ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則

Original Title :BUILT TO LAST

マネジメント企業戦略・戦略論
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著者紹介

概要

時の試練を乗り越えてきた、真に卓越した企業を、著者は「ビジョナリー・カンパニー」と命名する。そうした企業の中から3M、ウォルマート、ウォルト・ディズニーなど18社を選び、競合企業とどこに違いがあるのかを分析した。企業が永続する上で最も大切なもの。それは、カリスマ的な指導者や優れた製品アイデアなどではなく、「基本理念」であることが、徹底的な調査を基に解き明かされる。

要約

ビジョナリー・カンパニーの本質

 「ビジョナリー・カンパニー」とは何か?

 それは、ビジョンを持つ企業、未来志向(ビジョナリー)の企業、先見的(ビジョナリー)な企業であり、同業他社から広く尊敬を集める企業である。そのほとんどが業界の超一流企業であり、何十年もの間、その地位を保っている。

 では、これらの会社が他の会社に比べて、本質的に違う点は何か?

時を告げるのではなく、時計を作る

 太陽や星を見て、正確な日時を言える人がいたら、その驚くべき才能で尊敬を集めるだろう。

 しかし、その人が時を告げる代わりに、自分がこの世を去った後も、永遠に時を告げる時計を作ったとすれば、もっと尊敬を集めるのではないか。

 ビジョナリー・カンパニーの創業者は概して、「時を告げる」タイプではなく「時計を作る」タイプである。

 こうした時計を作るタイプの創業者にとって最も大切なのは、商品アイデアで大ヒットを飛ばしたりすることではない。「時を刻む時計を作る」こと、すなわち、組織を築くことである。

「素晴らしいアイデア」が出発点ではない

 先見性のある起業家が、素晴らしい製品のアイデアを武器に会社を設立する ―― 。

 これは、広く信じられている起業についての神話である。だが実際には、ビジョナリー・カンパニーのうち、素晴らしいアイデアや卓越した製品を出発点とする企業はほとんどない。

 例えば、メルクは化学品を輸入するだけの会社として始まった。P&Gはごく普通の石鹸とロウソクを製造する会社として、モトローラはラジオの整流器を修理する零細企業として始まっている。

究極の作品は会社

 また、早い時期に成功した企業も少ない。ビジョナリー・カンパニーは長距離レースで勝つカメであり、ウサギではないのだ。

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