなものとするためのヒントを、これまで約2500人を看取ってきた著者がその経験を基に示す。
2011年9月号掲載
iPhoneやiPadをはじめ画期的な製品を世界に提供し続けるアップル社の総帥、スティーブ・ジョブズのアイデアの源とは? 同社創業から現在までの、彼の発言やビジネスの軌跡を辿り、その発想の秘密を探った。「大好きなことをする」「製品を売るな。夢を売れ」…。本書で明かされる“7つの法則”は、自分の可能性を拓く上で大きなヒントとなるだろう。
『武士道』の著者として知られる新渡戸稲造の名著、『修養』と『自警』を再編集した書。困難をいかに克服するか、そのためにはどんな修養をすべきか。こうしたことを説いた部分に焦点を絞り、紹介する。原著はおよそ100年前のものだが、その教えは今も色褪せない。苦難の中にあって前へ進もうとする人に、深い示唆、そして勇気を与えてくれる1冊である。
国民教育にその生涯を捧げ、『修身教授録』などの著作を通じて、今なお多くの人々に影響を与え続ける思想家、森信三。本書は、森師の名著の1つといわれながらも、これまで入手が困難であった『読書論』を復刻したものである。読書には、「坐禅にも劣らぬ一種の厳しい、自己鍛錬の意義がある」。こうした視点の下、人生において読書がいかに重要であるかを説く。
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