2012年8月号掲載

あなたの思考をガイドする40の原則 クリティカル シンキング《入門篇》

人が物事を考える時、様々なバイアスがかかる。「クリティカルシンキング」とは、そうした影響を十分に自覚した上で、物事を客観的、論理的に考えようというもの。本書では、2人の心理学者が、我々が陥りがちな思考の落とし穴を明らかにしつつ、この思考法の原則を説く。1巻本の原著を2分冊にしたもので、原著の後半は《実践篇》として刊行されている。

著 者:E・B・ゼックミスタ、J・E・ジョンソン 出版社:北大路書房 発行日:1996年9月
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2012年6月号掲載

「すみません」の国

悪いと思っていないのに「すみません」とすぐ謝る。自分の意見を明確に言わない ―― 。ホンネが見えにくい日本的コミュニケーションは実にややこしい。本書は、自己の主張より相手との関係、調和を重視する日本の社会を「状況依存社会」と特徴づけ、それを軸に日本独自のコミュニケーションの深層構造を解剖。“曖昧さ”に潜む重大な意味を明らかにする。

著 者:榎本博明 出版社:日本経済新聞出版社(日経プレミアシリーズ) 発行日:2012年4月
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2012年5月号掲載

議論に絶対負けない法

議論必勝法を紹介した書。著者は、議論の達人として名高い、米国の辣腕弁護士。40年以上にわたる弁護士活動を通じ、刑事裁判では無敗、民事裁判でも陪審員の圧倒的な支持を得てきた。そんな自身の経験をもとに、相手を攻撃するのではなく、信頼関係を築きつつ、自分の主張をうまく通す方法を説く。議論がヘタといわれる日本人にとり、示唆に富む1冊である。

著 者:ゲーリー・スペンス 出版社:三笠書房 発行日:2012年3月
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2012年3月号掲載

日産 驚異の会議 改革の10年が生み落としたノウハウ

時間をかけて話し合う割には、物事が決まらない ―― 。こうした会議は少なくない。だが、日産自動車で行われている会議は違う。同社独自の会議手法により、素早い意思決定が行われている。この「日産の会議」の特徴を、実際の会議への立ち合いなどを基に詳しく紹介。意思決定者が会議に出席しない、議事録を作らないなど、驚くべき会議手法が明かされる。

著 者:漆原次郎 出版社:東洋経済新報社 発行日:2012年1月
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2012年3月号掲載

ギリシャ哲学の対話力

「言わぬが花」という言葉もあるように、日本ははっきり物を言わない社会である。一方、西洋の人々は自分の意見を積極的に言う。その根底にあるのが、古代ギリシャに端を発する対話の作法だ。一定のルールの下、相手を言い負かすのではなく、スポーツのように対話を楽しむ。そんな古代ギリシャの対話のワザを、哲学の祖、ソクラテスらを例にとりつつ披露する。

著 者:齋藤 孝 出版社:集英社 発行日:2011年12月
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2012年2月号掲載

ハーバード流交渉術 必ず「望む結果」を引き出せる!

「ハーバード流交渉術」の解説書として、30年以上にわたって世界的ベストセラーとなっている、『GETTING TO YES』の新版。穏便に進めればつけ込まれ、強気に出れば、相手も頑なになる…。一筋縄ではいかない交渉において、紳士的態度を保ちつつ、互いに正当な利益を確保するための手法が披露される。交渉力を磨く上で、ぜひ目を通しておきたい1冊。

著 者:ロジャー・フィッシャー、ウィリアム・ユーリー 出版社:三笠書房 発行日:2011年12月
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2012年1月号掲載

予測できた危機をなぜ防げなかったのか? 組織・リーダーが克服すべき3つの障壁

2人の著者によれば、多くの場合、危機は予測可能である。世界を震撼させた9・11テロ、あるいはエンロンの破綻にしてもそう。にもかかわらず、現実には、こうした「予見可能な危機」に対し、リーダーは効果的な対処ができない。なぜか? 本書では、その裏にある各種の要因を明らかにするとともに、危機を識別し、予防するのに役立つ枠組みを提供する。

