2008年3月号掲載

人を動かす人の習慣

Original Title :BOOM!:seven chices for blowing the doors off business-as-usual

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著者紹介

概要

組織や社会に大きな影響を与える人たちは、どんな考え方をし、どのように行動しているのか。教育リーダーシップの博士号を持つ著者が、「人を動かす人」の根底にあるものを探った。無名の個人から歴史上の偉人まで、非凡な影響力を持つ人の様々なエピソードを例に、肩書的なリーダーではない、真のリーダーになるためには何が必要かを解説する。

要約

人を動かす影響力を持つ人

 50人ほどの人を集め、彼らが働く組織で「人を動かす影響力を持ち、目立って活躍している人」は誰か、また、そのような人たちが共通して持っているものは何か、と質問してみる。

 すると、1つの共通点が見つかるはずだ。

 それは、たった1人でも大きな影響を及ぼしたり、変革を起こすことができるという信念である。

 こうした人たちは、その瞬間瞬間で自分のやっていることに全身全霊で打ち込んでいる。

 彼らは、周囲の人々が課すよりはるかに高いハードルを自らに課している。だから彼らは、顧客や同僚の間でも「頼りになる人」という評判を得て、際立って目立つ存在となるのだ。

平凡な人々と非凡な人々の違いとは

 では、なぜ彼らはそうした存在になり得たのか?

 彼らは我々と何ら変わりない人たちだが、「自らの行動と人生に責任感を持つ」という選択をした時から、非凡な影響力を持ち、非凡なことを成し遂げることが可能になったのである。

 例えば、ユタ州にあるサンダンス・スキー・スクールのベテランのインストラクター、キム・フランコムがそうである。

 雪崩に巻き込まれ、右足の膝から下を失った彼は、これを1つの選択 —— 活き活きとして充実した人生を送るか、あるいは不運な被害者となって心の一部を死なせてしまうか、という選択として捉えた。そして彼は、前者を選んだ。

 1990年には38歳で身体障害者スキーの代表チームに入り、世界チャンピオンの座を勝ち取った。以来、彼は障害を持った何百人もの子供や大人たちが障害を乗り越える手助けをしている。

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