新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント)』
最新号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。
編集部が独自のテーマを設定し、5冊程度の良書を選出して紹介します。
編集部員が思わず読書メモを取った、良書の中の“一節”や“物語”を紹介します。
編集部員が「いま改めてお薦めしたい本」「再読したい名著」をPick Up!
各ジャンルにおける必読の名著10冊を編集部が選定。選書は随時更新します。
1万人以上の定期購読者を対象とした読者アンケートで決定された、半年ごとのベストビジネス書です。
2008年10月号掲載
ビジネスにおいては、時に「戦略を180度転換する」など、思い切った決断をしなければならない。その際に不可欠なのが「度胸」だ。本書は、度胸とはどういうものかを、キヤノン、信越化学工業、あるいは旭山動物園など、様々な組織のリーダー23人の言葉を通して示す。披露される数々の“決めゼリフ”は、いずれも含蓄に富み、前へと進む勇気を与えてくれる。
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「勉強しろ」と一度も言わず、ゲームも漫画もOKで、オックスフォードへ ―― 。特別な教育を何ら施すことなく、息子を区立小学校からイギリスの名門大学に合格させた著者が、自らの子育てを振り返る。紹介される子育て、家庭学習の方法は、教育のプロではない父親が、愛情を持って子供と接する中で生まれたもの。お金もかからず、どんな家庭でも実践可能だ。
2008年9月号掲載
人は最も得意な分野でこそ、最高の成果をあげることができる ―― 。17年間、世界トップレベルの職場やリーダーなどを調査してきたコンサルタントが、仕事で自分の“強み”を発揮する秘訣を紹介する。「神話を打ち砕け」「強みを解き放て」など、6つのステップからなるこのノウハウを身につければ、生涯にわたって最高の成果を生み出し続けられるという。
曹操、劉備、諸葛孔明…。数多の英雄の盛衰が描かれた『三国志』は、まさに人間学の宝庫だ。人材活用法、戦略と戦術のあり方等々、登場人物の行動に学ぶべき点は多い。本書はこの史書に現れる人物のエピソードを紹介しつつ、生き方の原理原則を説く。初版刊行から20余年経つが、今も色褪せない内容に、著者の見識の深さ、そして人間の普遍性が感じられる。
2008年7月号掲載
『ビジョナリー・カンパニー』をはじめ、これまで数々のビジネス書が、成功する企業の秘密を解き明かしてきた。だが、取り上げられた優良企業の多くは、その後、凋落している。なぜ、ビジネス書は間違えるのか? それは、相関関係と因果関係を混同するなどの「妄想」にとらわれているからだ。本書は、この妄想の数々を紹介し、成功の公式などないことを証明する。
「日本人は勤勉」。これまで、国際社会ではそう言われてきた。しかし、それも今は昔。人々からは学ぶ意欲が失われ、「バカでもいい」という開き直りの空気すら漂っている。なぜこうなってしまったのか、本書はその原因や背景を探る。併せて、学ぶことに憧れを抱いていた頃の日本人の姿を追い、かつて人々に息づいていた向学心を蘇らせるための方策を示す。
普段、何気なく目にしているものでも、少し見方を変えるだけで新しい発見がある。そんな「気づく力」を持って世の中を見れば、ビジネス・チャンスはいくらでも転がっている! そう語る著者がビジネスコラムを通じ、気づく力を身につけるためのヒントを提供。「刺さるネーミングの3原則」「物語で売る饅頭屋」等々、あなたの頭脳を広げてくれるネタが満載だ。
怪しげな健康食品や超能力。さらには地球環境問題など、要素が複雑で、現代科学では明白な結論が出ていない問題に対する強引な決めつけ ── 。これらの科学を装った不合理を「疑似科学」と呼ぶ著者が、そのカラクリを解明し、対処法を説く。「それを信じれば全て解決する」。これが売りの疑似科学のワナにはまらないためには、“考える”ことがまず大切と訴える。
2008年5月号掲載
こうすれば出世の階段を駆け上り、こんな行為が左遷や解雇につながる…。人事に関するルールや仕組みを、多くの社員は知ったつもりでいる。だが、本当のルールは経営者や人事部によって隠されていると、元人事担当役員の著者は言う。本書で語られる数多くの内情は、出世を望む人はもちろん、雇用の安定を得たい人なら、知っておく必要のあることばかりだ。