著 者:マックス・H・ベイザーマン、マイケル・D・ワトキンス 出版社:東洋経済新報社 発行日:2011年12月
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2011年12月号掲載

プロフェッショナル・ネゴシエーターの頭の中 「決まる!」7つの交渉術

著者はM&A(企業の合併と買収)の仲介・アドバイザリーの業界で、日々、億単位のお金が動く交渉を行っている人物。そんなビジネス交渉のプロ ――「プロフェッショナル・ネゴシエーター」が自らの経験を踏まえ、交渉の極意を伝授する。交渉力を決める7つの要素、売り手・買い手の立場に応じた価格交渉術など、すぐに使えるビジネス交渉の技法が満載!

著 者:藤井一郎 出版社:東洋経済新報社 発行日:2011年10月
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2011年12月号掲載

「上から目線」の構造

最近、すっかり定着した感のある「上から目線」という言葉。上司の指導に対し「上から目線は嫌」と拒絶反応を示す部下、やたら威張って部下に煙たがられる上司など、その事例には事欠かない。なぜ、人の言葉を「上から」と感じるのか。なぜ、「上から」の態度になるのか。本書は、心理学の観点からそのメカニズムを分析、現代人の抱える心の問題を解き明かす。

著 者:榎本博明 出版社:日本経済新聞出版社 (日経プレミアシリーズ) 発行日:2011年10月
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2011年11月号掲載

MBQ マネジメント・バイ・クエスチョン 部下の“自頭力”を高める

先の見えない不況の中、プレイングマネジャーとして自身の成果目標を課せられ、部下を指導する時間の少ない上司が多い。本書は、こんな現状に即した、効率的なマネジメント手法、「マネジメント・バイ・クエスチョン」を紹介するものだ。「質問」することで、部下が自ら考えて動き、成果が生まれる ―― 問いが持つ力を活かした、短時間でできる管理手法を説く。

著 者:堀 公俊 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2011年9月
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2011年11月号掲載

「怒り」のマネジメント術 できる人ほどイライラしない

カチンときて暴言を吐き後悔する、苛々して仕事が手につかない…。人はつまらぬことで怒り、そして、大切なものを失ったりする。厄介な、怒りという感情。本書は、これをコントロールする術を説く。披露される、瞬間の怒りを抑える「対症療法」と、怒りっぽい体質を変える「体質改善」は、誰もが行えるものばかり。実践すれば、ムダな怒りをぐっと減らせる!

著 者:安藤俊介 出版社:朝日新聞出版(朝日新書) 発行日:2011年9月
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2011年10月号掲載

結束力の強化書 バラバラな職場を一つにまとめ、結果を出す!

成果主義に力を入れすぎ、人と人の結びつきから生まれる相乗効果が弱まった ―― 。今、こうした状況を嘆く組織は少なくない。この“まとまらない職場の悩み”に応えるのが本書だ。組織改革のコンサルタントが、1万人以上のリーダーを支援する中で見いだした、結束力の強化法を伝授する。厳選されたそのメソッドは効果的で、誰もが実践可能なものばかり!

著 者:荻阪哲雄 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2011年7月
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2011年10月号掲載

「困った人」の説得術

屁理屈ばかりで行動しない、あるいは、頭が固く今までのやり方に固執する…。どの組織にも生息する、こうした「困った人」を掌握し、使いこなすノウハウを紹介した書である。理不尽、不遜な振る舞いをする彼ら彼女らの心理や行動のメカニズムを分析して「評論家型」「職人型」「思考停止型」「現実逃避型」「近視眼型」の5つに分類、それぞれに適した対策を示す。

著 者:出口知史、伊東 明 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2011年8月
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2011年9月号掲載

日本一のクレーマー地帯で働く日本一の支配人 怒鳴られたら、やさしさを一つでも多く返すんです!

