新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント)』
最新号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。
編集部が独自のテーマを設定し、5冊程度の良書を選出して紹介します。
編集部員が思わず読書メモを取った、良書の中の“一節”や“物語”を紹介します。
編集部員が「いま改めてお薦めしたい本」「再読したい名著」をPick Up!
各ジャンルにおける必読の名著10冊を編集部が選定。選書は随時更新します。
1万人以上の定期購読者を対象とした読者アンケートで決定された、半年ごとのベストビジネス書です。
2014年2月号掲載
表題の「ゲーミフィケーション」は、最近、注目されつつある概念で、企業活動などに「ゲーム」を活用すること。ゲームというと単なる遊びのイメージが強いが、うまく使えば、人を動かし、ビジネスに革命を起こすことさえできるという。その理論から実践までを、名門ビジネススクールで、世界初のゲーミフィケーションコースを担当する著者たちが徹底解説する。
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2014年1月号掲載
映画『ジョーズ』が大ヒットしたのは、撮影中、機械仕掛けのサメがうまく動かず、シナリオを書き換えたから。予期せぬ偶然がサスペンスに満ちた作品にした ―― 。ランダムな出来事に左右される世の中では、過去の分析や未来予測は無意味。「偶然や運」をつかむことが成功への道だ。本書では、成功者や企業の事例を挙げ、偶然をチャンスに変える方法を説く。
並外れたサービスを提供し、顧客満足と収益を両立させる。この厄介な問題に答えた書だ。「どこに重点を置き、どこで手を抜くべきか判断する」「顧客にサービスの一翼を担わせる」等々、成功するサービスに必要な要素を説く。ハーバード・ビジネススクールのケーススタディも豊富に紹介。サービスモデルの改善を考える上で、大いに参考になる1冊といえよう。
法人向けのビジネスで新規開拓に成功しないのは、競争相手の多い法人に対して、従来型の人的営業をかけているからだ、と本書は指摘する。そして、競争の少ない「2つの空白マーケット」を狙えとアドバイス。その空白マーケットを攻略する手法として、人脈なし、価格競争なしで顧客が獲得できる「B2B(法人向け)ダイレクトマーケティング」について詳述する。
2013年12月号掲載
国民的アイスキャンディ「ガリガリ君」で知られる赤城乳業は、世間や業界の常識を否定して、新機軸を打ち出すのが得意だ。業績は好調で、この10年で売上高をほぼ倍増させた。その背景にあるのが「言える化」だ。年齢・役職に関係なく何でも言える環境を作ることで、社員が生き生きと働き、業績を伸ばす。そんな「ワクワクする会社」のありようを紹介する。
「アンバサダー」とは、ある企業を熱烈に支持し、見返りを求めることなく、ソーシャル・メディアなどで商品の魅力を訴えてくれる顧客のこと。アマゾンをはじめ、彼らの力を借りて有力ブランドに成長した企業は少なくない。本書では、この熱き人々を戦力に変えるマーケティング手法を紹介。アンバサダーをいかにして探し出し、どう関係を築けばよいか解説する。
米国の人気マーケティング学者が、なぜ特定の商品やアイデアが流行るのかを大解剖。「それを語るのがカッコイイ」「あるきっかけで思い出せる」「語りたくなるストーリーがある」など、分析から導き出した、強力に“伝染”するクチコミを生み出すための6原則を公開する。企業のマーケティング活動に役立つのはもちろん、心理学の読み物としても楽しめる。
変化や競争の激しいビジネスの世界で生き残るには、イノベーションを起こすことが欠かせない。そのためのメソッドを、元ヒューレット・パッカード社の最高技術責任者が説いた。披露されるのは、「キラー・クエスチョン」という質問のシステム。体系化された、“正しい質問”を投げかけることで、固定観念を打破し、真に革新的なビジネスを生み出せるという。
2013年11月号掲載
2013年に100周年を迎えた老舗の外資系企業、ネスレ日本。同社100年の歴史の中で、史上初の生え抜き日本人CEOに就任した著者が、経営に対する自らの考え方を語った。日本企業が低迷している原因は、高度成長時代の「ニッポン株式会社モデル」からいまだ脱却できていないことにあり、リーダーが先頭に立って「ゲームのルール」を変えることで、道が拓けると説く。
2013年9月号掲載
