2007年2月号掲載

ラッセル 幸福論

いわゆる“世界三大幸福論”の1つ。アランの幸福論は文学的、ヒルティの幸福論は倫理的、道徳的という特徴を持つが、このラッセルの幸福論は実用主義的といえるだろう。英国の思想家ラッセルが、不幸の原因と、幸福になるための知恵を解き明かす。不幸の原因を分析した部分では身につまされ、後半では「それでも幸福になれる」と勇気を与えられる。

著 者:バートランド・ラッセル 出版社:岩波書店(岩波文庫) 発行日:1991年3月
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2007年1月号掲載

商人のこころ

著者は、昭和38年に婦人服専門店「鈴屋」に入社して以来、小売業の世界一筋に歩んできた人物。その生粋の商人が言う。かつて息づいていた「お客様の利益を最優先に考える」という商売の哲学が今日では失われ、それこそが百貨店や量販店、専門店が長く苦境にある原因だと。お客にとって魅力的な、小売業本来の姿とは何か。それを“商人の心”を軸に探っていく。

著 者:島倉嘉作 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2006年11月
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2007年1月号掲載

「ゆでガエル現象」への警鐘

水が入った鍋にカエルを入れ、徐々に温めると、温度の変化に気づかず、やがて沸騰した湯の中で死んでしまう。「ゆでガエル現象」とは、このように、人や組織がゆっくりした環境の変化に気づかず、最終的に致命的な状況に至ること。マンネリ化が招くこの現象の怖さは、以前からも指摘されているが、いまだに各所で散見される。―― あなたは大丈夫だろうか?

著 者:中桐有道 出版社:工業調査会 発行日:2006年11月
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2007年1月号掲載

シェイク・ブレイン 脳をゆさぶり、創造力をつけろ!

「シェイク・ブレイン」とは、柔軟な思考を可能にする“脳の揺さぶり方”のこと。その書名通り、自分自身の先入観を打ち破る法、最悪のアイデアを妙案へ変える法など、創造的で刺激的な問題解決のテクニックの数々を紹介する。問題解決も1つのゲームなのだから、まず楽しむ気持ちが大事、と著者が言うだけあって、面白く読め、かつ仕事にも生活にも役立つ。

著 者:ジョエル・サルツマン 出版社:阪急コミュニケーションズ 発行日:2006年11月
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2007年1月号掲載

頭の悪い人々 人のふり見てわがふり直す「大人の教科書」

場の空気が読めない人、本質を見抜けない人、他人の迷惑に気づかない人…。本書は、そうした“頭の悪い人”をタイプ別に取り上げて、その症状を示し、そして頭のいい人に生まれ変わるためのアドバイスを行うもの。著者は、『「分かりやすい説明」の技術』シリーズ(講談社)で大ヒットを射止めているだけに、本書も極めて“分かりやすい”内容になっている。

著 者:藤沢晃治 出版社:三笠書房 発行日:2006年10月
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2007年1月号掲載

人は「感情」から老化する 前頭葉の若さを保つ習慣術

「感情の老化」が、全ての老化の元凶 ―― こう断ずる著者が、感情を司る脳の“前頭葉”の若さを保つ習慣術を披露する。老化の進行は、40代のうちに対策を始めるか否かで大きな差が出るそうだから、その年齢に該当する人は、本書にある老化予防法を即実行だ。まずは、巻頭に付された「感情老化」度テストで、自分の“感情年齢”を知るところから始めよう!

著 者:和田秀樹 出版社:祥伝社(祥伝社新書) 発行日:2006年11月
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2007年1月号掲載

ラジオは脳にきく 頭脳を鍛える生活習慣術

テレビ、ワープロ、携帯電話…。文明の利器が発達する一方、現代人の脳機能は低下している。例えば、「振り込め詐欺」に多くの人があっさり騙されるのも、その証左の1つといえよう。本書は、テレビを中心とした“視覚に頼りすぎた生活”が想像力を奪い、こうした脳機能の低下、さらには無気力人間や凶悪犯罪を生む原因だと指摘、頭脳を鍛える方法を解説する。

著 者:板倉 徹 出版社:東洋経済新報社 発行日:2006年11月
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2007年1月号掲載

中国古典の名言・名句三百選

「合うは離れの始め、楽しみは憂いの伏す所」「一利を興すは一害を除くに若かず」…。『論語』や『荘子』など、中国古典の中に登場する名言は、千年、二千年という年月を経てもなお、我々の心に響き、人生の指針となるものも多い。本書は、そうした珠玉の言葉を凝縮した1冊。50音順に、1頁に1つの言葉が紹介されているので、辞書としても活用できる。

著 者:守屋 洋 出版社:プレジデント社 発行日:2006年11月
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2006年12月号掲載

一倉定の経営心得

故・一倉定氏は、“お客様第一主義と現場実践主義”を標榜し、社長だけを指導した経営コンサルタントである。社長と共に悩みながら対応策を考え、数多くの高収益会社を育てた。本書は、その“社長の教祖”ともいうべき氏が遺した数々の著作の中から、「社長がなすべきこと」を抜粋し、掲載したもの。その経験に裏打ちされた言葉は、いずれも端的にして味わい深い。

著 者:一倉 定 出版社:日本経営合理化協会出版局 発行日:1999年6月
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2006年11月号掲載

成功者の絶対法則 セレンディピティ “偶然のひらめき”は、失敗のあとにやってくる

偶然をとらえて幸運に変える力を「セレンディピティ」といい、多くの大発明家や偉大な起業家がこの力によって成功している。この“偶然の幸運”は、ただ待つだけでは得られない。日々、地道に努力し、成功の種を蒔く人だけが手中にできる。では、どんな要素がセレンディピティを引き寄せるのか。本書は、成功者の日々の行動や考えからそれを探っていく。

