新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント)』
最新号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。
編集部が独自のテーマを設定し、5冊程度の良書を選出して紹介します。
編集部員が思わず読書メモを取った、良書の中の“一節”や“物語”を紹介します。
編集部員が「いま改めてお薦めしたい本」「再読したい名著」をPick Up!
各ジャンルにおける必読の名著10冊を編集部が選定。選書は随時更新します。
1万人以上の定期購読者を対象とした読者アンケートで決定された、半年ごとのベストビジネス書です。
2006年8月号掲載
会社経営の“ドタン場”に直面した時、全てを投げ出す社長もいれば、立て直そうと必死の努力をする社長もいる。後者の社長の、再生にかける思いは爆発的な力を生むが、それが空回りすることもある。本書は、そんなドタン場に際して、判断を誤らないための「危機管理学」を説く。修羅場を知り尽くした著者ならではの、すぐに実行できる具体的な策を多数紹介。
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2006年4月号掲載
すでに欧米では、マネジメントの基本的発想法として注目を集めている「ソリューションフォーカス(解決志向)」。その基本哲学から具体的手法まで、多くのケーススタディをもとに解説した1冊。米国生まれの手法だが、不思議と、日本人の心情に適している。しかも、日本の経営、ビジネス環境に合わせて解説されているので非常に実践的である。
日本では、個人の問題として扱われることが多いニートの問題。それを、企業経営の問題として捉え、企業のリスクマネジメントという観点から論じたのが本書である。職場で増えつつある“隠れニート”の実態を明らかにすると同時に、社員のニート化を防ぐための人材マネジメントについて詳述する。ニートの問題は、もはや企業にとって対岸の火事ではない!
2006年3月号掲載
マネジメントのスタイルには、日米の間に基本的な違いがある。米国型の経営がシステムを重視するのに対して、日本型の経営はプロセスを重視する。ラグビーのゲームのように、皆でプロセスを積み上げていくのが日本のスタイルである。この日本型経営に不可欠なのが、人々が情報を交換し、刺激し合う空間=「場」だ。強い組織を作るカギは、この場にある!
2006年1月号掲載
必死に改革に取り組んでいるのに、なぜか成果が出ないという組織は少なくない。その原因は何なのか? 成功した改革は何が違うのか? こうした疑問に、明確な答えを示してくれるのが本書だ。大企業、ベンチャー、中央省庁、役場、美術館、動物園など、40件もの案件を手がけてきた改革のプロが、現場発の改革ノウハウを伝授する。
“マネジメントの父”と称されるピーター・F・ドラッカーは、96年の生涯において、約50冊の著作を残している。その中でも、本書『現代の経営』は、氏の経営書の三大古典の1つに数えられる、総合的経営書である。原著は1954年、ドラッカーが44歳の時に著されたものだが、その内容は今もなお色褪せない。企業経営における原理原則と、その全容を見渡す上で必須の1冊であると言える。
2005年12月号掲載
“読者が選ぶ2004年ベストブック”第1位に輝いた『現場力を鍛える』(東洋経済新報社)。同書で強い現場をつくるためのノウハウを披露した著者が、今度は、現場力を鍛える上で核となる「見える化」の概念を体系化した。顧客、市場、経営…。様々な競争力の源泉を「見えるようにする」仕組みを、豊富な事例とともに解説する。あなたは、見えていますか!?
2005年10月号掲載
「ドラッカーは、ものづくりの技術が文明をつくるという。だからこそ技術のマネジメントに力を入れる」(編訳者・上田惇生氏)―― 。“マネジメントの生みの親”ドラッカー教授の、初の技術論の集大成が本書である。「技術のマネジメント」「イノベーションの方法論」など、いわゆる技術者だけでなく、あらゆる知識労働者が学ぶべき知恵が凝縮されている。
会社のムダを徹底的にそぎ落とす「垢すり」を行えば、ほとんどの会社は黒字化する ―― 。椅子とパソコンをなくすなど徹底した垢すりを行い、実質赤字だったキヤノン電子の利益を6年で10倍にした著者・酒巻氏。その取り組みを紹介する本書には、高収益体質を生む経営改善策が満載されている。組織の体質改善を願う経営者に、多くの示唆を与えてくれる1冊。
2005年6月号掲載
現在、成果主義の大きな問題の1つとして指摘されているのが、社員の“やる気”の喪失である。本書はこの問題に、1つの解答を与えてくれる。著者は「QC」の生みの親デミング博士の直弟子の1人。「成果」よりも、「Joy of Work(仕事の喜び)」による「協調」をもとにした小集団活動を通じて、経営の質を上げる方法を提唱する。
2005年4月号掲載
小売業の王者セブン-イレブン・ジャパンの強さの秘密を、同社の会長・鈴木敏文氏へのインタビューをもとに明らかにする。ベストセラーとなった『鈴木敏文の「統計心理学」』(プレジデント社)に続く第2弾。今回は鈴木流の「売り方」「情報術」「対話の極意」「起業論」「決断力」を徹底解剖する。前著と同様、多くの“気づき”に溢れる書!
