2006年4月号掲載

ロウアーミドルの衝撃

90年代後半から始まった所得の減少に伴い、“総中流社会”が崩壊した。今や日本人の8割が、年収600万円以下の「ロウアーミドル(中流の下)」以下に属する。すなわち、人口分布が中低所得層と高所得層にピークを持つ、M字型の階層社会へ日本は移行した。このM字型社会では、ビジネスや社会、経済はどう変化するのか? 豊富なデータをもとに、その姿を描く。

著 者:大前研一 出版社:講談社 発行日:2006年1月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2006年4月号掲載

貯蓄率ゼロ経済 円安・インフレ・高金利時代がやってくる

人口減少時代を迎えると、低成長により、物価が安定し、低金利になるといわれている。だが、まさに少子高齢化時代に突入した日本では、高齢者の貯蓄の取り崩しの増加で、家計貯蓄率が下がり続けており、このままでは、円安、インフレ、高金利の「貯蓄率ゼロ経済」が出現してしまう。この貯蓄率ゼロ経済を我々はどう生きればよいのか、その答えを模索する。

著 者:櫨 浩一 出版社:日本経済新聞社 発行日:2006年1月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2006年3月号掲載

米中石油戦争がはじまった アメリカを知らない中国は敗れる

中国は、勝つことのできない戦いを始めてしまった ―― 。拡大を続ける中国経済。その成長とともに石油の消費量も急増しているため、中国は世界中の産油国に手を伸ばしつつある。さらに、莫大なドルを保有する中国は、国際基軸通貨のドルにも挑戦を始めている。だがそれは、米国の国益と真正面から衝突する。米国の国民性を考えれば、黙っているはずがない!

著 者:日高義樹 出版社:PHP研究所 発行日:2006年2月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2006年2月号掲載

スイスと日本  国を守るということ 「永世中立」を支える「民間防衛」の知恵に学ぶ

戦後、「永世中立国」の看板を世界中に振りかざしたスイス。そんな同国を日本人は礼賛してやまない。だが、その永世中立政策の“真相”をどれだけ多くの人が知っているだろうか。いつでも防御陣地に移行できる民間人の家屋、徹底した国防作戦計画…。そうしたスイスの素顔を明らかにする本書は、平和ボケした日本人に、国を守るということの意味を問いかける。

著 者:松村 劭 出版社:祥伝社 発行日:2005年12月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2006年2月号掲載

危険な脳はこうして作られる

エゴイスティックな独裁者や殺人者が現れるのはなぜか? また、逆に人生を謳歌し、充実して生きられる人がいるのはなぜか? 本書では、その答えを“脳”のありように求める。例えば、幼少期の放置や虐待は、被害者の脳に深刻なダメージを与え、後の人生に大きく影響する。犯罪事件から文学作品の登場人物まで、様々な事例を脳科学の視点から読み解く。

著 者:吉成真由美 出版社:新潮社 発行日:2005年11月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2006年1月号掲載

国家の品格

現在、わが国では、グローバル化は推進すべき、との論調が主流である。そんな中にあって、この趨勢に闘いを挑み、“孤高の日本”たれと説く、異色の日本論。欧米社会の根底にある「論理」、そして「自由」「平等」といった概念の限界を明らかにするとともに、わが国古来の「情緒と形」の大切さについて述べる。今日本に必要なものを示し、日本人に自信を与える1冊だ。

著 者:藤原正彦 出版社:新潮社(新潮新書) 発行日:2005年11月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2006年1月号掲載

闘え、日本人 外交とは「見えない戦争」である

本書の副題は「外交とは『見えない戦争』である」。その言葉通り、平和ボケした日本人の価値観に一石を投じる書である。「友好第一」をただ唱えるだけで、無策のわが国の外交。外交に関しては“思考停止”状態ともいえる日本が、国際社会の中で真に自立するには何が必要なのか。日下公人氏が、今の日本が考えなければならない大テーマについて考察する。

著 者:日下公人 出版社:集英社 発行日:2005年10月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2005年12月号掲載

男性的日本へ

これからは「男性的」日本へ ―― 。長らく、男は理知的・紳士的でなければならないとされてきたが、外交や経済が急激に変化する今、抜本的で革命的な姿勢、つまり男性的であることが欠かせない。それが、日本を頼りがいのある国にする。本書では、未来予測で定評のある著者が、今後ますます男性化していく日本を、根元から考えるためのヒントを指し示す。

著 者:日下公人 出版社:PHP研究所 発行日:2005年10月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2005年11月号掲載

プロファイリング・ビジネス 米国「諜報産業」の最強戦略

ワシントン・ポスト記者が、監視社会への道を突き進む米国情報社会の実相を描き、全米でベストセラーとなった書。個人情報をかき集め、分析し、商品化する「プロファイリング・ビジネス」によって、急成長を遂げる個人情報産業、それと連携を深める政府機関、プライバシーを侵害されていく市民…。その実態が詳細に紹介されている。

著 者:ロバート・オハロー 出版社:日経BP社 発行日:2005年9月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2005年10月号掲載

団塊世代を総括する

団塊世代の定年退職が間近に迫っている。戦後日本を担ってきた彼らの人生を総括すると、この世代が現代日本の姿にいかに多くの光と影を落としているかがわかる。本書はそうした団塊世代の半生を、懐かしい時代背景とともに振り返り、その上で彼らが定年後をどう生きるべきかについても言及する。そこで著者が提示する道とは ―― 何と「起業」である!

