新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント)』
最新号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。
編集部が独自のテーマを設定し、5冊程度の良書を選出して紹介します。
編集部員が思わず読書メモを取った、良書の中の“一節”や“物語”を紹介します。
編集部員が「いま改めてお薦めしたい本」「再読したい名著」をPick Up!
各ジャンルにおける必読の名著10冊を編集部が選定。選書は随時更新します。
1万人以上の定期購読者を対象とした読者アンケートで決定された、半年ごとのベストビジネス書です。
2007年4月号掲載
画期的なヒット商品を生み出したり、革新的な事業を成功へと導くようなイノベーターたちに、共通する特質や能力とは何なのか? 本書では、成功事例の現場や開発リーダーを徹底取材。その成功の裏に隠れているイノベーターたちの「場づくりの力」「清濁あわせのむ政治力」といった能力などから、イノベーションを導き出すための秘訣を探る。
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企業の不祥事や事故が続き、トップによる謝罪会見が後を絶たない。世間に対し、企業の体質が最もあからさまになるのは、そうした不祥事が発覚した時だ。そして、その対応いかんでは“命取り”の事態を招く。本書は、そうならないための「危機管理広報」を紹介するもの。企業法務を扱う弁護士が、平時に準備すべきことから緊急の対応まで、具体的な対処法を説く。
2007年3月号掲載
本書のタイトルである“ねばちっこい”とは、「粘り強い」という意味の茨城の方言である。この「粘り強さ」こそ、真の強い企業となるための決定的な要素であると、本書は事例を挙げて説く。奇抜なアイデアを出すことよりも、決めたことを愚直にコツコツやり抜く力を身に付ける、そんな一見、当たり前のことの難しさと重要性を、今、改めて見つめ直す。
新卒社員の3割が3年以内に辞めていくという「若手流出時代」が始まった。その背景には、長期安定雇用が崩れて、「会社には頼れない」と考えた若手の、成長願望がある。本書は、若手流出の現状分析をもとに、若手社員を引き留め、成長させるためのマネジメントについて、具体的な手法を提示する。そのキーワードは、「自律型人材」である。
2007年2月号掲載
景気の良し悪しに関係なく、必ず存在する高収益企業。どうすれば、そんな高収益企業になれるのか? 本書は、メーカー、小売業、サービス業など様々な業種・業態の中から8社を選び、分析する。この8社は、高収益の要因が独自のノウハウ・経営手法であり、かつ、それが他社にも活用可能、という視点で選ばれている。そのため、実践的な内容で、示唆に富んでいる。
2007年1月号掲載
著者は、昭和38年に婦人服専門店「鈴屋」に入社して以来、小売業の世界一筋に歩んできた人物。その生粋の商人が言う。かつて息づいていた「お客様の利益を最優先に考える」という商売の哲学が今日では失われ、それこそが百貨店や量販店、専門店が長く苦境にある原因だと。お客にとって魅力的な、小売業本来の姿とは何か。それを“商人の心”を軸に探っていく。
水が入った鍋にカエルを入れ、徐々に温めると、温度の変化に気づかず、やがて沸騰した湯の中で死んでしまう。「ゆでガエル現象」とは、このように、人や組織がゆっくりした環境の変化に気づかず、最終的に致命的な状況に至ること。マンネリ化が招くこの現象の怖さは、以前からも指摘されているが、いまだに各所で散見される。―― あなたは大丈夫だろうか?
2006年12月号掲載
ソニーの元役員が、井深大氏などの優れた経営者のマネジメント・スタイルを分析した上で、新しい経営論として「長老型マネジメント」を提示する。部下に指示・命令するのではなく、部下が全力疾走できるようにすることで、運をも味方につける「燃える集団」が実現できるという。成果主義の綻びが目立つ今、大きなヒントを与えてくれる日本発のマネジメント論。
「マッキンゼー」「ボストン・コンサルティング」などの外資系コンサルタント会社は、日本でもその活動範囲を拡大し、学生の就職先としても人気が高い。しかし、その実態はあまり知られていない。本書は、どのような人が、どのような仕事をしているのか、また、その問題点やクライアントとしてコンサルを依頼する際の注意点など、様々な視点からその実態に迫る!
