2009年2月号掲載

人間の覚悟

今、日本は漠然とした不安感に覆われている。もはや右肩上がりの経済成長は望めず、失業者は増加、自殺者も後を絶たない。この鬱々とした時代を、我々はどのように生きればよいのか? 著者は、まず「覚悟」をしなければならないと言う。現実を直視する覚悟、国にも人にも頼らない覚悟…。覚悟をすることで、暗闇の中にも一筋の光が見えてくる。

著 者:五木寛之 出版社:新潮社(新潮新書) 発行日:2008年11月
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2009年2月号掲載

オグ・マンディーノ 人生を語る 偶然を奇跡に変える17のルール

人生哲学や自己啓発に関する数多くの著作を残し、1996年に他界したオグ・マンディーノ。今もなお、世界中の読者に感動を与え続ける彼の作品のうち、唯一、未邦訳だったのが本書である。ホームレスの身から一念発起し、ビジネスマンとして成功した後、作家となる ―― そんな挫折と成功の体験から編み出された、真の幸福を得るためのルールが披露される。

著 者:オグ・マンディーノ 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2008年12月
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2009年1月号掲載

人の上に立つ人の 「見識」力

近代日本の偉大なリーダー、渋沢栄一は『論語』の思想を自らの生き方の基本としてきた。そんな彼が、自身の体験、論語や先哲の言葉を引きつつ、人の生き方を説いた書である。望ましい人生観、真の成功、困難の克服法等々、“人間力”を高める上で心に留め置きたい様々な話が披露される。(なお、本書は明治45年刊の渋沢の著書『青淵百話』を再編集したものである)

著 者:渋沢栄一 出版社:三笠書房 発行日:2008年11月
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2008年5月号掲載

人生生涯小僧のこころ

奈良・吉野山の金峯山寺から24キロ先の大峯山に至る険しい山道を1日で往復。それを1000日間にわたって行う大峯千日回峰行。同寺1300年の歴史の中で満行を果たしたのは、著者の塩沼亮潤氏を含めただ2人という、超人的な修行である。その過酷な日々に身を投じ、時に命を危険にさらしつつも休むことなく歩き続けた氏が、修行の末につかんだ世界とは ―― 。

著 者:塩沼亮潤 出版社:致知出版社 発行日:2008年3月
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2008年5月号掲載

老子・荘子の言葉100選 心がほっとするヒント

『老子』は、全文5400字ほどの短い書である。凝縮した言葉で、とかく世間の価値観に振り回されがちな人々の生き方を戒め、人間本来の自然な生き方をしようと説く。そして、非常に難解な同書の思想を、たとえ話などで、わかりやすく面白く説いたのが『荘子』だ。本書は、この2つの思想書から各々50の言葉を選び出し、現代人の悩みに即した解説を加えて紹介する。

著 者:境野勝悟 出版社:三笠書房(知的生きかた文庫) 発行日:2008年3月
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2008年2月号掲載

幸田露伴の人生哲学名著『努力論』 小さな努力で大きく報われる法

深い教養と鋭い洞察力をもって、『五重塔』など、多くの優れた作品を著した幸田露伴。中でも『努力論』は随筆の代表作といえ、運命の開き方、精神の高め方、集中力の鍛え方等、人が幸せに生きるための示唆に溢れている。本書は、この『努力論』を学生時代より座右の書としてきた渡部昇一氏が現代語に訳したもの。不朽の名著のエッセンスが、やさしく語られる。

著 者:幸田露伴(原著)、渡部昇一(編述) 出版社:三笠書房 発行日:2007年12月
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2008年1月号掲載

『十八史略』に学ぶ人生の法則

『十八史略』とは、中国に伝わる正しい歴史、つまり正史十八の史書を略記したもの。もともと中国の史書は人間に焦点を置いて書かれているだけに、この書は人間学の宝庫でもある。「すぐれた人を鏡とすれば、自分の行の是非得失を知ることができる」。本書では、この宋の太宗の言葉をはじめ、現代にも通じる貴重な人生訓の数々を人物評論の名手、伊藤肇氏が平易に説く。

