2006年5月号掲載

売られ続ける日本、買い漁るアメリカ

今の小泉改革は、金融、建築、保険、医療などの日本市場「完全開放」を求める米国の要望に沿ったもの ―― 。わが国の政策決定は、いつからこんな情けないことになったのか。著者は、その根源は1993年に設置された「日米包括協議」にあると指摘。日本の外交文書を解説しつつ、その実態を明らかにしていく。そこから見えるのは、“日本の幸福”ではない!

著 者:本山美彦 出版社:ビジネス社 発行日:2006年3月

2006年5月号掲載

食がわかれば世界経済がわかる

今、マックやコーラの売上が低迷し、日本食が世界的ブームとなっている。こうした食の世界を見ることで、近代西欧文明の問題点が浮かび上がり、文明の西から東への動き、「リ・オリエント」現象が見える ―― 。“ミスター円”こと榊原英資氏が、「食」という視点から人類の歴史や文化、そして世界経済のパラダイムシフトを解き明かしたユニークな1冊。

著 者:榊原英資 出版社:文藝春秋 発行日:2006年2月

2006年3月号掲載

米中石油戦争がはじまった

中国は、勝つことのできない戦いを始めてしまった ―― 。拡大を続ける中国経済。その成長とともに石油の消費量も急増しているため、中国は世界中の産油国に手を伸ばしつつある。さらに、莫大なドルを保有する中国は、国際基軸通貨のドルにも挑戦を始めている。だがそれは、米国の国益と真正面から衝突する。米国の国民性を考えれば、黙っているはずがない!

著 者:日高義樹 出版社:PHP研究所 発行日:2006年2月

2006年2月号掲載

スイスと日本  国を守るということ

戦後、「永世中立国」の看板を世界中に振りかざしたスイス。そんな同国を日本人は礼賛してやまない。だが、その永世中立政策の“真相”をどれだけ多くの人が知っているだろうか。いつでも防御陣地に移行できる民間人の家屋、徹底した国防作戦計画…。そうしたスイスの素顔を明らかにする本書は、平和ボケした日本人に、国を守るということの意味を問いかける。

著 者:松村 劭 出版社:祥伝社 発行日:2005年12月

2005年12月号掲載

中国人の愛国心

世界とのつながりを急速に強めつつある中国。それに伴い、グローバル化の波が否応なく彼らに打ち寄せている。それは、中国人のアイデンティティをかたち作る「愛国心」「歴史観」「徳」「中華意識」「受容と抵抗」にも、大きな影響を及ぼしている。彼らが抱える 藤、小さな変化の兆し。日中双方の異質性に目を向ける著者が、その知られざる心を解明する。

著 者:王 敏 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2005年10月

2005年11月号掲載

ネクスト・マーケット

インド、中国、アフリカ…。世界で50億人ともいわれる貧困層を「巨大な市場」と捉え、ビジネスを展開する動きが始まりつつある。それは貧困問題の解決にも繋がる、意義ある動きだ。本書は、付録のCD-ROMビデオと併せ、先駆企業の事例を数多く紹介し、ビジネスチャンスの存在を示す。「アマゾン・ドットコムが選んだ2004年全米No.1ビジネス書」である。

著 者:C・K・プラハラード 出版社:英治出版 発行日:2005年9月

2005年11月号掲載

中国が世界標準を握る日

多くの日本人が、中国企業は日本より技術水準も低く、日本製品の模倣品を作っている、と思っている。だが、そんな中国がいつの間にか日本の先を行き、日本企業が中国の決めた国際標準規格に従わざるを得ないとしたら…。実は今、それが現実になろうとしている。巨大な市場を抱える中国が、技術面でも世界の主導権を握ろうと、本気で動いている!

著 者:岸 宣仁 出版社:光文社 発行日:2005年8月

2005年11月号掲載

プロファイリング・ビジネス

ワシントン・ポスト記者が、監視社会への道を突き進む米国情報社会の実相を描き、全米でベストセラーとなった書。個人情報をかき集め、分析し、商品化する「プロファイリング・ビジネス」によって、急成長を遂げる個人情報産業、それと連携を深める政府機関、プライバシーを侵害されていく市民…。その実態が詳細に紹介されている。

著 者:ロバート・オハロー 出版社:日経BP社 発行日:2005年9月

2005年10月号掲載

日米は中国の覇権主義とどう戦うか

中国が、アジアでの覇権を求めて動き出している。反日行動も、米国に対抗しての軍事力増強も、先端技術への莫大な投資も、中国が密かに進めつつある国家戦略の一部だ。日本は今後、米国とどんな関係を築き、この野望に立ち向かえばよいのか? 「日高義樹のワシントン・リポート」でお馴染みの著者が、各国の意図を鋭く分析しつつ、日米中の新たな姿を探る。

著 者:日高義樹 出版社:徳間書店 発行日:2005年7月

2005年8月号掲載

東欧チャンス

脱・中国!―― 今年に入って、急速に現実味を帯びだした認識ではないか。無論、これまでから中国進出に対しての警告は数多くあったが、大勢としては「みんなで渡れば怖くない」と、大挙して進出。だが、地球儀をじっくり眺めてみると、魅力的な国は中国、あるいはインドだけではないことがわかる。東欧の、可能性に満ちた“今”をレポートする。

著 者:大前研一 出版社:小学館 発行日:2005年7月

2005年7月号掲載

大英帝国衰亡史

小さな島国であるイギリスは、かつて7つの海を支配し、長期にわたって世界の政治・経済を支配し続けた。この巨大な力を持った「大英帝国」は、なぜ衰退したのか ―― 。本書は、帝国史の全体像を概観しながら、大英帝国の本質とその衰亡の原因について、対外政策や戦略、経済力などの面から解き明かした衰亡史である。

著 者:中西輝政 出版社:PHP研究所(PHP文庫) 発行日:2004年4月

2005年1月号掲載

ジハードとテロリズム

9・11同時多発テロ以降、イスラム世界に関する本が多数出版されている。だが、それら一般的な紹介本とは、少々趣を異にするのが本書だ。イスラム世界で長く当地の人々と本音で接してきた著者が、いわば“皮膚感覚”で、イスラムの人々の考え、世界を描き出す。イスラム原理主義者によるテロリズムの背景にあるものを、一歩突っ込んだ形で教えてくれる1冊だ。

著 者:佐々木良昭 出版社:PHP研究所(PHP新書) 発行日:2004年11月

2004年7月号掲載

拒否できない日本

「米国の日本改造が進んでいる」というサブタイトルがつけられた本書の強みは、あやふやな“陰謀説”ではなく、全て米国の公文書に記された「事実」に基づいて、理路整然と論旨が展開されている点だ。日本の一連の改革が、実は米国に操られたものだとしたら ―― 。米国が都合のいいように日本を作り替える「知られざるメカニズム」の実態を暴く!

著 者:関岡英之 出版社:文藝春秋 発行日:2004年4月

2004年7月号掲載

予防戦争という論理

テロリストの殲滅という当初の目的を、いつの間にか対イラク戦争へとすりかえてしまったブッシュ政権の論理と行動には、世界の多くの人々が危惧を抱いている。本書では、なぜそのような「すりかえ」が起きるのかを考察、そして真にテロを予防するためにアメリカがとるべき道を提示する。様々な意味で「アメリカの良識」の有り様を知ることのできる1冊。

著 者:ベンジャミン・R・バーバー 出版社:阪急コミュニケーションズ 発行日:2004年4月
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