著者は、東京の歓楽街、新宿歌舞伎町のど真ん中にある大型ホテルの女性支配人。ヤクザ、薬物密売業者などが徘徊するホテルを、粘り強い努力により、安全で清潔なホテルに生まれ変わらせた人物で、「歌舞伎町のジャンヌ・ダルク」と呼ばれる。本書は、そんな彼女の奮闘ぶりを紹介するもの。様々なエピソードを織り交ぜつつ、クレーム対応の秘訣が綴られる。

著 者:三輪康子 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2011年7月
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2011年7月号掲載

伸び続ける会社の「ノリ」の法則

景気の低迷が続く中、日本企業の活力低下もまた甚だしい。何か新しいことを提案しても、「やってやろう!」という雰囲気にならない。無気力、無関心が蔓延し、人間関係は希薄。この企業を覆う閉塞感は、どうすれば打破できるのか。カギは「ノリ」を良くすること、すなわち社員のやる気に火をつけ、皆で盛り上がることだという著者が、その具体策を解説する。

著 者:遠藤 功 出版社:日本経済新聞出版社(日経プレミアシリーズ) 発行日:2011年5月
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2011年7月号掲載

折れない心をつくる シンプルな習慣

とかく心身に負荷がかかりがちな現代社会。そんな中、精神的にタフな「折れない心」を持つにはどうすればよいか、その方法を紹介した書である。ちょっと口癖を変える、ちょっと呼吸を変えるなど、簡単でありながら、しなやかな心をつくる上で効果的な実践法の数々が披露される。巻末には、自分の考え方の癖をチェックし、修正するのに役立つ、書き込み欄を付す。

著 者:渡部 卓 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2011年4月
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2011年6月号掲載

変化を生み出すモチベーション・マネジメント 6つのマジックで思考と行動が変わる

著者の小笹芳央氏は、「モチベーション」をテーマとするコンサルティング会社を経営する“企業変革コンサルタント”。本書では、氏が業務を通じて進化させてきた、「やる気」を呼び覚ます手法の数々を紹介する。「変わらなければならない」から「変わりたい」へ。自社の実践例を交えつつ、モチベーション高く変化に挑むための方法論がわかりやすく説かれる。

著 者:小笹芳央 出版社:PHP研究所(PHPビジネス新書) 発行日:2011年4月
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2011年5月号掲載

契約は最初の訪問で決めなさい 見込み客にYESと言わせる最強のクロージング・テクニック集

「私がセールスの仕事に就き、昼はあちこちのオフィスを、夜は個人宅やアパートを訪問して回っていた頃は、お客に契約を求めるのが怖かった」。こんな書き出しで始まる本書は、「クロージング」(契約の締結)の手法を披露したものである。顧客の反論への対処法、顧客の決断を促す方法等、実体験から生まれたそのメソッドは実用的なものばかり。使える1冊だ。

著 者:ブライアン・トレーシー 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2011年2月
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2011年4月号掲載

言葉でたたかう技術 日本的美質と雄弁力

1953年、米国に留学した著者は、その後、フランスへも留学した。多くの欧米人と接する中、様々な議論、口論を経験したが、過去50年、一度も負けたことがないという。そんな「けんか上手」な著者が、勝つための弁論術を伝授。テクニックだけでなく、日本人がなぜ議論ベタなのか、我々「島国の民」の美点と弱点を論じたその内容は、優れた日本人論にもなっている。

著 者:加藤恭子 出版社:文藝春秋 発行日:2010年12月
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2011年4月号掲載

なぜリーダーは「失敗」を認められないのか 現実に向き合うための8の教訓

企業も人も、自分に都合の悪いものは、しばしば「否認」する。つまり現実を認めない。例えば、自社の市場シェアが低下しても、「一時的な現象だ」とその事実を無視したりする。しかし、こうした態度は「最終的にはほぼ確実に破滅につながる」。こう述べる著者が、否認が原因で危機に陥った有名企業の事例を分析し、否認を避けるための“8つの教訓”を引き出す。

著 者:リチャード・S・テドロー 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2011年1月
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