著 者:伊藤 肇 出版社:致知出版社 発行日:2004年8月
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2007年11月号掲載

人生の王道 西郷南洲の教えに学ぶ

西郷隆盛が好んだ言葉「敬天愛人」を京セラの社是とし、経営の指針としてきた稲盛和夫氏。その氏が、西郷の教えをまとめた『南洲翁遺訓』を独自の解釈で読み解き、人が正しく生きていく上での真理を明らかにする。現代の乱れた世相を正すには、人の心を見つめ直す以外に道はない ―― そう語る氏が、人生の王道を歩むための道しるべとして著した1冊。

著 者:稲盛和夫 出版社:日経BP社 発行日:2007年9月
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2007年10月号掲載

早朝坐禅 凛とした生活のすすめ

増加する自殺、子供のいじめ、低年齢化する犯罪…。今、日本の社会は深刻な「病」に冒されている。そんな時代だからこそ、疲れた時には「群れ」から離れ、「ひとり」になって己の心と向き合うことが大切である。こう語る著者が、その最良の方法である坐禅の効用や、心身を健やかに保つのに役立つ散歩、姿勢、眠りなどの身体作法について実践的に説く。

著 者:山折哲雄 出版社:祥伝社(祥伝社新書) 発行日:2007年8月
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2007年8月号掲載

中村天風・安岡正篤に学ぶ成功の法則

実践哲学で知られる中村天風氏と、歴代首相の陰の指南役として知られる安岡正篤氏。この卓越した見識を持つ2人の先達の教えを紐解きつつ、「普遍的成功への道」を説いた1冊。両氏の教えに加え、本田宗一郎氏をはじめとする名経営者たちの具体的なエピソードも交えながら、本当の幸福、そして成功のためには何が必要なのかを考察する。

著 者:下村 澄 出版社:PHP研究所 発行日:2007年5月
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2007年8月号掲載

忍耐学

保身のための「敗者の忍耐」と、将来の飛躍に備えて力を蓄える「勝者の忍耐」 ―― 忍耐にはこの2種類があるという著者が、人生を成功へと導く勝者の忍耐について、中国古典の箴言・寓言を引用しつつ解説する。「自分の才能を誇るな」「口は災いの元」「控えめにふるまえ」等々、中国古典の名言の数々から生きる術を学ぶ、人生の実戦マニュアルである。

著 者:向谷匡史 出版社:青志社 発行日:2007年6月
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2007年7月号掲載

娘に贈る12の言葉 人生と投資で成功するために

親であれば誰でも、我が子には幸せな人生を歩んでほしいと願う。その思いは、大投資家ジム・ロジャーズとて例外ではない。本書は、投資で大成功を収め、37歳の若さで引退した彼が、60歳を過ぎて授かった愛娘に向け、人生と投資で最も大切な12の事柄を綴ったもの。迷った時、岐路に立った時、誰にとっても、きっと役に立つ人生訓である。

著 者:ジム・ロジャーズ、林 康史(監訳) 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2007年4月
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2007年7月号掲載

武士道 いかに生き、いかに死ぬか

日本独自の精神文化である「武士道」。だがそれを、我々は正しく理解しているだろうか。例えば、「武士は二君に見えず」という言葉。これは江戸時代の武家道徳で、それ以前に自然発生した本来の武士道とは似て非なるものだ。本書ではこうした武士道精神の変遷、そしてその真髄ともいえる武士の死生観などを、作家・津本陽氏が豊富なエピソードを交えつつ語る。

著 者:津本 陽 出版社:三笠書房 発行日:2007年6月
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2007年6月号掲載

