スタンフォード式 人生を変える運動の科学

Original Title :THE JOY OF MOVEMENT

自己啓発スキル・能力開発健康・メンタルヘルス・医療
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著者紹介

概要

「体を動かすこと」は、健康によいだけではない。不安や孤独感を和らげ、喜びを与えてくれるなど、運動することで、人生が充実したものとなる! スタンフォード大学の健康心理学者が、太古の人々から受け継がれてきた「運動と幸福」のメカニズムを解明。運動がもたらす心理的・社会的な効果を説き、その重要性を訴える。

要約

運動は人間を幸福にする

 私は長年の間に、体を動かすことで気分まで明るくなった人をたくさん見てきた。

 希望を見いだし、新たな気持ちで世の中と向き合えるようになった人もいる。運動することで自身の強さを実感したり、自分を解き放てるようになったりした人の姿を、目の当たりにしてきた。

 そして、こうした人たちから、体を動かすことは様々な意味で役に立つことを学んだ。

運動で「人生の満足度」が高まる

 世界的に見ても、体をよく動かす人の方が、幸福感や人生に対する満足度が高い。また、定期的に運動している人は、目的意識が強く、日常生活において感謝や愛情や希望を実感することが多い。

 このような効果は、年齢や、社会経済的な地位や、文化の違いにかかわらず、共通して見られる。

脳は、運動する人に「報酬」をくれる

 では、運動は人の幸福にいかに貢献するのか。

 運動がもたらす心理的な効果は、「幸福ホルモン」と呼ばれるエンドルフィンによる高揚感だけではない。運動によって、他にも多くの脳内化学物質が活性化するため、活力が湧き、不安が和らぎ、人との絆が深まるなど、様々な効果が得られる。

 脳の炎症を抑える効果もあるため、長期的にはうつ病や不安症を防ぐことにもつながる。

 さらに、定期的な運動は、脳の構造に物理的な変化をもたらし、喜びや、人とのつながりを感じやすくなる。こうした神経系の変化は、うつ病や依存症の最先端治療で確認された効果に匹敵するほどだ。

 運動すると気分が爽快になるのは、そのための仕組みが筋肉組織に備わっているためでもある。体を動かすと、脳のストレス耐性を高めるホルモンが、筋肉から血中へ分泌されるのだ。

 こうした科学的根拠を見れば、人体のあらゆる生理機能は、体を動かすことに報酬を与える仕組みになっているとしか思えない。

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