著 者:三浦 展 出版社:牧野出版 発行日:2005年7月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2005年8月号掲載

希望のニート 現場からのメッセージ

ニートを単なる「労働意欲のない甘えた若者」と片づけ、彼らの存在が社会に問いかけている問題を見落としてはならない ―― 本書は一貫してそう訴える。なぜ彼らが生まれたのか、その原因を探らなければ根本的な解決にはならない。誰もがニートになる社会環境になりつつある今、ニート対策の現場に立つ著者が、その実態を明らかにし、問題の本質に迫る。

著 者:二神能基 出版社:東洋経済新報社 発行日:2005年6月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2005年7月号掲載

イギリスでは なぜ散歩が楽しいのか? 人にやさしい社会の叡智

イギリスを旅すると、彼らがいかに自分たちの文化や歴史に誇りを持ち、それを守ろうとしているかがよくわかる。街全体が落ち着いていて、確かに“散歩が楽しい”。だが、それだけではない。この国には、「人生のコース」もたくさんある ―― 。1990年以来イギリスに暮らす著者が、伸び伸びと人生を楽しめる国・イギリスの叡智を教えてくれる。

著 者:渡辺幸一 出版社:河出書房新社 発行日:2005年5月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2005年7月号掲載

大英帝国衰亡史

小さな島国であるイギリスは、かつて7つの海を支配し、長期にわたって世界の政治・経済を支配し続けた。この巨大な力を持った「大英帝国」は、なぜ衰退したのか ―― 。本書は、帝国史の全体像を概観しながら、大英帝国の本質とその衰亡の原因について、対外政策や戦略、経済力などの面から解き明かした衰亡史である。

著 者:中西輝政 出版社:PHP研究所(PHP文庫) 発行日:2004年4月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2005年3月号掲載

アメリカ 最強のエリート教育

アメリカでは、リーダー不在の日本とは違い、ごくひと握りの少数エリート層によって社会が動かされている――。では、そんなエリートたちはどのようにして育成されるのか? 本書は、日米の教育事情の違い、アメリカのエリート教育、才能教育を紹介しながら、アメリカの強さの一因が徹底したエリート教育にあることを明らかにする。

著 者:釣島平三郎 出版社:講談社(講談社+α新書) 発行日:2004年12月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2005年1月号掲載

ジハードとテロリズム 日本人が知らないイスラムの掟

9・11同時多発テロ以降、イスラム世界に関する本が多数出版されている。だが、それら一般的な紹介本とは、少々趣を異にするのが本書だ。イスラム世界で長く当地の人々と本音で接してきた著者が、いわば“皮膚感覚”で、イスラムの人々の考え、世界を描き出す。イスラム原理主義者によるテロリズムの背景にあるものを、一歩突っ込んだ形で教えてくれる1冊だ。

著 者:佐々木良昭 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2004年11月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2004年7月号掲載

拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる

「米国の日本改造が進んでいる」というサブタイトルがつけられた本書の強みは、あやふやな“陰謀説”ではなく、全て米国の公文書に記された「事実」に基づいて、理路整然と論旨が展開されている点だ。日本の一連の改革が、実は米国に操られたものだとしたら ―― 。米国が都合のいいように日本を作り替える「知られざるメカニズム」の実態を暴く!

著 者:関岡英之 出版社:文藝春秋 発行日:2004年4月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2004年7月号掲載

予防戦争という論理 アメリカはなぜテロとの戦いで苦戦するのか

テロリストの殲滅という当初の目的を、いつの間にか対イラク戦争へとすりかえてしまったブッシュ政権の論理と行動には、世界の多くの人々が危惧を抱いている。本書では、なぜそのような「すりかえ」が起きるのかを考察、そして真にテロを予防するためにアメリカがとるべき道を提示する。様々な意味で「アメリカの良識」の有り様を知ることのできる1冊。

著 者:ベンジャミン・R・バーバー 出版社:阪急コミュニケーションズ 発行日:2004年4月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2004年6月号掲載

そして日本が勝つ 精神から見た世界史

「日本の未来」がいかに明るいかを、日本文化と日本の精神性への洞察に基づいて、歯切れのいいテンポで力説する。それに勇気づけられる人も多いだろう。そしてそこにこそ、本書が今読まれる意味がある。なぜなら、日本には世界に類例のない底力があり、後は「意」の力、つまりその気になりさえすれば復活することができる、というのだから。

著 者:日下公人 出版社:PHP研究所 発行日:2004年4月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2003年12月号掲載

福祉を変える経営 障害者の月給1万円からの脱出

日本の障害者が共同作業所などで働いて得る月給はたった1万円。これでは自立など夢のまた夢だ。こんな現状が放置されているのは、日本が市場経済の国だという認識が福祉の現場にないからだ ── 。ヤマト運輸会長退任後、ヤマト福祉財団の職に専念する小倉昌男氏が、「経営」という視点から福祉を見つめ、障害がある人もない人も共に生きる未来への展望を開く。

著 者:小倉昌男 出版社:日経BP社 発行日:2003年10月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

2002年7月号掲載

ネクスト・ソサエティ 歴史が見たことのない未来がはじまる

「次の社会=ネクスト・ソサエティ」が始まりつつある。それは、一般に予想されているものではなく、これまでとは異質の社会である ―― 。ピーター・F・ドラッカー教授が、企業や個人、政治、社会が今後どのように変貌していくのか、その近未来の姿を描き出す。そしてそのネクスト・ソサエティに備えるために、検討すべき事項についても詳述する。

著 者:P・F・ドラッカー 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2002年5月
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

TOPPOINT編集部厳選「必須のビジネス名著100選 2025年選書版 オールタイムベスト10ジャンル×10冊」を1部無料謹呈! TOPPOINT編集部厳選「必須のビジネス名著100選 2025年選書版 オールタイムベスト10ジャンル×10冊」を1部無料謹呈!