著 者:宮永博史 出版社:祥伝社 発行日:2006年9月
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2006年9月号掲載

上に立つ者の人間学

政治家秘書としての37年の経験や、安岡正篤氏に師事した経験をもとに、「部下を持つ立場」にある人の生き方、考え方の指針を示す。古今東西の古典の教えや、歴史上の人物の言葉などを引きながら、やさしい言葉で説いた、“リーダーのための人間学”である。なお、上に立つ者以外に、秘書、政治家、医師に求められる人間学も併録。

著 者:渡邉五郎三郎 出版社:致知出版社 発行日:2006年7月
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2006年8月号掲載

安岡正篤一日一言 心を養い、生を養う

『人物を修める』『東洋人物学』『先哲講座』『日本精神の研究』『運命を創る』『佐藤一斎「重職心得箇条」を読む』…。東洋学の大家であり、日本人の精神のあり方を説き続けてきた故・安岡正篤氏の遺した数々の名著は、今も多くの人々に読み継がれている。本書は、そうした著作の中から琴線に響く言葉を抽出し、「一日一言」としてまとめたもの。

著 者:安岡正泰(監修) 出版社:致知出版社 発行日:2006年6月
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2006年6月号掲載

ギフト ―― 君に贈る豊かさの知恵

「マネーゲームでは味わえない 豊かさのわかちあいという もう1つの選択肢」―― 。本書の冒頭にあるこの言葉が、内容を的確に表している。著者は言う。「感動」をキーワードに、企業と顧客が“HAPPY-HAPPY”の関係を築くことによって、「豊かに成功する」ことができる、と。そのための知恵、ヒントをあなたに贈る。

著 者:平野秀典 出版社:大和書房 発行日:2006年5月
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2006年6月号掲載

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

「情報が多いほど、良い意思決定ができる」。これは本当だろうか? 実際は、多くの情報を集めて分析しようとすると、それに時間を取られ、肝心の意思決定の際に「時間切れ」になることが多い。では、どうすべきか? “仮説思考”を身につけることである。この思考法こそが、BCG(ボストンコンサルティンググループ)流の「3倍速で仕事を進める秘訣」だ!

著 者:内田和成 出版社:東洋経済新報社 発行日:2006年3月
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2006年6月号掲載

パートナーシップ・マネジメント

“パートナーシップ”という新しい働き方が、私たち日本人に明るい未来をもたらす ── 。そう言い切る著者は、気鋭の経営コンサルタントで、自らも複数のパートナーシップに参画している。ではなぜ今、「パートナーシップの時代」が始まろうとしているのか。そして、そこで成功するための条件とは何か。本書に、その答えが凝縮されている。

著 者:橋口 寛 出版社:ゴマブックス 発行日:2006年5月
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2006年6月号掲載

3倍「仕事脳」がアップする ダブル手帳術

自分の脳に、「右脳手帳」「左脳手帳」という2つの「脳力手帳」を加え、3つの脳をフルに活用して、仕事力を3倍にする! ―― 。手帳は「脳をトレースしたもの」であり、強力な「脳のトレーニング機器」と考える著者が、仕事力を高める手帳術を解説する。この「ダブル手帳術」で、現実に自社の業績を伸ばしたという実績があるだけに、説得力十分である。

著 者:斉之平伸一 出版社:東洋経済新報社 発行日:2006年3月
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2006年5月号掲載

ビジネス・プロフェッショナル 「プロ」として生きるための10話

ここ数年、「プロフェッショナル」という言葉が注目されている。これは、低成長の時代を生きるには、自己を高める必要があると、多くの人が感じていることの現れだろう。本書は、このビジネスの世界におけるプロフェッショナルについて、プロになる方法、プロを使う方法の両面から総合的に解説したもの。1年に及ぶ調査をもとに著されただけに、説得力十分だ。

著 者:大久保幸夫 出版社:ビジネス社 発行日:2006年2月
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2006年5月号掲載

宇宙を味方にする方程式

「ミスを犯しながら学習していくのが人間なのだから、完全主義はやめよう」「体重を減らしたいのであれば、食べ物に向かって『私、食べれば食べるほどやせちゃうのよね』と言い聞かせながら食べるのです」「人生を否定的に評価している人は、『生きているのがそんなにつらいんだったら早く死んじゃいましょうね』と体が反応するのです」…。肩の凝らない人生論。

著 者:小林正観 出版社:致知出版社 発行日:2006年3月
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2006年4月号掲載

「マンネリ思考」を変えれば仕事はうまくいく! 「思考習慣病」から抜け出す7つの処方箋

ビジネスパーソンは毎日が意思決定の連続である。だが、もしあなたの思考習慣が時代遅れになっているとしたら ―― 。本書では、そうした古い思考習慣がもたらす様々な弊害を「思考習慣病」と命名。前例依存症、情報肥満症など、典型的な7つの症状を紹介するとともに、各症状から抜け出すための処方箋を、“ブレークスルー思考”の考え方に基づき解説する。

著 者:日比野省三、ひもとあやか 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2006年1月
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2006年4月号掲載

素直な心になるために

戦後、日本人は努力の末、物質的な豊かさを手に入れた。だが一方で、自己の利害のために他人を無視し、争うなど、必ずしも心豊かに暮らしているとはいえない。著者・松下氏は、その原因は「素直な心」の欠如にあると指摘。自他ともに幸せになる上で欠かせない、素直な心とはどのようなものか、そして、いかに養えばよいかについて、柔らかな語り口で説く。

著 者:松下幸之助 出版社:PHP研究所 発行日:1976年9月
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