ジャック・ウェルチの「私なら、こうする!」 ビジネス必勝アドバイス

起業家も経営者もビジネスマンも皆、悩みを抱えている。そんな世界中の悩める人たちからの相談に、「20世紀最高の経営者」と言われるジャック・ウェルチ氏が答えたもの。職場の人間関係、経営上の悩み、リーダーシップのあり方…。万国共通の仕事上の悩みや疑問に対し、ざっくばらん、かつ本質を鋭く突いた名回答が示される。一問一答形式で読みやすいのも魅力。

著 者:ジャック・ウェルチ、スージー・ウェルチ 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2007年4月
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2007年5月号掲載

何のために働くのか

幼い頃から中国古典に親しみ、学問の修養を続けてきた著者が、東洋思想を下地とした自身の仕事観を世に問う。「仕事とは人生そのもの」という著者のメッセージは、若い人だけでなく全てのビジネスパーソンに深い感銘を与える。自らの職業観を固めたい、仕事の行き詰まりを打破したい ―― そんな人への示唆に満ちた、北尾流人生論。

著 者:北尾吉孝 出版社:致知出版社 発行日:2007年3月
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2007年5月号掲載

「超」リタイア術

高齢化社会は、とかくマイナスイメージで語られることが多い。しかし、退職後の自由な時間が長くなるのだから、考えてみれば素晴らしいことだ。「リタイア後」とは、熟年世代に与えられた時間・財力・理解力という三種の神器を手に、自分が本当にやりたかったことをやる時 ―― 。そう語る著者が、先達の暮らし方を紹介し、さらに現代の年金改革を提案する。

著 者:野口悠紀雄 出版社:新潮社(新潮文庫) 発行日:2007年1月
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2007年4月号掲載

日本人の死に時 そんなに長生きしたいですか

「死に時」をわきまえることで、豊かな老後を送り、泰然と死を迎えることができると主張する著者が、過酷な老いの現実や、介護現場の問題点、延命医療の実態などを明らかにする。その上で、自分の死に時を見極め、早めに今を充実させるような生き方を提案する。在宅医療専門のクリニックに勤め、多くの死を見つめてきた医師による、“長生き”へのアンチテーゼ。

著 者:久坂部 羊 出版社:幻冬舎(幻冬舎新書) 発行日:2007年1月
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2007年2月号掲載

ラッセル 幸福論

いわゆる“世界三大幸福論”の1つ。アランの幸福論は文学的、ヒルティの幸福論は倫理的、道徳的という特徴を持つが、このラッセルの幸福論は実用主義的といえるだろう。英国の思想家ラッセルが、不幸の原因と、幸福になるための知恵を解き明かす。不幸の原因を分析した部分では身につまされ、後半では「それでも幸福になれる」と勇気を与えられる。

著 者:バートランド・ラッセル 出版社:岩波書店(岩波文庫) 発行日:1991年3月
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2007年1月号掲載

中国古典の名言・名句三百選

「合うは離れの始め、楽しみは憂いの伏す所」「一利を興すは一害を除くに若かず」…。『論語』や『荘子』など、中国古典の中に登場する名言は、千年、二千年という年月を経てもなお、我々の心に響き、人生の指針となるものも多い。本書は、そうした珠玉の言葉を凝縮した1冊。50音順に、1頁に1つの言葉が紹介されているので、辞書としても活用できる。

著 者:守屋 洋 出版社:プレジデント社 発行日:2006年11月
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2006年9月号掲載

日本史に刻まれた最期の言葉

名君、武将、名僧、学者…。わが国の歴史を彩ってきた偉人たちの“最期の言葉”を、古代から編年的に時代を追って紹介した書。苦難を乗り越え、生を燃焼し尽くした者たちの言葉が、童門冬二氏ならではの語り口で、味わい深く披露される。重く、力強いこれらの言葉は、様々な悩みを抱える現代人にとって、生きていく上での大きな励まし、ヒントになることだろう。

著 者:童門冬二 出版社:祥伝社(祥伝社新書) 発行日:2006年7月
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