「最強の企業」とは、「最強の組織」と同義ではないか。企業の行く末を大きく左右する「組織力」。本書は、「なぜ、組織力の差が生まれるのか」「どのようにしたら組織力を高めることができるのか」「その中で、ビジネスマンとしての資質をどう高め、どう発揮していくのか」という観点から、具体的な方策を提示する。「最強の組織をどうつくるか」のレシピである!
2005年3月号掲載
「あなたの組織にも必ずいる“困った社員”を矯正する技法」── 。本書の帯に書かれたこのコピーを見て、興味を示さない経営者はいないのではないか。仕事はできるが自己中心的な社員、いくら指導しても改善されない「Cクラス社員」…。こうした問題社員を変身させなければならないが、大切なのは、目立たないが地道な努力を続ける「Bクラス社員」の扱いだ!
2005年1月号掲載
継続的に業績が好調なシャープにスポットを当てて、「日本の強みを生かした経営=ストック型経営」の実際例を解説する。ストック型経営については、前著『最強の「ジャパンモデル」』(ダイヤモンド社)において詳細に解説している。
2004年9月号掲載
巷にあふれる“トヨタ本”。その中で本書が一線を画すのは、20年同社を研究し、トヨタウェイのファンを自認する米国人著者が、主に米国のトヨタ工場を通して、トヨタというグローバル企業を描き出している点だ。カンバン、カイゼンといった独自の生産システムと両輪の関係にある企業文化や哲学に迫っており、興味深い。
2004年8月号掲載
本書には、世界的な大企業、一流企業がなんと単純な理由で大失敗をしでかすのかという事例が、これでもかといわんばかりに登場する。これだけ多くの失敗事例を類型化されると、確かに失敗しやすい局面、共通する“失敗の本質”のようなものがあることが見えてくる。経営者だけでなく、マネジメントに携わる人全ての必読書だろう。自戒のために。
タイトルの硬さを良い意味で裏切る、“熱い”本である。ヒット商品が生まれる瞬間、そこには必ず、組織を構成する人々の思いや信念といった目には見えない「知」と、執拗なまでに理想を追求する姿勢があることがよくわかる。そして、それこそがイノベーションに欠かせない「本質」なのだ。ヒット商品誕生の裏話としても興味深く読める。
ネット書店アマゾンの2001年度人文書ジャンルの全米売上第1位は、『孫子』の英訳版だという。2500年も前の書が、コンピュータや証券など、変化が激しい最先端の業界で特に好まれているというから面白い。本書は『戦争論』や、マイケル・ポーター、フィリップ・コトラーなど現代ビジネス界のカリスマの持論と比較して戦略を論じている点がユニークだ。
2004年7月号掲載
「経営の神様」であり「現代社会最高の哲人」であるドラッカーの、30年にわたって経済紙に書いた連載記事のうち、経営者に対する助言をまとめたもの。内容の多くは過去の著作から一貫する経営の原理原則だが、あらためて手帳に書き留めたくなる言葉も多い。
2004年5月号掲載
企業の競争力の源泉とは何か? それは「現場力」である、と著者は言う。つまり、どんなに素晴らしい戦略を打ち出しても、それが実行されなければ所詮「絵に描いた餅」。企業の戦略を実行する当事者である現場の持つ力が、最大の競争力の源泉ということだ。この、現場力の重要性とその鍛え方について、豊富な事例を交えつつ解説する。
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