2026.8.10

教養を武器にする ―― ビジネスに活かす○○学

教養を武器にする ―― ビジネスに活かす○○学
今年も夏季休暇(お盆休み)の時期がやってきました。日々の業務から少し距離を置けるこの時期は、新たな知識や視点を身につける絶好の機会です。
そこで今回は、「教養を武器にする」をテーマに、ビジネスに役立つ学問のエッセンスがわかりやすく学べる良書5冊を厳選しました。
ビジネスの現場で直面する課題を解決するにあたっては、経営学はもちろん、様々な学問の知見も役立ちます。例えば経済学は市場の仕組みを、地政学は世界情勢を読む視点を、数学は論理的思考を、文化人類学は「当たり前」を問い直す視点を与えてくれます。
ご自身の専門分野の枠を越えて学ぶことで、新たな発見があるはず。今年の夏は、仕事の視野を広げてくれる書籍と向き合ってみてはいかがでしょうか。

2023年7月号掲載

経営学とはなにか

組織を経営する上で、リーダーがとるべき行動とは? それを明らかにした、経営学の概論書である。「想定外への対処」や「決断」などを内容とする新たな経営学の体系を、日本企業研究の第一人者が示す。著者の集大成ともいえる1冊であり、組織のトップから下部組織の長まで、あらゆるリーダーを導いてくれるだろう。

著 者:伊丹敬之 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2023年5月
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2018年4月号掲載

世界一シンプルな経済学

書名の通り、著者が示す原則はただ1つ。「経済学とは、政策の短期的影響だけでなく長期的影響を考え、また、1つの集団だけでなくすべての集団への影響を考える学問である」。この原則に従い、公共事業や雇用などにまつわる経済学上の誤りを明快に論じていく。1946年に刊行され、英米圏で今なお読み継がれるロングセラー。

著 者:ヘンリー・ハズリット 出版社:日経BP社(日経BPクラシックス) 発行日:2010年6月
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2022年12月号掲載

最新 戦略の地政学 専制主義VS民主主義

「地政学」は、国家の戦略形成に、地理的な環境や歴史などが与える影響を探る学問だ。2022年、ロシアのウクライナ侵攻で、専制主義と民主主義の国々の対立が深まっている。激変する国際情勢。それを理解する上で、カギとなるのが地政学だ。安全保障の専門家が、地政学の視点から大国の地政戦略、“新冷戦”の時代を俯瞰する。

著 者:秋元千明 出版社:ウェッジ 発行日:2022年9月
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2021年6月号掲載

億万長者だけが知っている教養としての数学 世界一役に立つ数学的思考力の磨き方

ギャンブルから、投資、仕事術まで。16歳でケンブリッジ大学に合格した天才が、“数学”によって、富を増やし、人生を豊かにする方法を伝授する。数学が苦手な人でも大丈夫。私たちが、つい犯しがちな数学的な誤り、生活に役立つ数学的思考力の磨き方を、わかりやすく説く。ビジネスへのヒントが詰まった、ユニークな書だ。

著 者:ヒュー・バーカー 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2021年4月
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2026年4月号掲載

自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

「日本人の大多数は無宗教」「日本は単一民族国家」…。これらを「当たり前」と思う人は少なくないだろう。だが、本当にそうなのか? 本書は、世の中の暗黙の前提となっている考え方や価値基準を、文化人類学の視点から問い直し、考察する。自分が常識と思っていたことが、実はそうではなかったと気づかせてくれる1冊。

著 者:箕曲在弘 出版社:大和書房 発行日:2024年12月
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