クロネコヤマト「個を生かす」仕事論

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著者紹介

概要

1976年に「宅急便」を生み出し、運輸業界のあり方、日本人の暮らしを変えたといわれるヤマトホールディングス。同社は宅急便の生みの親にして名経営者、小倉昌男氏亡き後も、社員1人1人が徹底的に考え、新しいアイデアを形にしていくことで進化し続けている。そんな同社の強さを生み出す「組織の力」について、小倉流経営哲学の薫陶を受けた現会長が語る。

要約

「個を生かす集団」の仕事論

 私は社会人になって40余年間、現在のヤマトホールディングス一筋で仕事をしてきた。

 当社の主力商品である「宅急便」のシェアは全国で40%を超えるまでにご利用いただいている。

 だが、私が入社した1970年当時の大和運輸(82年にヤマト運輸と改称)は、運輸業界の中でも2番手のグループに甘んじていた。

 そんなヤマト運輸を一気に変えたのが、小倉昌男だ。小倉は、当社を単なる運送業者から、宅急便を基盤とするサービス業者へと生まれ変わらせた。小倉の存在抜きに、今の当社はありえない。

 だが小倉亡き後も、当社は進化し、幸い成長を続けることができている。なぜか?

 1つは、小倉の理念を受け継ぎながらも、それに甘んじることなく、時代の変化に対応できるように、自分たち自身を積極的に変えてきたこと。

 もう1つは、社員が自発的に動き、1人1人が新しいアイデアを出して形にするという、当社の「組織の力」「集団の力」である。

 サービスの質を向上させる。新しいサービスを生み出す。より広くご利用いただくための方法を考える。当社では、これを全社員が行っている。

 そうした集団をつくり、維持してきたからこそ、“今”につながる成長があるのだと思っている。

「普通の社員が最高の仕事をする」会社

 ところで、「強い集団」とは、一体どういう組織のことをいうのだろうか?

 まずは、しっかりとした「理念」に支えられている集団であるということだ。

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