新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント)』
月刊誌『TOPPOINT』の各号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。
パンデミック、異常気象、不安定な仕事…。今日、世界は様々な危機に直面している。それらの根源にあるのは、“カニバル(共喰い)資本主義”だ! 自然や社会、政治など、人間を支える土台を貪り喰い、その結果自身の存続まで危うくしている資本主義。世界に破局をもたらしかねないこの社会システムに、世界的政治学者が警鐘を鳴らす。
「クライメートテック」とは、再生可能エネルギーや電気自動車といった、気候変動に立ち向かうための技術的ソリューションのこと。今、世界が注目し、関連する分野には毎年数兆円規模のマネーが流れ込んでいるという。脱炭素の潮流が生んだこの新たな経済圏について、自らクライメートテック企業を興した著者が解説する。
国連の「持続可能な開発目標」(SDGs)にも掲げられ、近年、注目を集めている“ジェンダー平等”。だが、男女間の格差は依然として大きい。労働、教育、育児…。様々な場面で顔をのぞかせる「ジェンダー格差」に、どう対処するか? 労働参加や教育機会、育児負担など、各種問題への解決策を、エビデンスをもとに考察する。
日本企業は、新規事業に着工する力を強化すべき ―― 。ボストン コンサルティング グループの日本共同代表が、その力の高め方を説いた。新規事業に対する理解不足や共通認識の欠如など、着工を阻む原因は様々。これらを克服するための留意点を、新規事業の全体像と併せ提示する。自社の挑戦を加速させるヒントに満ちた1冊。
近年、世の中の不確実性が高まっている。科学技術の変化、政治的な変化…。これらがもたらす競争環境の激変 ――“戦略転換点”において、リーダーにとって重要なもの。それは「仮説指向(ディスカバリー・ドリブン)計画法」だ。綿密な計画ではなく、機敏な仮説検証を通じた学びが、予測がつかない時代の勝利のカギだと、世界的な経営思想家は言う。
目まぐるしく移り変わる現代社会。今日、リーダーに欠かせないのが、「チェンジメーカー」としての資質である。起きつつある変化に主体的に関わり、望む方向へ導く。それが、不確実な時代における生存戦略だ。本書は、その考え方と方法をわかりやすく説く。伝授するのは、世界屈指の大学で“難局突破人材”を育てる、人気教授。
今世紀末に、人口規模で世界最大の宗教になるといわれるイスラム教。その背景に何があるのか、他宗教との関係や、世界の宗教人口の推移を見ながら探っていく。今後ムスリム(イスラム教徒)の増加が見込まれる日本にとって、様々な宗教が混在する欧州におけるムスリムとの関わりなど、教訓となる話題も盛り込まれている。
首都直下地震、南海トラフ巨大地震、富士山噴火。これらの大災害は、ほぼ同時に起こるおそれがある! 東京都知事の特別秘書として都の防災施策を見てきた著者が「大連動」の可能性に言及。単体の災害を想定するだけでは不十分と警鐘を鳴らす。関東大震災から100年、最悪の事態を想定し、自分なりに備える一助となる1冊だ。
かつてマキャベリは言った。「愛されるよりも恐れられる方がはるかに安全だ」。だが、これは現代の職場には当てはまらない。無礼な態度を取れば、多くの人が仕事の質を意図的に落とす。本書では、仕事で成果を出すための礼儀のあり方を、事例を交えて解説。併せて、職場をより礼節ある場へと変える方法についても紹介する。
大量の情報が飛び交う現代において、必要な「頭の使い方」を紹介する。著者は、まず頭の中に「考えるための土台」をつくり、考える「クセ」をつけることが大事だと言う。そのためには情報の本質をつかみ、共通点、相違点を探す。こうしたクセさえつけば、情報に流されることなく、自分ならではの豊かな発想を生み出せる!
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