奈良・吉野山の金峯山寺から24キロ先の大峯山に至る険しい山道を1日で往復。それを1000日間にわたって行う大峯千日回峰行。同寺1300年の歴史の中で満行を果たしたのは、著者の塩沼亮潤氏を含めただ2人という、超人的な修行である。その過酷な日々に身を投じ、時に命を危険にさらしつつも休むことなく歩き続けた氏が、修行の末につかんだ世界とは ―― 。
『老子』は、全文5400字ほどの短い書である。凝縮した言葉で、とかく世間の価値観に振り回されがちな人々の生き方を戒め、人間本来の自然な生き方をしようと説く。そして、非常に難解な同書の思想を、たとえ話などで、わかりやすく面白く説いたのが『荘子』だ。本書は、この2つの思想書から各々50の言葉を選び出し、現代人の悩みに即した解説を加えて紹介する。
「選択と集中」「ワークアウト」「フラット型組織」等々、企業経営における画期的なアイデアを次々に打ち出し、GEのCEOとして活躍したジャック・ウェルチ。知らぬ人のいない、この偉大な経営者の経営改革の手法、そしてリーダーシップの真髄を、彼の言葉を引用しつつわかりやすく解説した書である。リーダーシップのあり方を考える時、得るところの多い1冊だ。
2008年4月号掲載
「どんな議論にも勝つ方法」を、米国で“弁護士の中の弁護士”と評された著者が披露する。それは、単に相手を論破する方法ではない。人間心理を利用し、相手のメンツを潰すことなく賛同を得、目的を確実に達成するというものだ。そうした方法が、本書では様々な事例とともに、わかりやすく解説されている。“真の議論”とは何か、を教えてくれる1冊と言えよう。
コンピュータの時代だからこそ、我々人間には機械にはない創造性が求められている。その創造性を、「脳科学」という切り口から解説したのが本書だ。創造性は特別なものではなく、誰もが普段から発揮しているとの考え方を出発点に、人間の創造性の起源や、創造力が発揮される仕組みを明らかにする。アイデア発想法などのハウツウ書を読む前に読んでおきたい1冊。
2008年3月号掲載
「朝令暮改」といえば、ネガティブな意味で捉えられることが多い。だが変化の激しい今日、一度言ったことでも躊躇なく変更し、変化に対応することが大切だ。―― こう述べる鈴木敏文氏が、50年余に及ぶ仕事生活の中で培った思想・哲学を説く。革新的な経営で、次々と無から有を生み出してきた氏ならではの発想に、仕事とは何なのかを改めて考えさせられる。
「現在50歳前後以下の世代は、公的年金だけでは豊かな老後を送れない」と言う著者が、“私的年金づくり”の方法、すなわちセカンド・ライフのための資産運用法を説く。その運用の成功のカギは、長期的な視点に立つこと。このスタンスの下、本書で紹介されるいくつかのリテラシーを身につければ、普通の市民でも、プロよりも高い運用成績を収められるという。
組織や社会に大きな影響を与える人たちは、どんな考え方をし、どのように行動しているのか。教育リーダーシップの博士号を持つ著者が、「人を動かす人」の根底にあるものを探った。無名の個人から歴史上の偉人まで、非凡な影響力を持つ人の様々なエピソードを例に、肩書的なリーダーではない、真のリーダーになるためには何が必要かを解説する。
著者は、対人心理学の知識を様々な場面に応用し、米国で大きな実績を上げている行動心理学者。同時に、コンサルタントや交渉家としても活躍している。そんな著者が、プライベートでも仕事でも、あなたを利用しようとする人や、あなたの成功を妬む人を鋭く見分け、逆に心理操作して優位に立つための方法を具体的に伝授する。全米で160万部突破のベストセラー。
2008年2月号掲載
「早朝会議」で知られるトリンプ前社長、吉越浩一郎氏が、ホワイトカラーの仕事効率を上げる術を指南する。その単純明快な仕事術のみならず、判断の仕方やキャリアアップのための思考法等も紹介されており、“吉越式仕事術”の全てを知ることができる。日々の残業に辟易している人、判断が遅く機を逃している人など、多くのビジネスパースンの参考になるだろう。
検索エンジン等で瞬時に情報を得られる今日、単に知識を有することに優位性はない。知識を活用して自分で考え、問題を解決する力、「地頭力」こそが意味を持つ。本書では、その地頭力を6つの構成要素に分解し、各要素を効率よく鍛える方法を体系的に解説。日々トレーニングを続ければ、地頭力が向上し、あらゆる場面で実績を上げられるようになるだろう。
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