故・一倉定氏は、“お客様第一主義と現場実践主義”を標榜し、社長だけを指導した経営コンサルタントである。社長と共に悩みながら対応策を考え、数多くの高収益会社を育てた。本書は、その“社長の教祖”ともいうべき氏が遺した数々の著作の中から、「社長がなすべきこと」を抜粋し、掲載したもの。その経験に裏打ちされた言葉は、いずれも端的にして味わい深い。
2006年11月号掲載
P・F・ドラッカー博士が、約半世紀にわたって『Harvard Business Review』誌に寄稿した33本の論文を完全収録。800ページ超の大著で、まさにマネジメントに携わる人のための“座右の書”である。1950年代に早くもプロフェッショナルの活用を訴え、60年代にはアイデアのマネジメントの重要性を指摘するなど、その先見性には改めて驚かされる。
「顧客満足」がビジネスにとって重要だということは、論を待たない。問題は、それをいかにマネジメントするかだ。インターネットが普及した今日、自社の商品・サービスの悪口を言いふらす顧客=「刺客」を1人でも作れば、企業は大きな被害を受ける。本書では豊富な事例を元に、刺客を減らし、熱烈なファンである「推奨者」を数多く作るための極意を提示する。
2006年10月号掲載
著者が経営する希望社は、実にユニークな建設会社だ。例えば、本社ビルに「談合しない。」という垂れ幕を掲げ、業界の談合体質に本気で立ち向かっている。極めつけは、「会社と社員がともに幸せになる」という、夢のような労使関係を目指し、導入した独特の人事・賃金制度。これら様々な“実験”は実に刺激的で、企業のあり方について改めて深く考えさせられる。
従業員が、自分の仕事や組織に愛情を持ち続ける ―― 。これは、企業にとって最も難しい課題の1つであり、それに成功することは奇跡にも思える。だが、そんな奇跡の企業がある。本書で紹介される米国のスーパーマーケット、パブリックスだ。同社が従業員をはじめ顧客、地域など、関係者全てに愛され続けるのはなぜか、その秘密を現地取材をもとに解明する。
2006年9月号掲載
経営学の権威、ミンツバーグ教授が、MBA教育を中心としたマネジメント教育の問題点を指摘し、近年のMBA幻想を一刀両断にする。前半で、MBA教育の問題点、そしてそれが組織や社会にどれだけ悪影響を与えているのかを例証した後、後半では「マネジャーの正しい育て方」を詳述。MBA教育は、“役に立たない”のではなく“重大な欠陥がある”と喝破する!
組織の中で、人はなぜミスを犯すのか。なぜ大事故は続発するのか ── 。本書では、数々の事故や事件を詳細に分析し、そこからリスク管理の教訓を抽出した。些細な綻びをそのままにすることの怖さ。それを具体的に示す一方で、こうも言う。「問題点の本質を正確に把握できれば、その8割は解決したのも同然であり、取るべき方策は自ずと浮かび上がってくる」と。
2006年8月号掲載
会社経営の“ドタン場”に直面した時、全てを投げ出す社長もいれば、立て直そうと必死の努力をする社長もいる。後者の社長の、再生にかける思いは爆発的な力を生むが、それが空回りすることもある。本書は、そんなドタン場に際して、判断を誤らないための「危機管理学」を説く。修羅場を知り尽くした著者ならではの、すぐに実行できる具体的な策を多数紹介。
2006年4月号掲載
すでに欧米では、マネジメントの基本的発想法として注目を集めている「ソリューションフォーカス(解決志向)」。その基本哲学から具体的手法まで、多くのケーススタディをもとに解説した1冊。米国生まれの手法だが、不思議と、日本人の心情に適している。しかも、日本の経営、ビジネス環境に合わせて解説されているので非常に実践的である。
日本では、個人の問題として扱われることが多いニートの問題。それを、企業経営の問題として捉え、企業のリスクマネジメントという観点から論じたのが本書である。職場で増えつつある“隠れニート”の実態を明らかにすると同時に、社員のニート化を防ぐための人材マネジメントについて詳述する。ニートの問題は、もはや企業にとって対岸の火事ではない!
2006年3月号掲載
マネジメントのスタイルには、日米の間に基本的な違いがある。米国型の経営がシステムを重視するのに対して、日本型の経営はプロセスを重視する。ラグビーのゲームのように、皆でプロセスを積み上げていくのが日本のスタイルである。この日本型経営に不可欠なのが、人々が情報を交換し、刺激し合う空間=「場」だ。強い組織を作るカギは、この場にある!
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