スマートフォンは、電子マネーやポイントカードが搭載でき、クーポンをダウンロードして使えるなど、人々の消費行動を変えつつある。こうした動きを受け、楽天やヤフー・ジャパンなどのウェブ事業者が取り組み始めたのが、ネットの顧客をリアル(実店舗)へ送る「O2O(online to offline)」戦略だ。本書では、このO2Oの最前線をリポート、今後を展望する。
“現代経営学の父”、P・F・ドラッカーは、その論文や著書において、マーケティングについても多く論じている。本書は、それを彼の教え子である著者が丹念に調べ上げ、マーケティングに対するドラッカーの見解を体系的にまとめたものだ。IBMなど多くの企業事例を交えつつ、ドラッカーがマーケティングについて発見し、推奨してきた概念や原理をわかりやすく説く。
2013年5月号掲載
米国の「ウォール街を占拠せよ」運動、あるいは経済危機を背景にした欧州諸国のデモ。これらに代表される社会的・政治的・文化的な運動 ――「ムーブメント」と、企業は決して無関係ではない。うまく利用すれば、顧客と深い関係を築き、利益に結びつけることが可能だ。その方法、「ムーブメント・マーケティング」について、広告代理店CEOの著者が解説する。
2013年4月号掲載
今日、経営者の多くは「顧客ロイヤルティ」の重要性を認識している。だが、ロイヤルティはつかみどころがなく、測定や管理などおぼつかないのが実情だ。そこで、著者たちが開発したのが、「推奨者の正味比率(NPS)」という指標。これにより、顧客ロイヤルティをうまく生み出せているかが測れるという。この指標について、実際の活用例を交え、詳しく解説する。
2013年3月号掲載
紙オムツのパンパースをはじめ、有名ブランドを数多く抱えるP&G。この“ブランド王国”の礎を築いた伝説的マーケター、ジム・ステンゲル氏が、企業の成長にとって不可欠な「ブランド理念」について述べた書である。アップル、グーグル、ザッポス…。世界の50のトップブランドを分析して導き出した、ビジネスで成果を出すための理念の法則を提言する。
2013年1月号掲載
ソーシャルメディアは人々を繋ぎ、世界を透明にする。透明な世界では誰も人の感情は操れない。今、企業がすべきことは、ソーシャルメディアで生活者の言動をコントロールすることではなく、人々に共感されるよう自らを変えること ―― 。このように語る著者が、現在起きている企業経営におけるパラダイムシフト、そして透明な時代の「あるべき企業像」を示す。
顧客満足を向上させるために、まず従業員満足の向上に努める企業は少なくない。しかし著者たちは、より大切なのは従業員の「オーナーシップ」―― 当事者意識だという。事実、ユニクロなど、業績が良く顧客満足度の高い企業はオーナーシップを促進している。本書では、こうした企業を分析、そこから導き出したオーナーシップおよび顧客満足向上の仕組みを示す。
2012年12月号掲載
Twitter、Facebook等のソーシャルメディアの浸透により、ビジネス環境が激変した。情報が溢れすぎて、企業のメッセージがまともに届かない。本書は、こんな時代の新しいマーケティングを説くものだ。従来の「広く、多く」から「狭く、濃く」へ。平均点ではなく「たった1人」の100点満点を狙い、そこから顧客を広げる、新たなマーケティング手法を紹介する。
2012年10月号掲載
iPodやキンドル等の大ヒット商品は、どうすれば生み出せるのか? 景気が減速する中、爆発的なディマンド(需要)を生み出す上で欠かせない「6つの法則」を紹介する。“仕方なく買う”から“本当に欲しい”へ。人々を夢中にし、潜在的需要を掘り起こす仕組みを、豊富な実例を交えて説く。技術だけでは駄目、勝利のカギは最初に「共感」を獲得することだ!
ウェブ上の情報が激増する中、ウェブにおける人々の行動が変化している。すなわち、コンテンツの閲覧よりも、他人とのコミュニケーションに費やす時間が増えた。このことは、ビジネスにどんな影響を及ぼすのか。フェイスブックで活躍する気鋭の研究開発者が、ウェブ上での人々の意思決定や情報伝達の変化を解明し、新しいマーケティング活動のあり方を説く。
2012年9月号掲載
高級化粧品メーカーのパルファム・ジバンシイをはじめ、数々の外資系ブランドの日本法人トップとして、業績をV字回復させてきた高倉豊氏が、自ら実践してきた起死回生の秘策を公開。「ライバルは見ない、現場は見ない、ロジカルに考えない」。この常識とは真逆の3つのやり方が、業績を立て直す上でいかに有効であるかを、様々な事例を挙げて説明する。
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