2015年8月号掲載

マインドフル・ワーク

Original Title :Mindful Work

自己啓発健康・メンタルヘルス・医療
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著者紹介

概要

今、全米で注目され、一流企業のビジネスリーダーが実践する「マインドフルネス」を紹介する。これは、瞑想し、頭の中に生じる様々な考えを動じずに観察することで、心を強くしようというもの。多忙な情報社会を生きる現代人の働き方と、ビジネスのあり方を根底から変える可能性を秘めた、この心のエクササイズの科学的根拠を明らかにし、職場での活用例を示す。

要約

広がる「マインドフルネス」

 今日、「マインドフルネス」は、あらゆるところで様々な形を取って実践されている。

 これを行えば、心は強くなる。そして、マインドフルネスを実現するための方法の1つが瞑想だ。

 フォードやグーグルなど多くの一流企業のエグゼクティヴたちが瞑想を習慣とし、この観想的なテクニックを職場に取り入れている。彼らは瞑想することでより集中力が高まった状態になり、その結果、より良い仕事を成し遂げている。

ゼネラルミルズのケース

 私は、企業でマインドフルネスが実践されている話を耳にして、取材を始めた。

 その1つが、ゼネラルミルズである。年商300億ドルの国際的な飲食品コングロマリットだ。

 私が訪れた日、受付の奥の巨大な会議場では、少々風変わりなミーティングが始まろうとしていた。時間になると、様々な部署のトップたちが入ってきた。彼らは靴を脱ぎ、円形に並べられた丸いクッションの上に座り込む。そして、目を閉じて数回深呼吸し、おもむろに瞑想を始めた。

 彼らの目的は、マインドフルネスを実践することだ。この一見シンプルな方法が、ストレスを軽減し、幸福感を強め、そればかりか生産性をも高め、人生の見方さえ変えてしまうのだ。

 マインドフルネスは、心や身体の中で、また私たちを取り囲む世界で今起こっていることについて、最も基礎的なレベルで気づきを深めることだ。これらの動きに気づくこと、現実をありのままに受け入れることだ。そして、マインドフルネスを養うのに最も優れた方法が、瞑想だ。

 指導するのは、当時、同社の副法務顧問だった女性、ジャニス・マートゥラノ。

 彼女はベルを鳴らし、言う。「呼吸する感覚に注意を向けてください」。一同は深く息を吐く。彼女は呼吸に集中するよう指示する。マインドフルネス瞑想の最初のステップだ。

 注意が途切れると、意識はいろいろな考えの間をさまよいだす。それは避けられないし、そんな時は再び呼吸に集中する。彼女は言う。「注意がいかに移ろいやすいか、心というものがいかに漂いやすいかに気づいてください」と。

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