2008年5月号掲載

ウェルチ リーダーシップ・31の秘訣

Original Title :GET BETTER OR GET BEATEN!

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著者紹介

概要

「選択と集中」「ワークアウト」「フラット型組織」等々、企業経営における画期的なアイデアを次々に打ち出し、GEのCEOとして活躍したジャック・ウェルチ。知らぬ人のいない、この偉大な経営者の経営改革の手法、そしてリーダーシップの真髄を、彼の言葉を引用しつつわかりやすく解説した書である。リーダーシップのあり方を考える時、得るところの多い1冊だ。

要約

ウェルチのリーダーシップ

 過去、何度も「CEO・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたジャック・ウェルチ。米国のCEOなら誰でも、彼にあやかりたいと思う。

 1981年に250億ドルだったGEの売上高は、93年に606億ドルに達した。ウェルチの経営理念がいかに正しかったかは、その業績が証明している。

 彼の経営理念から学ぶべきことは数多い —— 。

手遅れになる前に、改革する

 ウェルチが唱える経営理念の中で最も重要なものが、「手遅れになる前に、改革せよ!」だ。

 1981年にCEOに就任したその日から、彼は一貫して改革の旗を掲げてきた。

 80年代初め、ビジネスの世界は大きく変わりつつあった。ハイテク産業が急成長し、世界的に競争が激化した。製品の質も急速に向上する。そうした動きがかつてないスピードで進行していた。

 他の企業のトップは、新しい時代が来ることをなかなか理解できなかった。そんな中、改革は不可避だと、いち早く気づいたのがウェルチだった。そして、GEを大きく変えるチャンスだと思った。

 そう考えたのは、もう1つの重要なビジネスの原則を知っていたからだ。その原則とは、「現実を直視し、ひるむな!」である。

ナンバー1かナンバー2を目指す

 ウェルチは、80年代はインフレが最大の敵になり、世界的に経済成長が鈍化すると予測した。

 そして、次のように考えた。

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